二つの大国にはさまれた小国フロリアに、弱冠十八歳の少年王が即位した。
少年王の名前はエリオット。
少年王エリオットの治世は、のちにフロリア王国の黄金時代と呼ばれることになる。彼の即位は、その黎明期の幕開けだった。
優秀な四人の兄を持ち、
王位など継承する予定のなかったはずの末っ子王子は、いかにして戴冠するに至ったのか。心優しく、ちょっと天然なところのあるエリオット少年を見守る、訳ありな冒険者から見た、歴史の裏側の物語。
全三十二話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-13 18:00:00
192400文字
会話率:42%
ガイアス・アウグスティヌスは、歴代最悪の魔王と呼ばれていた。
しかしその本当の性格は、虫も殺せないほどに繊細で心優しい泣き虫というもの。されども周囲に勘違いされ続け、先代魔王であった父の葬儀と同時に魔王として戴冠したのだった。
魔族
たちは、誰もが彼の治世に期待した。
人間たちは、誰もが彼の支配に恐怖した。
だがガイアスには当然ながら、侵略の意思などはない。
何なら、みんな仲良く手を取り合って、とか考えている始末だった。
これはそんな魔王と、周囲の人々の勘違いやすれ違いの日々を描いたファンタジーである。
※なお、これらは作者の都合で変化する可能性があるものとする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-09 21:03:42
6293文字
会話率:33%
主人公である北上優は、家に引きこもって小説を書く毎日を送っていた。そんなある日、目の前に謎の空間の歪みが発生し、どこかも分からない場所で目覚める。
見知らぬ土地で出会ったエリとリュウが使った魔法を見て、北上はここが異世界であることを確信
する。
北上はこの世界でどう生きるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-05 19:54:01
104707文字
会話率:56%
「世界より、たったひとりの女の子を守ろうとする俺を、どうか許して」
三柱の神々により創られた世界、グレースドロップ。ふたつの大陸といくつかの島々は、ただひとつの国によって統治されている。その国の名は、ウェール皇国。人々は長らく、皇国によ
る支配のもと平和と発展を享受していた。
だが、現皇王エドガー2世の治世は乱れはじめていた。
田舎町に住んでいる青年剣士シオンは、ある日一人の少女と出会う。銀髪と赤い瞳の彼女は皇国に追われていた。
少女との出会いにより、シオンは世界の命運を賭けた波乱に巻き込まれる。世界の成り立ち、皇国、反乱、そしてシオン自身の過去……。
「剣と魔法」の王道ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 22:18:52
14461文字
会話率:32%
徳川十一代将軍・家斉の治世。鳴沢家のひとり娘・鈴姫は、家のために結婚する前に、生き別れた妹の幸せを確かめに市井へ出て行った。
昔の時代劇風のお話です。
最終更新:2023-06-24 00:00:00
13224文字
会話率:44%
かつて『神教』という宗教でNo.2の位置にあったリグルド。
彼は生涯をかけてこの『神教』を守るべく様々な手を打った。
彼が死んでから100年。
神教も、それを擁護している帝国も限界を迎え崩壊寸前となっていた。
そんな中
『最後の皇帝』と
既に囁かれているまた三歳の幼帝。
彼に「リグルド」の記憶が蘇った。
『龍姫と聖女』シリーズの本編最終章となります。
ミッドナイトノベルに連載した作品の全年齢版となります。
※タイトルに「転生」とありますが、同一世界の転生のため、異世界転生ものではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-16 23:00:00
172597文字
会話率:33%
パルキナは、戦乱渦巻く人間界をたった一代で統一し、戦神と称えられた王だった。それから数年、パルキナの治世の元、平和だった人間界に謎の病が流行する。特効薬を作るには魔界にしか咲かない花が必要だった。しかし、魔界は史上最強の魔王の領土だった。そ
れでもパルキナは人間界を救うために花を採取する。そして、魔王は激怒し、ついに二人の王が、二つの世界が激突する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-08 18:00:00
61462文字
会話率:41%
前作『砂漠の賢者カエムワセト』に続き、第二幕を始めました。
時系列順としては、『草色神官の秘話』の次になります。
