「俺には、前世の記憶がある」
この人、おかしなことを言い出しましたわ。
ヴィットーリア=ピッチェ公爵令嬢は、偶然拾った孤児をスチュワードと名付けて引き取る。
ある日、スチュワードは、自分が他の世界から来た転生者だと告白する。そして、ヴィッ
トーリアのいる世界は、彼が前世でプレイしたゲーム『ダイス 愛と野望の渦』とそっくりだとも。
ゲームのシナリオでは、ヒロインと王太子が恋に落ちると、婚約者であるヴィットーリアが捨てられ、ピッチェ家も没落すると言う。
彼の話を疑う彼女は、ある日のお茶会で、シナリオに関わる重大な事実を、ゲームキャラクターに話してしまう。
やがて現れたヒロインによって、ヴィットーリアの立場は悪化する。
彼女は、ヒロインに立ち向かうことを決意するのであった。
ゲームの悪役令嬢キャラクターが、転生者の助けを得て破滅の運命を回避する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-23 21:20:00
136080文字
会話率:29%
ルシールは、ここが乙女ゲームの世界だという事を知っている。
ここは前世の友達が話していた世界そのもので、全ての状況が、前世に聞いた条件に当てはまっていた。
この世界が乙女ゲームの世界だという事に確信は持てるが、ルシール自身は乙女ゲーム未
経験者だ。それは前世もルシールが貧乏だったからである。
前世の友達は、いつも携帯を眺めながら言っていた。
「ついつい課金しちゃうんだよね〜」
友達が口ぐせのようにそう話すので、「課金」という危険なワードに近づきたくなかったルシールは、乙女ゲームの世界に手を出した事がなかったのだ。
だけど友達は確かに話していた。
「乙女ゲームに婚約破棄は付きものよね。ヒーローとヒロインが、悪役令嬢に婚約破棄を告げるのは定番中の定番よ」
――今、ルシールに婚約破棄を告げるハロルドの隣には、彼の愛するシンディがいる。
この構図はまさに乙女ゲームそのものだ。
ルシールがこの乙女ゲームの悪役令嬢なのだ。
乙女ゲームに詳しくない者達が迷走する世界。
そんな世界のゆるいお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-23 07:30:00
202301文字
会話率:31%
セシリア・フォン・グリューンは、前世でプレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢に転生してしまう。断罪される未来を避けるため奮闘する彼女だが、密かに想いを寄せる王子アレクシスは、ゲームのヒロインと親密になっていく。セシリアは自ら身を引こうとするが、
実はアレクシスは彼女に強い感情を抱いていて……。運命を覆し、ハッピーエンドを目指す、切なくも甘いラブストーリー。
こちらは、小説家になろう向けの検索用キーワードです。
乙女ゲーム/悪役令嬢/転生/断罪回避/王子/すれ違い/溺愛/ハッピーエンド/恋愛/片思い/切ない/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-22 17:49:44
10590文字
会話率:43%
10秒で分かる「追放ルートを目指します!」
私の名前はサアラ・アムロード、クロスリート王国きっての名門貴族であるアムロード侯爵家の長女だ。
16歳の誕生日を目前に、前世の記憶を突然思い出した私は、今いる世界が乙女ゲームの世界である事を知り
愕然となる。
さらに前世では週5でテレワークという引きこもり社会人だった私の今世の配役は、幸福を約束されたヒロインではなく、悪役令嬢だった!
当然、ゲームの悪役令嬢である私には追放の運命が待っている。
一方この世界では追放といっても王都から追放されるだけなので、私の場合は実質自領に戻ればいい事になる。
そうと分かれば話は簡単。
私は未来の優雅な追放生活のため、悪役令嬢を全力で演じます! ←イマココ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-22 05:34:15
214987文字
会話率:51%
大好きな乙女ゲーム、『そして私は恋をする ~光と闇の華~』のヒロイン、アイリスに転生した神坂日奈。
推しである悪役令嬢リリアナとの友情エンド(ゲームにはそんなもの存在しない)を目指し、あれこれフラグを立てていく。
は? 聖女? 神託? そん
なのゲームストーリーにはなかったんですが!?
