地味で平凡。愚鈍で役立たず。
周囲からそう評価され、軽んじられ、蔑ろにされているアーヴィン・エイジアは、王女マリーシャが最愛の人と婚約できるまでの間の「仮置き」婚約者。十五年も続いたその役目を終えたアーヴィンの新たな婚約者として自ら名乗り出
たのは、アーヴィンに想いを寄せていた「辺境の寵花」と呼ばれるリュシア・カランドのみだった。
アーヴィンは新しい環境の中「王配教育をきちんと終わらせている」その能力を発揮し、周囲に認められ、リュシアに愛され、後ろ向きだった心境も変化していく。
一方、婚約解消後に初めて見たアーヴィンの笑顔が忘れられず、更に解消後に自分以外のために功績をあげるアーヴィンを欲し、取り戻すため、マリーシャは非常識な手段に出る……。
* * *
緩めのご都合設定。たまに倫理観が消えているので注意。
一話づつ視点が変わります。
全16話。毎日19時更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 19:00:00
51359文字
会話率:18%
髪と目の色が濃いほど貴い存在とされる世界において、黒髪黒目とは【瑞兆】の証。
絶対不可侵の信仰の対象だ。
そんな世界に迷い込んでしまった紗耶は、偶然にも金髪に脱色したばかりだった。変な注目を集めずには済んだが、皇帝陛下に出会ったことが敗因
で、後宮に入れられてしまう。
最初は戦々恐々としていたが、特に誰の訪れもない事がわかると、これ幸いとばかりに勉強し、官吏として働くことに。
伸び始めた黒髪を隠し、男装をして、せっせと毎日後宮から脱走する生活も、早5年。
いつの間にか、陛下とも対等に言葉を交わせる、有能官吏にまで上り詰めちゃいました。
決裁書との格闘の日々は充実していたけれども、ある地方で魔獣による農作物の被害が発生し……。
ついでに後宮にも一波乱の予感で、穏やかな日常は消え去っていきそうです……っ。
※エセ中華ファンタジーです。
史実とは異なる箇所が散見されると思いますのでご注意ください。
※色々、ガバ設定のご都合主義です。
※カクヨム様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-20 06:00:00
138843文字
会話率:41%
仲居 葉(なかい よう)は、35歳のサラリーマンである。離婚してからの唯一の楽しみは、息子の久志(ひさし)と2週間ごとに会うこと。唯一の血縁者である久志を心のよりどころにしている。ところが、元妻の紗耶香の再婚のために、久志と会うことを止めら
れてしまう。支えを失ってよろよろの葉が親友の尾辻のBARの前にきたとき、大きな穴に飲み込まれてしまった。
気が付いた時には、二十歳前の自分に戻っているのに、時は3年も過ぎていた。
尾辻に久志が自分がいなくなってから変わったといわれ、おまけに、授業料滞納??。久志のいる学園に転校生として潜入することになる。
そこで知る、葉の若返りの秘密・・・。久志の変貌の理由。そして、積年の思いの重さ。
一応、溺愛がテーマですが、重くはないです。
はい。ホームドラマ目指してますので・・・。たぶん。
※ジャンル迷走しています。申し訳ないです。とりあえずヒューマンドラマで落ち着く予定かと・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-01 03:03:00
62106文字
会話率:40%