ある日、婚約者の心の声(?)が聞こえる様になってしまった侯爵令嬢のアイリス。
婚約者を溺愛しているのに、呪いにより考えている事が真逆の言葉となり婚約者に伝わり泣かせてしまった公爵子息のミハイル。
妹クラリスに婚約者のミハイルを奪われてしまっ
たアイリスは、父親に無理矢理修道院へ連れて行かれてしまう事に…
果たして、2人の思いは通じるのか…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-06 21:18:58
12134文字
会話率:47%
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし
、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 17:00:00
108304文字
会話率:50%
フィオナは控えめすぎて群れの中で見過ごされがちな伯爵令嬢である。そこにアンドリュー公爵子息が手を差し伸べようとするが、彼の微笑の奥に見え隠れする優越感に何か違和感を感じ、フィオナの心に微かな抵抗感が芽生える。
「私は、あなたのようにはなれま
せんし、なるべきとも思っていません」
自分が誰かの基準で生きるのではなく、自分の価値を自分で見出すための第一歩を、彼女は踏み出す。
フィオナが「他人に認められる自分」ではなく「自分が誇れる自分」になることで、社交界の頂点に立つ存在となるまでの成長記。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 06:00:00
12484文字
会話率:26%
伯爵令嬢のバーバラは幼くして、名門公爵家の若君と婚約をする。
両家の顔合わせで、バーバラは婚約者に罵倒されてしまう。
どうやら婚約者はバーバラのふくよかな体形(デブ)がお気に召さなかったようだ。
父親である公爵による「愛の鞭」にも屈しないほ
どに。
文句をいう婚約者は大変な美少年だ。バーバラも相手の美貌をみて頷けるものがあった。
両親は、この婚約(クソガキ)に難色を示すも、婚約は続行されることに。
帰りの馬車のなかで婚約者を罵りまくる両親。
それでも婚約を辞めることは出来ない。
なにやら複雑な理由がある模様。
幼過ぎる娘に婚約の何たるかを話すことはないものの、バーバラは察するところがあった。回避できないのならば、とバーバラは一大決心する。
食べることが大好きな少女は過酷なダイエットで僅か一年でスリム体形を手に入れた。
婚約者は、更なる試練ともいえることを言い放つも、未来の旦那様のため、引いては伯爵家のためにと、バーバラの奮闘が始まった。
アルファポリス、カクヨム、にも公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 08:00:00
74198文字
会話率:38%
公爵家の跡取り息子ブライアンは才色兼備の子爵令嬢ナディアと恋人になった。美人で頭の良いナディアと家柄は良いが凡庸な婚約者のキャロライン。ブライアンは「公爵夫人はナディアの方が相応しい」と長年の婚約者を勝手に婚約を白紙にしてしまった。一人息子
のたっての願いという事で、ブライアンとナディアは婚約。美しく優秀な婚約者を得て鼻高々のブライアンであったが、雲行きは次第に怪しくなり遂には……。
他サイトにも公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-02 02:00:00
13974文字
会話率:62%
「結婚して欲しい」。赤いバラを差し出しひざまずいて求婚してくるのは嘗ての婚約者ヘンリー・スーザン子爵。淡い初恋の思い出と共に苦い記憶が蘇る。そもそも元婚約者は既婚者。
え!?離婚するからやり直して欲しい?寝言は寝てからいってください!
だい
たい婚約期間中に浮気して相手の女性を孕ました上での婚約解消。しかも公爵家の跡取りの資格も失っている不良債権を何故私が引き受けなければならないのです!独り身で寂しいだろうですって?3人の子持ちの未亡人の女侯爵は貴男が思っている以上の多忙なんです!元公爵子息だったらそれぐらい理解出来るでしょう!
