四方を海に囲まれた小さな島国で育った国王の長女マリアーヌには、腹違いの妹がいた。父である国王陛下の再婚を機に、マリアーヌは王宮を追い出され、隅にあった小屋でひっそりと一人、暮らすことになった。飢えを凌ぐため、彼女は自ら山へ狩りに行ったり、海
で魚を獲ったりと逞しく育っていった。そんなある日、穏やかで平和な小さな島国に突然、大帝国の襲撃の知らせが。
慌てふためく国王は「マリアーヌを帝国に差し出せば攻撃しない」と言う申し出をあっさり受け入れる。帝国の「人質」となったマリアーヌは、遠い異国、大帝国へ連れて行かれる。「皇帝の飯炊き女」として。マリアーヌが皇帝の食事を作るようになると、何故か今まで1年の大半を他国へ遠征、襲撃を繰り返していた『冷酷無慈悲』で有名な「氷帝」が国に居座るようになる。そればかりか「氷帝」がマリアーヌに構ってくることに。世界最強の「氷帝軍」と言われた兵士達からも、大事にされるようになる。
「あれ?私って確か『人質』だったわよねぇ? 何で皆さんドレスや宝石なんか買ってくださるんでしょう?」『氷帝』に溺愛され、兵士や国民達に愛されるマリアーヌが「美味しい御飯」で世界を平和にしていくお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-09 21:08:31
41990文字
会話率:37%
「ごめん……僕の本命は君じゃないんだ」
若き魔女クシェルは、恋愛詐欺に引っかかって初恋を散らした……。と、そんな不幸があったというのに、さらなる不幸がクシェルを襲う。魔女の敵――警吏が訪ねてきて、問答無用で手錠をかけられ、連行されてしまった
のだ。
その警吏の名前はシャルアスという。世間で『機械人形』とあだ名されている、心の無い冷酷無慈悲な男だ。
「まずい……私、首をはねられてしまうんじゃないかしら……?」
クシェルは魔女狩りを恐れたが……警吏シャルアスはまったく別の話を出してきた。『呪いをくらったので、その解呪を頼みたい』と。解呪の報酬は、なんと百万Gだそう。
日頃から金欠に苦しんでいるクシェルは、出された大金に目がくらんでしまった。
呪いを解く方法は、『恋心を胸に宿す』こと。……けれど、クシェルには惚れ薬を作ることができない。が、どうにか大金を手に入れたい!
「惚れ薬なしで、機械人形警吏を魅了して呪いを解いてみせるわ……!」
クシェルはシャルアスに恋をさせるべく、彼の駐在所にメイドとして潜り込むのだった。
――風変わりな感性と知恵、そして風のように自由な心を持つ、はみ出し者の魔女と、生真面目で頑なな機械人形のような警吏の、解呪へと至る珍妙な交流が始まってしまった――。
(虫料理とか、モブの死体とかがポロッと出てきます。一部倫理観がありませんが、シリアスな物語ではありません、ラブコメです。完結まで毎日数話ずつ投稿していきます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-02 18:02:22
184363文字
会話率:37%
高級娼婦としてそこらの貴族よりも優雅に暮らすユノ。
持ち前の美貌と演技力で数多の上流貴族を虜にしていたユノは、その日も自信たっぷりに客の前に現れる。
しかし、男はユノを見るなり娼館の主人を呼び出した。困惑するユノに歩み寄り、男は恭しく跪いて
手の甲に口付ける。
「貴女は今日から私の妻です。共に幸せになりましょう」
あれよあれよという間に、ユノは男──アルベルトの妻になってしまう。
突然の出来事に戸惑うユノだったが、帝国軍大佐という地位を持つアルベルトを上手く使えば王族入りも夢ではないと気付く。
幸いアルベルトはユノに首ったけ。自分を散々甘やかす紳士的で優しいアルベルトを、ユノは内心チョロいと見くびっていた。
しかし実は、アルベルトは冷酷無慈悲な『魔王』と恐れられる帝国の猟犬だった!
