20歳、無職のまま迎えた月が残酷なほど綺麗だった。
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最終更新:2024-07-03 23:56:34
642文字
会話率:0%
「私ってさ、雨が好きなんだよね。」
最終更新:2022-04-28 09:37:54
826文字
会話率:53%
自分でも狂っているのは分かっている。己の快楽のために手段を選ぶことなく、人を裏切る自分にも嫌気がする。でも、仕方ない。仕方ないだろ?
俺の、脳はさ、すでにやられちまってんだよ。めちゃめちゃにさ。ぐちゃぐちゃにさ。もう取り返しのつかないところ
まで来てんだよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-27 12:12:57
1145文字
会話率:24%
天下普請の触書が交付され普請がはじまった。運送のため大八車が増えた江戸市中は大八車の事故が増えた。そんな深夜、廻船問屋・亀甲屋に奉公している孝行息子のの大八車の車引き・六助が掘りに浮んだ。六助の後頭部の首に、蜂に刺されたような傷があり、検
視した徳三郎と町医者・竹原松月は、鍼灸の鍼のような物で刺殺されたと判断し、唐十郎たち特使探索方と町方は前日の六助の足取りを探った。
その夜。米問屋・山形屋吉右衛門が六助と同じ手口で殺害されて掘りに浮いた。
さらにつぎの夜。鍼師・室橋幻庵も同じ手口で殺害されて掘りに浮いた。
唐十郎たちの探索から、六助が山形屋吉右衛門に依頼されて、鍼師・室橋幻庵宅へ、御禁制の阿片を仕込んだ菓子折りを配達していたらしいことがわかった。
菓子折りの匂いに気づいた六助に、山形屋吉右衛門が菓子折りの菓子に薬がしこんであると話したため、阿片を抜け荷していた廻船問屋・亀甲屋を営む香具師の藤五郎が二人を口封じしていたが、唐十郎たち特使探索方はこのことを知らずにいた。
その夜。六助を雇っていた亀甲屋の藤五郎が鎌鼬なる者によって斬殺された。
特使探索方と町方の家宅改めで、藤五郎の部屋から錆びた二本軸の銀の平打簪と玉簪が見つかった。室橋幻庵が妻に買いもとめた簪だった。これらの簪の軸は鍼のように使える。
特使探索方の聞き込みから、六助や米問屋・山形屋吉右衛門が殺害された深夜、二人が藤五郎とともにいたことがわかり、六助と山形屋吉右衛門を殺害した下手人は藤五郎と判明した。藤五郎の阿片の抜け荷の解明と鎌鼬なる者の捕縛は未解決であった。
鍼師・室橋幻庵宅の家宅改めで、幻庵の子息・和磨の部屋から血の着いた布に包まれた二本軸の金の簪が見つかり和磨が幻庵殺害を自白した。山形屋吉右衛門が御禁制の薬を六助に漏らしたと知った幻庵が、六助と山形屋吉右衛門を殺害したと思い、和磨は父を許せなくなって殺害していた。和磨は菓子折りが御禁制の薬と薄々気づいていた。
徳三郎は与力の藤堂八郎を通じて和磨に、父を思うが余りの殺害であったことを奉行所の吟味と評定で述べるように伝え、温情をかけてもらうように助言する。
後日。奉行所の温情により、和磨は島送り、家族は江戸所払いになった。また、廻船問屋・亀甲屋は阿片の抜け荷を摘発され、駿河の芥子栽培人ともども捕縛された。
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最終更新:2024-06-18 08:00:00
47872文字
会話率:43%
鍼医幻庵に阿片入りらしい菓子を届けた六助と、菓子を手配した山形屋吉右衛門が殺された。子息和磨は、菓子の秘密を知った者達を父が殺したと思い、町方に知らせろとの許嫁の忠告を聞かず、父に悪事をさせぬため殺害するが、二人を殺したのは亀甲屋藤五郎だ
った。町与力は和磨に「幻庵は阿片密売を曝く御上の密偵だ。幻庵は病死として届ける。父の意志を継げ」と言った。和磨は許嫁と家族のため父の意志を継ぐ決心をする。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-06-11 08:00:00
22578文字
会話率:34%
江戸に阿片が出回っている。麻薬撲滅ために立ち上がった又之介と仲間達。だが、事態は簡単には収まらない。
最終更新:2024-01-03 16:25:40
26747文字
会話率:50%
時はシュタインベルク王国第12代国王フリードリヒの治世-この国王に似たイケメン王子が2人いた。兄王子マクシミリアンは17歳、女たらしで怠け者、何をやっても凡庸。弟王子ヴィルヘルムは14歳、まじめで文武両道で優秀。仲が悪い2人の王子には本人た
ちが望まざらずとも派閥ができて立太子争いが熾烈化。王位継承闘争は王妃やマクシミリアンの美しい婚約者ユリアまで巻き込み、マクシミリアンは破滅に向かっていく。
暗い展開、メリバが苦手な方はブラウザバックをお願いします。メリバというほどではないと自分では思うのですが、主要登場人物全員がハッピーになる明白なハッピーエンドではありません。