ヘンリーを追い払った一ヶ月後、彼の死んだ。落馬して転落死。葬儀で最愛の奥方が元婚約者の棺に縋りついて大泣きしていた。ところが、数日後にはヘンリーの妻は遺産で豪遊している有り様。元婚約者は本当に事故死だったのか?謎が謎を呼ぶ。
短編の連載版です。一部変更している処があります。
他サイトにも公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-16 05:00:00
17877文字
会話率:31%
親友から勧められ一度だけプレイした乙女ゲーム『キミトモ』の世界に転生してしまった私。転生したのは攻略対象である公爵子息の母、ルルーシュ。ルルーシュは公爵子息が七歳の時に死んでしまう設定だが、私は死にたくない。
せっかくの二度目の人生、可愛い
息子と幸せに生きていきます。
連載版は短編版に加筆+その後の話となってます。
ゆるふわ設定、ご都合主義です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 20:39:46
27640文字
会話率:69%
親友から勧められ一度だけプレイした乙女ゲーム『キミトモ』の世界に転生してしまった私。転生したのは攻略対象である公爵子息の母、ルルーシュ。ルルーシュは公爵子息が七歳の時に死んでしまう設定だが、私は死にたくない。
せっかくの二度目の人生、可愛い
息子と幸せに生きていきます。
ゆるふわ設定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 12:17:44
7636文字
会話率:66%
女王が統治する王国の跡取り姫には秘密がある。未来の女王の椅子は平凡顔で常に微笑んでいる無口な欠陥のある人形姫と囁かれる姉姫のもの。双子なのに愛らしい顔立ちで大人気の妹姫とは正反対。平凡顔の姉姫の婚約者が決められる日が近付いていた。幼馴染の公
爵子息は妹姫と婚約したいと話すのに、なぜか姉姫の婚約者の選定イベントに参加している。常に微笑む人形のようなお姫様は本当にお人形なのか…。お姫様の婚約者に選ばれるのは一体誰なのか…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 22:00:00
56571文字
会話率:30%
──これから、よろしくね。ソフィア嬢。
そう言う貴方の瞳には、間違いなく絶望が、映っていた。
女神の使いに選ばれた男女は夫婦となる。
誰よりも恋し合う二人に、また、その二人がいる国に女神は加護を与えるのだ。
ソフィアには、好きな人
がいる。公爵子息のリッカルドだ。
けれど、リッカルドには、好きな人がいた。侯爵令嬢のメリアだ。二人はどこからどうみてもお似合いで、その二人が女神の使いに選ばれると皆信じていた。
けれど、女神は告げた。
女神の使いを、リッカルドとソフィアにする、と。
ソフィアはその瞬間、一組の恋人を引き裂くお邪魔虫になってしまう。
リッカルドとソフィアは女神の加護をもらうべく、夫婦になり──けれど、その生活に耐えられなくなったリッカルドはメリアと心中する。
そのことにショックを受けたソフィアは悪魔と契約する。そして、その翌日。ソフィアがリッカルドに恋をした、学園の入学式に戻っていた。
※一話あたりがとても短め
※アルファポリス様にも掲載してます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-13 20:17:37
33857文字
会話率:39%
悪魔と名高いバーナード家の娘マリエラと、光の一族と呼ばれるワールド家の長男ミカルドは婚約をすることになる。
婚約者としての顔合わせの席でも、夜会でもマリエラはちっとも笑わない。
そんなマリエラを非難する声にミカルドは、笑ってこたえた。
「僕の婚約者は、とても可愛らしい人なんだ」
と。
──見た目が悪魔な侯爵令嬢×見た目は天使な公爵子息(心が読める)の政略結婚のはなし。
