高瀬一平は長年の希望が実現し、妻の悦子と息子の淳一と真二、それに愛犬のフォスターとともにニューヨークに赴任した。淳一は高校二年生になり、真二は同じ敷地にある中学に通う。日本でサッカー選手だったため、二人はサッカーを通じてクラスの人気者にな
っていた。淳一にはユキという同級のガール・フレンドがいる。
サッカー仲間には、アメリカ先住民の男友達アルフォンソ(アル)がいた。ある日、アルが淳一に抱きつこうとする。淳一は拒みつつも、行為に走る。そのことが親に知れ、アルの母親はアルを転校させる。
淳一はユキにアルとの行為を告白し、ユキに動揺が走る。アルは転校先の陶芸学校の教室で、ゲイ仲間と性行為を繰り返していた。
ある日淳一はアルと再会し、先住民の博物館を訪ねる。アルは部族の陶器に関心を示したユキに自作の壺をプレゼントすると約束する。
久しぶりに試合を見に来たアルは、淳一がユキに二人の関係を打ち明けたことを知り、ユキから淳一を奪おうとして、小型ナイフで淳一を刺してしまう。
傷も癒えた頃、アルから謝罪を兼ねて連絡が入り、故郷に帰るので、その前に最後の愛撫をさせてくれという。淳一はユキとアル双方へのディレンマに思い悩むが、これで最後と思い切り、アルに体を委ねる。
高校を卒業した淳一とユキは、真二と三人でアルの故郷の村を訪問した。三人の突然の訪問を喜ぶアルの口から意外な事実が明かされる。彼は遠縁にあたる青年と同性結婚するというのだ。三人はアルフォンソの話を聞き、ようやく心を落ち着けて、友人の前途を祝った。
一平の任期が終わり、淳一らが帰国することになった。ユキは淳一宅を訪問したが、両手にはアルから送られてきた壺が握られていた。ユキはアルの作った壺を受け取るのはやはり淳一だと、壺を手渡してセコイアの木漏れ日の中を去って行く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-11 09:50:24
49814文字
会話率:51%
太平洋に浮かぶ小島にゴキブリの帝国がある。宿敵人間との戦いの中で、超技術で人間になり、人間界でスパイ活動をする五木田ブリ蔵は、日本での研修の後ニューヨークに派遣される。
アメリカでは害虫駆除剤の日米共同研究が行われ、ミサイルXというゴキブ
リ殺虫剤が開発された。ブリ蔵は殺虫剤メーカーM社の最上から協力者のコールガール・美樹の助力を得て、マル秘の成分表を入手する。それを基に帝国で超技術を使いワクチンを製造し、全世界のゴキブリに配送システムを通じてワクチンを届け、効き目のないミサイルXは販売不能となる。その次開発されたX2も同じような運命を辿る。メーカー側にも帝国の存在がバレて、探査ロボットでの捜索が開始され、アメリカ南西部で巨大なゴキブリの巣が発見された。メーカー側はワクチン配送システムを破壊し、この巣を凍結しようと企てるが失敗に終わる。
M社は成分表を盗まれないために、支社長が広報部長の直木に命じ、個人名義の銀行のセイフティ・ボックスに保管させるが、ブリ蔵はまたも一計を案じて新開発のゴキブリ殺虫剤ミサイルXXXの成分表を奪い取り、古代ピラミッド建設の時代に火星人から授かり、様々な創意工夫を経て得た超技術のひとつ、配送システムを使い、全世界のゴキブリにワクチンを配送し、ミサイルXXXは販売中止に追い込まれ、M社は倒産する。
直木は一連の営業妨害はブリ蔵と美樹による犯行だと睨み、カリフォルニアに避難していたが、ニューヨークに戻った美樹を拉致し、ブリ蔵に決闘を挑む。スナイパーを雇いブリ蔵の命を狙った直木はスナイパーと共に絶命し、ブリ蔵は瀕死の重傷を負う。
三億年のサバイバルを今後も維持するため、帝国のゴーキー大帝が編み出したのが、予備の帝国建設に加え、あれほど忌み嫌って来た人間との間にゴキブリとのハイブリッド人間を産みだすことだった。
傷も癒えて一命を取り留めたブリ蔵も思い切ったことをしてみたいと、人間の女性・芳恵と結婚する。一年後二人の間に子供が生まれた。ハイブリッド人間の誕生だ。
ブリ蔵はニューヨークでの仮の姿として日本のF放送局のニューヨーク支局に勤務していたが、長期出張から支局長らが戻り、今後に備えてもう一人支局員を現地採用するとブリ蔵に話した。新しい支局員はあの倒産したM社の最上だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-19 10:38:04