物語に登場する人物や地名などは架空のものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-19 02:11:27
50593文字
会話率:60%
貧乏商人エリオットは高利貸しアンナへの借金返済が迫っていた。
エリオットは返済の為、アンナと共に訪れた家で死体を発見する。
死んでいたのはエリオットに仕事を依頼した男。もちろん男の死により報酬は未払いに。
仕事の報酬がなくなり返済が出来なく
なったエリオットだったが、
アンナは死体の傍らにある阿片に金の匂いを嗅ぎ付け、
帝国自由都市マリアノフの阿片利権を的にかける。
「血か」
アンナの呟きが聞こえた。
足元に広がるぬめりは血溜まりだった。
「どういう状況だ」とアンナは続ける。
「困ったことになった」とエリオットはいった。
「お前じゃない、エリオット。お前の友達だよ」
「同じだ。困っていたみたいだ」
「過去形だな」
「もう過去の人だからな」
男が死んでいた。
元諜報員のアンナと元死刑執行人のエリオット。
共に知られたくない過去を持つ二人が都市に潜む金、阿片、宗教派閥の闇へと巻き込ま折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-07 02:11:03
211164文字
会話率:57%
美少年の高野辺陶真は、日本の東半分を占拠した触手の怪物「マゴラカ」と静岡県で戦っていた。十三~十五歳の少女と美少年はマゴラカに殺されないので反撃部隊の中心戦力だ。高野辺の隊には、愛する滋賀県を守りたい社長令嬢・筒美ヤノや、触手について陰謀
論を展開するガヤマ舞衣子などがいて、みな疲弊していた。
その後、阿片原将軍が「M作戦」を発表。作戦の要となる高野辺たちは天才指揮官・入星吉伸が率いることになった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-07 12:02:23
86608文字
会話率:36%
あらすじを書くほどの内容ではありません。
最終更新:2020-10-21 19:19:04
1694文字
会話率:88%
高校生の龍平は街で、美雨という女性にぶつかった。その時彼女が垣間見せた微笑が忘れられず、龍平は、後日、彼女の後をつけ、宝町垣外に迷い込む。宝町垣外は独自の歴史を持つ遊郭街で、美雨はその町のトップ娼婦だった。彼は宝町の住人と触れ合い、彼女の
生い立ちを知るにつれ、彼女たちの生き方に共感すると共に、それまで得られなかった安らぎと喜びを感じるようになる。
そんなある日、龍平は美雨のマンションの近くで殺される。美雨が疑われ、彼女の働く店の女将、咲乃が真犯人を暴こうと奮闘する。
醜い環境を美しく生き抜こうとする女性達の生きざまを描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-23 20:00:00
4998文字
会話率:38%
大阪の貧乏家族が、笑いとバイタリティーで、苦労を愉楽に昇華して生きてゆくヒューマンドラマ(シナリオ)のイントロ部分。
若しご要望があれば連載します。
是非、映画化して下さい。
最終更新:2016-12-22 19:00:00
1789文字
会話率:68%
私小説。短編。メキシコで過ごしたサイケな一夜を書きました。
最終更新:2016-12-15 18:48:04
722文字
会話率:0%
俺は世界を救わない。俺は俺の国がほしいだけだ。
異世界イスカルデに召喚された現代人和泉一騎(わいずみかづき)。
そこで待っていたのはクーデターによって内戦状態の国勢、召喚の失敗により誤って一騎が召喚されたという事実、そして一騎は何も持
たない『持たざる者』であるということ。
奴隷の身に落とされ、何もかもに絶望したが、一騎は昔からのある夢を叶えるためにイスカルデで生きていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-10 22:50:35
667文字
会話率:19%
しがない一介のサラリーマンである私は、家族と平凡だが幸せな日々を過ごしていた。そんなある日、私たちは映画を観にいくことになるのだが。
最終更新:2016-02-03 16:46:10
11627文字
会話率:52%
酒びたりの人生をおくる主人公「カーティス」の生涯を、第三者の眼をとらえて書いてみました。出てくる人物を三人と極力まで落として読みやすい短編小説に仕上げてみました。これを読んで自分と重なるところがあれば要注意です(笑)
文法が日本文学的じ
ゃないのも特徴です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-01 18:21:13
2066文字
会話率:48%
瀕死の吸血鬼と、一人の少女。諦念と緩やかな時の流れ
最終更新:2008-01-04 15:29:52
714文字
会話率:17%