夫の浮気現場を見て、自分が前世読んでいた小説の悪役令嬢の母親(故人)だと思い出した。
娘を悪役令嬢にしないためにまず病死するのを防げないかと前世知識でセカンドホスピタルとして知人のリュシアンに検診をしてもらったら――。
最終更新:2024-10-19 13:00:00
2370文字
会話率:40%
感情の無い氷の令嬢と言う異名を持つ、リュシアンヌ。オールブランが卒業式典で婚約破棄を申し渡された。
かつて病弱であったアシルド殿下は健康になった途端、自分の世間の狭さを知り、婚約者に魅力を感じなくなったのだ。
だが、その健康になった
のはとある理由があって――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-26 13:00:00
4982文字
会話率:37%
黒木諒には前世の記憶がある。こことは異なる世界・リュシアーナという国の騎士だった記憶が。
春休み終盤に幼馴染の紹介で、前世でひそかに愛していた女性と瓜二つの女の子・真珠(まこと)と出会う。しかも彼女はリュシアーナの王妃その人だった!
時間を
かけて仲良くなろうと平和な日々を過ごしてきたが、5月末、突然諒の目の前で過去の異世界に攫われた真珠。
前世で何があったか思い出せ!
――現在日本と過去の異世界――
二つの世界をもう一度つなぎ、彼女を連れ戻す方法を見つけるために!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 22:30:00
84543文字
会話率:29%
【あらすじ】
ジュナリュシア・キーブレスは、キーブレス王国の第十七王子として生を受けた。
キーブレス王国は、スキル至上主義を掲げており、高ランクのスキルを持つ者が権力を持ち、低ランクの者はゴミのように虐げられる国だった。そして、ジュナの
一族であるキーブレス王家は、魔法などのスキルを他人に授与することができる特殊能力者の一族で、ジュナも同様の能力が発現することが期待された。
しかし、スキル鑑定式の日、ジュナが鑑定士に言い渡された能力は《スキル無し》。これと同じ日に第五王女ピアーチェスに言い渡された能力は《Eランクのギフトキー》。
つまり、スキル至上主義のキーブレス王国では、死刑宣告にも等しい鑑定結果であった。他の王子たちは、Cランク以上のギフトキーを所持していることもあり、ジュナとピアーチェスはひどい差別を受けることになる。
お互いに近い境遇ということもあり、身を寄せ合うようになる2人。すぐに仲良くなった2人だったが、ある日、別の兄弟から命を狙われる事件が起き、窮地に立たされたジュナは、隠された能力《他人からスキルを奪う能力》が覚醒する。
この事件をきっかけに、ジュナは考えを改めた。この国で自分と姉が生きていくには、クズな王族たちからスキルを奪って裏から国を支配するしかない、と。
これは、スキル至上主義の王国で、自分たちが生き延びるために闇組織を結成し、裏から王国を支配していく物語。
【他サイトでの掲載状況】
本作は、カクヨム様、ノベルアップ+様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-22 21:10:00
154518文字
会話率:63%
ジャンヌはクロード公爵家の娘だった。このリュシアン王国の王族男子は公爵家の娘と結婚する事が定められており、ジャンヌはその中でも王太子であるレーンとの婚約が決まる。
しかしレーンはジャンヌに興味を示さず、彼の母親で王妃であるガラテナからは厳し
い妃教育を強いられていた。しかもジャンヌの妹でわがままなメイリアはレーンといつの間にか関係を持っていた上にメイリアは妊娠していた。
ジャンヌはショックを受けるがメイリアに王太子妃の座を譲ると言い、レーンとの婚約を破棄した。その後リュシアン王国から隣国のアーネスト帝国へと渡り、そこで公爵にして大臣のカーリアンと出会い関係を深めていく。しかしメイリアを王太子妃に迎えたリュシアン王国はメイリアのわがままから少しずつ破滅への道を歩み始めていく…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 19:10:00