魔物戦と戦友の葬儀を終え、平穏な日常に戻ったカエムワセト。ジェトとカカルはライラが結成した親衛隊の隊員となり、ライラにしごか
れる日々を送っている。
そんな中、実兄である第二王子ラメセスがテーベからぺル・ラムセスに帰還した。ラメセスはエジプト軍の大元帥(将軍)である。
家族間の冠婚葬祭もしくは軍事情くらいでしかテーベを離れられないラメセスが帰って来たとあって、ぺル・ラムセスの王宮では歓迎会代わりに王子同士の戦車模擬戦が催され、そこにカエムワセトと第六王子のネベンカルが抜擢される。
怪我を負いながらも、何とか無事に模擬戦を終えたカエムワセト。しかし、そんな弟に、ラメセスは、有事の為にもっとしっかりしろ、と諭す。
カデシュの戦いから10年。新たな戦争の幕が開けである。
戦いの場所はダプール。
ラムセス二世は出兵を決意。カエムワセトは新たな仲間と共に別動体を編成し、ゲリラ作戦を実行に移す。
本作は、ラムセス二世治世10年目に起こったと言われているダプールの包囲戦を元に作成する予定です。
本作では史実と比べて若干、ダプールの戦争勃発時期が遅くなっていますが、その辺ご容赦いただけましたら幸いです。
また、前作の『砂漠の賢者カエムワセト』同様、出来る限り資料を参考に作成していく予定ですが、集めきれない情報も少なからずあり、加えて私の創作も絡んでくるため古代エジプトに詳しい方には不快な想いをさせてしまうかもしれません。その時は御教授いただけましたら、修正も検討し、勉強と励みにさせて頂きます。よろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-01 19:47:39
263016文字
会話率:31%
時はシュタインベルク王国第12代国王フリードリヒの治世-この国王に似たイケメン王子が2人いた。兄王子マクシミリアンは17歳、女たらしで怠け者、何をやっても凡庸。弟王子ヴィルヘルムは14歳、まじめで文武両道で優秀。仲が悪い2人の王子には本人た
ちが望まざらずとも派閥ができて立太子争いが熾烈化。王位継承闘争は王妃やマクシミリアンの美しい婚約者ユリアまで巻き込み、マクシミリアンは破滅に向かっていく。
暗い展開、メリバが苦手な方はブラウザバックをお願いします。メリバというほどではないと自分では思うのですが、主要登場人物全員がハッピーになる明白なハッピーエンドではありません。
物語に登場する人物や地名などは架空のものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-19 02:11:27
52450文字
会話率:55%
高校二年生の遠島健次郎は異世界から帰ってきた勇者である。
魔王の手が忍び寄るミーティア大陸を人間の治世に取り戻した救世の勇者。
しかしそんな勇者・遠島も役目を終えて現代に帰還すれば、少し特殊な力を持ったただの高校生に過ぎない。
帰ってき
た遠島の転移魔法をたまたま目にしたクラスメイトの椎名肖子は彼に告げる。
「貴方の勇者の力を現代で活用しないなんて、そんなの勿体なさすぎるわ」
「でも何に使おうってのさ?」
「そんなのお金稼ぎに決まってるじゃない。まずは手始めに、身体能力を活かした強盗なんてどうかしら?」
「犯罪上等!?」
そうして、遠島と椎名のちょっと不思議な金策談義が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-30 18:08:41
5029文字
会話率:49%
約二千年前の中国。
前漢王朝が滅ぼされ、簒奪した新王朝も短い治世を終えようとしている頃、地方名家の娘である郭聖通は、一人の武将と結婚することになった。
武将の名は劉秀。
後漢王朝初代皇帝・光武帝となる男であり、彼の妻である聖通は皇后となる
。
だが彼女は将来、ある理由から皇后を廃されることになり……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-09 12:00:00
10969文字
会話率:19%
賢王の治世は終わりを迎えていた。それでも忠臣たる彼は王をいさめるが、王は逆に彼に勝負を挑み…。
最終更新:2022-12-30 16:03:25
832文字
会話率:50%
八代将軍徳川吉宗の治世において、女奉行所が設置される事になった。
享保の改革の一環として吉宗が大奥の人員を削減しようとした際、それに協力する代わりとして大奥を去る美女を中心として結成されたのだ。
どうせ何も出来ないだろうとたかをく
くられていたのだが、逆に大した議論がされずに奉行が設置されることになった結果、女性の保護の任務に関しては他の奉行を圧倒する凄まじい権限が与えられる事になった。
