禍霊。それは成仏できぬ人間の魂の成れの果て。
その禍霊を身に宿し、禍霊の力を以て禍霊を祓う寄処禍という者たちがいた。
高校一年生の帚木天平はある日、クラスメイトの美少女、早蕨純礼が禍霊と戦っているところを目撃し、寄処禍に覚醒してしまう。
そ
れにより、それまでの平凡な日々に別れを告げ、現代社会の裏に広がる人外魔境に足を踏み入れることとなった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 12:10:00
36198文字
会話率:47%
恋人に浮気された露崎律(つゆさきりつ)は、男性というだけで女性からモテる貞操逆転世界に迷い込み、妖しげな洋館に住む四姉妹の使用人として、メイド姿で奉仕することになった。
しかし四姉妹は一筋縄ではいかない人ばかり。
「律くん、私のコンタク
トケース知らないかしら?」
「純礼さま、それよりスカートのファスナーが上がりきってませんよ!」
「こ、これは今日は暑いからわざとよ……?」
長女の純礼(すみれ)は、色香満載で大人な雰囲気なのに秒単位で天然ボケをかますがその自覚がなく。
「露崎律! あたしはあんたを認めないから!」
「る、瑠海奈さま!? どうして突然お着替えを!?」
「あんたを人間扱いしてないからよ! 着替えだって余裕でできるわ! ふふふ、そうね。あんたなんか意識してないし、お風呂に入れてもらおうかしら?」
次女の瑠海奈(るみな)は、とある理由から律に誰よりも強く当たる。
「あたしは軟弱者は嫌いなんだよ。スパーリングに付き合え、鍛えてやる!」
(あれ? 久華さまから胴締めスリーパーホールドを食らってるのに、痛くない…?)
「すんすん…」
「久華さま、なんか首筋の匂い嗅いでませんか!?」
「き、気のせいだろ! 細けぇこと気にしてんじゃねぇ!」
三女の久華(ひさか)は、スポーツ万能の武闘派女子ながら何かと理由をつけて律の体に触れて来ようとする。
「実紅さま、今日こそ部屋の片付けしましょうよ」
「どこに何があるかはわかっているから平気だ。目を瞑っても探せるぞ。ふむ。これだ、見ろ。リボンタイ」
「そ、それパンツですよ!」
「……ちょうど君にプレゼントしようと思っていたんだ」
四女の実紅(みく)は、頭脳明晰なゲーマーながらドを超えたなまけもので、主人公のサポートなしでは何もしようとしない。
彼女たち風祭(かざまつり)四姉妹は、律を正式に使用人として雇うかどうか査定する、という建前であれこれ言いつけるのだが、希少種の男性で特別な魅力を持っている律の体を虎視眈々と狙っていて――
家族も恋人も倫理ある世界も全てを失った主人公が、クセ強四姉妹との交流を通して、追い求め続けていた幸福を手にしていく再生ラブコメ――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 12:10:00
101523文字
会話率:48%
過労死で命を落としたブラック企業の法務担当・真壁仁は、気づくと魔王の玉座の間に立っていた。人間との休戦協定に潜む罠を見抜き魔王に進言したことから、新設された「法務部」の長に任命される。
契約魔法という新たな力を得た真壁は、オークの労使交渉
から始まり、魔族たちの様々な法的トラブルを解決していく。前世では感謝されることのなかった仕事が、今度は純粋に評価され、生まれて初めて「やりがい」を実感する。
硬い契約書と物騒な魔族たち、そして前世のスキルが思わぬ形で活躍する、異色の転生法務コメディ&サスペンスが今始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 12:02:04
13190文字
会話率:32%
ルームメイトの千夏と大喧嘩した日から、私は同じ一日を何度も繰り返している。
原因不明のタイムリープから抜け出す鍵は、きっと、彼女の閉ざされた心の中にあるはず。素直になれない千夏と仲直りするため、私の奮闘が始まる。
これは、世界で一番長く
て短い、一日の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 22:55:34
8525文字
会話率:24%
「純血」の魔女。
それが、この水族館の主・オクトパスが求める血。
それを、私の友達、紫塔さんが持っていたなんて……。
魔女を狙う教会との戦いで、私たちは故郷の街を出て、「魔女の聖域」と呼ばれる地を目指して船旅を始めた。
でも出航数時間後に
嵐に遭遇。操舵系も壊れてしまって終わりを覚悟した。
だけれど目を覚ますと見知らぬ水族館にいたのだ。そこの主が言う。
「こんなところで純血の魔女と出会えるなんてね!」
そして続けた。
「近づくな一般人! 高貴な魔女の血が汚れる!」
私たちの敵は教会だけじゃない、歪んだ魔女とも戦わなくちゃいけないなんて……。
「紫塔さん」第二部、始まります。
※2025年8月半ば完結予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 12:00:00
138891文字
会話率:61%
――止むに止まれぬ事情で男装女子と女装男子となった二人が描く純度100%(当社比)の純愛ラブストーリー!
