〝千年王国〟。それは、神から与えられた〝約束された繁栄〟。
大昔の人間は、怠惰で、傲慢で、強欲で、醜かったという。
そんな人間に神は怒り、罰を下した。
天変地異が全てを破壊し、大洪水が全てを洗い流した。
まっさらになった世界で、人間は己の
罪深さを思い知った。
深く恥じ入り、悔い改めることで、神に許しを乞うたのだ。
神への絶対的な遵従《じゅんじゅう》。
これと引き換えに人間は〝千年王国〟を与えられた。
千年王国に在る限り、人間は理不尽な死、病、飢え、争い……あらゆる醜いものから解放されるのだ。
全てが満たされた至高の世界を、人々は口を揃えて褒め称える。
その裏でひっそりと、姿を消した三人の叛逆者がいた。
ひとりは少女。
神と人間への反逆者として、永遠の孤独に苛まれる。
ひとりは少年。
神に単身立ち向かうも、その結末は語られない。
残るひとりは誰も知らない。
名前も、素性も、存在すらも明かされぬまま……
神が創り給うた完璧な世界。
その世界に於いて、神への叛逆は最大の禁忌。
禁忌を封じ込めた世界は、永らく完璧であり続けた。
だが、永遠に続く完璧などは存在するはずもなく。
世界に小さな穴が穿たれた時、ひとりの叛逆者が再び目を覚ます――
※この作品はカクヨム、ノベルアッププラスにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-14 19:00:00
91624文字
会話率:33%
小野口英男、昭和十五年生まれの平成三十一年の現在、七十九歳の絵描きである。現在、神奈川県の県営住宅に、一人で住んでいる。現在の生活の手段は年金である。従来から、絵で生活したことは一日たりとも無い。従って画家ではないが、自分は絵描きだと、彼は
思っている。
1972年から75年の三年間に3回個展を開いています。個展は画廊に支払う金、運送代等結構掛かりますが、その割に観に来る人は少ないです。そこで今回は個展では無くホームページに載せる事にしました。絵を直接見て戴くのに比べ、ホームページは邪道と思っている人もいますが、彼はあえてホームページに乗せる事にしました。ホームページのURLはWWW.ROUJOGALLERY.NET(実際は小文字)彼は四十枚の絵を、カラー写真に撮り、彼のホームページに載せている。彼の絵は全て油絵である。絵は可成り大きくて、縦162センチ横112センチの100P号である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-20 11:47:39
21947文字
会話率:50%
これは玉石家の長女、紗奈の物語である
愛、嫉妬、苦しみ、悲しみ、怒り、孤独…幸せ
紗奈の感情が大きく揺さぶられる…。
最終更新:2019-02-16 20:34:43
2637文字
会話率:10%
『笹葉の山には鬼がいるよ
銀色の髪に 赤い目だとよ
月夜の晩に人食らうとよ』
無邪気に聞こえる、わらべ歌。
戦乱の世のあるよき日、
平和な笹葉の村で
不吉なわらべ歌は現実になってしまう。
そして、村はずれで
白痴の美女と暮ら
す、孤独な運命の子、銀。
彼に誰にもいえぬ秘密を隠し、
ひっそりと平和に暮らしていた。
だが、しかし。 ある日突然平和はうちやぶられた。
銀の友人であり、姉とも家族とも思う
村娘、佐和が猟奇事件の被害者になってしまう。
流れる佐和の血が、銀の怒りをよびさます……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-30 20:17:55
22601文字
会話率:41%
姉の高倉梨子(たかくらりこ)と友達の氷川神楽(ひかわかぐら)が付き合っていることを知ってしまった高倉梨音(りおん)が最初は怒りを覚えるもだんだん虚しくなって己の中の孤独に向き合うみたいな感じの話。
これ前作のようなもの
https://n
code.syosetu.com/n1195fe/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-24 20:27:29
4840文字
会話率:50%
〔少女は世界を救うため戦の道を仲間と直走った。悪をいだいた者を殺すことに正義はなく、罪であった。
