私、シェリルは八歳の夏に前世の記憶を思い出した。浮気した夫と離婚し、ふたりの娘を育てるために苦労したオバサンだった私は、今回の人生ではしっかり勉強して、安定した仕事について、何があってもひとりで生きていけるようになりたいと思っていた。でも
悪役令嬢役だというローズマリーと出会い、ここがゲームの影響を受けた世界だということ。複数の転生者がいること。自分がヒロインだということを知らされた。そんなことを言われても私はそんなゲームは知らないし、恋愛には興味がないのに、男が寄ってくるのはヒロインの呪いなの? ゲームのラスボスだった王弟陛下だって、ちょっとは魅力的だし上司としては最高だけど、恋愛はしないわよ。転生したオバサンが、美人で優秀だけど残念な変人として活躍するお話です。略して「転オバ」をよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 15:43:55
195027文字
会話率:43%
ルシールは、ここが乙女ゲームの世界だという事を知っている。
ここは前世の友達が話していた世界そのもので、全ての状況が、前世に聞いた条件に当てはまっていた。
この世界が乙女ゲームの世界だという事に確信は持てるが、ルシール自身は乙女ゲーム未
経験者だ。それは前世もルシールが貧乏だったからである。
前世の友達は、いつも携帯を眺めながら言っていた。
「ついつい課金しちゃうんだよね〜」
友達が口ぐせのようにそう話すので、「課金」という危険なワードに近づきたくなかったルシールは、乙女ゲームの世界に手を出した事がなかったのだ。
だけど友達は確かに話していた。
「乙女ゲームに婚約破棄は付きものよね。ヒーローとヒロインが、悪役令嬢に婚約破棄を告げるのは定番中の定番よ」
――今、ルシールに婚約破棄を告げるハロルドの隣には、彼の愛するシンディがいる。
この構図はまさに乙女ゲームそのものだ。
ルシールがこの乙女ゲームの悪役令嬢なのだ。
乙女ゲームに詳しくない者達が迷走する世界。
そんな世界のゆるいお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-23 07:30:00
202300文字
会話率:31%
夕暮れ時
どこまでも、終わりのない海の上。
そんな世界に迷い込んでしまった貴方に、朝焼けの天使は告げる。
「おめでとうございます!貴方は僕に愛されたので、異世界転生をする権利を手に入れました!
チート能力と前世の知識チートで、異世界
ライフを楽しんでくれたまえ!」
さて、天使に愛された転生者達が辿る結末は?
本作はオムニバス形式で複数の転生者達が、様々な能力を使いチート無双するダークファンタジーです。
章ごとにストーリーが変わる短編式。
物語は独立していますが、時折前作を彷彿とされるものもあります。
更新は不定期になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-16 20:00:00
11544文字
会話率:27%
趣味人の主人公を筆頭に、3人のヒロイン?転生者と共にゆる~く冒険者っぽい事をしたり、食道楽に走ったり、好き勝手に出来る領地を欲しがったりする、転生者4人の異世界生活。
最終更新:2020-05-31 18:00:39
35042文字
会話率:51%
マリージュア・グレースは、階段から落ちた衝撃で前世の記憶を思いだした。
それは前世の、柊 美琴の記憶であり、美琴がドはまりしていた『王宮帝華‐君に出会って恋を知る‐』というスマホアプリゲームであることを思い出した。同時に、自分がそのゲームの
主要キャラである悪役令嬢ということに気づき絶望するのだった。
それもそのはず、マリージュア・グレースとは普通の悪役令嬢ではなかったからだ。
―――――成人の18歳までに初恋を実らせなければ呪いに蝕まれ灰になって消えてしまう。
数百年前に魔女の禁忌に触れてしまったマリージュアの祖先のことを幼い頃より聞かされてきたために、マリージュアは生きることを諦め始めていた。
しかし前世で推していたキャラ、(死亡フラグ持ち)のノア・マグレガン様がまだ生きていることを知ったマリージュアは自分の余命も気にせずにノアの死亡フラグを陰ながらバッキバッキと折っていくのだった。
――――自己犠牲?利他主義?そんなの知ることか!!推しが生きていればそれでいいのです!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-22 21:00:00
24346文字
会話率:24%
【第一章で提示した分も含めて、伏線の多くは第二章終盤で回収する形となっています。第一章と第二章を合わせたものが、いわば第一部。ですから「キリの良いところまで読んで、スッキリした気分で終わりたい」という皆様は是非、第二章最終話である第四十四話
まで、お読みください!】
穏やかな田舎村で、幼馴染マールと共に冒険者として暮らすラビエス。彼には重大な秘密があった。彼は本来のラビエスではなく、ラビエスの肉体に宿る魂は、異世界転生してきた別人――若きウイルス研究者の魂だったのだ。
異世界ファンタジーの世界における冒険者生活の中では、ウイルス研究の知識・経験など一見役に立たないように思われるかもしれない。しかし主人公は、おのれのアドバンテージをきちんと活かして、それなりの成果を上げてきた。ラビエスもマールも、危険で大規模な冒険には手を出さなかったから、というのも理由の一つだったが‥‥‥。
転生前の趣味だった合唱の経験が、思わぬ形で役に立っている、転生者の少女パラ。この世界で生まれ育ったという点ではマールと同じ、つまり転生者ではないが、それでも特殊な魔法が使える令嬢リッサ。仲間が加わる度に主人公たちの冒険は広がりを見せて、かつて経験したことのないような、おそるべき敵とも出くわす(第一章「コウモリ城の呪い」)。そして四大魔王討伐という話にまで発展した結果、第一の魔王との対峙において主人公たちは、この世界の秘密の一端を垣間見る(第二章「魔の山に吹く風」)。さらに冒険の舞台は、他の大陸へと移り‥‥‥(第三章「水の大陸をさまよって」)。
主人公以外の視点も交えることで、時には主人公以外をメインに据えたり、主人公の見た真実が真実とは限らないことを読者に示したり、それぞれが心に秘める想いに触れたりもしながら、物語は描かれていく。
(この作品は「カクヨム」「セルバンテス」でも掲載しています)
(2018年10月5日:タイトルを『ウイルスって何ですか?』から『「ウイルスって何ですか?」――ウイルス研究者の異世界冒険記――』に変更しました)
(第一章は2018年10月19日に、第二章は2019年1月6日に、それぞれ完結しました。現在、第三章の途中です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-19 08:56:46
503122文字
会話率:31%
ある日|如月航《きさらぎわたる》と軍オタ友達4人は突然神様に異世界を侵略して欲しいと頼まれた。神様は5人それぞれにここの世界にある軍隊を1つ召喚できるようにして、5人に選ばせた。
アメリカ・ロシア・イギリス・ドイツ・日本(自衛隊)この5つ
の軍隊が選ばれ異世界に召喚される。
ミニッツが大海原を行き、フランカーが空を駆ける。10式戦車が大地を疾走し、ティーガー攻撃ヘリが魔物を薙ぎ払い、L85A2が敵兵を蹴散らす。
異世界全土を敵に回した大戦争が今始まる‼︎
注意、作者は軍オタではありますが、そこまで兵器や軍隊について詳しくありません。主にネットから情報を収集しているので間違ったことを書くかも知れませんが、その時はコメントで教えてくだされば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-20 08:52:55
130269文字
会話率:56%