そして奉行を務める美女、伊吹千寿の下には、〝熊殺しの女傑〟江沢せん、〝今板額〟城之内美湖、〝うらなり軍学者〟赤尾陣内等の一癖も二癖もある配下が集う。
権限こそあれど予算も人も乏しい彼女らであったが、江戸の町で女たちの生活を守るため、南北町奉行と時には反目、時には協力しながら事件に挑んでいくのであった。
アルファポリスの第8回歴史・時代小説大賞で「江戸を揺るがす捕物譚賞」を受賞した作品の転載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-30 09:05:35
139283文字
会話率:33%
貞享と改元される1684年。五代将軍綱吉公の御代。公方様お膝下の江戸の町。
拾われ子のアキは、申楽喜多流三世・七太夫宗能の許(もと)で、流祖の孫である梅中ら内弟子達と暮らしていた。
甲府上屋敷の能会で、急遽代役を務めた事から、その運命が大き
く動き出す。
後の六代将軍家宣公と、その治世を支えた側用人・間部詮房の物語。
出逢い編です。
※当時の社会通念から衆道的描写が含まれます。苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-15 14:14:17
86670文字
会話率:40%
アクリメント王国は、10年前に突如出現した魔王によって危機に陥っていた。その危機を救ったのは異世界から召喚した聖女トワ。彼女によって魔王の討伐は成功するが、アーデルベルトの治世はまだまだ不安定だった。
そして気苦労王アーデルベルトは考え
た。
そうだ!この国の人間と聖女が婚約すれば万事解決だ!―――と。
それこそが自分の治世を平穏なものにする一助となると信じて。
彼女へ婚約者を!その一念で王の奮闘が始まる『王太子ルート』『公爵令息ルート』『魔導士ルート』『騎士団長令息ルート』『ハレムルート』いずれかのルートで王はバッドエンドを回避することができるのか!?
※約10,000文字/全4話で完結します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-25 10:00:00
10002文字
会話率:34%
ブラック企業に勤めて身も心もボロボロの青年・生田純。
ある日社長交代の宣言があり、何の期待もせず徹夜明けの眠気に耐えていると、そこに現れたのは、何と三国志の英雄・曹操だった!
『治世の能臣 乱世の奸雄』と呼ばれた曹操が社長となったブラック企
業の、そして生田純の運命や如何に!?
家紋武範様主催『三国志企画』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-20 20:42:37
6671文字
会話率:46%
むかしむかし冥(メイ)という国には5匹の瑞獣と呼ばれる存在がおりました。
為政者の元に姿を現し、神の声を聞くことが出来る巫女と共に国を繁栄に導くのでありました。
しかし、その存在は時に国に牙を剝く。
治世を収める皇帝が愚帝であった場合、災
いをもたらすことがあるのだ。
時は過ぎ、瑞獣が姿を見せなくなってから400年の月日が流れた。
今の冥国は止まない嵐に見舞われていた。
この国を収める皇帝を父に持つ王女 美杏(メイアン)は神への祈りの最中に神の声を聞くことになる。
自分が神の巫女であるならばやらなければならぬことがあると次期国王である兄に頼み、将軍である白次(ハクジ)と言う男を護衛に連れて瑞獣を探す旅に出ることを決意したのだった。
恋愛が主題なわけではないのでジャンルを純文学にしました。
一応中華系ファンタシーを目指す予定です。
細かい設定などは目を瞑っていただけると幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-03 10:00:00
91398文字
会話率:39%
織田信長が75才まで天寿を全うしその治世の内に南蛮人に浸食された日本。その後の歴史は悲惨そのもの。その未来から歴史を変えるべく、ひょんなことからタイムリープして来た主人公。
歴史改竄を意図した秘密組織の者から「正規雇用実現+退職金付き社会
の実現」という甘言に乗って歴史を遡行したはいいものの、時は戦国。
甘っちょろく生ぬるい生活を送ってきた芯の無い性格である人格が、強靭な肉体を持つ若い頃の前田慶次に意識を移植されてしまう。
おりしも慶次は上州大胡の剣聖上泉信綱の道場破りを決行、見事完敗する。その負けた直後に意識が主人公のものへと上書きされた。それを良いことに大胡政賢の家臣となり働き出す。1546年、前田慶次15歳。河越の夜戦直前の時代であった。
まずは上杉憲政と北条氏康とどう向き合うか?大胡家の方針を変えていくことで織田の勢いを止めることはできるのか?