孤独を秘した少女は宿命の男性と出逢った。それは邂逅となり、現在の罪の始まりとなり、孤独を癒やす過去への大きな一歩となり、未来の夢となった
。
宿命の男性と出遇うため、少女は仲間のもとを去り、償いの旅に出た。そこにも正義はなく罪があった。
少女は歩み続け、ときは唐突、男性と再会を果たす。
「死とは何か、考えたことはあるか」
少女と似て非なる罪と孤独を、男性は抱えていた。
全身全霊を懸けた恋の行く末には──。〕
想像を深めて……。
――――――――――――――――――
※文体・台詞の癖が強いかも知れませんのでご理解・ご了承ください。
完結:二〇一八年一二月二一日。
――――――――――――――――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-21 22:00:00
474473文字
会話率:57%
――俺たちは、ある雨の日の夜に出逢った
普通の日々を送っていた剣崎焔。焔はある日の夜に、謎の無性別の能力者言ノ葉黎と出逢う。「この世のすべては音楽でできている」と黎は言った。全てはあの日の夜から始まっていた。物語は徐々に進み始め、焔たちは、
逃れることのできない退屈なまでの日々を捨て、戦うことを誓う。普通に生きて来た焔たちと、孤独を抱える能力者たちはただ前を向き、時に笑い、泣き、喜び、怒り、楽しみながら生きて行く。変わることのないこの世の無情を、友との絆と想いを抱きしめて
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-17 00:16:27
2860文字
会話率:57%
あらすじ。
人一人の心の闇。本当に自殺しなきゃ、悲しいということさえ認めてもらえない世の中。
地上波で放送される格闘技興行。そのリングに立ち、勝利後テレビカメラの前で自殺を人々へ見せつける目的の20代の男。綾瀬達仁。
表では生きられ
ない社会不適合者。地下格闘技で都落ちを待ち、裏社会で情報を得、テレビ格闘技に出る為、画策し実行する者。
傍らにはいじめ犯や虐待親に復讐を果たした天涯孤独の10代の少年、悠真。唯一心の闇•トラウマを分かり合える二人。その生い立ちが女性ライターへ語られる。
前科者など一癖も二癖もある地下の者達と闘いながら、他の地下格闘技の選手と出会いながらも、着実に死へ向かう達仁。
覚悟の証明、見てもらえること、テレビに出る為のキャラ付けの為顔面タトゥーまで入れる。
地下落ちした元プロに勝ち、興行主へ脅しに向かう達仁。闇社会で得た情報で脅しを成功させる。
とうとうテレビへうって出る達仁。
だが興行主の怒りを買い制裁マッチを受けリング上で意識不明。その数日後死亡してしまう。
達仁の唯一の理解者であり、天涯孤独の悠真は最後。自分も自殺を目論む。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-26 17:15:14
280912文字
会話率:35%
神様が能力を与える世界。神に愛された者は、いつの日か数を減らしていき、神に愛されなかったものが神に愛された者を虐げ利用する、そんな世界。
能力者達は何を思い、何を求めるのか。
『 貴方を呼ぶ声が向こうで聞こえる
ないものを抱いて貴方は駆け
ていく
空っぽの貴方
孤独を、悲しみを、喪失を、怒りを、知っていくことが貴方の運命
ここまでおいで
神様のもとへ
天使を連れて
あの子を助けて
願い事を叶えましょう
全ての終わりに
貴方の在り方で』
僕は、能力なんていらなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-04 13:28:04
7270文字
会話率:46%
異世界転生の気配あるところ、ヤツの影あり!!
その名も、異世界転生阻止するマン!!
※OP
イントロ:デレレレレレー! デレレレレレー! デレレッデレレッデレレレレレン!
神様よ あんたちょっと 思い上がっちゃいないかい?
俺は 異世界
転生 阻止するマァァァァァー↑↑ン!!
あんたの都合で散ってく命 守らないなら俺が守る
西か!? 東か!? 俺を呼ぶ!!
呼ばれたのなら押しかける!!
交通ルール守らない、ふざけたトラックぶっ飛ばす! 異世界転生阻止するマン!!