攻略対象たちとは全員知り合いになり、前世の知り合いにも会う。
そしてそこに、上位種族の神や悪魔の思惑も絡んできて……!?
※クトゥルフ神話の生物などを取り入れたりしてますが、にわかなため、違う部分もありますので、ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-17 22:00:00
642085文字
会話率:64%
俺、リギル・ユレイナスは転生者だ
妹であるヴェラ・ユレイナスを虐めて家から追い出す諸悪の根源……て、こんな可愛い妹いじめられるわけないし、もしかしてこの妹、前世での俺の妹なのでは…!?
しかも妹がヒロイン…!?
鬱ルートしかないで有名で
ヤンデレが人気の乙女ゲームに転生した兄妹の(主に兄の)異世界奮闘記折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-17 03:25:03
479485文字
会話率:35%
ユーリはある日、親友に妹に会ってくれないかと言われる。その妹は、この世界で極稀に産まれる『記憶者』と呼ばれる、前世持ちだった。不器用な二人のすれ違いラブ。ハッピーエンドです。
最終更新:2024-10-14 22:15:11
4372文字
会話率:37%
ある日、ミルフィは自分がやっていた乙女ゲーム「きみみえ」のモブに転生した事に気が付いた。きみみえは自分の前世一番の推しであるシオンが、婚約者のミルフィと一緒に物語の途中で死んでしまうとんでもゲー。ならば!婚約等!しない!なヒロインと、ちょっ
と秘密のあるヒーローの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 18:29:27
3099文字
会話率:41%
前作『このルートの悪役令嬢は不在のようです』の続編になります。
祝福を授かった事で自分が前世でプレイした乙女ゲームの悪役令嬢だと思い出したメルトリーナ・ラランドは今世で何故か自分の護衛をしている隠しキャラのカイルと共に姿を消すことに。
一方
その後、ヒロインと恋仲になるとばかり思っていた王太子ウィンベルとその補佐ログナスはと言うと…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-11 14:08:19
1239文字
会話率:84%
サブタイトル
『ドアマットヒロイン、頭をぶつけた拍子に前世が大阪のオバチャンだった事を思い出す』
両親亡き後叔父家族に虐げられながら育ったジゼル。
厄介払いされるように嫁いだ家でも婚姻後直ぐに任地に赴いた夫が帰らない事から蔑まれ続けてきた
。
しかし転倒時に頭部を強打した瞬間に、ジゼルに前世の記憶が蘇る。
「ちょい待ち?ここって、前世で読んだラノベの世界とちゃう?」
ドアマットヒロイン系の物語に出てきた夫に捨てられる超モブ妻に転生したと知るや否やジゼルは考えた。
どうせ「他に好きな人が出来たから別れてくれ」と言われるんだから、もうその前にさっさと出て行ってもいいんちゃう?ていうかドアマットヒロイン?ウチの方がドアマットやっちゅーねん!と。
いつもながらの完全ご都合主義、ノーリアリティ・
ノークオリティ・ノーリターンのお話です。
誤字脱字の宝庫と思われます。自己脳内変換機能をフルにしてお読み頂けますと助かります。
アルファポリスさんにも時差投稿します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 19:39:15
80733文字
会話率:35%
目を覚ますと、川で溺れていた。なんとか溺死せずに済んだが、どうやら前世で読んだ少女漫画の世界に転生してしまったらしい。ヒロインや悪役ではなくモブの村人Bに。
やったー! ラッキー! ヒロインの恋の行方を木陰から観察しよう!!
……と思ってい
たのに、え? ただの村人Bじゃないの!?