※アルファポリス様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-13 21:57:05
3114文字
会話率:20%
子爵令嬢マリア・クロッカスは王命により、公爵子息イーサン・ディアスと結婚し、幸せになれる筈だった。しかし蓋を開けてみればイーサンには他に愛する人がおり、政略の相手でしかないマリアのことを愛するつもりなど一切なかったことを知る。
マリアは愛し
ていたからこそ憎しみがつのり、復讐を決意する。
泥中より咲く花は、蓮か百合か薔薇か、それとも徒花か……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 23:40:24
39058文字
会話率:27%
カヌーン魔導王国の特殊法監督局が管理している掲示板通称「特殊法ちゃんねる」(略称:とくちゃ)に時の王太子らしい相談が書き込みされた。
特殊法ヤバイとしか理解していなかった王太子は、特殊法の中身を理解しておらず、結局は廃太子されるのだった。
『小説家になろう』『アルファポリス』(敬称略)に重複投稿、自サイトにも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-03 00:58:05
4607文字
会話率:0%
類稀なる美貌を誇る子爵令嬢シェイラは、
社交界デビューとなる15歳のデビュタントで
公爵令息のギルバートに見初められ、
彼の婚約者となる。
下級貴族である子爵家の令嬢と
上級貴族の中でも位の高い公爵家との婚約は、
異例の玉の輿を将来約束さ
れた意味を持つ。
そんな多くの女性が羨む婚約から2年が経ったある日、
シェイラはギルバートが他の令嬢と
熱い抱擁と口づけを交わしている場面を目撃。
その場で婚約破棄を告げられる。
その美貌を翳らせて、悲しみに暮れるシェイラ。
だが、その心の内は歓喜に沸いていた。
身の丈に合った平穏な暮らしを望むシェイラは
この婚約を破棄したいとずっと願っていたのだ。
ようやくこの時が来たと内心喜ぶシェイラだったが、
その時予想外の人物が現れる。
なぜか王太子フェリクスが颯爽と姿を現し、
後で揉めないように王族である自分が
この婚約破棄の証人になると笑顔で宣言したのだ。
しかもその日以降、
フェリクスはなにかとシェイラに構ってくるように。
公爵子息以上に高貴な身分である王太子とは
絶対に関わり合いになりたくないシェイラは
策を打つことにして――?
※設定がゆるい部分もあると思いますので、気楽にお読み頂ければ幸いです。
※この作品は、エブリスタ様・アルファポリス 様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 21:00:00
139131文字
会話率:24%
前世の記憶を思い出したときには、もう手遅れだった。
私、ヴィヴィエッタ・ラディアーチェはどうも『悪役令嬢』らしい。
婚約者だった殿下と婚約解消したはいいものの、物語のように素敵な『騎士』や『公爵子息』、『従者』なんかが助けてくれる訳でもなく
、次の婚約者候補は『攻略対象者』っぽいのに乙ゲーらしからぬ問題のある男ばかり。
そんな中、ようやく心を通わせることのできた田舎貴族、セシリオ・ヴェルデにはとある過去があって―――。
周りに恵まれない悪役令嬢は、どうやったら幸せになれるのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-17 21:15:52
233070文字
会話率:42%
隠れて友達を支援していた公爵子息×誇り高い孤児の芸術家
「なぁ。俺、孤児だけどさ、……俺たち、友達だよな?」
「ああ、もちろん!君は僕にとって、唯一無二の友達だよ!」
だから、僕は君を助けたいんだ。
その苦しい生活から。
そして、君の
生活を、君の幸福を、君の全てを。
僕が守りたいと思ったんだ。
……この想いは、間違っていたんだろうか?
