物が散らばった部屋は私の心を表しているみたい。ペットボトルをカッターで半分に切った筆入れには、何本もの筆が挿さっている。底にどろりとした赤紫色の液体がたまる。カーテンは閉めきられていて、きっといまは深い夜だと思う。
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最終更新:2025-05-12 18:38:53
1138文字
会話率:0%
フルダイブ型VRゲームのテスターとして働く俺は、会社のパーティーに向かうため、VRヘッドセットを外すが、目の前に広がるのは現実ではなく、ゲーム内の主人公の部屋と瓜二つの空間だった。混乱の中、ヘッドセットは消え、スマホのUIはゲーム内のものに
変わり、ドアを開けるとそこはゲーム内のマンションの廊下。ログアウトを試みるも反応はなく、現実とゲームの境界が崩れていく。背後から現れたゲーム内の敵キャラ、赤い目の兎のお面を被った大男がナイフを手に迫る。絶体絶命の中、俺は最後のバグ——「主人公が死ぬとゲームが強制終了する」を利用し、カッターを手に立ち向かう。現実と仮想の狭間で、脱出のための賭けに出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 21:28:50
970文字
会話率:32%
安っぽい、奇跡と魔法の物語。
最終更新:2025-03-10 09:17:48
7227文字
会話率:55%
「来るべき戦争に、備えろ」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
暗い過去を持つジョーは戦闘を教える学校「ヘムノース戦術学校」の先生。
彼は戦場で家族の亡骸にすがる少女ミリーを匿
う。やがて彼女を戦術学校に推薦した彼は、ミリーの明るさ、ひたむきさに凍てついた過去のトラウマ、今の敵、そして学校内で巻き起こる陰謀と争乱と向き合っていくことになる。
一方、ジョーを敵対視する戦術学校の生徒カッターは、模擬戦で自分の配下を打ち負かしたミリーに興味を持ち、動く。
後ろめたい過去を持つ三人の行く末は……。
『ハリー・ポッター』でワクワクしたあなたへ。『パルプ・フィクション』、『メメント』の複雑さに唸ったあなたへ。『007』のクールなガジェットで笑ったあなたへ。
これは廃れた世界で希望を探す者たちのアドベンチャー・スリラー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-26 14:07:57
5972文字
会話率:32%
兄子《せとし》は、病弱な妹《まい》の助けになりたくて、お金を稼げないかと調べると、ハイリターンを強調するFXの自動売買のサイトが目に留まる。
EAを作成するが上手く行かない。
空を見上げていると、誰かが、何かを、教えてくれている気がし
た。
その後作りあげたロジックは、もの凄い成績を上げ金銭的な問題は解決した。
でも妹の病が治った訳でもなく、いつ兄子の前からいなくなるか分らない。
妹が生きた証を残そうと、天体観測をして新しい彗星を見つけ、命名権を得た。
だが彗星の軌道は、太陽に接近しすぎる為、消えて無くなる。
彗星は更に木星の軌道付近で二つに割れ、βと識別された方は地球への衝突軌道を突き進む物と天文台の軌道計算で明らかになった。
しかし核が小さく、大気圏内で燃え尽きるとされた。
二人で命名した彗星を観測する為、バルコニーに出てその時を待つと、βが火球となって二人の方へ向かって来る。
燃え尽きた時、光球が軌道を修正し、一瞬の間に妹を襲った。
椅子から滑り落ちた妹の傍に寄った直後、衝撃波が到達し兄子は覆い被さる。
最悪に事態を思うと恐ろしかった。
心肺の状態を確認し妹の部屋のベットへ、全身が熱い、昔から高い熱を出す事が多かった。
熱さましを探し帰って来ると、よほど暑かったのか下着姿で横たわる。
それでも暑いから、服を脱がせて欲しいと言う。兄子は汗を拭く為に応じる。
病院に行こうと問うと、「あは是汝が幸魂奇魂なり」と言う。
言葉が分からない。
して欲しい事があるのか。何でもする。だから病院に行こうと言うと。
「なが身の成り余れる処をもちて、あが身の成り合はざる処に刺し塞ぎたまへ」
解る様に言ってくれと言うと、「あとなと、みとのまぐはひせむ」と言う。
まぐはひ(い)、時代劇で使われていた言葉で、記憶のから想起出来るのはセックス。
まぐはひを終え、眠りにつく妹の頬に触れた時、カッターで指を切った時の様な鋭い痛みがして手を引いた。
妹の顔を見ると、細かい泡がふつふつと湧いている。
泡立ち溶けて行き、直径60cm程度の透明のゲル状の塊となった妹。
球の中央には脳が、脊髄神経を尾っぽの様に垂らし浮かぶ。
失意に嘆く兄子に猛烈な眠気が襲い、【あを愛しく思ひて寝をしなせ】と頭の中で懐かしく感じる声を聞きながら倒れ込んだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 19:05:47
268022文字
会話率:62%
兄である主人公がいつものように寝ようとしたら妹が部屋に入ってきてその手にはカッターが握られていた……
[重複投稿] カクヨム ノベマ! アルファポリス
最終更新:2025-01-01 19:00:00
5060文字
会話率:68%
何度も殴ってくる父をポケットから転がり落ちたカッターナイフで刺したその日から私は快楽殺人鬼となった。
殺した相手から金品を奪って生活をしていた幸い今のところ警察に捕まっていない。
次の標的は‥あのおじさんにしよう
最終更新:2024-12-23 16:25:09
26789文字
会話率:58%
母の運転する車に揺られている。
