無窮の塔バベル――天高くそびえるその塔の中には何百という「塔」への入口があり、日々塔の攻略を目指すべく「挑戦者」たちがしのぎを削っていた。
迎え討つは「塔主」。魔物を召喚し、罠を配置し、自分だけの塔を創り上げて「侵入者」を退ける。
塔主に選
ばれた者も、塔を攻略した者も、英雄として名を馳せる。それがこの世界だ。
第500期の「塔主」に内定したシャルロットは田舎街の娘だった。「塔主」になるのも嫌々だった。
しかし内定式にて神から与えられたのは「女帝の塔」。
それは|二十神秘《アルカナ》と呼ばれる名高い一塔だった。
しかも同時に与えられた|神賜《ギフト》は|神定英雄《サンクリオ》と呼ばれる過去の偉人・英雄の召喚だったのだ。
力を持たない娘に「女帝の塔」と「|神定英雄《サンクリオ》」が与えられた。
分不相応だと驚くシャルロットとは逆に周りは騒然となる。
なぜなら、召喚して現れたのは「メイド」だったのだ。英雄とは程遠い。
しかもそのメイドは――この世界の誰も知らない「四本腕のメイド」だった。
※主人公は現地人ですが異世界転移タグをつけています。
※ダンジョンではないですがダンジョンマスタータグをつけています。ご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 10:00:00
1973322文字
会話率:22%
『知らない相手に、勝手にキスされているって怖くない?』と、ふと思ったんです……。
【あらすじ】
魔女の呪いによって眠りについた王女フレイア。
目覚めさせるには『運命の相手』からのキスが必要だが、挑戦した誰もが茨に阻まれ失敗していた。
眠り
についてから二十年経ち、彼女を目覚めさせたのは他国からやってきた王子様だった。
まわりは運命の二人だと盛り上がり、結婚するのが当然といった様子。
でも、フレイアは軽薄な態度の王子が好きになれない。
「本当にこの人と結婚しなければならないの?」
「呪いを解いてくれたことは感謝しているけれど、他のお礼の仕方は選択出来ないの?」
フレイアは周りの熱狂とは反対に、憂鬱な気持ちを抱く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 18:02:30
91895文字
会話率:49%
才賀悠莉は異世界帰還者である。
勇者召喚により10年に渡る異世界生活の末、日本に帰還し、神より与えられたご褒美として数百億円もの大金を得る事になる。
日本へと帰って来た悠莉は、召喚後5分しか経っていない事に気づく。
力はそのまま、二十歳へ
と戻っていた。
帰還後、大金を得た悠莉は毎日面白おかしく過ごして居たが、あの世界から帰って来て1年後、あの世界より来訪者が突然部屋に現れる。
招かれざる客の名は、魔王。
そう。神が面白そうと言う理由により、魔王を送り込んで来た。
そして魔王が日本へ来て1年。何やかんやがあり、魔王は現在同居人と言う名の居候となる。
怠惰な日々を送る魔王。
そう、この魔王はポンコツだった。
そんな二人の日々。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 18:00:00
330730文字
会話率:54%
大月美月三十二歳 地味の中の地味(メガネ)
そんな私には彼氏が居る。
私の七歳年下の二十五歳の蒼君。そして信じられない位にカッコいい彼氏だ。
人は問うであろう。何故あんな地味な女にあんなイケメンが?