アルファポリス他にも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 12:24:34
43300文字
会話率:43%
侯爵令嬢のシャルロットは公爵子息ロラン・アルベルトに婚約破棄を突きつけられ断罪されようとしていた。
全ては悪役令嬢のシャルロットが子爵令嬢のアニー・クラインに執拗ないじめをしていたからだ。
断罪されようとした瞬間、シャルロットは前世の記憶
を取り戻し、この世界が乙女ゲームの「遙か彼方の空で純愛を掴む」の舞台だと認識する。
そしてシャルロットが断罪されアニー・クラインは幸せになりハッピーエンドを迎えるはずだった。
しかしそこで異変が起き、断罪する側の攻略対象5人とアニー・クライン、シャルロットは十年前の過去に逆行してしまう。
そして唯一過去の記憶を持つシャルロットはその記憶を活かして生きることになる。
果たしてシャルロットは過去の教訓を活かして断罪から逃げることが出来るのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 10:30:22
21772文字
会話率:51%
聖女の刻印が身体に表れたことで公爵家に引き取られた孤児のユリア。
王国では刻印を持った人物は、高位貴族の養女となる慣習があり、ユリアは一夜にして公爵令嬢に。
公爵家の跡継ぎである、10歳のヨハネとの折り合いは良くないものの、公爵令嬢とし
て相応しくなろうと日々を過ごす。
そしていよいよ、聖女としての能力が判明する時がくる。
その能力は、『浄化』。
魔物が跋扈した遙か昔には素晴らしい能力と言われていたが、平和な現代ではまったく役に立たない能力。
うちひしがられるユリア。
明らかに公爵家での扱いが変わる中、ヨハネが家を飛び出したということを知る。
他の使用人ともどもヨハネを探しに外へ出たユリアだったが、空へ生まれた赤い裂け目に遭遇。
ヨハネを助けられたものの、代わりに自分が赤い裂け目に飲み込まれる。
気がつくと、そこは15年後の魔物が跋扈しており、さらにユリアは自分が赤い裂け目に飲み込まれて死んだ悲劇の聖女と言われていることを知る。
※他のサイトにも投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 11:48:49
98074文字
会話率:44%
「原作にない行動……さては貴様も“転生者”だな! え、違う? じゃあ“死に戻り”か!」
ワケあって双子の弟のふりをして、騎士科に入学したミシェル。
男装した女の子。
全寮制の男子校。
ルームメイトは見目麗しいが評判最悪の公爵子息。なにも起
こらないはずがなく……?
「俺の前世はラノベ作家で、この世界は生前書いた小説なんだ」
「……打ち所が悪かったようですね」
「いいか、間もなくこの学院で事件が起こる。俺達でそれを防ぐんだ。ちなみに犯人は俺だ」
「は?」
自称・前世の記憶持ちのエドガーに振り回されたり、助けられたりなミシェルの学院生活。
そして無情にも起きてしまう殺人事件。
「……未然に防ごうとあれこれ動いたことが仇になったな。まさか容疑者になってしまうとは。これが“強制力”というものか。ああ、強制力というのは――」
「黙れ」
甘酸っぱさゼロのボーイ・ミーツ・ガールここに開幕!
※カクヨムでも公開。
※ネタバレ防止のため、連載期間は感想の返信をストップしますが、ありがたく拝見しています。完結後に順次返信します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 17:38:17
97114文字
会話率:39%
悪役令嬢ではなくて悪。魔族と人間のハーフである王女ライムは、公爵令息グースと月夜の晩に向かい合う。和平条約と引き換えの政略結婚。突然の婚約破棄。それでも王女は迷わない。お互いに不満を持たずこの先続くと思われた未来をその手で閉ざす。これは、納
得できる結末を探して真夜中に話し合う二人の男女の話……。私なりに考えたロミオとジュリエットの逆バージョン、お楽しみいただければ幸いです。 ※ピクシブにも投稿します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-18 21:46:47
4026文字
会話率:54%
公爵令息の俺の婚約者は人形のように美しい侯爵令嬢のミナーシュだ。
ある日、別人の様になった彼女から婚約解消を申し出てきた。一体、何を考えている!?
従者は言った。
「胸ばっか見てたのがバレたんじゃないですか?」
最終更新:2024-07-08 23:17:55
6124文字
会話率:30%
「私があなたを愛することはありません」
親が勝手に決めた婚約者、かつ親友の恋人だと噂される公爵子息のリナートに、私はそう言い放った。
時代は貴族でも恋愛結婚が許される時代。
私は、9カ月前に自分を暴漢から救ってくれたマクシムに恋をして
いて、つい先日恋人になったばかりだったのだ。
そんな私に、リナートは「百日、私にいただけませんか?」と提案する。
聞けば、百日後も私の気持ちが変わらずマクシムに向いているなら、リナートは私を諦めてくれるという。
マクシムへの気持ちがたったの百日で冷めることなどないだろうと思いながら頷いた私の、百日後までのお話。
※全六話、完結済。
※他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-03 21:00:00
20549文字
会話率:45%
「惚れ薬を扱っていると聞いたのだが」
魔女の店に、身分を隠した貴族男性が現れた。
それはいい。
本物の薬だけを扱うこの店には、貴族の客もそれなりにいるから。
けれどわたしは突っ込みたい。
(どうして、わたしの婚約者が惚れ薬を買いに来るんです
かね?!)