28181文字
会話率:48%
M放送局記者の俺、帝(みかど)俊平は謎の国・リプレ共和国への出張を命ぜられた。取材団はテレビから野本副部長ら四名、ラジオから俺の、合わせて五名。新潟港から半島東の港・ウオンサンに向かったが、低気圧接近で船の到着が遅れるトラブルに遭う。
取
材団は表向き、共和国のクム・イルソー主席生誕七十二周年の音楽フェスティバルにジパングから参加する芸術団の随行取材だが、真の目的は共和国の裏事情を探ることにあった。
帰国間際になって芸術団の歌姫・近江富士子が失踪した。背景には富士子をクム・イルソーの宮殿に奉仕させたい主席と芸術団団長の桐畑加寿子の間の密約があった。意外にも富士子はその密約を素直に受け入れて宮殿に入り、一年が過ぎる。短期出張のはずが、失踪事件をきっかけにM局は共和国内に支局を作り、T通信社と共に富士子の失踪事件を追う。
富士子には宮殿に入る目的があった。両親を共和国に拉致され、公開処刑され、兄も不審死を遂げるという家庭崩壊の元凶がクム・イルソーだったのだ。
その個人的怨念と、共和国と半島で対立するオプレ民国のクム・イルソー暗殺計画が手を結び、宮入りから一年後に歌手として不動の地位を気付いていた富士子は服用後まる五日経った時点で猛毒で即死させるという錠剤をクム・イルソーに飲ませ暗殺を実行する。
富士子は、恋人のソンイルと幼馴染の共和国軍兵士、クム・ヤンスと共に軍事境界線から民国に逃れ、ソンイルの伯父・ドンスと再会する。
ドンスは怪我を負って脱北し、民国に逃れていたが、反共和国組織を率いる彼こそが富士子をクム・イルソー暗殺チームに引き入れ、特殊訓練を施したのだった。
ドンスをプロデューサーとする暗殺チームの背後には民国を裏で支配する傷痍軍人の組織・七人委員会があった。富士子とソンイルは七人委員会により、主席暗殺の記憶を手術で消されてしまう。
主席暗殺説はマスコミの虚々実々の報道の中で真相は闇に消えて急速に萎んで行った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-17 14:56:54
25659文字
会話率:29%
神崎響平はある頭痛をきっかけに、高校時代の同級生だった間宮光一と六年ぶりに偶然再会をする。
喜ぶ光一に誘われるままランチをしていると、ぶり返す激しい頭痛と耳鳴り。苦しんでいると店の外で突然男が倒れた。
騒然とする中で、プツリと響平の耳鳴
りと頭痛が止む。それは倒れた男の死と同時だった。
度重なる死との対面。敏感になる嗅覚。突如、響平に目覚めた能力。これらはなんのサインなのか。
身に起こった謎に再会した元親友と立ち向かうバディダークサスペンス。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-10 22:16:24
84070文字
会話率:37%
清楚で可愛いカノジョがNTRオンライン通話してきた。
「うぇーいwwwオタクくん見てるぅwww」
からのぉwww
トラック!そしてチャラ男TS!
(;´Д`)<お前がTSしてどうすんだよ…このやり場のない怒りをどこにぶつけろと…。
だけ
どTSしたチャラ男はとってもかわいいオタクに優しいギャルになっちゃったんだ…。
これはそういうしょうもないお話である!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-10 21:20:30
3303文字
会話率:58%
江戸時代後期、曲亭馬琴によって描かれた長編伝奇小説
『南総里見八犬伝』
室町時代に里見家の伏姫と八犬士たちが、あらゆる敵と戦う痛快娯楽の物語。
仁義礼智忠信考悌の8つの徳目をもった八犬士の活躍は、今もなお映画や舞台で表現され、多くの人々
がこの物語を知っていることであろう。
いや、知っている人だけ知っている有名な物語である。
しかしここに描かれている『里見八ニャン伝』とは、山里外れた里見村を守る為に8人の猫剣士があらゆる敵と戦うスペクタル・アドベンチャー・ストーリー!