……え、それって地雷踏んだら処刑されるのでは!?アルベルトの地雷ってなに!?
成り上がりを懸けて旦那様の腹の中を探り、魔王攻略に奮闘するユノ。
しかし平穏な日々の裏で長きに渡る戦争は勢いを増し、ユノは大きな渦へと飲み込まれていく。
この先に待つのは興隆か破滅か……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-16 23:18:28
277647文字
会話率:39%
四つの国に囲まれた内陸国、ヘルベチカ。
そこには、昔から「竜」という国を守る神様がいる。
この神様を世話する「竜の世話係」なる職業は、選ばれし乙女のみが就くことの出来る名誉あるお仕事。
田舎娘のヴィティは、ある日、そんな「竜の世話係
」になってほしい、ととある竜騎士からお願いされるのだが、実はこの「竜神様」、雇った世話係をことごとく辞めさせることに定評のある、やばい神様で……!?
まじめで聡明、可愛いけれど塩対応もすれば毒も吐く!? 肝っ玉娘と、横暴で冷酷無慈悲だけどちょっとポンコツな!? 竜神様が織りなす、異種族主従ラブコメです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-10 21:00:00
266653文字
会話率:47%
冷酷無慈悲と名高い救世主は、軍属に所属し、日々魔物討伐に明け暮れていた。そんな最強の救世主を、国に縛り付けたいがために、重鎮たちは伴侶探しを提案する。だが、紹介された令嬢たちは性格に難があり、どれも救世主のお眼鏡に適わなかった。そんな中、
一風変わった令嬢と出会うことになる。彼女は『動く人形』と揶揄され、人としての感情が著しく欠けていた。これはそんな二人の恋物語です。
軽い感じのあらすじですが、そこそこシリアスな内容かもです。
残酷描写が多々ありますので、苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-12 08:44:18
190695文字
会話率:53%
王都西区で薬師として働くソフィアは毎日大忙し。かかりつけ薬師として常備薬の準備や急患の対応をたった1人でこなしている。
明るく振舞っているが、完全なるブラック企業と化している。
そんな過労薬師の元には冷徹無慈悲と噂の騎士様が差し入れを持
って訪ねてくる。
………何でこんな事になったっけ?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-21 20:43:33
54489文字
会話率:52%
鬼やら、悪魔やら、魔王やらの2つ名を持つ宰相。そんな彼にも1人だけ苦手な人物がいた。
現国王アドニスの娘ロベリア。
直属の部下でさえヴィクターと距離をとろうとする中、何故かロベリアは幼少期からヴィクターに懐いていた。
ヴィクターがどんなに無
表情で接しようとも、泣くことも怯えることも無く、むしろ笑顔で抱っこを迫ってくる強者。
そんな彼女がとうとう公爵家の男と結婚する。少々センチメンタルになっていたヴィクターの元を訪れたロベリアは開口1番で衝撃の一言を告げた。
「私、婚約破棄しましたの!」
何故かその後からロベリアはヴィクターに結婚を迫ってくる。
ロベリアがどういうつもりかは分からないが、その申し出に答えるつもりはない……はずだったのだが。
短編の筈が少々長くなってしまったので5話程度に分けて投稿予定。
注意事項
・あまり深く考えずさらっと読んでいただければ幸いです
・感想・レビューは閉じています。読んでいただけるだけで感謝です。
ブクマ・評価……作者はこっそり泣いて喜んでます。
・尚、カクヨムで同様の内容を掲載中。(同時連載予定)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-30 21:00:00
20136文字
会話率:40%
「年をとったほうは殺せ」異世界に召喚された宇田麗良は「瘴気に侵さる大地を癒す聖女についてきた邪魔な人間」として召喚主から始末されそうに。
逃げる途中で瀕死の重傷を負ったレイラを助けたのは無表情で冷酷無慈悲な魔王だった。
レイラは魔王と瘴