答えは簡単、あお君は超が付く程の地味
女好きだったのだ。
そんな地味な私とあお君との日常。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-06 17:00:00
29365文字
会話率:49%
二十歳になってもヴァネッサは婚約者を決めかねていた。理由は初恋の人が忘れられないから――。だからといって告白はできない。もしも気持ちが通じ合ったところでお互い家を継ぐ立場で結婚はできないのだ。せめて彼に恋人か婚約者がいれば、諦めることができ
たかもしれない。でも彼には浮いた噂一つない。
未練を捨てられないまま過ごすある日、ヴァネッサは街で偶然彼を見かけた。嬉しくなって声をかけようとしたが、彼の隣に女性がいることに気付く。彼とその女性は寄り添い楽しそうに話をしている。ヴァネッサはその姿に衝撃を受け呆然と立ち竦んだ。胸にはじりじりと黒いものが滲んでいく。その女性は明るくて可愛くてみんなから愛される…………自分の妹だったのだ――。(他サイトでも公開しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 17:57:00
44929文字
会話率:43%
神はダンジョンという試練を、そしてカードという祝福を人類に与えた。
カード。
デッキにセットするだけでステータスを上げ、装備を具現化し、スキルを発現する不可思議な力。
二十五歳の主人公、上杉ハガネはデッキ枚数上限がたった一枚のラ
ンクEハンターだ。
デッキにカードを一枚しかセット出来ず、固有能力であるユニークカード「一瞬の保存」もハズレだったため、十年間ランクEから昇格していない。
病気がちな妹を養うため、日々ランクEダンジョンに潜って日銭を稼ぐハガネ。
しかしある日、アイドルの新城姫香を助けたハガネは、とあるカードを手に入れる。
そのカードを手に入れたことでハズレユニークカードが無限に成長できるチートユニークカードに変化して――?
ハズレだと思っていたユニークカードが実は無限に成長できるチートカード!
美しい女性ハンターたちと関係を持ちながら高ランクダンジョンをハーレム無双!
最弱だったはずのハンターが現代ダンジョンを攻略して最強に駆け上がる!
※この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-09 05:31:40
154640文字
会話率:31%
昔、霧の中に封印されたエル・カルドという国があると伝えられていた。西の帝国ローダインの若き皇帝アルドリックは封印が解け、エル・カルドが姿を現したと聞き調査を行っていた。そのさなか、東の新興国フォローゼルによってエル・カルドは侵略を受けた。
美しい女性に導かれ、アルドリックの見たエル・カルドは、七本の聖剣の加護を受けた七聖家と呼ばれる人達によって治められる国だった。アルドリックは魔道による混乱を防ぐため、言葉すら通じないエル・カルドの保護を決意した。
それから二十五年が経ち、エル・カルドは西の帝国ローダインの版図に組み込まれていた。そしてその年、皇弟子ウィラードがエル・カルドの聖剣の加護を得るべく聖剣の儀に挑むこととなっていた。他国の影響を受け入れる者や拒む者、様々な思惑が入り乱れる中、辺境では不可解な出来事が起こっていた。※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 19:08:19
200581文字
会話率:55%
冬の寒いバレンタインデーの日、一人のサラリーマンが郵便局に向かっていた。無くしたキャッシュカードを再発行するためだ。郵便局の待合室で待っていると、突然数名の警察官に取り囲まれた。「あなたは、オレオレ詐欺の出し子ではないですか?」と言われて
、警察署まで連れて行かれて取り調べを受ける。結局、犯収法違反で拘留されることになった。
それからは、初めての拘留生活が始まった。拘留は十日間の延長があり、合計で二十日間となるが、初めての牢獄生活に苦しんだ苦悩を描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 09:54:28
20948文字
会話率:0%
気が付いたら修羅場だった。羽交い絞めにされていて、自分が夫の幼馴染を殺そうとしたとか、浮気をしたから持参金没収の上に出ていけ、と喚めいている夫らしい男に断罪されている。全く意味がわからない。アザレアって誰のことだ。よくある漫画のような異世界
転生していて前世の記憶が……という感じではない、自分はさっきまで日本の自分の家にいた。その記憶がはっきりしているのに、悪女、魔女と大勢に罵られている。
とりあえず、自由になる足で夫らしい男の股間を蹴り上げて、全力疾走で逃げ出した。右も左もわからない中、走り回ってひと気のない枯れた庭に駆け込んだ。
そこには死神のような青白い顔の男性がいて、自分を見ても悪女だと罵らない。つまり、敵じゃないということは味方になる可能性があるっていうことだ!