これは、嫌われていると思い込んでいる王女と、想いを上手く伝えられない不器用な公爵子息の恋物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 00:53:45
16432文字
会話率:16%
私は、ある日思い出した。
ヒロインに、悪役令嬢たるお姉様が言った一言で。
「どうして、このお茶会に平民がまぎれているのかしら」
その言葉で、私はこの世界が、乙女ゲームに酷似した世界だと気が付いた。
思い出した私がとった行動は、ヒ
ロインをこの場から逃がさない事。
だってここで走り出されたら、婚約者のいる攻略対象と、ヒロインのフラグが立っちゃうんだもの!!!
この世界のヒロインは二人。
一人は、王道男爵令嬢。
もう一人は、悪役令嬢――そう、私の双子の姉なのだ。
この二人が正しい攻略対象と結ばれない限り、大国から攻め入られて亡国エンドまっしぐら。
Wヒロインも攻略対象も何もかもが破滅の未来だ。
そうならない為にも、お姉様とヒロインには、それぞれ正しい攻略対象とくっついてもらわなければならない。
正しい攻略対象――それは、婚約者も恋人もいない攻略対象者の事。
婚約者なり恋人がいる攻略対象を略奪すると、一時的には幸せに見えても、最終的にはすべて破滅するのだ。
ハーレムエンド?
ありえません。
友情エンド?
それも駄目。
乙女ゲーの醍醐味ともいえる王道設定、完全否定。
悪役令嬢たるお姉様は、幼馴染で婚約者でもある公爵子息のレーゼンベルク様と、婚約破棄されないように進まないと駄目。
ヒロインの場合は、実質三名の正解攻略対象のうちの一人と、略奪せずに一途に進まない限り亡国エンドまっしぐら。
ぎりっぎりで前世を思い出せた私、クリスティーナ=ローエンガルド。
破滅の運命回避の為に、お姉様とヒロインを無事、正解攻略対象とくっつけてみせます!!!
※他サイト様にも掲載中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-17 18:07:07
35375文字
会話率:20%
幼い頃から男の子が苦手で、引きこもって魔道具ばかりいじっていたカーティス伯爵家の次女、パレンティアは、十三歳でアカデミーの魔道具学部に入学する。
しかし、自分の作っていた魔道具の試作品を、同じゼミに所属する某伯爵子息に盗まれた上、逆に
『盗作』の濡れ衣を着せられて、一年も経たずに退学した。
アカデミーの一件で、男嫌いと引きこもりを拗らせすぎたが故に、パレンティアは「結婚なんてしたくない!」と、領地に籠ってひたすら趣味の魔道具作りに没頭することとなる。
そんな彼女に、突如、『完璧公子』と呼ばれるラウル=クレイトン公爵子息から求婚の手紙が届いた。
どうも数日前に、偶然山で山賊に襲われていた令嬢を助けたことがきっかけのようだが、男嫌いで引きこもって好きな事をしていたいパレンティアは、是が非でもその話を無かったことにしたかった。
一方結婚を申し込む完璧公子は、令嬢姿で囮捜査をしていた際にティアに助けられた騎士だった。
ラウルはあの手この手でなんとかパレンティアに近づきたいと柵を弄すも、中々上手く行かない。
『結婚をしたくない令嬢』VS『女装してでも男嫌いの彼女と距離を詰めたい公子』のドッタンバッタンラブコメディです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 00:02:22
127841文字
会話率:47%