外国の使節を前に、堂々とした態度で陛下のお言葉を英訳して伝える通事。身分は低くとも高給優遇される通事は、若い下級士族たちにとって、憧れの職業の一つだった。
「どうしたら、あんなふうにしゃべれるんじゃろ」
ヤーバン皇国サマエ藩の下級士族チカ
ラは、同僚たちの前でそういった。
「ローマ字読みを止めて英語読みにすればいいんじゃ」
リョウガは、簡単にそう返した。
そんなことあり得るのだろうか、藩士たちの口論が始まった。その結果は?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-15 21:30:57
8686文字
会話率:39%
天保十年(西暦1839年)七月
越前国福井藩士の椿右近は、家老である松平主馬の陰謀により切腹を命じられた。
これは無実の罪に対し、従容として死に就く右近と、その家族の物語である。
最終更新:2021-09-24 20:00:00
33375文字
会話率:51%
孤高の渡世人・文十と謎の遊び人・小八郎。ひょんなことから赤ん坊抱え、佐倉へ運ぶ二人旅。
一方、宿命に流される女・お文と水戸藩士・佐々木は別の事情で佐倉へ向かう。
小八郎を狙うは法目の仁兵衛。包囲網が二人を追う。
迫る追手は名うての人斬り・黒
野木兄弟は邪剣使い。
謀略渦まく街道過ぎて、何が起こるか城下町。
寒山時代劇アワー・水戸黄門外伝。短編です。
※「ノベルアップ」にも掲載中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-10 21:00:00
23734文字
会話率:31%
時は幕末。長州藩士・高杉晋作は、山県半蔵、境二郎とともに東海道を江戸に向かっていた。ちょうどその頃、東海道周辺はコレラの大流行に見舞われていて、特に吉原宿周辺では、集落が全滅するようにまで被害が拡大していた
薩唾峠に差し掛かった一行は、雄大
な富士山の姿に感動したのも束の間、異様な男たちに追われていた旅姿の女子を助けることになる。彼女を追いかけてきた男は倒れこんで死んだが、高杉は、その体から黒い獣が這い出るのを目撃した。そこへ、狼狽する高杉に「雷獣だ」と教える謎の男が。高杉は、いきなり向かってきた獣を一刀両断にし、高杉たちは蒲原宿に今宵の宿をとることになった。
その夜、散歩に出かけた高杉は、昼間見かけた男に再び遭遇する。そして高杉は、その男から、雷獣を斬って欲しいという依頼を受けるとともに、雷獣についての話を聞かされる。翌日、岩渕宿で男と待ち合わせ、不思議な刀を手に雷獣と対峙することになる。
(ジャンルを時代小説と迷いましたが、中身はSFファンタジーなのでファンタジージャンルにしました)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-02 20:07:12
19983文字
会話率:53%
水戸藩士の青山延于(あおやまのぶゆき)は儒官です。議論が大好きで、ときに癇癪を破裂させることで知られていました。格別に歴史に名を残すような人物ではありませんでしたが、お役目を果たすことには懸命でした。
水戸藩は、水戸光圀公以来、延々と大
日本史編纂という大事業を継続していました。水戸藩に仕える儒官たちは、その大事業の一端を担いました。延于は藩内の政争や人間関係の軋轢などに悩まされながらも、儒官としての己の仕事を成し遂げていきます。平凡ながらも悲喜交々の儒官の人生がそこにありました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-26 01:35:27
36397文字
会話率:30%
毒舌和尚として親しまれた今東光は、天台宗の大僧正にして直木賞作家、かつ国会議員にもなるなど各方面で八面六臂の活躍をした人物である。津軽藩士の血筋を受け継ぎ、父は外国航路の船長で、母は教養豊かな妻女であった。しかし、東光の学歴は中学中退でし