アザレアの体に入った「私」は男性に助けを求めた。その人が、呪われた王弟イドラ・マグダレアとも知らず。
妖精の粉を服用しなければ呪いに苛まれ命が削られていくイドラは、妖精のために庭の花を咲かせなければならない。しかし、妖精の花は「多くの人に愛された物語」がなければ咲かない。生まれて二十年以上、国中の物語を花に聞かせ続けた結果、もう与えられる物語は尽きてしまった。
そんなイドラが見つけた「異世界の娘」、イドラは自分の命のために悪女アザレアを抱きしめて、周囲に宣言する。
「彼女の浮気相手は俺だが?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 22:23:11
83679文字
会話率:40%
魔法のある世界。エレンデール王国での話。
エレンデール王国の王妃ソフィアは二十六歳。六歳の頃婚約した一つ下の国王ウィリアムの浮気に悩まされている。ウィリアムは面倒事が起きるとすべてソフィアに丸投げで、家庭の事は子育ても、浮気も自分の母親
の事も全て彼女に任せきりだ。二人いる側室も、正室のソフィアに思い思いの身勝手な要求をしてくる。王妃として、母親として嫁としての仕事が山積みのソフィア。それも仕事だと割り切っていたが、最近はワンオペが苦しくなった来た。そんな時、またウィリアムが問題を起こした。
今度は町娘を側室に上げるという。「運命の出会い」だと完全にのぼせている。元々の側室二人は貴族で、新しい側室を認めるつもりがない。三人の側室のバトルと噴出する義母の不満に挟まれて辟易としている。さらに息子の夜のギャン泣きの中、どんどん消耗していく王妃ソフィア。
そんなソフィアだが、幼馴染の魔導士ロッドランドと再会して、思わぬ提案をされる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 22:10:56
132956文字
会話率:48%
白魔法を駆使する白き魔女に性別が逆転する呪いをかけられ、女の子から男の子へと変わってしまったアーガスティン侯爵家の一粒種、シャルルティーユ。
白き魔女は良き魔女であるはずなのに、なぜシャルルティーユに呪いをかけたのか。だが理由が知りたくと
も白き魔女はすでに行方をくらませており見つからない。唯一の希望は「白き魔女の呪いは運命へと導く」という伝説だけ。
時は流れ、十八歳になったシャルルティーユは幼馴染のローズに恋心を抱き始めるが、己にかけられた呪いのせいで葛藤するはめになる。呪いは解けるのか解けないのか。そしてローズとの恋の行方は――?
*大雑把に言えば主人公が恋や性や将来のことに色々悩んでいるだけの話ですが、R15にするほどの描写はありません。
*転生ではない魔法による身体的な性別逆転(TS)もので、精神的なBL、GL要素が含まれておりますので苦手な方は迂回してください。
*本作は結末が二通り用意されています。邪道だと思われる方にはお薦めできません。
*ジェンダー問題を提唱する作品ではありません。揶揄する意図もありません。お読みいただく場合、あくまで創作物として御覧ください。
*二十話、約67,000文字で完結します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 14:10:00
67207文字
会話率:28%
【あらすじ】
新之介は仕事帰りに知人の売れない文士(小説家)、茶川弥太郎と出会い、そのあまりのやつれように驚く。聞けば、骨董市で櫛箱(くしばこ)を買って以来、寂しげな表情を浮かべた娘が、毎晩夢に現れるというのだ。弥太郎には悪縁の骨董に惹か
れる妙な癖があり、櫛箱と因縁のある悪霊に憑かれたのだと考えた新之介は、高い霊力を持つ観風寺の住職、良月に除霊の相談をする。ところが、良月の見立ては、弥太郎がやつれたのは悪霊の祟りではなく、すでに亡くなっている娘に恋をしたせいだというものだった。この恋煩いを治すには、新之介と藤奴が弥太郎を過去に連れてゆき、娘と会わせてやるしかないと言うのだが……。
【登場人物/レギュラー】
澤口新之介 本編の主人公 三十五歳
浅草橋のたもとで骨董屋「嘉月堂」を営む。士族出身だが、親とは絶縁
骨董品にまとわりつく因縁の糸を見る能力を持つ。(良縁は白、金色。悪縁は黒、濃紺)
藤奴 新之介の古馴染み(愛人?) 実は妖狐である。