魔法使いと繋がる世界三周年記念長編。
舞台は魔法使いと繋がる世界本編の二年前。
作中、最も幸福な関係で結び付く、三つ子の姉弟
の一人、水原光<みずはらひかり>とオリンピック出場を目指すフィギュアスケーター、夕陽千歳<ゆうひちとせ>の馴れ初めを描いた、最もピュアな愛の物語がついに紡ぎ出されます。
<あらすじ>
初出場した全日本フィギュアスケート選手権で四位の成績を収めた中学三年生の少女、夕陽千歳。
フィギュア界の新星として注目を始めた千歳はよりフィギュアスケートに集中できる環境を求め、コーチの勧めで名古屋を離れ、春から舞原市へ移住して生活を共にすることを選択する。
それから約十カ月後、2057年9月、凛翔学園。
二学期になった演劇クラスではタイタニック号の沈没事故を題材にした舞台演劇『Floating Castle―浮かぶ宮殿―』を学園祭で披露することが決まり、主演であるジャック役を水原光が、ローズ役を手塚神楽<てづかかぐら>が女装をして演じることが決まってしまう。
そして、衣装サイズを計るため、空き教室に集まった光は神楽が男装をして凛翔学園に入学しているフィギュアスケート選手、夕陽千歳であることに気付いてしまうのだった。
このまま女装をして舞台に立てばすぐに手塚神楽が女性であることがバレ、正体が夕陽千歳であることもバレてしまう危険性があることを心配した光は、千歳を守る為、舞台を成功に導く為、自分が女装して役を交代する手段を計画するのだった。
<三周年を迎えられた事への感謝を込めて、水原光と夕陽千歳のピュアなラブストーリーを全力でお送りします!>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 11:54:56
4633文字
会話率:6%
疑問の数だけ物語はある。年齢不詳の清純派アイドルウルルンとエリの控え室でのインタビューを小説化。彼女らの虚構現実に包まれた斜め45度から来る発想をどうぞお楽しみください。<※注意>もちろん彼女らは現実には存在しません 阿住佳奈好きの著者が3
0日連続を更新を目指し書く不条理連作インタビュー小説のはじまりはじまり・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-03-09 02:40:23
46579文字
会話率:76%
王国に囚われた弟を救い出すため、ダニアの金の女王ブリジットの娘であるプリシラがついに王国に乗り込む。
一方、姉である銀の女王クローディアに恨みを募らせる王国軍のチェルシーは、かつて自分を捨てた姉に復讐するため修羅の道を突き進む。
金と銀の
女王の血を引く2人の少女が、戦乱の大陸を舞台に激突!