かなく、しかも母親との間に激しい葛藤を抱え、世に出てからも周囲との衝突の絶えない問題児であった。
そんな東光は、若き日、文学に志し、小説家になろうと独自の努力を重ねていた。しかし、母親の綾はこれを嫌い、様々な方法で妨害した。その弾圧ぶりは強烈だったが、東光はあくまでも文学に執着した。以後、母子の葛藤と文学修行が続く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-27 07:50:25
90508文字
会話率:38%
サンファンバティスタ号に乗りスペインに渡り帰還しなかった仙台藩士瀧上嘉蔵から数えて一六代目の海彦は嘉蔵不帰還の謎を抱えていた。それは瀧上家にとって代々の解けない謎であった。海彦は帰還しようと思えば帰還できたのに不帰還とは、残された家族の悲し
みを顧みない嘉蔵には人間としての欠陥が在ったと捉えていた。その結果、嘉蔵は偉大ではあるが、尊敬できないに繋がっていた。そんな折に嘉蔵の子孫と名乗るマリアからの手紙が舞い込む。日西友好協会の招きで仙台に着いたマリアは四百年前の仙台とお正月を体験する。マリアは嘉蔵を尊敬していた。美人で聡明なマリアに一目惚れした高二の海彦は戸惑いながらもマリアへの想いを強める。マリアも海彦の優しさに触れ、切っても切れない関係の強さを確かめてゆく。マリアの唄は抜群だった。楽器が得意な海彦はバンドを組もうと提案。快諾された海彦は音楽の路に進もうと決意して曲を創り、カラオケテープを帰国したマリアに送り、唄を吹き込み、それを家族に披露。父親の海太郎から「大学に行って歴史を学べ。墓を守れ」と認められる。優しくも頑固な海彦は嘉蔵への認識を変えられずしてマリアとの関係は何時もギクシャク。軽音楽部に所属している海彦は正月明けの音出しにマリアの要望であった学校案内を兼ねて参加。マリアの挨拶と唄に静まり返る部員たち。マリアから「佐々木薫子に警戒を怠るな」と忠告。薫子は海彦を誘惑。かろうじて誘惑から逃れた海彦。ある日学校から帰ろうとした海彦に橘南が声をかけた。「海彦。話できる。時間ある」。南とは小五の時に学校の屋上で一枚の毛布にくるまっていた。二人は屋上から荒れ狂う黒色の津波を震えながら見つめていた。両親を喪った橘南は会津若松の祖父母の元に引き取られて行った。話すのは小五の時以来。橘南は海彦が通うであろう高校を予測して祖父母を説得。独り仙台に戻って来た。橘南は海彦に告白。健気な南に心惹かれる海彦。「マリアとは切っても切れない関係。私とは切ろうとすれば直ぐにでも切れる他人の関係。だから遠くて近いマリアを気にしていないんだ」。嘉蔵が暮らしていたアンダルシアのコリアデルリオの『ハポンの会』から招待状が届いた。揺れる橘南。海彦は嘉蔵不帰還の謎を解き晴らすチャンスと決めるも、海上保安庁に勤める海太郎がオホーツク海で国籍不明船から銃撃を受け生死を彷徨う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-17 20:00:00
153449文字
会話率:21%
約四百年続いた幕藩体制は函館戦役を最後に幕を閉じた。倒幕の中心となった薩摩・長州・土佐・肥前の四藩から輩出した偉人たちにより新政府が打ち立てられた。元号を「明治」と改めて、京都より天皇を江戸から名を変えた東京に迎えて君主とした。まだ混沌とし
た世間にあってか情勢は定まっておらず、政府高官が反乱を起こした九州戦役が終結するまで長い年月を要した。国内の反乱を鎮めた明治政府の次なる目的が海外に伸びようとしていた頃、貴族院議員として多忙な毎日を送っていた金子宗通は屋敷に眠る膨大な資料を見つけてある事に思い立ったところから物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-15 05:03:11
163768文字
会話率:69%
福島県猪苗代町に住む青年、穴沢慎はある夏の日に湖で溺れ死に。
目が覚めると天保14年(1843年)、会津藩領猪苗代の足軽の赤ん坊に転生!?