北か!? 南か!? 誰が呼ぶ!?
呼ばれてなくても押しかける!!
神の怒りも撥ね退けて、間違い正す 異世界転生阻止するマン!!
愛と平和が俺のチートさ 嗚呼今日も孤独に阻止するマン!!(阻止するマーン)
異世界転生(デレデレデン!)阻止するマァァァァァァァァァ↑↑↑↑ンン!!
アウトロ:ジャラララララララデレデレデン!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-17 17:46:31
8627文字
会話率:53%
遥か昔、ナラカ(地獄)の支配者であるヤマラージャとスカーヴァティー(極楽)の支配者であるアミターバは、死者の扱いに関する取り決めを交わした。
だが、アミターバは一方的に契約を打ち切り、死者を取り込み始めた。
ヤマラージャは対抗策として
、使い捨てに出来る手下を人間界に送り込み、罪人を処刑してナラカに送る直通便を作ろうとした。
こうして選ばれたのが、その男だった。
安登間武浪は元妻の水夕を不治の病から救うため、ナラカの神徒であるダクーラと契約を交わした。
彼はガルティラーマという怪物に変貌し、罪人の処刑者となった。
しかし内容を知らずに契約を交わした安登間は、姿が変わっても自分は人間だと強く思い続けている。
安登間の妻だった水夕は、原田という刑事の妻になっていた。
しかし彼女の心には、姿を消した安登間の存在が残っていた。
一方、安登間は水夕の再婚を知っており、原田には彼女を幸せにしてやって欲しいと願っている。
原田はガルティラーマを追い掛ける中で、水夕との関係を調べ始める。
アミターバは調整役のマハー・ヴァイローチャナが設けた話し合いの場でも、自身の考えを曲げようとしなかった。
怒りを示すヤマラージャに対し、アミターバは実質的な宣戦布告を行う。
アミターバの神徒であるジュナは、暴力団を操ってガルティラーマの力を試す。
ジュナは地獄との契約を破棄するよう求めるが、ガルティラーマは拒絶した。
ジュナはガルティラーマを排除しようと手下の怪物を差し向ける。
ガルティラーマは神と神との愚かしい代理戦争に、否応なく巻き込まれる。
ヤマラージャやダクーラの支援が期待できない中、ガルティラーマは覚悟を決める。
彼が死ねば地獄との契約は終了となり、用済みになった水夕は命を奪われる。
水夕を守るために、ガルティラーマは絶対に死ねないのだ。
孤独と苦悩、怒りと不安を抱えながら、ガルティラーマは必死で戦う。
戦う以外に、道は無いのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-14 21:53:43
94718文字
会話率:35%
弾圧の時代を越え、リンカーティン王国でたった一人になった魔女のリナベル、十七才。
身分を隠し、住み込みで家政婦をしながら、育ててくれた祖母の遺志を果たしたいと願っているけれど、日々の仕事に追われてすでに諦め気味。
だが、ある日突然訪れた絶体
絶命のピンチを逆手に取って、大冒険の序章が始まった。
天涯孤独人間不信だった魔女が、一人で無理なら二人、それでも無理なら三人で力を合わせて、冒険します。
無鉄砲ゆえに女神の怒りを買おうとも、王家に目を付けられようとも、仲間がいれば大丈夫。
気が強くて無鉄砲、能力低めの魔女が、友情と冒険と恋を経験する物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-23 23:16:28
120645文字
会話率:55%
読まれた方が思うまま、感じるままに解釈して頂ければと思います。
最終更新:2016-11-01 01:53:48
2570文字
会話率:2%
「やっぱり、自分が孤独でたまらなくなった時、なぜか友達がそういう奴が無性にほしくなるんですぅ。だから、結局自分がどっちにしたいのか、分からない……」
最終更新:2016-10-13 22:04:43
5803文字
会話率:40%
「絶対に、迎えにいくからね!」
そんな言葉を信じ、8歳のバネーラは森で独り、ママを待ち続ける。
だけどそれから、50年が経った。ママはまだ来ない。