これは平和に生きていきたい少女の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 18:00:00
93632文字
会話率:32%
バイト帰り車に跳ねられそうになったお婆ちゃんを助け、代わりに自分が犠牲になり目が覚めると人気だった作品【聖女の宝石箱】の男主人公に転生していた
しかも、自分の推しだった王太子、ゼニスに。
どうせ転生するならヒロインか脇役になりたいと思ってい
たのになんで男?!しかもメインヒーロー
前世、女子高生が王太子に転生して、どうやってこの先、生きていくか考え、周りを巻き込みどうにか性別転換して女になる事を目指しながら婿を探すドタバタラブコメ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-09 09:36:29
69253文字
会話率:35%
「《ティセ=キュリアス》!俺は、お前との婚約を破棄する!」
乙女ゲームの悪役令嬢が、婚約者に婚約破棄を告げられるお決まりの光景。
ここは、私が前世でプレイしていた乙女ゲーム《光の聖女の祝福》の世界。
私はこのゲームの世界に、
悪役令嬢ティセ=キュリアスとして転生した。
前世の記憶が戻ったのは婚約破棄される二年前で、それ以前の私が最低な性格をしていた所為で友達もおらずぼっちで、悪役令嬢のポジションなのにクラス最弱だけど、私は、悪役令嬢に生まれ変われた私グッジョブ!と心から喜んだ。
なぜなら私は、ゲームの非攻略対象キャラである、悪役令嬢の執事、《ウィル》が何よりも好きだから!
無事に婚約破棄され、晴れてフリーになったので、私はここから、非攻略対象キャラの悪役令嬢の執事、ウィルとのハッピーエンドを目指します!
ヒロインと攻略対象キャラの邪魔は一切しません!空気のように過ごします!
ーーーと思っていたのに、何故かエンカウント率が高い……!なんで皆、私のまわりに集まってくるのーー?!
乙女ゲーム《光の聖女の祝福》の舞台、魔法学園で、前世出来なかった恋も勉強も青春も!一生懸命頑張ります!
不定期更新。
誤字脱字報告いつも感謝しています。ありがとうございます。
この作品は私の考えた世界の話です。魔物もいます。魔法学園です。設定ゆるゆるです。よろしくお願いします。
アルファポリス様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-09 00:53:06
36317文字
会話率:45%
男達を侍らせ、逆ハーレムを築こうとした転生ヒロインは全ての悪事を明るみにされ、罪人として捕まり処刑された。転生ヒロインの罪を暴き、婚約者を守った令嬢達は自らを溺愛してくる婚約者と共に幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし…………
これは
「捕まり処刑されました」の一文に隠され、普通は語られることのない転生ヒロインの最期の記録。媚薬を使い、男を侍らせ、王太子の正妃を目指した一人の令嬢、ネペンティア・アイビーの獄中譚折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-08 15:44:05
16174文字
会話率:34%
デトフロ2、正式タイトル『デットライクラブフロントラインII〜戦場の死神達と恋に堕ちたら〜』は乙女ゲームだ。歴史に残る大人気乙女ゲーの次回作にして屈指のクソゲー。
伯爵令嬢ファステリアが前世の記憶を思い出し、ここがデトフロ2の世界だと気が
ついた時には、もう手遅れだった。悪役令嬢であったファステリアはヒロインの手で婚約破棄されて、もう後戻りできないところまで来ていた。
ひとりではどうすることもできなくなったファステリアは断罪のために何とかして他の悪役令嬢と連絡をとったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-20 07:43:20
10722文字
会話率:46%
異世界で生きた前世の記憶を持つ人間が生まれる現象を「神々のいたずら」と呼ぶ世界。王国に留学中の貴族令嬢イズーは、王国の第四王子ヘンリーの婚約者である公爵令嬢モードからあらぬ疑い――魅了の効能を持つ魔道具を所持しているとされ、糾弾される。だが
それはモードの勘違いだった。狼狽するモードに、婚約者であるヘンリー王子は冷たい視線を送る。イズーの婚約者は王子の乳兄弟アラスターで、イズーと王子はアラスターを介し昔から友情を持っていたのだ。この一件により、ヘンリーとモードの関係は冷え込む。きっかけとなってしまったイズーは、自分にそんな義理はないと思いつつも、ヘンリーとモードの関係改善のため、婚約者であるアラスターと共にふたりの仲を取り持とうとする。