彼は迫る戊辰戦争のために、会津藩士とともに会津、奥羽全体を救うために奮闘する。
誰もが見たこと
がない「奥羽越独立」の国を、今ここに!
今のところ不定期投稿の予定です。
申し訳ないのですが温かく見守っていただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-31 23:29:58
4357文字
会話率:19%
北陸の小藩、葛西三万石の藩士、中村 広之進は草花が三度の飯より好きな変り者。
剣術、学問まるでダメで周囲からは「へっぽこ侍」と言われ、厳格な父・隆広からは小言を言われる続ける日々を送っていた。
しかし、当の本人はそんなことなど、どこ吹く風と
ばかり、相変わらず草花に現を抜かすお気楽な日々を送っていた。
そんなぬるま湯生活が、突如、隆広の死と共に終わりを告げる。些細な事から隆広が斬り殺されたのである。
斬殺された父の仇を討つべく旅に出る羽目になったものの、討つ自信がまったくない。
悶々と旅を続けていたある日、街道脇でうずくまって難儀している女を親切に介抱した広之進。ちょっと目を離した隙に金と一緒に、命の次に大切な「仇討赦免状」までも盗まれてしまう。
必死に探し回るも、どこに消えたか、行方がまったく分からない。途方に暮れた広之進は、山中の荒れ寺で一夜を過ごすことに。と、そこに亡き父・隆広がユーレイとなって現れた。
初めは自分の不甲斐無さに、腹を立てて化けて出てきたのかと思いきや、生前の父とは真逆のべらんめえ口調のさばけた父になっていた。
果たして、広之進は無事に仇討赦免状を取返し、仇を討てるのか。
不器用な父子が織り成す、ドタバタ仇討劇の始まり、始まり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-20 10:00:00
155421文字
会話率:42%
繁栄を極めた筑前黒田藩を背景に、父親の湊が自害し天涯孤独となった楓は藩で権勢を振るう藩士立花重根に引き取られる。出る杭は打たれる社会で剣士としての能力を隠して生きてきた湊は剣聖と誉れ高く、そんな彼から剣技を相伝された楓はみるみると頭角を現し
ていくが、ある日そんな楓を独占したい重根の養子、高虎との稽古で楓は視力を奪われるほどの暴行を受けてしまう。勘当された高虎は巌流使いの凶剣、津田誠十狼に弟子入りして暴剣を振るう。そして藩では政権奪取を目論む綱之と現藩主の綱政との仲は暗礁へと乗り上げ、抗争へと発展していくのだった。
史実の中にフィクションを織り込んでいます。口の悪い幼馴染。楓を支配したい義弟など恋愛要素も踏まえながら進行していこうと思いますっ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-13 10:13:22
2349文字
会話率:60%
とある藩の中級藩士である斎藤信綱は、自宅において不義密通を働いた妻である幸と、その相手であり、上司である赤坂兵衛を斬殺した。
通常であれば、妻を寝とられた行為は当人にとっても恥であるため、穏便に離縁するのであるが、信綱は二人を法に則り断罪し
た上、この事実を公にした。
この行為により「斎藤信綱は武士である」と激賞されるが、当人は只当惑していた。
何故なら、来月には妻を離縁するつもりであったこと。そして、その事は結婚初夜、妻にも約束していたからである。
きちんとお互いの想いを話していれば起きなかったであろう、すれ違いの果てに起きた悲劇。
「以心伝心」なんてあるわけない。結局、自分の想いはきちんと話さなければ伝わらない、というお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-10 15:02:37
3011文字
会話率:27%
【アルファポリスより転載】
異国船が日本の近海に頻繁に現れはじめ幕府が打払令を出すなど、世の中が騒がしくなってきた文政年間。
江戸城西の丸大手門を警備する御番所で一人の侍が乱心、同僚三人を殺害、他にも多数の者を傷つけた大事件が起こります
。