年齢不詳 外見は二十代後半。
柳橋一の人気を誇る売れっ|妓(こ)芸者。日本舞踊と三味線の名手。
新之助が見つけた因縁の糸を、時空を越えて辿る力を持つ。
茶川弥太郎(さがわやたろう) 小説家 二十七歳
骨董好きだが、いつも悪縁の品物をつかんでしまう。才能の割に売れないのは、呪われた
コレクションのせいとも……。
良月和尚 観風寺住職 五十歳
霊能者。新之助から呪われた骨董品の封印を押しつけられている。
八重 江戸時代の木綿問屋、田端屋の下女 池袋村出身 十六歳
田端屋|仙右衛門(せんえもん) 田端屋の主人 四十歳
太吉 八重の異母兄 二十七歳
平次 化粧道具売り 二十五歳
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-04 16:33:20
20023文字
会話率:57%
二十年以上音信のなかった美大の同期生から、「私」のもとにある日荷物が届いた。中身は彼岸花を描いた一枚の油彩画だったが、その出来栄えは、恐るべき傑作と言う他ないものだった。才能に恵まれず、資産家の娘をパトロンとしたのが幸運というしかないよう
な人物が、いったいどうやって劇的な変貌を遂げたのか? 好奇心に駆られた「私」は旧友との再会を果たすが、そこには奇怪で思いがけない事実が待ち構えていたのだった……。屈折した芸術家の心理を描く、サイコホラー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 13:26:54
13408文字
会話率:52%
昭和二十五年の秋、川越女子高校の一年生だった岸田恵子は、父親に舞い込んだ再婚話のために心穏やかでない日々を送っていた。自分が反対するようなことではないと思う一方で、若くして結核で亡くなった母が気の毒に思えたのだ。恵子の悩む様子を見て取った
古文の教師、原良子は、彼女に万葉集にも出てくる夕占(ゆうけ)という占いで縁談の吉凶を占うことを提案する。良子は新任の教師なのだが、喫煙マナーの悪い初老の数学教師に金縛りのような術をかけるのを見たと言う者があり、その比類のない美貌と相まって、何か神秘的な力の持ち主ではないかという噂が生徒達の間に広まっていた。
良子にあこがれる恵子は教えられた通りに占いを行ない、町内会長が自分の持て余した愛人を恵子の父に押し付けようとしているという縁談の真相を知る。父にどうやって真相を告げたものかと悩む恵子に、良子は自分が一切波風立てずに破談にしてみせると約束するのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-13 14:23:47
21639文字
会話率:44%
【全20話】
次期宰相フェリクス・シュミット。
頭脳明晰、将来有望、類稀なる美貌の持ち主である彼は現在二十八歳。そろそろ結婚を考えなければならないが、一向に決まることがなかった。
「僕は頭の悪い女性を妻にする気はありませんので」
それもこれも全て、原因はフェリクス自身にある。
彼は有能すぎるがゆえに、相手に求めるレベルも高いのだ。そして少々、人を見下しがちだった。
しかしそんな彼に現宰相である父は告げた。一ヶ月以内に婚約者を連れて来いと。そしてそれは王命であると。
「しかも三姉妹の中から一人選べ? ……面倒ごとの予感しかしない」
陛下の命とあらば、さすがのフェリクスも断るわけにはいかない。嫌々ながらも件の伯爵家へと向かうこととなる。
領地経営もこなす長女か、女性騎士団に仮入団中の次女。このどちらかを、とフェリクスは考える……のだが。
なぜか、いつもニコニコとしているだけの三女メアリにばかり目が向いてしまう。
メアリはあまり多くを語らない。常にニコニコしており、余計なことを口にしなかった。
そんな彼女は誰よりも人をよく見ており、どうするのが最適解かを自然と理解する少女だったのだ。
「他にやりたいことのある姉様たちのために……フェリクス様には私を選んでもらわないと」
家族を想うメアリは今日もニコニコしながら、さり気なく根回しをする。自分を選んでもらうために。
「でもあの人、絶対に腹黒。笑顔の眼鏡宰相だなんて腹黒に決まってるもの」
メアリのほわほわして見えて計画的なアプローチに、フェリクスはいつしかハマっていく。
メアリもまた、フェリクスと関わることで気持ちに変化が起きていき……?