101021文字
会話率:55%
ダリアは悲劇の中にあった。
結婚があと三ヶ月と迫ったとき、すっかり準備も整えているというのに、婚約者が浮気をし、その浮気相手に子供ができたというのだ。そして婚約破棄を言い渡されてしまう。
ただでさえダリアは、五歳の時に母を愛人に殺され、
十三の時に後妻と折り合いが悪く家を出て他国に渡り医術を身につけるものの家の都合で帰国。故郷の国では異国の医学など、と低く見られておりダリアは医師として認められず、その道は絶たれた。やっと幸せな結婚ができると思った矢先の出来事だった。
失意のダリアは宮廷医の元へ嫁ぐことになるが、バロウ家を取り仕切る大姑はダリアに冷たくまるで嫁扱いはされない。夫であるリュシアンは仕事に追われているのかなかなか姿を現さず、いざ会えばダリアを罵るような発言をする始末であった。
しかし、ダリアは負けない。
悲劇など吹き飛ばすように生きてきて、これからもそうするつもりなのだ。
黒いドレスを身に纏い、黒く長い髪をたなびかせるようにしてツンと澄まして歩き、その鋭い眼光と人を見通す鋭い眼差しで、数々の悲劇と闘っていく。
そう、ダリアには悲劇など似合わない。
※この作品では差別的な言動、シーンがありますが、フィクションであり、舞台となっている国とその年代の社会背景によるものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 18:47:05
176911文字
会話率:57%
地味で平凡。愚鈍で役立たず。
周囲からそう評価され、軽んじられ、蔑ろにされているアーヴィン・エイジアは、王女マリーシャが最愛の人と婚約できるまでの間の「仮置き」婚約者。十五年も続いたその役目を終えたアーヴィンの新たな婚約者として自ら名乗り出
たのは、アーヴィンに想いを寄せていた「辺境の寵花」と呼ばれるリュシア・カランドのみだった。
アーヴィンは新しい環境の中「王配教育をきちんと終わらせている」その能力を発揮し、周囲に認められ、リュシアに愛され、後ろ向きだった心境も変化していく。
一方、婚約解消後に初めて見たアーヴィンの笑顔が忘れられず、更に解消後に自分以外のために功績をあげるアーヴィンを欲し、取り戻すため、マリーシャは非常識な手段に出る……。
* * *
緩めのご都合設定。たまに倫理観が消えているので注意。
一話づつ視点が変わります。
全16話。毎日19時更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 19:00:00
51359文字
会話率:18%
「この艶! このひんやりとした質感! 全てが素晴らしいわ!」
魔物の鱗が好きで密かに収集しているミリア。
特にドラゴンの鱗が好きで、いつか生きているドラゴンを直接撫でるのが夢だった。
だが、公爵令嬢として幼なじみの無愛想な婚約者・リュシア
ンとの婚姻が近づいている。
夢は夢と諦め、鱗の収集さえ許してもらえるのならかまわないと思っていた。
そんなある日。
大事な話があるとリュシアンに呼び出されたお茶会に、青銀色の鱗を持つドラゴンが現れて……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 12:21:52
8740文字
会話率:24%
三歳のころ、エリュシアは前世を思い出した。
孤児だった彼女は、かつて王女の身代わりで、亜人の長である竜人・ヴァルラムのもとへ嫁がされた。
神殿で虐げられる生活を送っていた彼女は、かの国で家族を得て幸せな生活を送っていたが、攻め込んできた人間
たちから夫を庇って命を落としたのだ。
数百年を経てふたたび生まれ直った今の身分は、王女。
しかし、王が戯れに手をつけた下働きの娘。
王族として扱われない生活のなか、国はふたたび亜人国と手を結ぶため、誰かを輿入れさせる流れになる。
これはチャンスだ。
王妃たちは自分を厄介払いできてうれしい。自分はふたたび彼に会えてうれしい。
言うことなし。
王女エリュシア、七歳。
旦那さま、あなたにもう一度会いにいきます!