戦いの果てに果たされるのは弟の奪還か、あるいは復讐の成就か。
2人の少女の意地と誇りがぶつかり合うファンタジー大河ドラマ。
今……最終章の幕が開く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 11:50:00
227541文字
会話率:21%
女戦士ばかりの蛮族ダニア。
その女王ブリジットの娘として生まれたプリシラ。
外出先の街で彼女がほんのイタズラ心で弟のエミルを連れ出したことが全ての始まりだった。
2人は悪漢にさらわれ、紆余曲折を経て追われる身となったのだ。
追ってくるのは
若干16歳にして王国軍の将軍となったチェルシー。
同じダニアの女王の系譜であるチェルシーとの激しい戦いの結果、プリシラは弟のエミルを連れ去られてしまう。
女王である母と合流した失意のプリシラは、エミル奪還作戦の捜索隊に参加するべく名乗りを上げるのだった。
蛮族女王の娘が繰り広げる次世代の物語。
大河ファンタジー第二幕。
若さゆえの未熟さに苦しみながらも、多くの人との出会いを経て成長していく少女と少年の行く末やいかに……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 11:50:00
289505文字
会話率:20%
道端で朽ち果てていく誰かの墓碑。
そこには確かに「死」があり「悲しみ」があった。
時の流れはそれすらも忘却の彼方へと運び去っていく。
今、そこにはもう何もない。
だから僕は……この記憶を何かに残したいと思った。
そこにあった「死」とかつて
あった「生」を忘れないために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-20 13:52:12
1505文字
会話率:7%
子爵令嬢のリゼットは、デビュタントも許されず、字が美しいからと継母と義姉に手紙の代筆者としていいように扱われていた。幼なじみの騎士とも距離ができ、このままひとりぼっちで一生を終えるのかと悲観に暮れていたとき、現れたのは威圧感たっぷりの軍人。
公爵家のウィリアムと、彼の美しい祖母スカーレットだった。なんとスカーレットは、リゼット憧れの書家、三蹟と呼ばれるうちの一人で――!?
手紙で人を幸せにする、代筆令嬢リゼットの恋と成長譚!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 11:36:00
18212文字
会話率:44%
「ベアトリス・ガルブレイス公爵令嬢との婚約を破棄する!」
「殿下、その言葉、七年お待ちしておりました」
第二皇子の婚約者であるベアトリスは、皇子の本気の恋を邪魔する悪女として日々蔑ろにされている。しかし皇子の護衛であるナイジェルだけは、い
つもベアトリスの味方をしてくれていた。
皇子との婚約が解消され自由を手に入れたベアトリスは、いつも救いの手を差し伸べてくれたナイジェルに恩返しを始める! ただ、長年悪女を演じてきたベアトリスの物事の判断基準は、一般の令嬢のそれとかなりズレている為になかなかナイジェルに恩返しを受け入れてもらえない。それでもどうしてもナイジェルに恩返しがしたい。このドッキンコドッキンコと高鳴る胸の鼓動を必死に抑え、ベアトリスは今日もナイジェルへの恩返しの為奮闘する!
規格外で少々常識外れの令嬢と、一途な騎士との溺愛ラブコメディ(!?)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 19:14:24
72654文字
会話率:41%
Mのイケメン主人公が、さまざまな種類の強い女性に手を出されまくる純文学的なラブコメです。性行為まで行きませんが、きわどいところが多いのでR15で。題名に反して母親が出るのは最初と最後だけです。性的な部分をのぞけば古典的な恋愛もので、昭和のポ
ルノ映画のノリ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 11:24:18
76381文字
会話率:46%
特殊能力を持つ女子高生が主人公のファンタジーです。
最終更新:2025-02-12 15:35:53
11943文字
会話率:39%
少年Kは毒祖母に虐待される夢にうなされていたが、ある日、夢の中に魔法少女が現れ、彼を助けようとする……という純文学的ファンタジーです。毒親設定、鬱展開あり。
最終更新:2025-01-22 21:03:19
6570文字
会話率:26%
メイドロボットの少女、ステラは年老いた奥様にメイドとしてお使いしていたが、そんな奥様からお暇を与えられてしまった。
長編小説 第十五作目 短編集
最終更新:2025-07-24 09:02:33
68224文字
会話率:12%
私は絵のモデルとして、絵を描いている友達の女の子の前で(白い布を巻いて)裸になることになった。