寂しさと孤独、悲しみに、心が削られていく。
そんな日々を一変させたのは、同じ捨て
子のヴァネットだった。
悲しみを紛らわすように、バネーラの生活はヴァネットを中心に回っていく。
悲しみも寂しさもあるけれど、その生活に、「怒りと喜びと楽しみ」、そして「生きる意味」が加わっていく。
バネーラは、ヴァネットのために。ヴァネットは、バネーラのために。
親に捨てられた2人は、互いを支えにしながら生きる。
だけどバネーラの心のなかには、拭えない恐怖があった。
「もしもヴァネットが、ママと同じようにいなくなっちゃったら?」
怖くてたまらないバネーラは、「森の外に行っちゃダメだよ」とヴァネットに強要する。
ヴァネットはその約束を律儀に守るが、あることがきっかけで、森の外へと出て行ってしまう……。
そうしてヴァネットは「森の外」の楽しさを知り、とある少女、シフルに出会う。
これは、愛を知らない8歳の老婆と、愛を欲する7歳の少女、そして、友情を欲する少女たちのハッピーエンドなお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-27 13:08:21
7290文字
会話率:32%
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
早くもネタ切れしました。
別作品を展開予定です。中途半端になってごめんなさい。あしからず。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★★★
一番初めに闇があった。
闇には強大な力があったが、孤独な身では無意味だった。
虚しかった。喜びや怒り、悲しみを分け合う仲間が欲しかった。
闇は祈り始めた。
来る日も来る日も望み続けた。
気が遠くなるほどの年月が過ぎ、やがて二つの光が生まれた。
闇は大層喜んで、二つにそれぞれ名前を付けた。
「太陽」と「月」である。
勇気を与えようと太陽は懸命に輝いた。
安心を与えようと月は優しく輝いた。
考え方の違う二つは必然的に敵対し、すぐに最初の衝突が起こった。
その衝撃はすさまじく、行き場を失くしたエネルギーが大地を形どった。
争いは止まなかった。
次の衝突が火、風、土、水、四つの元素を生み出した。
闇は争いを止めようとしたが、太陽と月は聞く耳を持たなかった。
悲しみのあまり流した涙が海となり、生き物を生んだ。
二つの光は決して相いれることはなかった。
時が経ち、闇が姿を消した今もなお、二つの光は争い続けている。
※2016.06.07:構成を変え、第二幕から書き直すことにしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-14 00:50:48
6935文字
会話率:36%
食人体質を持つミカエルは常に孤独だった。
人類に敵視されながらも、人として生きるために葛藤の日々を過ごしていた。
王国第四王女アイリスと出会ったミカエルは互いの不遇に共鳴し合い心を通わせていく。奇妙な共同生活を送るうちに二人には愛が芽生え
育まれていく。
しかし二人の関係を良しとしない国王は、アイリスを捕らえ処刑してしまう。ミカエルは怒りに燃え国王を惨殺すると、人間に見切りをつけアイリスを蘇らせるために蘇生魔法の研究に没頭する。
生涯をかけた蘇生魔法の研究は自分の命と引き換えでしか相手を蘇らせる事が出来ず、とうとう再会を果たせぬまま寿命をむかえてしまう。
ミカエルの死と同時に蘇ったアイリスは六十年ぶりの王国に帰郷する。王国は疫病により壊滅状態にあったが、そこで知り合った第一王女ソフィアと騎士ドレファスの力を借り、疫病の駆逐に成功する。
ソフィアと別れたアイリスは蘇生魔法の研究を引き継ぎミカエルとの再会を目指すも、やはり自分の命が必要となってしまう。寿命を迎えたアイリスは蘇生魔法を使いミカエルを蘇らせるが自死により再会は果たせない。
蘇ったミカエルは永遠に続くループを断ち切りアイリスとの再会を果たすため王国へと出向く。そこにはソフィアとドレファスの子孫が待っており、アイリス復活をかけた闘いに発展していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-28 19:51:02