※他サイトにも投稿
エブリスタでは、8000字へ縮めた形で投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-16 20:02:49
10236文字
会話率:40%
アリシア・リコルヌは聖女と共に大陸に夜明けを導いた聖獣の一つ、ユニコーンの末裔であった。
しかし幼い頃にその魔力を暴走させ、母国のとある街一帯を滅ぼしたことで人々に蔑まれ、【災厄】を招く悪女と呼ばれていた。
母国から離れるも、生きているだ
けで忌み嫌われ、理不尽に困惑しながら過ごす毎日。
けれども彼女は事件以降、魔力が全く使えなくなっていた。
本当に事件を引き起こしたのが自分なのか、その真相を明らかにしたいと考えていた折、十八の歳になったことで母国、ソレイユ帝国への帰還を命じられる。
だが国ではアリシアの力を憎む者、逆に利用しようと考える者たちに身の危険にさらされる日々。
一刻も早い真相解明のためにアリシアが取った行動はー。
「私と一年だけ、結婚してください」
「はい…?」
帝国で英雄や軍神として称賛されている若き侯爵、リュシアン・ジラードとの婚姻を結ぶことで我が身の安全を確保しようと画策したが…。
「危険な真似は金輪際やめてください」
「一年だけの仮初の婚姻とはいえ、我々は夫婦なのですから、あなたの考えを教えてください」
「俺にとってあなたは…」
一年だけのはずなのにどうしてこんな複雑な気持ちになる?
これは果たして正しい選択だったのか。
そしてアリシアはずっと知りたかった過去の真相には辿り着けるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-04 07:09:23
70856文字
会話率:34%
物語の舞台は、イリュシアと呼ばれる幻想的な世界。イリュシアは空高く浮かぶ島々で構成され、神秘的な魔法と技術が共存する特異な場所。イリュシアは古代の文明の遺産であり、多くの秘密がその中に隠されている。島々は空を飛ぶことができ、空中の島と地上の
島とが結ばれている。しかし、平和な世界であったイリュシアが突如として魔物の襲撃に見舞われる。
主人公のシエンは、イリュシアの片隅に住む18歳の若者で、剣の達人として名を馳せています。彼は普段は小さな村で平穏な日々を過ごしていましたが、魔物の侵略によって彼の村も襲撃されてしまいます。村人たちの生命が危機にさらされる中、シエンは立ち上がり、魔物との戦いに挑むことを決意します。
物語は、シエンが魔物の脅威に立ち向かいながら、イリュシアの遺産にまつわる謎を解き明かしていく過程を描きます。彼は新たな仲間たちと出会い、古代の魔法や技術を駆使して、イリュシアを守り抜くために戦います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-02 09:25:46
13355文字
会話率:41%
アレス王国の忘れられた十三人目の姫・シエナ。
不吉だと王家から見捨てられ、辺境に飛ばされてからはや数年。単調ながらも平穏無事な生活を送っていたある日、突然王都に呼び戻されることになる。見捨てられたはずなのに今更何の用かと複雑ながら、シエナは
護衛騎士らと共に出発するが、道中で敵対する蛮国アル・シャンマールに捕まってしまう。
アル・シャンマールの若き王・ザイドは、長きにわたる戦争を終わらせるために、彼女を交渉の道具に使うと宣言する。しかし彼の打算のない優しさ、それまでのアレス至上主義を覆すような考え方に、シエナは戸惑いを覚えながらも徐々に惹かれていく。
一方、シエナとはぐれた彼女の護衛騎士・リュシアンは、彼女への忠誠を誓ったゆえに、単身で敵国に乗り込もうと画策していた。
―それぞれの正義がぶつかり合う中で、二つの国はシエナを巡ってどう動くのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-28 09:00:00
152671文字
会話率:54%
リュシアは今回、弟であるヨシュアの為に、このアストリア王国である王族主催の夜会に参加していた。
弟であるヨシュアには憧れの存在が居たからなのである。
アストリア王国の『聖女』エステリア・シャーロット。
彼女はこの国を守るために『聖女』と
して選ばれ、毎日のように祈りを欠かさず、人を癒し、天使のような存在だと噂されている美しい少女だ。
しかし、リュシアにとっては、彼女はある意味『天敵』と言っていい存在だった。しかし今回、ヨシュアがどうしてもエステリアに会いたい、一目見たいと言う事で護衛のリューと一緒に、何とか招待状を手に入れ、この中に入る事が出来た。