気の穴を浄化することを条件に元の世界に戻してもらう約束を交わす。瘴気の穴をあけてまわっている魔女と魔王は何か関係があるようだった。
ある日、瘴気と激務で疲れのたまっている魔王を「聖女の癒しの力」と「マッサージ」で癒す。
魔王はレイラの「マッサージ」の気持ちよさを非常に気に入り、毎夜、催促するように。
毎夜、ベッドで聖女が魔王を気持ちよくさせているという噂も広がっているようで……レイラは元の世界に帰れるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-11 16:01:04
115927文字
会話率:32%
孤高の女騎士・ニーナは、幼い頃から騎士団暗部に所属し、汚れ仕事を引き受けていた。
ある日、王から敵国にスパイとして潜入するように命じられる。第二王子に取り入り、情報収集役になるという一年間の任務だ。
ただし弟と違い、剣の腕も立ち、頭の切
れる冷酷無慈悲な第一王子には絶対に近づくなと念押しされる。
慣れない長い髪、ドレス、言葉遣い……そして『男』
初めて任務を断念したいと悲嘆の日々に暮れていたが、ついに海を渡り帝国へ向かうことになる。しかし何の運命の因果か? 海難事故に巻き込まれ……
気づけば自分を拾い、介抱してくれていたのは、国から近づくなと警告されていた第一王子・ヴィンセントだったーーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-28 12:03:32
21766文字
会話率:39%
転生しない!ざまぁもない!乙女ゲームの悪役令嬢にならないただの恋愛ファンタジー!
主人公は美少女設定ですが、いつも騎士の格好をしているので、イケメン過ぎて男だと思われています。
貧乏天才魔導師の友人や、お兄ちゃん的存在の公爵令息、熱血騎士
の従兄弟に、姫王子と氷王子、元平民の天才ヴァイオリニスト、なんかと恋しちゃったりしなかったりする逆ハーレム小説です。
所々シリアス注意かもしれません。
文学的要素は極力排除して迅速なストーリー展開を心掛けました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-18 18:00:00
142212文字
会話率:44%
真面目にお話書いてたら、どうしても何かお話を投稿したくなって…積まれたアイデアの中から一つ選んでバサバサ書いて短編にしました。
完結してませんし、細かく設定とかも決めてないのでお話としては未完成な短編です。
もし、人気が出るようだったらこの
お話を真面目に書きたいとは思ってます。見たい、面白そおうと思ってもらえる程嬉しいことはないですからね。
簡単に:異次元からの侵略者との闘い。指揮官と指揮官を嫌う隊員とのやりとり、また慕う隊員とのやりとり。を描きました。完成してないのであまり書かれていませんが、恋愛やざまぁ?といった要素も入れるつもりではあります。
長く:異次元から襲来する侵略者に対抗するために、人類は侵略者対策軍を設立した。
異次元とつながったことで人類側にも異能が発現。異能を利用し、人型の機械〈機神〉に乗り込み、侵略者と戦いを繰り広げていた。
主人公はかつて特殊部隊にも所属してた有能な隊員だったが、事故による負傷と後遺症で異能の行使が出来なくなってしまう。
退役し、のんびり暮らしていた彼の元にある日親友から「指揮官として戻ってくれないか?」と打診が来る。渋る主人公だったが、親友に根負け、新設部隊に指揮官として着任する。
冷酷に振る舞い、わざと嫌われる主人公。主人公の苦労を知らずに蔑む隊員たち、しかし、一人だけ彼の苦労に気づいていた存在もいた。
表裏でギャップありすぎな指揮官と指揮官を蔑む隊員たち、逆に指揮官に味方する人々の様子を描こうとしたお話です。
アクション側も書こうとしてました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-02 20:00:00
5675文字
会話率:24%
冷酷魔術師と呼ばれるウルリクと結婚したイェシカには心の声が聞こえるといった不思議な力があった。
「蜂蜜たっぷりのミルク!美味しくて好き」
「イェシカと一緒に食事ができて嬉しいなあ」
彼からはたびたびそんな心の声が聞こえてきた。