108601文字
会話率:56%
ベットから体を起こした彼女は髪をかき上げた。長らく眠っていたのであろう。髪に寝癖が付いているのが自分で分かった。カーテンから、うっすらと太陽の光が入っている。夜明けに合わせて彼女の隣にいる彼が起こしてくれたのだろう。少しだけカーテンを開け
て、ぼんやりと朝焼けた空を眺めていた。
不意を衝くように、彼女の頭を彼は撫ぜた。寝癖も気にせず、ただ彼になされるがままになる。彼は彼女が抵抗しようともしないことをいい事に、そのまま彼女の頭を胸に抱き寄せた。
「ねえ」唐突に彼女が言った。「あの空の向こうまで行けるかな?」
虚ろな表情を一切変えず言葉をこぼすその様は、まるで人形を思わせた。
そんな彼女に彼は言葉では返さず、抱きしめる力を強めて応える。彼女は彼に言葉を再び投げかける。
「もし私が空の向こうに行ってしまうことになったら、その時は貴方も一緒にいてくれる?」
「勿論さ。どこまでも一緒にいる。天どころか、地獄の果てでも一緒にいる。当たり前だ」
そこで初めて彼女は虚ろだったものから表情を崩した。彼女は不安だったのだ。そして彼の言葉でその不安が払拭された。
「私、学校の人や色んな人から『怖がり』『ビビり』って言われてたけどね。貴方と一緒なら、何処へだって、何だって、何も怖いものなんてないんだよ」
そう言って明るく笑い、抱きしめている彼に抱きしめ返した。
彼女のそばにいる彼は現実の存在ではない。言うなれば、統合失調症による彼女の妄想だ。妄想に浸れば浸るほど彼女の心は救われ、そして不愉快な現実と切り離されていく。煩わしくも楽しい人間関係など、そこには無い。
客観視するならば、彼女は紛れもなく孤独な存在と言えた。だが、本当に孤独にさせたのは誰か。
彼女は妄想にしか拠りどころを見いだせず、妄想にすがるしかなかったのだ。そこまで追い込んだのは誰か。彼女の精一杯の努力を一蹴したのは誰か。
怒りにもならない理不尽なこの境遇に、誰が同情するというのか。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2015-08-24 18:59:49
815文字
会話率:29%
創作詩です。何となく衝動が積み重なったので一気に仕上げた詩です。最近聴いた音楽の影響が出ています。そこはお見知りおきを。楽しんでくれたなら幸いです。
最終更新:2015-07-13 11:56:28
844文字
会話率:0%
失意のうちに都を後にした平将門。彼にとって、故郷の坂東もまたさまざまな矛盾に満ちていた。
親類たちの理不尽に苦しめられ、戦いをしかけられた将門はついに挙兵する。
彼のそばには、京で恋仲となった狐女、桔梗の姿があった。桔梗は己れの霊力
をふりしぼり、将門の戦闘を幾度も勝利に導くが、その力の及ばぬところで、将門の家族を死なせてしまう。
孤独を抱え込んだ将門のもとへ、下野の名家にして元罪人の藤原秀郷が近づく。自分に似たものを秀郷に見た将門は、秀郷に親しみを覚えた。
一方、狐女は将門を愛し続けながら、別の目的で秀郷と関係をもった。
秀郷の身に龍神の霊力が秘められていることを掴んだ狐女だが、二人の関係は将門に知られてしまう。秀郷は将門のもとを離れ、狐女と将門の心はすれ違う。
京では、将門の行いが反乱と認定され、従兄の貞盛が、朝廷より追捕使に任ぜられ彼の敵となる。親友でもあった貞盛の裏切りに将門は怒り狂った。
将門と仲違いした狐女であったが、孤軍奮闘する彼を陰ながら霊力で守っていた。そんな狐女の前に立ちふさがったのは、「夷をもって夷を制す」として朝廷から追捕使に任ぜられた秀郷だった。さらに彼のそばには護法神の龍神がいた。人間たちの戦いとは別に、霊獣同士の戦闘が始まるが――
『夢幻犬鏡』の第一章です。小山氏サーガは、全てここから始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-05 19:22:07
51657文字
会話率:20%