と言いたいところだが、どうやらそうではないらしい。
この物語に出てくる8人の個性的な猫剣士は、いつもケンカばかりしてお互いに全く性格が合わない。
そもそも猫というのは自由気ままな生き物であるから、それは仕方がないことである。
ただ唯一共通点と言えば、8人の猫剣士の首には『仁義八行の玉』と呼ばれる白い玉がついていることだった。
果たして、その玉の意味とは?
その玉を託された8人の猫剣士の運命は?
里見八ニャン伝は、そんな8人の猫剣士のドタバタでハチャメチャな物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-10 08:30:00
147836文字
会話率:68%
主人公、鈴原望は、片思いだった相手の赤坂明乃と運命的な再会をする。
この物語に大きな出来事は何もない。
ただ一人の少年が初恋の相手を想い続ける、そんな話。
最終更新:2024-07-09 21:29:49
84658文字
会話率:61%
室町幕府を開いた足利家の支流で、将軍継承権も有していた名門・今川家。その最後の当主・氏真は今川家を潰した事から世間一般に“暗愚”の印象が強い。
しかしながら、果たしてそうなのだろうか? 息つく間もなく襲い掛かる逆境に呑まれまいと奔走する
一人の男の物語。
<『KAC2024 ~カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024~』参加作品>
第4回お題:『ささくれ』
※当作品は先述したイベントに投稿しました作品に加筆したものとなります。
カクヨム版はこちら→https://kakuyomu.jp/works/16818093073489317336折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-09 19:00:00
25156文字
会話率:15%
魔術師団の落ちこぼれ魔術師、ローランド。
任務中にひょんなことからモフモフに変幻し、人間に戻れなくなってしまう。そんなところを騎士団の有望株アルヴィンに拾われ、命拾いしていた。
快適なペット生活を満喫する中、実はアルヴィンが自分を好きだと知
る。
アルヴィンから語られる自分への愛に、ローランドは戸惑うものの——?
24000字程度の短編です。
※BL(ボーイズラブ)作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-09 18:13:27
24522文字
会話率:34%
両親に先立たれたヒロイン。お隣さんは3人の息子のいる家で、女の子が欲しかったおばさんがヒロインを貰い受けてくれました。でも、ヒロインを育てたのは比較的時間の余裕のある次男。魔法の無い世界、いえ、最初魔法は無いと思われていた世界に料理魔法とい
うスキルを引っ提げて登場したヒロインの恋模様はどうなるのでしょうか。
===============================
一晩で書き上げてしまった作品。
出来立てのほやほやです。
全20話です。毎日1話アップします。
ご都合主義が気にならない方に読んで頂ければ嬉しいです。
どうぞよろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-09 08:15:47
33691文字
会話率:19%
パチンコ&スロットの『ワイルド』
そのホールに、まことしやかに囁かれる噂、『確変さん』
曰く、遭遇すると、その瞬間に当たりを引ける。
曰く、遭遇した時の当たりは、必ず確変に発展する。
曰く、その確変がどこまで続くかは、運次第。
曰く、出会えるのは、男だけ。
曰く、会えたらラッキーくらいの感覚じゃないとダメ。
曰く、決して『確変さん』を求めてはいけない。
パチンカスの園田 明は、その噂を聞いて……
◇◇◇
夏のホラー2024企画用作品です。
パチンコ好きのための正統派(?)パチンコ×ホラー小説です。 もちろん、パチンコ好き以外でも楽しめます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-09 01:00:00
7323文字
会話率:21%
大学三年生の夏に行った家族旅行。『不思議な写真屋』に撮ってもらった写真は机の上に飾ってあるのだが。
最終更新:2024-07-08 21:00:00
1911文字
会話率:21%
雨を司る竜神との約束。俺達は歌う。 『一番の歌い手』の俺は、リコと出会い、恋に落ちた。
最終更新:2024-07-02 21:00:00
5121文字
会話率:50%
ナッチは、故郷の村の小高い丘でシャウトする。「ざまぁ、みやがれ!」
最終更新:2024-06-09 23:00:00
1985文字
会話率:20%