※他投稿サイトにも掲載。
※全6話、完結まで予約投稿済。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 00:00:00
14322文字
会話率:46%
人間たちが生きるこの世界と隣り合わせの異界より、こちらを侵略するもの――「改竄者」。「改竄者」に対抗できるのは、「神」の啓示を受けた正しき世界の知識を持つもの――「正者(せいじゃ)」だけ……。『まばルナ』こと『終(つい)のセカイのまばゆきル
ナ』は、そんなシリアスな世界観を押し出した乙女ゲームの一本。『まばルナ』のヒロイン・ルナに転生を果たした「わたし」は前世『まばルナ』のプレイヤーだった、ただのくたびれたアラサー会社員。ゲームのシナリオ通りに「正者」の紋章を得た「わたし」は、老いた現王の後継者問題に揺れる宮廷へと招かれる。「わたし」は王宮の地下牢に、本来であれば子をなせぬ現王が、世継ぎを望んだために王女アステリアと共に生まれた「改竄者」がいることを知っている。「わたし」はどうにかハッピーエンドを迎えられないかと四苦八苦するが――。
※キーワードにご注意ください。メリバと表記していますが、「わたし」視点では明確に、一切救いなくバッドエンドです。
※他投稿サイトにも掲載。
※全6話、完結まで予約投稿済。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-18 00:00:00
13105文字
会話率:7%
ベラトリクス侯爵家のセイフィーラと、ライオロック王国の第一王子であるユークリットは婚約者同士だ。二人は周りが羨むほどの相思相愛な仲で、通っている学園で日々仲睦まじく過ごしていた。
ある日、セイフィーラは落馬をし、その衝撃で《前世》の記憶を
取り戻す。ここはゲームの中の世界で、自分は“悪役令嬢”だということを。
転入生のヒロインにユークリットが一目惚れをしてしまい、セイフィーラは二人の仲に嫉妬してヒロインを虐め、最後は『婚約破棄』をされ修道院に送られる運命であることを――
そのことをユークリットに告げると、「絶対にその彼女に目移りなんてしない。俺がこの世で愛しているのは君だけなんだ」と真剣に言ってくれたのだが……。
その日の朝礼後、ゲームの展開通り、ヒロインのリルカが転入してくる。
――そして、セイフィーラは見てしまった。
目を見開き、頬を紅潮させながらリルカを見つめているユークリットの顔を――
※作者独自の世界設定です。ゆるめなので、突っ込みは心の中でお手柔らかに願います……。
※たまに第三者視点が入ります。(タイトルに記載)
※他サイト様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 11:10:00
117541文字
会話率:41%
舞台は平安調の世界、ジャンルは恋愛小説。
熱心に構想を練った小説をようやく書き始めた〝私〟。しかしその矢先に交通事故に遭い、目を覚ますとその小説のヒロイン〝桜花〟になっていた。
父はなく、母も出家して遠い。養い親の叔父は無関心で、その妻は嫌
がらせに暇がない。
自分で創った不遇の状況、桜花はいかにして乗り越え幸せをつかむのか。そして至るところで接近してくる美男子たちとの恋のゆくえは。
「前世からの契り? そんなの知りません!」
*カクヨムにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-01 15:03:14
26457文字
会話率:24%
転生者であるフェリシア侯爵令嬢は待ち受ける断罪劇を回避したい!
わかっていることは以下の通り。
1.転生先の世界が人気乙女ゲーム『ホワイト・アスター』に似た世界である。
2.自分の転生先は悪役令嬢で、ゲームだと必ずヒロインによって断罪され
る。
3.ヒロインは本編に2人、ファンディスクに1人いる。
前世では本編は一応プレイしたが、ファンディスクはプレイしていなかった。
つまり、中途半端な知識しかなく、特にファンディスクの内容にはまったく知らない。
更には本編ヒロインが、攻略対象男性キャラがフェリシアに忍び寄ってくる!(悪役令嬢視点)
果たして、フェリシアは破滅を回避して己の未来を掴むことができるだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 00:00:00
88500文字
会話率:45%
前世では大聖女と称えられたものの、苦労続きで若くして命を落とした記憶がある男爵令嬢のルーナは、今度こそキラキラな暮らしをしようと決意する。そんなルーナの前に留学生としてやってきたのは、前世で死に別れたはずの初恋の相手、龍族のゼストだった。再