最終更新:2024-11-30 13:40:59
2077文字
会話率:29%
テレビをつけて、眺めていた。
最終更新:2024-10-11 13:59:25
1769文字
会話率:28%
用事を済ませて帰路についている。
最終更新:2024-07-30 14:13:12
1687文字
会話率:20%
お義父様とお義母様に王太子アルバート様を引っ掛けて来いと指示をされたマリアはそれを実行していた。しかし、アルバート様の婚約者、イザベラ様やその取り巻き達から日常的に虐めを受けていた。
生きる気力を無くし、カッターで自分の首を掻っ切ったマリア
は前世の記憶を思い出す。
マリアが考えた復讐とは…!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 16:56:31
4018文字
会話率:42%
20XX年の日本で数多く存在するのバイトの『クビRTA』を不本意ながらしていた21歳男子大学生の俺、鹿毛山レオは『クビRTA』最短記録1分53秒を記録したその日、前から来る人を避けようとしたら、足を滑らせて運悪く頭から用水路に落ちてしまった
。もちろん頭から落ちたので意識が一旦吹っ飛んだが、目が覚めるとそこは天国でも地獄でもなく、俺よりも無能な奴ばかりが汗水垂らして無駄な労働を繰り広げる世界『ミゴ=ウノム』という星だった。今までクビにされまくってきた経験豊富な俺が、今度はこの世界の人を『クビRTA』してもいいですよね、神様? って、完全サイコパスな俺をココに送り込む時点で神様も無能ですね!!
「とりあえずあなたの、役職『神様』をクビにします。今までありがとうございましたー! あなたのすべての権利、いただきます!」
特殊スキル『なんでもクビにできーる』を使って世界征服を目指します! って、このスキル名も無能が作っててダサいのでコレもクビ!! 今日からこのスキルの名前は『ファイア・カッター』だっ!! ……あれ、コレもダサい……。俺のネーミングセンスをクビに……はできない。なんで?? 無能の神が作ったスキルだからか。クソッ!!! この世界に来てまでこの俺に『クビRTA』が課されるとはな……しかも過去最高難易度だとよ。笑えねぇ冗談はよしてくれよな、ほんとに。 こういう時はでかい声で叫ぶに限るぜ。
「誰か俺のネーミングセンスをクビにしてくれぇぇぇ!!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 20:00:00
1298文字
会話率:30%
僕は今日、ようやくこのつまらない世界からいなくなれる。⋯⋯はずだった。
なのに!なぜ!どうしてこうなった!?
誰にも迷惑をかけないようにとある自殺スポットで死のうとしていた"僕"。しかし、振り下ろしたカッターが肌に届く直
前に阻止されてしまう。誰かも分からない人にいきなり止められてイライラが収まらない中、その日は死ぬのを断念する。しかし、来る日も来る日もそいつに死ぬのを尽く邪魔されて⋯⋯。
どうして名前も知らないその人は、"僕"に"僕"を殺させないのか⋯⋯!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 21:51:26
19768文字
会話率:11%
黒須結は、好かれている。生きている人間すべてに。
ある日、中学生の彼女は同じ美術部の後輩たちと一緒に『殺人鬼を告発します』という動画を見る。動画には殺人鬼に殺されたという芹沢健という男が悪霊として映っており、彼は自分を殺した殺人鬼に「
これ以上殺すな、さもなくば呪う」と脅迫していた。芹沢健――彼は結に告白してきた1年上の先輩だった。
結は動画に興味を持つが、同時に不安にもなる。
彼女の溺愛する弟――黒須悠になんらかの害をこの悪霊がもたらすのではないかと思ったからだ。悠は結とは真逆で死者に好かれる。もし、この悪霊にすかれでもしたら――結は心配で仕方なくなり、悠に忠告する。
しかし、悠はどこ吹く風で結はしばらく悶々とした日々を過ごす羽目に。
そんな不安定な状況の中、結は友人から悠が美人な女性と話していた、と聞かされて、激しく心を揺さぶられ――
悪霊、弟の女性の影、振り回され続ける彼女はとある女性と知り合う。
その女性がすべての元凶とも知らず。
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106631文字
会話率:39%
─────おぎゃあ……おぎゃあ……
高秋に女の子が産まれた。
「秋奈、パパだよ」
高秋は手を震わせながら、生まれたての我が子を抱き上げ、涙ながらに声をかけた。すると、産声をあげていた秋奈は父親の高秋を見ると、ピタリと泣き止
んだ──かと思ったら。
……ニタリ。
秋奈が不気味に微笑んだ。その瞬間、高秋の背筋がゾクリとした。赤ん坊がニタリと微笑むものだろうかと、高秋は頭を振り、もう一度秋奈を見た。
だが、秋奈はキャッキャと屈託なく笑っていた。怪しさを含む微笑みなど微塵もなかった。
高秋にとって、秋奈は初の子だった。自分に子がちゃんと育てられるのだろうかという不安がそう見せたのだろうと思い、特に気にも留めず高秋は。
「これからよろしくな、秋奈」
と、秋奈に微笑んだ。
秋奈が小学一年生になったある日のことだった。秋奈が高秋に言った。
「ママはね……殺したの。私が」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 07:46:48
15039文字
会話率:43%
超自称進学校に通っていたが、ある日教頭先生のセクハラ現場を目撃してしまう。
そして放課後、目の前に現れた教頭先生に口封じのためにカッターで刺し殺されてしまう。
目覚めた先はなんと…….