弟であるヨシュアは影でエステリアを見つめているのみ。恋愛なのか親愛なのかわからないヨシュアの姿を見ながら、とりあえずアストリア王国の王族たち、そして貴族たちの『悪意』に触れながら、リュシアはリューと一緒に何とかやり過ごそうとしていた時だった。
王太子であるオスカー・アストリアが隣に胸を強調したドレスを着た少女と一緒に現れ、エステリアに婚約破棄を命じてきた。
それを見たリュシアは笑いながら、リューに告げる。
「――元の姿に、戻ってくれる?」
▽ ▽ ▽
短いお話で短編小説になります。
前編、中編、後編に分かれて投稿させていただきます。
温かく見守っていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-26 16:20:16
18884文字
会話率:49%
婚約者である王太子リュシアンから日々疎まれながら過ごしてきたジスレーヌ。ある日のお茶会で、リュシアンが何者かに毒を盛られ倒れてしまう。
日ごろからジスレーヌをよく思っていなかった令嬢たちは、揃ってジスレーヌが毒を入れるところを見たと証言。
令嬢たちの嘘の証言によって、ジスレーヌは「裁きの家」というお屋敷に幽閉されることに。そこは二十年前に魔女と呼ばれた女が幽閉されて死んだ、いわくつきの屋敷だった。
何とか幽閉期間を耐えようと怯えながら過ごすジスレーヌだが、しだいに意外な事実を見つけていき……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-08 21:10:00
117754文字
会話率:36%
父親が自分を呼ぶ声が聞こえたその刹那、熱いものが全身を巡ったような、そんな感覚に陥った令嬢レティシアは、短く唸って冷たい石造りの床へと平伏した。
視界は徐々に赤く染まり、せっかく身を挺して庇った侯爵も、次の瞬間にはリュシアンによって屠ら
れるのを見た。
「リュシ……アン……さ、ま」
せめて愛するリュシアンへと手を伸ばそうとするが、無情にも嘲笑を浮かべた女騎士イリナによって叩き落とされる。
「安心して死になさい。愚かな傀儡令嬢レティシア。これから殿下の事は私がお支えするから心配いらなくてよ」
お願い、最後に一目だけ、リュシアンの表情が見たいとレティシアは願った。
けれどそれは自分を見下ろすイリナによって阻まれる。しかし自分がこうなってもリュシアンが駆け寄ってくる気配すらない事から、本当に嫌われていたのだと実感し、痛みと悲しみで次々に涙を零した。
両親から「愚かであれ、傀儡として役立て」と育てられた侯爵令嬢レティシアは、徐々に最愛の婚約者、皇太子リュシアンの愛を失っていく。
民の信頼を失いつつある帝国の改革のため立ち上がった皇太子は、女騎士イリナと共に謀反を起こした。
その時レティシアはイリナによって刺殺される。
悲しみに包まれたレティシアは何らかの力によって時を越え、まだリュシアンと仲が良かった幼い頃に逆行し、やり直しの機会を与えられる。
二度目の人生では傀儡令嬢であったレティシアがどのように生きていくのか?
婚約者リュシアンとの仲は?
二度目の人生で出会う人物達との交流でレティシアが得たものとは……?
※逆行、回帰、婚約破棄、悪役令嬢、やり直し、愛人、暴力的な描写、死産、シリアス、の要素があります。
ヒーローについて……読者様からの感想を見ていただくと分かる通り、完璧なヒーローをお求めの方にはかなりヤキモキさせてしまうと思います。
どこか人間味があって、空回りしたり、過ちも犯す、そんなヒーローを支えていく不憫で健気なヒロインを応援していただければ、作者としては嬉しい限りです。
必ずヒロインにとってハッピーエンドになるよう書き切る予定ですので、宜しければどうか最後までお付き合いくださいませ。
『アルファポリス』様にも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-15 23:00:29
221938文字
会話率:44%
辺境出身の貴族令嬢、フィリカ・アゼンタは王都で開かれた舞踏会で、誤ってカンバス王国の王子リュシアンに婚姻を申し入れてしまう。
そのせいで王子に愛想をつかされ、逃げるように会場を出たフィリカは、奇妙な言葉を話す少女に出くわしてしまう。その少女
は美しい宮廷画家と呼ばれながらも、禁忌の秘術に手を出したことで王宮を追放されたと噂されているリナ・ハレットだった。
リナをかくまうフィリアだったが、彼女は奇妙な絵を残して姿を消してしまう。その絵はリュシアンの死を暗示していると思い、危機を知らせるために行動を開始する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 15:28:28