煌神国(こうじんこく)の貧しい少年・慧臣(えじん)は借金返済のために女と間違えられて売られてしまう。
宦官にされそうになっていたところを、女と見間違うほど美しい少年がいると噂を聞きつけた超絶美形の王弟・令月(れいげつ)に拾われ、慧臣は男とし
て大事な部分を失わずに済む。
令月の従者として働くことになったものの、令月は怪奇話や呪具、謎の物体を集める変人だった。
見えない王弟殿下と見えちゃう従者の中華風×和風×ファンタジー×ライトホラー
※中華風×和風の架空の国が舞台のコメディ×ホラーです
※カクヨムにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 20:36:31
148023文字
会話率:36%
王都に位置する騎士学校の主席だった、凛々しい女騎士見習い、ユリアナ・シル・アイギスは、先日、国境で発生したアイギス領防衛戦に際し、父から参戦の要請を受けたが、退学手続きを済ませ、アイギス領行きの馬車に乗り込もうとしたところを、親しかった後輩
のリンゼに引き留められてしまう。
硬い意思の元、彼の説得を振り切ろうとするユリアナだったが、彼の口から最後に出たのは、ユリアナの心を大きくかき乱すような一言だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 04:01:55
8576文字
会話率:38%
火炎放射器の殺人鬼マッドバーナー。
彼は人を殺さねば自分が死んでしまう病に冒されている。
そんな彼の前に立ちはだかるのは、連続殺人鬼連盟。
その名もシリアルキラー・アライアンス。
やがて、一人の少女を巡って、マッドバーナーは極限の戦いへと身
を投じる。
※本作は、2008年にウェブ投稿していた小説『マッドバーナー』を
そのまま掲載したものです。文章に粗などあるかもしれません。
いま、もしWEBに連載したら、どんな感じになるだろうと思って
実験的に掲載します。そのあたりご理解いただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 22:10:00
501150文字
会話率:39%
小さな魔女きららのお仕事は、夜空のお掃除。流星が落としていった星くずを履いて集めねばなりません。でも星くずたちは勝手気まま。ちっともきららの言うことを聞いてくれないばかりか、あちらに行ったりこちらに行ったり。きららのお掃除は終わらないのです
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 21:10:00
1678文字
会話率:20%
初夏に寄せて。ぼちぼちと短歌を詠んでいこうと思います。短歌だけでは文字数が足りないので、エッセイっぽいこともちょこっと書いてあります。
カクヨムにも掲載あり。
最終更新:2024-06-24 18:41:05
9402文字
会話率:0%
【最終章で全ての印象が変わるスクールカーストミステリ】
嶺和学園高等学校に入学した福島さつき。中等部からエスカレーター式で進学した生徒が圧倒的に多い中、さつきのように外部から受験して入ってきたのはごく少数だった。入学式が終わると妖しくも美し
い女子生徒……ヱ梨香に声をかけられる。ヱ梨香はさつきに学園で行われている「人気投票レク」を終わらせないかと提案する。学園全体のレクリエーションと称された「人気投票レク」とは、クラス内のスクールカーストを決定する最悪のレクリエーションだった。クラスの人気TOP4は"キング""クイーン""ナイト""ルーク"の称号を与えられ、クラス内で圧倒的権力を持つ。さつきはヱ梨香とともに「人気投票レク」に抗おうとするが、さつきの幼なじみであり"キング"の称号を持つ大希がさつきに言った。「お前はヱ梨香に騙されている」と……。不穏なスクールカーストの中で、さつきは誰を信じるのか。レクの監視役である特別な称号"ビショップ"とは。はたしてこの最悪のレクリエーションを終わらせることはできるのか。
※人間ドラマ重視、人が死なない学園ライトミステリです。デスゲームではありませんが集団心理戦があります。いじめ描写があるのでご注意ください。
カクヨムに掲載しているものを加筆修正しながら公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 17:10:00
100232文字
会話率:53%
フリーランスエンジニアの主人公「俺」は、昼夜逆転の生活を送りながら、仕事のお供に音声配信サービス「ボイスキャスト」を聴くのが日課だ。
普段は時事ネタや雑学の番組を愛聴しているのだが、この日は偶然見つけた、ホラー番組『実話! 恐怖体験放送局』
を聴くことに。パーソナリティーのトリベノとヨモツが、リスナーから寄せられた恐怖体験を朗読する。
最初のお便りは、ラジオネーム『赤いワンピース』。彼女は一人歩く夜道で……?
