貞享と改元される1684年。五代将軍綱吉公の御代。公方様お膝下の江戸の町。
拾われ子のアキは、申楽喜多流三世・七太夫宗能の許(もと)で、流祖の孫である梅中ら内弟子達と暮らしていた。
甲府上屋敷の能会で、急遽代役を務めた事から、その運命が大き
く動き出す。
後の六代将軍家宣公と、その治世を支えた側用人・間部詮房の物語。
出逢い編です。
※当時の社会通念から衆道的描写が含まれます。苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-15 14:14:17
86670文字
会話率:40%