無口無表
情、冷酷無慈悲で“心のない人”といわれているウルリクの心の声は、思っていたものとは大分違った。彼は意外と甘いもの好きでどんな小さなことにも素直に感動する、感情が豊かな人だったのだ。
イェシカはそんな彼の心を知っていくのだが……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-12 06:00:00
58548文字
会話率:15%
冷酷魔術師と呼ばれるウルリクのもとに嫁いだイェシカ。無口で無表情、氷のような視線を向けるウルリクの妻となったイェシカには心の声が聞こえるといった不思議な力があった。冷酷無慈悲で“心のない人”といわれているウルリクの心の声は、思ってもいなかっ
たもので……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-16 14:20:13
8438文字
会話率:12%
今は最強の軍事力を誇るバルデロ国が世界を席巻する時代。彼女はその国の後宮に勤める淡白な女奴隷。彼は誰もが憧れ、同時に恐れられる鋭利で冷酷無慈悲な王。そんな二人と様々な思惑をもつ者達が繰り広げるそんなお話。
最終更新:2020-05-31 17:57:38
686331文字
会話率:47%
冷酷無慈悲と民衆から陰で囁かれ、畏れられる齢19歳の女王。
先王の悪政に苦しんでいた民衆は、革命を起こし王を打ち、新たに玉座に着いた若き賢き女王を敬意を持って【怜王】と呼んだ。
しかし、そう呼ばれたのもつかの間、彼女の心はどこまでも凍てつき
、悪しき者を許す事をせず、冷酷無慈悲に淡々と感情を挟むことなく国を治め、粛清した。
いつしか怜悧な王と敬われた彼女は、冷酷な王ー【冷王】と畏れられるようになった。
気高い彼女を孤高に導いた玉座。
過去、信念、決意ー。
そんな彼女の紡ぐ、本当の物語。
*残酷描写が多いと思いますのでR15にさせて頂きます。
*シリアス要素強めですが、ジャンルは恋愛です。
*マイペースに更新
*誤字脱字報告歓迎折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-04 22:48:10
72919文字
会話率:29%
闇を纏った女王と冷酷無慈悲な若頭のお話です。
最終更新:2016-06-23 23:53:25
856文字
会話率:35%
東領の魔王は冷酷無慈悲と名高いが、それは他領からの評価である。
さて、身内から見た魔王様はどんなものか?
そんな魔王様のある日の話。
最終更新:2016-05-12 21:21:39
2082文字
会話率:48%
「私は・・・誰?」目を開けてみると、森の中にいました・・・!?
冷酷無慈悲な国王と、記憶のない聖女様が繰り広げる、異世界ラブファンタジー!!
最終更新:2016-02-18 22:00:00
292文字
会話率:0%
少女の名前はサクラ・コウガミ。
彼女は1年前、突然この世界に落とされた。
巷で流行っているらしい物語で召喚術というものがあるが、この少女は当てはまらない。
ただ、突然この世界に落とされたのだ。
文化も生活形式も何もかも違う異世界。右も左もわ
からない彼女に手を伸ばしたのはある男だった。
男の名前はクロノス・ヴァレン。
王国騎士団副団長。
冷酷無慈悲。鬼の騎士団副団長。などと巷では噂されている。
そんな彼が王の命で少女を保護することとなる。
保護者と被保護者。
それだけの関係だったはずなのに、少しずつ変わっていく。
二人の関係は『 』というにはまだ早い。
そんなじれじれでヤキモキするような小さな『 』のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-15 09:00:00
5436文字
会話率:48%
没落王家再興と失脚を描く。
(ネット小説SNS-dNoVeLsでも連載)
最終更新:2015-08-05 20:13:09
7570文字
会話率:46%
蝶よ華よと育てられた令嬢と出会った男の子はいじめっ子だった
そのいじめっ子に妹が惚れてしまったらしい
姉はこの状況をどうするか
キーワード:
最終更新:2013-10-20 16:13:16
9429文字
会話率:58%