ここに外見は剛毅そのものだが、生ぬるい性格の武将が誕生する。
見栄を張ったり土下座したり、せこく鮮やかに豹変する武将の生きざまを見よ!
カクヨム様にて同時連載をしております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-16 21:00:00
65305文字
会話率:30%
※途中、工事中の部分あり、ご容赦下さいませ。
光の神ルルアを崇めるヴェルサリア王国の王家とそれを支える七公爵家。中でも高潔な人柄を称えられるルーン公爵とその一家は、神に愛された印である美しい黄金色の髪と瞳を持ち、穏やかな日々を送っていた。
だが、長年の安定と平和が保たれた王国繁栄の裏で、密やかにいくつもの陰謀が交錯し始める。
国を揺るがす陰謀の渦に絡めとられたルーン公爵一家の運命は?
若き国王の治世の下、大貴族の策略や邪教徒の暗躍、そしてそれに翻弄される者たち。愛と裏切り、そして復讐。聖都に隠された秘密。様々な謎を孕んだ大河ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-03 22:36:18
468814文字
会話率:53%
剣一つで国を興した剣聖一家スクアロス家。
三男ロード・スクアロスは幼少期から「殺してもいい打ち込まれ役」として、
剣聖と弟子達の剣を受け続け、守る剣に関しては世界最強の腕を持っていた。
だが、金属アレルギーで剣を握れず、甘い性格のロードは
出来損ない扱い。
連れてこられた罪人を殺すことが出来ず。家から追放される。
失意の中、出会ったのはスクアロス家を倒して名を上げようとする女剣豪、レイナ・バーンズ。
ロードの首を手土産にスクアロス家に乗り込む、と息巻く彼女に木剣で圧勝。
「私の師匠になる権利をやろうっ」
と一番弟子に押しかけられ、レイナと共に用心棒の依頼や悪代官を成敗しつつ、
自信と実力を高めていく。
一方のスクアロス家はロードを失ったことで、稽古中に怪我人が続出。
長男の片目が潰れ、王家との婚約が破棄される事態となり、
スクアロス家の栄光に陰りが見え始める。
「眼が潰れる原因を作ったのはロード」と逆恨みされ、
追手が差し向けられたロード達。
次男を返り討ちにし、エルフの国に逃げ込むもスクアロス家の大軍が迫る。
ロードは世界樹の木で作られた、最強の木剣「ミストルティン」で立ち向かい勇戦力闘。
長男を討ち取り一度は大軍を退けるも、後がない状態。
そんな時、レイナは自らの身分を明かし、自分が王国家を出奔した姫であると話す。
戦いを止める条件として、「レイナの身柄をスクアロス家に引き渡し、父と結婚させる。」
という話が持ち上がり、レイナは話を受け入れる。
「レイナを守れない剣に何の意味が有る」とミストルティンを折り、
泣き叫ぶロードだが、彼の元に集った仲間たちと共に戦う決意をする。
その時、ミストルティンは再生し、更に強靭な木剣となっていた。
嫁入り道中で、ロードはレイナを奪還。
仲間たちと小さな砦に立て籠り、最後の決戦に挑む。
スクアロス家の軍勢が波の如く押し寄せるが、
迷いを断ち切り、愛の為に戦うロードは鬼神の如く屍の山を築き、軍勢を寄せ付けない。
父の憎しみが頂点に達する中、王国軍とエルフ軍が救援に駆けつけ戦況は逆転
ロードは父を倒し、因縁を決着させる。
全てにケリをつけたロードはレイナと結婚。
王家を継いだロードの治世は、スクアロス家を遥かに超える繁栄を見せ。
剣を持たずとも生きられる時代を築き、「最強にして、最後の剣聖」として歴史に名を残すのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-03 12:03:01
37130文字
会話率:32%