曲亭馬琴が編纂した天保三(1832)年刊の「兎園小説 拾遺」には、この事件の関係者から聴取した記録を含め事件の詳細な経緯が掲載されています。
その「山形番士騒動聞書幷狂詩」を基に当時の状況を再現しました。
一部推測に依った部分もありますが、ほぼ馬琴の残した記録に沿った「事実」です。
二部構成で全四千字程度の短編です。
なお、殺人事件の記録ですので一部生々しい描写もあります、閲覧の際にはご注意ください。
また、尺や寸のセンチメートル換算は全て「約」ですのでご承知おきください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-24 19:00:00
4057文字
会話率:3%
武州岡成藩八万石は、長く独裁を続けている首席家老・北原越後と、それを倒そうと立ち上がった若手藩士で結成した就義党との間で起きた政争の真っ只中にあった。
そんなある日、就義党の中心メンバーであった、津村作之丞の親友二人が相次いで暗殺される。当
然、同志たちは北原を疑うのだが――。
――犯した罪は、赦すと決めるのは誰か――
短編シリーズ「EdoNoir~Murders Collective~」の第5弾!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-14 15:36:36
10032文字
会話率:49%
勤王!佐幕!武士!忍者!倭寇!好漢!江湖!女騎士!
これが、多国籍大江戸架空戦記小説だ!
大老・酒井忠清による宮将軍擁立が成功した、もう一つの江戸時代。
執権として君臨する酒井得宗家の独裁によって、江戸幕府は泰平を享受していた。
しかし
、十年前。東アジアの植民地化を狙うエスパルサ王国が壱岐対馬へ侵攻。エスパルサと敵対しているサンレーヌ王国の助勢で何とか撃退したが、幕府は朝廷に無断でサンレーヌと同盟を結び、国内数か所に〔居留地〕と称した土地を与えてしまう。
それに激高したのが、反得宗を掲げ朝廷と結びついた浪士達だった。「尊王攘夷」を旗印に、日本全国に天誅の季節をもたらす事になる。
八院藩士・芳賀助之進は、そうした時勢の中で父・芳賀冬帆の命により、気性が荒く争いが絶えないが故に〔戦島〕と呼ばれる、伊草島を訪れる事になる。しかし、九州の海西、東シナ海に浮かぶ絶海の孤島にも、天誅の季節が迫っていたのだった。
勤王、佐幕、開国、攘夷。武士に忍者、それに騎士や中国の武人、さらに枢機卿や秘密結社まで入り乱れて戦う、架空時代小説であり異世界戦記小説であり、国際色豊かな大江戸タクティクス!
時代小説の可能性を広げる挑戦を、括目して見よ!!
※カクヨムにも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-09 15:35:51
23230文字
会話率:43%
八幡神社裏のお稲荷様に願かけを行なうと、恋の願いが叶う。そんな噂を聞き付けて、神社の縁日にやってきた仙台藩士の娘、佐保は奇抜な身なりをした若者と出会う。見た目とは違い、思いやりのある態度が感じられる彼に好感を抱くが、彼には秘密があり…
最終更新:2019-07-02 17:00:00
94254文字
会話率:55%
片田数衛門は、参勤交代から国に戻ると妻が男と駆け落ちしていた。武家の掟として女敵討の旅に出て近江は大森藩の領内にある寺で一夜を明かすが、麻疹を患ってしまい、大森藩士大山勘三郎の娘沙那に介抱される。一人娘の沙那は父親から武芸を仕込まれ、婿には
娘と立ち会って勝ったものという条件と付けているが、未だ藩内にのそような若侍は居なかった。沙那の介抱を受けるうち、沙那に好意を寄せまた沙那も数衛門に好意を寄せる。しかし、女敵討の立場もある数衛門を婿に迎える事は難しいと思われ、父親の勘三郎は藩主である最上義智に相談したところ、近々催す剣術試合に勝てば召抱えて結婚も許すとなる。そしてうららかな春のある日、剣術試合に数衛門は勘三郎とともに向かうのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-14 22:40:11
7261文字
会話率:52%