最終更新:2025-07-22 16:15:49
1888文字
会話率:15%
私は絵のモデルとして、絵を描いている友達の女の子の前で(白い布を巻いて)裸になることになった。
最終更新:2025-07-22 14:23:16
1981文字
会話率:14%
長良高校三年D組、ミステリ研究会に所属する小泉明日奈は、ある日、「幽霊が出たから調査してほしい」という依頼を受ける。
半信半疑の明日奈は、同じミステリ研に所属する佐野文也とともに調査に乗り出す。
果たして、学校に現れた幽霊の正体と、友人関係
の裏に隠された学校の秘密とは。
高校最後の文化祭期間、亡くなった元クラスメイトの亡霊に翻弄される三年生たちの最後の青春が幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 08:39:42
29413文字
会話率:42%
高校二年生の担任だった桜田先生を、私は心のそこから好きだった。
自分が女であり、先生も女性である、ということにかかわらず。
先生がくれた温もりを、私はずっと忘れられない。
最終更新:2020-05-29 20:17:04
11531文字
会話率:36%
ーー弟が産まれてから、両親は私を忘れてしまったーー毒親のもとで育つ幼い小夜は、ある夜不思議な揺り椅子により異世界へと迷い込んでしまう。そして迷い込んだ先にいた少年、フレイアルドと共に夜の間だけ心温まる時間を過ごす。少年と共にずっと過ごすこと
を望んだ小夜だったが、ある日少年が現れなくなり、しかも揺り椅子まで奪われてしまい……二人の再会から始まる、長い長い物語。《注意》この作品には虐待表現、監禁表現、暴力表現が含まれます。苦手な方は読み進めないことを強くお勧めします。またオリジナル作品であることから作者の許諾を得ない一切の転載、引用を禁じます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 08:27:06
59901文字
会話率:32%
「怖かったよね? もう大丈夫だよ、エミリー・ランベーヌ嬢」
(どうして私の名前を知っているの!? ってか私、お姫様抱っこされてない!?)
同級生から「貴族もどき」とバカにされ、ぼっちだったエミリーは有名校に通う男爵令嬢。たった一人の友だちを
いじめからかばって死にかけるが、片思いの美男子にお姫様抱っこで助けられる。
その男の子の名はフェルナン・ヴァレット。生徒会副会長にして、次期宰相と目される完璧超人。地味なエミリーは、友だちを守るためキラキラした生徒会に入る羽目になってしまう。
「ありがとうエミリー。いつも助かる」
(心臓が止まりそう……!)
素敵な彼の隣でドキドキしながら満たされていくエミリー。そんな彼女の前には「おとめげぇむ」なる言葉を知る侯爵令嬢が現れ――
乙女ゲームに悪役令嬢、異世界転生。
シナリオに巻き込まれながら世界を変えていく日陰者のモブ女子と、キラキラした攻略対象なのに実は生真面目で優しい日陰者の男子――そんな二人がたどる「溺愛バグルート」の結末とは? (ハッピーエンド)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 08:25:07
45874文字
会話率:42%
伯爵家の庶子ヴァイオレットは、自分を道具のように扱ってきた父の命により、豪華なパーティーに出席することに。
毒親の父から望まぬ見合いを強いられそうになるわ、傲慢な異母姉から大好きな仕事をけなされるわの散々なヴァイオレット。しかし思い出の中の
――エルフのように儚かった初恋の貴公子に会いたい一心でパーティーへ。
そんな彼女の前に、大人の色気漂う逞しい英雄騎士が、突然ひざまずいて花を捧げてくる。
「受け取ってほしい。僕の太陽」
「あ、あの……どちらさまですか?」
「……あれ?」
大混乱状態のヴァイオレットと、きょとんとする謎の騎士。
この物語は、花と仕事をこよなく愛する彼女と、魔法使いから戦士にいつの間にかジョブチェンジしていた五歳年上の彼との、七年越しのダダ漏れハッピーエンドストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 20:12:39
18945文字
会話率:41%
【新作大公開ッ! 約2日に1回更新ッ!】
私、リリアーナ・プラチナブロンドは新米聖女ですの。
女神様の加護を授かる修道女として、今日も健気に世のため人のために汗水を垂らして献身させていただいているのでございます。
ふぅむ?
お一つ質問をよろしいか、ですって?
私の主なお仕事内容が知りたい、と?
こっほん。それはもちろん、物陰に隠れて社会奉仕(意味深)に励んでみたり、他にも桃色の背表紙本から数多の知識を得てみたり、更にはアレやらコレやら何とやら……うふふふふ。
おっと。あくまで息抜きの範疇ですからね?