21181文字
会話率:35%
レネ・セローは国王家の領地で温泉の泉質管理事務所で働く魔術師。ルーティン仕事の日常にある時、負傷した美貌の騎士リュシアン・スミュールがやってくる。
はじめは怪我の看護だけだったが、何やら裏には陰謀がありそうでレネ達も巻き込まれていく。
レネ
は同僚で騎士のマルセル・ガランと共に、思惑や恋に奔走して居場所を求めて奔走します。
この作品は以前旅川力という名義で『泉質管理の魔術師と騎士』というタイトルで途中まで投稿していましたものを再投稿しています。
「カクヨム」でも以前『温泉の魔術師と騎士』というタイトルで投稿しておりました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-10 20:00:00
144162文字
会話率:32%
アリュシア王国とロードバーグ帝国は長い戦争の渦中にあった。
アリュシア王国の第三王女であるクラリスは、秘密の恋人でありロードバーグ帝国の第一王子であるリベロとともに戦争終結のために革命を起こそうとしていた。
革命前夜、二人は勝利を誓って盃
をかわしたが、戦争経済を続けようともくろんだアリュシア王国の大臣グラントによってリベロが毒殺されてしまう。
戦争終結という目的は達成したものの、恋人を失った悲しみに暮れるクラリス。
落ち込んだ彼女のもとに一人の魔女があらわれ、亡きリベロの復活を囁いた。
死者を使役する魔女にクラリスは嫌悪したが、葛藤の末リベロを蘇らせる。
けれど蘇ったリベロはまるで人形のようになっており、クラリスのことなどまるっきり忘れていた。それどころか熱々の紅茶を一気に飲んだり、生前は鶏肉が好きだったからと言って生きたまま小鳥をむさぼったりとそれはもう常識外れな行動ばかり。
クラリスはもとのリベロを取り戻すべく、蘇ったリベロに二人の思い出を叩きこむのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-16 13:12:49
5831文字
会話率:38%
貧乏貴族令嬢のレティシアには推しがいる。聖騎士団団長リュシアン様である。
今日も鍛錬を覗き見…拝見し、その姿にうっとりとしていたら、リュシアン様によだれを拭けと言われてしまった。
リュシアン様に認定済みの私はお城で推しに会うため元気に働いて
いるが、家にはまるで天使、弟のエミールが待っていた。
病弱なエミールのために父親が何かと物を買ってくるが、時折怪しげな品も混じってくる。心が壊れている父親は効果も気にせず言われた通りに品を買ってしまう。そのため貧乏になっていくのに、止めることができない。
高利貸しの豪商への借金は膨らむばかり。けれどおかげで呪いが掛かっているものは見るだけで気付くようになってしまった。
そんな中、推しの推し、アナスタージア様がリュシアン様に黒いモヤのかかる小箱を渡そうとするのを腕尽くで止めてしまい。。。
ただ推しを見るためだけに生きていた貧乏貴族令嬢の、運命転換期がやってくる。
短いお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-08 21:06:02
129525文字
会話率:51%
今では若き賢王と呼ばれるリュシアンだが、かつては無能の王子と蔑まれていた時代があった。そんな子供時代の彼を支えてくれたのは、幼い頃からの美しい婚約者だった。しかし、リュシアンは、長年尽くしてくれた彼女に、もはや耐えきれなくなって ─── 。
元鞘でハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-28 12:34:47
20351文字
会話率:31%
『私はあなたの婚約者です』。ヴァロン候の令嬢ジャンヌ様のもとに突然現れた青年は、かつて親同士が決めたという婚約を盾に、お嬢様に結婚を迫った。
追い詰められたジャンヌ様は恋人のリュシアン王子と共に逃亡。ところが青年はジャンヌ様を追いかけるで
もなく、侍女の私の案内で悠々と領内の探索に乗り出す。何か別の目的でもあるの? お互いに考えを探ろうとするけれど、どうにも彼の方が一枚上手だ。
と、そうこうしている間に次々と疑惑の過去が浮上。ヴァロン候ご夫妻や、お嬢様とリュシアン王子の関係が変調を来す。そして事の真相に近づくにつれ、私とこの青年との間にも変化が見えて来て……。
※アルファポリスでも掲載、先行して更新中。(アルファポリスでのカテゴリは「ファンタジー」です。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-12 21:25:26
134484文字
会話率:40%