互いに恋などする気もなかった二人は、いつしか惹かれ合う……のかもしれない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-03 21:00:00
53933文字
会話率:35%
【第11回ネット小説大賞受賞作品!】
「頭の悪い女を妻にする気はない」と人を見下す次期宰相様は、ニコニコしてるだけのほんわか令嬢がなぜか気になる
↑こちらの中編作品の長編版になります。
主婦と生活社様(PASH!ブックス)より書籍版が《2
024年10月4日》発売です!
書籍ではさらにあんなエピソードやこんなエピソードをたくさん加筆しております(*´∀`*)
【あらすじ】
次期宰相フェリクス・シュミット。
頭脳明晰、将来有望、類稀なる美貌の持ち主である彼は現在二十八歳。そろそろ結婚を考えなければならないが、一向に決まることがなかった。
「僕は頭の悪い女性を妻にする気はありませんので」
それもこれも全て、原因はフェリクス自身にある。
彼は有能すぎるがゆえに、相手に求めるレベルも高いのだ。そして少々、人を見下しがちだった。
しかしそんな彼に現宰相である父は告げた。一ヶ月以内に婚約者を連れて来いと。そしてそれは王命であると。
「しかも三姉妹の中から一人選べ? ……面倒ごとの予感しかしない」
陛下の命とあらば、さすがのフェリクスも断るわけにはいかない。嫌々ながらも件の伯爵家へと向かうこととなる。
領地経営もこなす長女か、女性騎士団所属の次女。このどちらかを、とフェリクスは考える……のだが。
なぜか、いつもニコニコとしているだけの三女メアリにばかり目が向いてしまう。
メアリはあまり多くを語らない。常にニコニコしており、余計なことを口にしなかった。
そんな彼女は誰よりも人をよく見ており、どうするのが最適解かを自然と理解する少女だったのだ。
「他にやりたいことのある姉様たちのために……フェリクス様には私を選んでもらわないと」
家族を想うメアリは今日もニコニコしながら、さり気なく根回しをする。自分を選んでもらうために。
「でもあの人、絶対に腹黒。笑顔の眼鏡宰相だなんて腹黒に決まってるもの」
メアリのほわほわして見えて計画的なアプローチに、フェリクスはいつしかハマっていく。
メアリもまた、フェリクスと関わることで気持ちに変化が起きていき……?
互いに恋などする気もなかった二人は、いつしか惹かれ合う……のかもしれない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 21:00:00
116455文字
会話率:26%
二十一歳の川西由依は過去に極端な完食指導のもと、人と食事をすることができない。大学を中退したが、父の義樹、母の和子と折り合いがつかぬ日々。共に教員という職歴をもつ両親のもとで育った由依は、世間と社会の狭間で生きづらさを感じつつ、精神科に通
うこととなる。医師やカウンセラーと交流をもち、過去の出来事が虐待であることを知る。
また、由依の小学校時代の担任は由依の母親和子の大学時代の友人赤野美代子であり、その夫は焼身自殺を遂げた過去がある。赤野は夫の死のきっかけが和子の言葉のせいであると信じ、和子の娘に虐待という復讐をする。和子は何も知らずにいたが、赤野の病気をきっかけに真相を知ることとなる。
過去を憎む由依は、死を目前とした赤野へ復讐をするが、一向に将来への道筋はつかない。一方、医師を父親とし、継母に育てられた義樹は家族やプライド、偏見、娘に屈折した感情しか抱けず、ある決意をする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-03 14:36:16
3488文字
会話率:0%