会を喜び合う二人。二人は男爵令嬢と龍族の庶民という、高位貴族の集まるエリートクラスでは浮いた存在だったが、気にせず楽しく学園生活を送っていた。ところがある日、龍の王子殿下がルーナのことを自分のつがいだといいだして……。
愛の重い穏やか系ヒーローと、キラキラ暮らしを夢見るヒロインのほのぼのラブコメ。前世は死に別れの悲恋、今世はハッピーエンド。基本はほのぼのラブコメですが、シリアスも入ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 21:14:04
74897文字
会話率:38%
魔法のあるこの世界では、お風呂ではなく清浄魔法を使うことが常識だったが、前世が日本人のヒロインは温泉へ行きたかった。数ヶ月後には婚約者ではなくなる彼と一緒に。
ハッピーエンドです。
なろうラジオ大賞投稿作品のため、1000字の超短編です。
最終更新:2023-12-09 08:18:29
1000文字
会話率:43%
20歳で死んでしまったとある彼女は、前世でどハマりした小説、「ローザリアの聖女」の登場人物に生まれ変わってしまっていた。それもなんと、偽の聖女として処刑される予定の不遇令嬢イリスとして。
今度こそ長生きしたいイリスは、ラスボス予定の兄を
懐柔し、少しずつ味方を増やしながら、偽の聖女となって処刑される未来を防ぐため、奮闘することにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 08:02:28
541376文字
会話率:32%
「なるほど。私は今世では人間なのね」
子爵令嬢ミラ・オーウェンは、産声を上げた刹那に自身の前世を思い出す。
多くの兄弟達と共に、大海原への旅路を目指し、潮の香りを感じ、碧く煌めく波に飛び込む一歩手前で、儚い命を散らせてしまった、あまりにも
短過ぎる、ウミガメとしての前世をーーー。
自分だけ波を知ること無く死んでしまったあまりの無念さに、尋常で無い生への執着を抱いた結果、晴れてミラ・オーウェンとして転生を果たした。
ウミガメと違い人間であれば、今世は長生き余裕のイージーモード★イェイ……と思っていたのだが。
「いいかい?! 君はシャルロットの取り巻き……あ、シャルロットっていうのは悪役令嬢で、何かとヒロインを排斥しようとつっかかってくるキャラなんだけど……とにかくね!! シャルロットとは関わらないで!! 全ての罪を被せられて、オーウェン家は爵位剥奪のうえ、ミラは……俺の推しである君は絞首刑にされてしまうんだああああああ!!!」
ある日、突然現れたポールという謎の少年から、意味不明な、けれども聞き逃す事は出来ない話を告げられる。
ポール曰く、ミラの転生した今世は乙女ゲームの世界であり、このままだと学園入学後にシャルロットという公爵令嬢によって、18歳で処刑となる運命らしい。
人生を謳歌しようと思っていた矢先に、なんたる由々しき事態か。
ミラは強く決意した。
これはポールをガイドとして、是が非でも自身の命を守り、絶対に死んでなるものかと。
そして、ポールに問う。
「なぜ君は私を助けようとするの?」
「そりゃあ、立ち位置的にはモブだけど、ミラが俺の推し……ええっと、す、好きな子……だから……」
「なるほど。私のどこが好き?」
「あなた様の素朴で質素で個性の主張が激しく無い顔面が俺の性癖ぶっ刺さりカンストしているからでございます」
ミラは胸中で深く息を吐いた。
(はあ〜……顔面性癖ぶっ刺さりカンストしててマジで良かった〜)
前世ウミガメの子爵令嬢と前世ゲーム実況者の平民の男の子の愉快な破滅回避ラブコメディ。
※基本的にギャグです
※ハピエンになる予定です
※途中や後半でシリアスが入っても軌道修正するかの如くギャグが乱入します
※恋愛要素もありますが甘々では無いです
※更新頻度にはムラがあります
※気を付けてはいますが、誤字脱字あればご指摘頂けると助かります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 00:08:36
11234文字
会話率:33%
リリィ・マロンは前世の記憶を持つ転生ヒロイン。だが彼女は攻略にはさして興味はなく、前世同様友達に囲まれたスクールライフを目指した。
だが、そこに暗雲が立ち込める。この国に蔓延る悪習が、リリィをヒロインとして本格的に覚醒させた。
リリィの選ん
だ道とは──?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-24 21:53:19
8756文字
会話率:36%