教えに叛くつもりはありませんので悪しからず。
何より私はセイショクシャなのですから。
人より少しばかり好奇心が旺盛で、茶目っ気に溢れ過ぎているだけで……基本は大真面目なのでございます。
今だってほら、国王陛下からの勅命に応えようと身を粉にして頑張っているわけなのですしっ。
お友達の女勇者さんと一緒に、遠く離れた魔王城を目指して旅を続けている真っ最中なんですのっ。
……あ、でも。本当の本当にお一つだけ。
この胸に秘めた願いがございます。
長い長い旅路の最中。
運命の殿方にお会いできたらなぁ、なんて。
恋に溺れて、愛に堕ちてしまえたらなぁなんて。
私だって、世に生きる一人の乙女なんですもの。
「はぁぁぁ。どこかに素敵な殿方、転がってはいらっしゃいませんでしょうか。片っ端から拾い集めて差し上げますのに」
「あっはは……ほら、リリアちゃん。おバカなこと言ってないで先に進もうよ。ぼーっと突っ立ってたって何も変わらないよ?」
「ふぅむ? あらあら私としたことが。ついつい独り言をこぼしてしまっておりましたわね」
てへりんっぺろりんっでーすのっ。
気を取り直して旅を続けましょう。
国王陛下の勅命はあくまでソレとして。
まだ見ぬ最愛の人と巡り会うためにっ!
――――――――
こちら、破天荒系お嬢様口調な新米聖女様と
ピュア系むっつりな新米女勇者様の二人による
爽快痛快紀行モノ(になる予定)でございます。
おおよそ二日に一回、新話を公開してまいりますので
どうかご気軽にブクマを挟みながら
のんびりとお楽しみいただけますと幸いです。
(*´v`*)ノシ よろしくですのっ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 08:10:00
743152文字
会話率:23%
――〝孤高の眠り姫〟
それが彼女に付けられたあだ名だった。
流れるようなポニーテールに、汚れを知らぬ真っ白キメ細やかな肌。
いや、美辞麗句さえも必要ないかもな。
目にした誰もが絶世の美女と認めることだろう。
しかし
、そんな彼女には常人とは違う一つの大きな特徴があった。
彼女は〝全ての人を拒絶する〟のである。
見た目が良ければそれだけで彼女の周りには男女共々集まってくるはず。
……まるで角砂糖に群がるアリのごとく。
しかし、それすらも決して受け付けることはなかった。
眠り姫は今日もまた、己の世界の中でくぅくぅと寝息を立てていらっしゃる。
だが、そこに馬鹿電波ツインテールと変態秀才腐れ縁野郎も加わって……!?
「……見るな、寝にくい」
「美佳は先輩のことが大好きなんですーッ!」
「でも僕は可愛いモノが大好きなんだ。それはもう、蜂蜜塗って食べちゃいたいくらい」
あ、いや、なんだどうした畜生め。
平和な日常はどこに飛んでいっちまったのか。
どいつもこいつもキャラが濃すぎる。
……さすがの俺でもお手上げかもしれん。
天の神様よ、いるなら今すぐ降りてこい。
ワンツーパンチを二、三発噛ましてやるからさ。
「畜生め、お前ら少し黙ってろぉおッ!!?」
喜劇、純情、時々涙。
今から紡ぐは、そんな温かな恋物語。
――――――――――
こちらの作品は『第12回ネット小説大賞』に
エントリーさせていただいております。
よろしければブクマや感想や星評価などで
やんわりと応援していただけますと幸いでございます!
読者の皆様にじっくりとお楽しみいただけますよう
始めのうちは毎日3話ずつ公開いたしますっ。
それでは何卒っ!
よろしくお願い申し上げます!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 03:02:02
130063文字
会話率:16%
人魚姫は、人間になりたいと思いました。
海上を突き進む豪華客船の輝きを目の当たりにして。
そこで楽しそうに過ごす人々をその瞳に映して。
私もその中に混ざれたらいいなと純粋に思いました。
そして王子様に恋をして、人間になる薬を
飲んで、
声を失って、儚い泡となって消え失せる……
――そんな可哀想な子はこの物語にはおりません。
ええ、たったの一人さえも。
事前にお伝えいたします。
この物語の人魚姫は泡となって消え失せてしまう
悲劇のヒロインではございません。
ちょっとおバカでちょっとえっちな女の子です。
といいますかぶっちゃけた話
そもそもカッコいい王子様なんて出てきませんし、
淡い恋心を抱くタイミングだって存在いたしません。
人魚姫。そして、泡。
この二つの単語を聞いて、恥ずかしながら
私は下賎なことしか思い付けませんでした。
ええそうですただの下ネタです!