二十一歳の川西由依は過去に極端な完食指導のもと、人と食事をすることができない。大学を中退したが、父の義樹、母の和子と折り合いがつかぬ日々。共に教員という職歴をもつ両親のもとで育った由依は、世間と社会の狭間で生きづらさを感じつつ、精神科に通
うこととなる。医師やカウンセラーと交流をもち、過去の出来事が虐待であることを知る。
また、由依の小学校時代の担任は由依の母親和子の大学時代の友人赤野美代子であり、その夫は焼身自殺を遂げた過去がある。赤野は夫の死のきっかけが和子の言葉のせいであると信じ、和子の娘に虐待という復讐をする。和子は何も知らずにいたが、赤野の病気をきっかけに真相を知ることとなる。
過去を憎む由依は、死を目前とした赤野へ復讐をするが、一向に将来への道筋はつかない。一方、医師を父親とし、継母に育てられた義樹は家族やプライド、偏見、娘に屈折した感情しか抱けず、ある決意をする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-03 14:35:12
13182文字
会話率:51%
二十一歳の川西由依は過去に極端な完食指導のもと、人と食事をすることができない。大学を中退したが、父の義樹、母の和子と折り合いがつかぬ日々。共に教員という職歴をもつ両親のもとで育った由依は、世間と社会の狭間で生きづらさを感じつつ、精神科に通
うこととなる。医師やカウンセラーと交流をもち、過去の出来事が虐待であることを知る。
また、由依の小学校時代の担任は由依の母親和子の大学時代の友人赤野美代子であり、その夫は焼身自殺を遂げた過去がある。赤野は夫の死のきっかけが和子の言葉のせいであると信じ、和子の娘に虐待という復讐をする。和子は何も知らずにいたが、赤野の病気をきっかけに真相を知ることとなる。
過去を憎む由依は、死を目前とした赤野へ復讐をするが、一向に将来への道筋はつかない。一方、医師を父親とし、継母に育てられた義樹は家族やプライド、偏見、娘に屈折した感情しか抱けず、ある決意をする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-03 14:34:28
12084文字
会話率:48%
「女子力なんてくそ喰らえ・・・・・。」あざと女に恋人を寝取られた沢崎直は、交通事故に遭い異世界へと転生を果たす。だけどちょっと待って!?なんか変なんですけど・・・・・!?何かついてるんですけど・・・・!?
消息不明となっていた辺境伯の三男
坊として転生した会社員(♀)二十五歳。モブ女。イケメンになって人生イージーモードかと思いきや苦難の連続にあっぷあっぷの日々。
そんな中、訪れる運命の出会い。
あれ?女性に食指が動かないって、これって最終的にBL!?
予測不能な異世界転生逆転ファンタジーラブコメディ。
「とりあえずがんばってはみます」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 00:10:00
295242文字
会話率:28%
不能によって清廉潔白を装う人並みにスケベな男が、女神教の聖女として女だらけのパーティーで旅をする。
――天は彼に二物を与えたが、イチモツは与えなかった。
二十歳を迎えたレンマ・エリナケウスは、イケメンで文武に秀でた秀才。
誰もが羨む彼には
どうしても守りたい秘密があった。
――彼は不能であった。
ストイックと評判のレンマには浮いた話一つない。
――不能だからである。
女の子が好きでたまらないが最後の一線は守り続けた。
――不能を隠すために。
そんなある日。魔王討伐を目指していた聖女が姿を消した。
レンマは周囲の勘違いから、次の聖女ならぬ聖男の座を射止めてしまう。
のらりくらり躱そうとするレンマの耳に飛び込んできたのは、魔王の蔵には全ての呪いを治す魔導書があるという話。
レンマは決めた。
そう、すべては下半身――じゃなかった、世界の解放のために!