次のお便りは、高校生の『部長』。彼の通う学校には、ちょっと変わった七不思議があるらしい。そんな彼が、とある夏の暑い日に体験した恐怖とは……!?
番組を聴いていくうちに、現実とラジオの内容が交錯し始め、背筋が凍るような恐怖が「俺」を襲う。
※ よくよく読んで理解できると、怖いお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 15:30:04
5894文字
会話率:33%
ターンパイク王国に魔道具という新しい技術を開発した天才がいた。
彼女は王立貴族学院の卒業パーティーを行っている最中に婚約者の第1王子から婚約破棄を言い渡される。そして、魔道具の開発に自分の存在価値を見出していた公爵令嬢─ウィスタリアは第1王
子の「魔道具に関わらせない宣言」によって頭が真っ白になり、王子を殺してしまう。
その後、ウィスタリアはパーティー会場から逃げ、ターンパイク王国から最も離れたアウトバーン王帝国に向かうことにした。
その道中で、魔物に襲われたものの奇跡的に生き残った少年─ライラックと出会い、一緒に行動することになる。
彼は優れた観察力と推理力が原因で親に売られた過去を持つ天才で、命の恩人であるウィスタリアと姉弟のような存在になる。
この2人の天才の邂逅は数年後、世界を揺るがす。
これはそんな2人の人生を知るための物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 10:22:24
45514文字
会話率:56%
幼馴染の四人でパーティを組むリュッケは、ある日「しばらく冒険に来ないでくれ」と言われる事となる。
実質的な解雇宣言と受け取った彼は、酒場で浴びるように酒を呑んでいた。
そんな彼の元に、超一流の冒険者が声を掛けてきて――。
最終更新:2024-07-07 08:00:00
21325文字
会話率:23%
俺は、泳ぎたい。
私は、お菓子をいっぱい食べたい。
水泳部の男子だった俺の精神は、ある日突然、このクッキング部の女子の身体に宿った。
この身体はお菓子が大好きだから、食べたくないのに、お菓子を食べる。太ると分かっているのに、食べる。どんな
に止めても、体重計の針が進んでも、泣きながらでも。
この新しい人生に嫌気がして、何か変わるかもしれないと信じて、俺は……この女子が通う高校の、水泳部に乗り込んだ。
お気に入りの競泳パンツを携えて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 00:51:42
25165文字
会話率:61%
(R15出血がありますので念の為です。痛々しい描写はないです)
この作品は他サイトでも公開しています。
7月7日までに予約投稿にて完結になります。
***
ある日僕は学園の階段から落ちながら走馬灯のように前世を思い出した。下級貴族とはいえ
王子様のお気に入りとして毎日楽しく過ごしてたのに。前世の記憶が僕のことを駄目だしする。わがまま駄目モブ貴族だなんて気づきたくなかった!王子様が優しくしてくれてたのも実は裏があったなんて気づきたくなかった!!
モブとして今後は品行方正になるぞって思ったのに。
え?王子様なんでそんなに優しくするの?好きじゃないならほっといてください!!
モブのくせに邪魔って知らない女の子に絡まれたんだけど?
なにこの子?
***
調子に乗ってた貧乏貴族の主人公が知らないうちに転生していたゲームの世界で慎ましくても確実な幸せを手に入れようとジタバタするお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 00:00:00
45693文字
会話率:35%