詩人、ムラカワアオイの自意識自尊、ここにある。
最終更新:2020-05-10 19:14:09
1696文字
会話率:14%
いまここに、神は堕天なされた。
創造主は、地球に引きずり下ろされた。
美談だろう。英雄譚だろう。人間が神に一矢報いたのだ。力なき羽虫が虎に傷をつけたのだ。何もかもをなしうる神は、何をもなしえられぬ人間に堕とされたのだ。
だけれ
ど、それは。
神たる俺様からすれば、たまったもんじゃないってもんだろうが。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-08 13:14:07
15754文字
会話率:42%
齢45歳の独身貴族が、見て考えて経験してきた事を徒然なるままに綴ってみた。
最終更新:2019-12-28 10:57:44
1550文字
会話率:0%
「管鮑の交わり」の故事で知られる管仲と鮑叔。春秋時代、自らの地位を投げうってまで敵対していた管仲の助命と登用を己が主君に進言した鮑叔の行いは、不滅の友情を示す美談として現代にまで広く語り継がれている。しかしその実態は…鮑叔は腹黒い管仲が憎く
て仕方なかった!?
嘘八百・古代史ねつ造小説です。あまり真面目に読まないように(管鮑ファンの人達、ごめんなさい…)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-09 16:13:29
27822文字
会話率:20%
普遍的な正義などない、正義と呼ばれるものは多数決で決められた都合のいい美談だ
普遍的な悪は存在する、それはこの世をより良い物へと昇華させるものだ
この世に蔓延るのは悪ではない、愚かゆえの無知と無関心
それを無くさなければワインになることはな
い折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-02 00:52:37
4838文字
会話率:51%
魔法を使える少年は間違いなく選ばれた人間であった。それを無闇に振るわないだけの良心もあった。けれども彼は幸福に生きるだけの器用さを持たず、また多くの人間が備えているはずの小賢しさもなかった。無関係な人間は美談に涙を流し、曇った目で断言する。
それは優しさであると。
果たしてその優しさは何を生むのか。皆に囲まれる幸福か。搾取される不幸か。
物語は――人生は、妥当な結末へと収束する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-07 15:48:17
5092文字
会話率:35%
聖剣を聖剣たらしめる要素を全て満たした場合、人は聖剣となることができるのか。
人類の崇め奉る、偉大なる剣そのものに。
だが、剣の輝きを生む為に流される汗の如く、伝説の礎のなった者は血を流す。
煌びやかな美談を支えるのは、犠牲であった。
止水の様に滑らかな安寧の時代を乱す、大いなる力。
乗れば呑まれ、避けられぬ奔流の誕生。
この波を制す術は、波となる他存在しない。
これは、剣の輝きに魅せられた者が、剣となる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-20 10:35:52
3617文字
会話率:5%
この本は1998年から2004年にかけて筆者が当時海軍大尉であった松永市郎氏本人から聞いた話を収録したビデオテープから書き起こしたものです。
戦争末期フィリピンからパラオへの軍需物資輸送中にアメリカの潜水艦からの雷撃を受けて、搭乗していた巡
洋艦「名取」は沈没。
その後生き残った180名に残されたのは木製のカッター3隻のみ。
通信機器や位置を特定する機器はおろか、水と食料も不十分な中で全員が今までに得た知識や能力を最大限に発揮して600キロ離れたフィリピンの町に自力でカッターを昼夜漕いで到着するまでの実話です。
世界の海難史上でも長大な距離に対して大人数が生き残った非常に稀有な例として評価されています。
非常時における指揮官の行動の模範として現在の防衛大学でも講義されている内容です。
戦争というものはどんなに繕っても悪いことでありますが、その中にもこのような美談があったことを「戦争を知らない」若い世代に知っていただければ幸いです。
読者の対象年齢は小学校高学年から中学生と考えて書きました。
文中の軍事用語や専門用語は著者の判断で現代風にわかりやすく書き改めていますので実際当時使用された言葉と違う箇所がありますがご了承ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-14 18:14:25
38853文字
会話率:24%
ある国のクイナと言われる丘には小さな町がありました。そのクイナの町には石畳やレンガでできた道があり、同じような素材でできた家が並んでいます。これは、変わらない町の中で、変わってゆく人々の物語です。
カラキランコロン。玄関のドアに付けられ
た鐘の音が響きました。今日もまた、夢の家にミロクおばあさんがやって来たのです。朝食の支度をしていた夢は、とても嬉しそうに玄関の方へと駆けて行きました。夢にとってこの鐘の音が、クイナの町の住人達との幸せなふれあいの始まりです。
「はーい、おば様どうぞー!」
そしてそれは、明日も明後日もいつまでも、ずっと、続くのだと夢もおばあさんも思っていました。
そんなある日、夢はおばあさんと一緒に病院へ行く事になりました。
そしてその日を境に夢とおばあさんの大切な日日が始まりました。
誰が悪いわけでもなく何が悪いわけでもなく、多くの人の人生には悲しみというものが訪れます。夢はこの日からおばあさんとクイナの町の住人達とその悲しみの中に入って行きます。決して美談では終わらない救急救命処置、声を失う人工呼吸器、医療の誤診、介護サービス従業員によるドライヤーでの火傷、そして別れ。そんな悲しみを乗り越えながら主人公の夢は一つの人生を生きて行きます。
ALSは筋萎縮性側索硬化症という難病です。全身の筋肉が弱り、最終的には目蓋も閉じる事ができなくなります。ただ、この難病が及ぼす影響もそこまでです。体だけが動かなくなるのです。つまり心は健康な時のままなのです。例えば5分間、家の壁、会社の壁、教室の壁、天井、窓、それらをじっと見つめたまま、目蓋や眼球以外は動かさずに過ごしてみてください。きっと多くの人は苦痛を感じると思います。しかし病気になり寝たきりになると、それは10分、1時間、5時間、終わる事なく地獄のように続いて行くのです。ただ、誰かが悪いわけではないのです。患者が抱く家族への気持ちや、一つの心に二つの人生を重ねる家族、病気の介護には価値観を変化させる必要があるのです。