悶々ハーレム男の苦悩と日常を描く。イケない男がイク邪道系ラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-01 17:10:00
7758文字
会話率:26%
『空似ライメイ』というアバターを使ってVライバー配信者として活動する浜那須(はまなす)えなは、ある時自分の事務所の後輩であるVライバー、『そめいよしか』と生身で鉢合わせしてしまう。
メスガキ然とした彼女のアバターと態度とは裏腹、中の人である
桜小春(さくら こはる)は、二十歳のえなの十七歳年上で、可憐で淑やかな容姿だった。
そのギャップに完全に恋をしてしまったえなは、何とかその恋心を押し殺しつつ彼女と一緒に活動していくが…。
週一月曜更新予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-30 17:44:06
86676文字
会話率:42%
十六歳のマヤ・アルジョヴィ子爵令嬢は義母から結婚を命じられて持参金もなく追い出される。お相手は野蛮人と言われている老人のロザカンド辺境伯だそうだ。不遇な扱いの家にいるよりいいかと素直に嫁に出されて辺境に着いたマヤは意外な事実を知る。今の辺境
伯は前辺境伯の孫の二十一歳のシージンだった。どんな処遇になるかと不安になるマヤにシージンは求婚する。使役できるワイバーンを育成している特殊な家系のロザカンド家に嫁ぐ事になったマヤは辺境の地で幸せを掴みたい。全11話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 20:09:39
53494文字
会話率:48%
「すみません!! 間違えましたああああ!!」 魔法陣らしきもので召喚されたかと思えばイケメンに謝罪されたんだけどっ! 何もしなくていいの? え、観光気分でいいって? そのうち帰してくれるなら、まあいっか。しばらく年下武闘派神官のお世話になる
私は長嶺聖理奈、二十三歳、会社員。……でも遊んで暮らすってのもなあ……社会人としてどうよ。この国でちょっとばかし“守護獣カピバラを従えた神子”として仕事します! 初投稿です。不具合があればご報告お願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-26 08:03:00
67880文字
会話率:50%
「リリシア、貴様との婚約を破棄する」
王立学園の卒業パーティーのさなか、婚約者のニコロから唐突に告げられた。
明日三十歳の誕生日を迎える今、リリシアはその言葉を昨日のことのように思い出す。目の前が真っ暗になり、その傷は今も癒えない。心の
底のわだかまりとともに過ごした二十代。
けれどそれも今日で終わり。婚約を申し込む、新しいパートナーが現れたのだ。その人への返信の期限は明日まで。過去を振り切ろう、捨てられなかったニコロからの手紙を手に取り、暖炉に投げ込む、まさにそのとき、懐かしい声がする。
「リリィ」
振り返るとそこには、
「ニコロ」
女性読者の皆様、こんな理由で女を置いていく男を許せるでしょうか。
男性読者の皆様、こんな理由で戻ってくる男を許せるでしょうか。
これは、婚約破棄の後、再び出会った二人の葛藤の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 09:43:39
11405文字
会話率:46%
大魔法使いエルヴィは、最大の敵である魔女を倒した。
「お前は死の恐怖に怯えながら、この一カ月無様に生きるといい」
死に際に魔女から呪いをかけられたエルヴィは、自分の余命が一カ月しかないことを知る。
国王陛下から命を賭して魔女討伐をした褒美に
『どんな我儘でも叶える』と言われたが……エルヴィのお願いはとんでもないことだった!?
「ユリウス・ラハティ様と恋人になりたいです!」
エルヴィは二十歳近く年上の騎士団長ユリウスにまさかの公開告白をしたが、彼は亡き妻を想い独身を貫いていた。しかし、王命により二人は強制的に一緒に暮らすことになって……
常識が通じない真っ直ぐな魔法使いエルヴィ×常識的で大人な騎士団長のユリウスの期間限定(?)のラブストーリーです。
※どんな形であれハッピーエンドになります。
※完結保証します。
※アルファポリス様にも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 08:01:23
118154文字
会話率:58%
この物語は、ふたつの異なる世界の大空を颯爽と駆け抜けた、とある若き大空のサムライの、戦いと生の記録である。
時ハ昭和二十年八月ノ終戦直前
動乱ノ異世界ニ導カレシ帝國海軍ノ撃墜王
降リ掛カル過酷ナル運命
押シ寄セル未知ナル敵機
侵略者ヲ向
カフニ回シ
大空ノ侍ハ異空ヲ戦フ
スベテハ――――
生キテ再ビ祖国ニ還ルタメニ
※旧題「蒼穹のティルガライザー」で以前連載していた作品を、若干改稿して再掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 01:00:00
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