家督相続を拒み城から抜け出した若君と、その若君との婚儀を拒み逃げ出したお姫様と、藩士を捨て町の長屋で暮らしていた若侍が出会い、悪事を突き止める痛快時代劇シリーズです。
最終更新:2019-04-29 19:04:03
16792文字
会話率:54%
中島梅葊(庵)は1801-1869年の生涯の中。1829年(文政12年)より没年(明治2年)まで黒瀬町にて広く学問を教えた。私塾『養成館』は1842年には開かれていた。そこでは若者を維新に送り込むような教育ではない。しかし全国でも珍しいだろ
う、没後塾生たち(農民、男女問わず)がわずかな金を出し合い、数年後に立派な漢文で刻まれた碑を建立している。そして今もなお残るその碑は、美しい里を眺めている。
中津藩士の父をもつ新蔵は幼少に出家させられた。中島貞二、号して「梅葊(庵)」その生涯を追う。
鉄筆-梅翁伝(国替え)-今回のお話
中津の小笠原藩は播州に国替えが決まり、大規模な藩士のリストラが必要になった。その大役は無役の石坂左衛門に任される。そろばんを弾いても半数以上の藩士をわずか一万石では食わせることはできない。知恵を絞り乗り越えようとする石坂左衛門とその家族達を描いた時代小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-20 21:19:12
16107文字
会話率:66%
中島梅葊(庵)は1801-1869年の生涯の中。1829年(文政12年)より没年(明治2年)まで黒瀬町にて広く学問を教えた。私塾『養成館』は1842年には開かれていた。そこでは若者を維新に送り込むような教育ではない。しかし全国でも珍しいだろ
う、没後塾生たち(農民、男女問わず)がわずかな金を出し合い、数年後に立派な漢文で刻まれた碑を建立している。そして今もなお残るその碑は、美しい里を眺めている。
中津藩士の父をもつ新蔵は幼少に出家させられた。中島貞二、号して「梅葊(庵)」その生涯を追う。
これは自叙伝にも掲載しています。続編もよろしく折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-11 08:43:13
19480文字
会話率:56%
カレーに対する未練を残し、長州藩士の吉田松陰へと生まれ変わってしまった男。
カレーの香りすら漂わない幕末日本に絶望した松陰少年は、叔父による殴る蹴るの折檻により不満が爆発。
幕末の有名人の成長を待たずに己の力で維新を成し遂げる決心をする。
これは、カレーを食べたい一心で幕府を開国させ、インドの植民地化を阻止するべく、討幕派佐幕派、攘夷派開国派を問わずに人材を結集し、奮闘する男の物語である。
※言葉遣いは現代風です。登場人物の名前は基本的によく知られたモノを使っています。政治的な主張も多数含まれるかもしれません。作者の力量上、ご都合主義で話が進みます。若干のファンタジー要素があります。諸々ご注意下さい。
230話で1855年となり、この年から維新を始めております。
なお、タイトルの後ろに★がついていると地図情報があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-16 03:47:52
1164758文字
会話率:34%
三遊亭円朝。寄席で落語を語る日々だが、ひとたび江戸に難事件が起きれば剣をその手に闇を斬る。全22話。根津神社には化け物が出るという。剣豪を自称する黒田藩士の正之進は、居酒屋に勤めるお弓を警護する約束を交わすが、さっそく根津神社の森に化け物が
現れた。かたき討ちのために江戸にやって来た正之進は、辻斬りと勝負に及ぶ。化け物退治と、辻斬りと、かたき討ちに、落語家・三遊亭円朝は何を語り、何を斬る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-08 17:10:23
1312文字
会話率:11%
西南戦争が迫る中で元庄内藩士と幕臣旗本の娘との悲恋の行方は・・・。
最終更新:2018-12-04 00:09:58
5696文字
会話率:54%