この物語の主人公達はどんな世界をその瞳に焼き付けてゆくのでしょうか。
この物語の元になったオリジナル曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=v8b66qS5jAA&feature=youtu.be
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-30 16:38:58
315941文字
会話率:40%
決して美談にはしない。悲劇にもしない。
ありのまま、生きた記憶を残そう。
リーフレアの賢者――錬金術師であるルビンは、研究協力者として、隣の大国クレモネスへと招かれる。
招かれたものの、入国検問で引っかかったり、初対面で女性から嫌われたり
、はっきり言って散々である。
協力を求められたのは、賢者でない者でも錬金術を扱えるようにするための装置の製造。
だが、その計画に込められた思いは、純粋な技術進化に向けられる無垢な感情ではなかった。
「インテリジェンス・オブジェクト」を中心として、浮き彫りになる大国が抱える闇。
そして、計画に参加する賢者たちはどんな想いを内に秘めているのか。
僕はただ呼ばれただけ、物語の語り部として。
それ以外、なにもできなかった。
※女性向け要素があります。
苦手な方はご遠慮ください。
「魔女博物館」https://ncode.syosetu.com/n0607el/
第五話から約十五年前の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-10 20:39:51
99927文字
会話率:32%
きびだんご、てなんやァ。わしな、あらすじまでこんなこと書いてんねで。桃太郎の野郎、許さんどこらァ。どっか去にさらせェ。
最終更新:2017-12-14 21:05:56
3562文字
会話率:45%
2014年4月。晴れて健吾は地元の国立大学を卒業することになった。今から思えばここまでの人生大した苦労もしてこなかった。小、中学校は1クラス24人の小さな学校。小中一貫校であった。高校は中規模の学校。40名が5クラスの1学年200人の学校
であった。小学校から中学校はエスカレーター。
高校入試は受けたが、倍率は1倍そこそこの高校で、偏差値でみればだいたい54くらいの高校であった。
大学は地元の国立大学をうけた。あまり手応えはなかったが、センター試験でそこそこの点数を出していたため難なく合格。大学生活も絵に書いたような生活であった。仲の良い友達と授業を聞いたり、聞かなかったり、居酒屋で飲み、そこから朝までカラオケに行ったり。恋をして彼女を作ったり。先輩の女性に一目惚れしてしまい、一方通行の恋をしてみたり。(これは消したい過去だが)大学は4年間でなんなく卒業。
そこからもそこそこの人生を幸せに楽しく過ごすつもりであった....
しかし新卒で入社した会社はNHKの下請けブラック企業。多くの人との出会いと別れ。
予め断っておくが決して美談ではない。シリアスでより現実的。誰も語ろうとしない、NHKの実体が今暴かれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-16 09:36:22
3163文字
会話率:39%
王子の恋人を害したという理由で、一人の令嬢が婚約を破棄され、国外追放となった。
大貴族の婚約者より身分の低い恋人を選んだ王子の美談は・・・。
※婚約者は悪魔への供物。そんな令嬢とイチャコラしつつ、苦悩しながら浮気する王子の話が、気付くと婚
約破棄&ざまあ物になってました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-10 15:00:00
3233文字
会話率:33%
国でも美談となって有名な婚約をした二人は物語のように綺麗な恋をした。というわけではなかった。祖父と祖母の叶わなかった恋を叶えるために婚約させられたエリザベータとエドゥアルド。エリザベータは浮気性なエドゥアルドに悩まされていた。そこで兄はエリ
ザベータに聖ヴァレンティヌスの日に仲良くすることを提案されたが?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-15 00:09:49
4173文字
会話率:57%
シンデレラの実話。
物語りとは実話を元に構成された話が多いが、実話をそのまま使用する事はない。
理由は単純明快だ。
美談にならないからである。
この物語りはそんな美談にされてしまった、哀れな毒舌シンデレラと見た目は麗しいストーカー王子の出逢
いの一幕。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-08 20:00:31
8703文字
会話率:31%
「これは、私の友達の話なんですけど」 ある男が、ひとりの女性の自殺を止めた。それは美談めいてはいたのだけれど……。
最終更新:2013-03-19 12:00:00
1350文字
会話率:14%
魔の手から国民を守るために尊い身を投じた気高く美しい王女スノウティナと、そんな王女を愛した美丈夫な魔王ミケラヘイムの美談───に見せかけたただの変態がたくさん出没する物語。「極上の絹糸の髪、なめらかな陶器の如く引き寄せられる肌。……ああ、
今日もなんて美しいんだ僕は!」「いいから離れてよウザい!」 真実は伝説の斜め上を一人歩きする。お下品ラブコメ時々シリアス。<自HPからの転載作品です> 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-19 22:30:10
20450文字
会話率:35%
別れ難いものと別れた後、そこにとどまるのは基本的に美談です。でも中には、離れたくとも離れられない者だっているかもしれません。
最終更新:2010-04-01 15:05:00
4327文字
会話率:19%
少女『翔』と少年『日野』が図書館の奥の特等席で織りなす異端な青春。
最終更新:2009-01-16 01:48:11
7971文字
会話率:29%