最終更新:2024-05-17 23:29:14
27964文字
会話率:23%
僕とベルの『自白会』
都咲(みやこざき)高校のある春の放課後。崎野亘(さきのたける)は忘れた大事な自分の秘密の詩集ノートを取りに2年D組戻った時、偶然クラスのアイドル的ムードメーカーで密かに亘が想いを寄せている、高山鐘(たかやまりん=あだ
名「ベル」)が、教壇の下で一人で体を震わせているところに出くわしてしまう。しかも、ベルの右手にはカッターナイフが・・・!
亘は全力でベルを止め、「自分も同じ事をしようとした」ことを明かし、亘はベルの涙の「訳」を聞こうとする。
その日、ベルの心に恋心とは違う亘への「信頼」と疑問とは違う「不思議」が芽吹いた。
後日、亘へのRINEでベルは少しずつ
「これは私の・・・『自白』というべきことなんだけど・・・」
という前置きをして、自分の「訳」のきっかけから伝え始める。
しかしその『自白』=「訳」は亘が詩を書き始めた「訳」でもあった。
亘も「(この世でベルだけなら、ベルにだったら、話せるかもしれない)」と思うようになっていく。
その2人の『訳』は量が多く、そして根は深い・・・。
ならばと、亘はある案をベルに持ちかける。その提案とは、『自白会』という名のお悩み解決方法だった。
こうして、亘とベルの通称『自白会』が始まった。
それは、ただただ亘とベルがもう一度「未来に立ち向かう心」を手に入れる為の時間だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 02:52:17
44084文字
会話率:46%
「魔法で水を出して相手を切り裂くなんて、研磨剤も混ぜてねーのにできるわけねーだろ!」 ファンタジー世界の魔法なんて、そもそもがウソで現実に照らし合わせればウソっぱちな事くらい誰でも知ってるわけですが。しかし、そんな感じで「許されないウソ」と
「許されるウソ」が厳然として存在するのもまた事実。じゃあその「許されないウソ」と「許されるウソ」は何が違うのかについて語ってみたエッセイです。よろしこ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 11:52:43
2016文字
会話率:0%
いわゆるバカッターと呼ばれる人たち。
立て続けに発覚した事件報道を見てため息をつく、というエッセイ。
最終更新:2024-03-21 18:34:12
1110文字
会話率:0%
チーかまを綺麗に剥きたい!
最終更新:2024-03-13 15:04:24
603文字
会話率:0%
「ああ。その前に、あかりのメダルカッターが効いた。人質取られて武器を奪われるなんて想定外だったから。」伝子はメダルカッターの仕組みを皆に教えた。
最終更新:2024-02-10 11:02:10
4262文字
会話率:15%
あの事件から、早いもので1ヶ月がたった。
文化祭の翌日。
学校近くの海岸で見つかった、女子高生の死体。
セーラー服に、肩くらいまでのポニーテール。
水死体ではない。
深く切られた手首。
彼女の隣で、砂がかぶっていた血のついたカッター
ナイフ。
そして砂浜に広がっていた血の跡。
それは現職生徒会長、草野桜の自殺だった。
砂の上に倒れたままの彼女に、生徒や教師たちはとても驚き、悲しんだ。
なんという悲劇であろうか、と。
悲しいことで、追悼の意を表したい、と。
しかし、それは長くは続かなかった。
人間の思考というのは、常に更新されゆくものなのである。
それは性別にも年齢にも左右されない。
ごくごく普通で、平凡なこと。
ましてや、深く知らない他人のことであればなおさら。
永遠の決別。それも前途多望な若者の自殺ではあった。
しかし、それが自分以外に起きたことであったことに、いくらの変わりもなかった。
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-15 19:49:12
15598文字
会話率:44%