本当にありがとうございましたッ!
けれどこれだけは言わせていただきたい。
だって純粋に書きたかったんだもぉおおぉおん!
この話のオチを! そして堕ちの話を!
それでも構わんよ。
むしろそういうのこそを待っていたんだよという
お優しい読者の皆様方。
なるほどな! その方向性はズルいな!
と思わせるそれだけの為にこの物語を書きました。
どうかクスリと笑っていただいて
評価ポイントでも感想でもレビューでも
お好きに書き殴っていってくださいませ。
それが何よりハッピーエンドでございます
(*´꒳`*)どちらもWIN-WINっ!
さぁ頑張れ人魚姫。
健気に可憐にストイックに。
とにかく身銭を稼ぐのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-29 14:56:03
7066文字
会話率:22%
転生先は、乙女ゲームの世界。しかも私は、悪名高き悪役令嬢・アリシア。
ゲーム本編では、婚約者を巡ってヒロインをいじめ抜いた結果、断罪イベントで公開処刑コース。その運命を回避するため、私はヒロイン・リリアとは距離を取り、断罪フラグを全力回避
しようとしていた。
――だが、何かがおかしい。
ヒロインであるリリアは、なぜか攻略対象の王子を完全スルーし、毎日私のもとへ「お茶会に誘い」にくる。
微笑みながら、ささやくように言う。
「アリシア様が他の女と話していると……胸が、痛むんです」
え、これって……ヤンデレじゃない?
本来、清純で健気なはずのヒロインが全力で私に執着してくるせいで、乙女ゲームのシナリオは崩壊。
断罪どころか、攻略対象たちの出番すら無くなっていき、私は逃げ場を失っていく――
この恋、ゲームバランスぶっ壊れてませんか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 08:08:28
12232文字
会話率:29%
「ごめんね、私、死ぬ運命だから」
そう言い残して、クラスの人気者・如月ひよりは校舎の屋上から飛び降りた。
──その瞬間、僕は一週間前に戻っていた。
陰キャで空気のような存在だった僕・東雲ユウトは、彼女の死の運命を知り、未来を変えるために
立ち上がる。
だけど、タイムリープは“代償”を伴い、やり直すたびに何か大切なものを失っていく。
彼女はなぜ死を望んだのか?
僕が「ただのクラスメイト」以上の存在になるためには、何度未来を壊せばいい?
「君の涙を、何度でも拭ってみせる」
過去を巡る青春ミステリー×感涙の純愛タイムリープストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-10 07:20:21
14925文字
会話率:24%
舞台は、絢爛豪華な宮殿が立ち並ぶ架空の帝都・長安(ちょうあん)。その帝都の片隅、裏路地の奥にひっそりと店を構える薬屋『杏林堂(きょうりんどう)』には、奇妙な薬師がいると噂されていた。店主は、若く美しい娘、翠燕(すいえん)。彼女は類まれなる薬
学の知識を持ち、どんな難病も、どんな奇妙な症状も、瞬時に見抜き、適切な薬を調合すると評判だった。しかし、その顔はいつも無表情で、感情の読めない不思議な雰囲気を纏っている。
ある日、長安の次期皇帝と目される若き**太子・玄宗(げんそう)が、原因不明の奇病に倒れる。宮中の医官たちが匙を投げる中、玄宗の側近である宦官・李桂(り けい)**は、翠燕の噂を聞きつけ、『杏林堂』を訪れる。李桂は、冷徹な美貌を持つ有能な男で、翠燕の奇妙な魅力に次第に惹かれていく。
翠燕は、宮中へ赴き、玄宗の病を診断する。そして、その病の原因が、宮中に蔓延するとある毒にあることを見抜く。しかし、それは単純な毒殺未遂などではなかった。複雑に絡み合った宮中の権力争い、嫉妬、そして隠された秘密が、病の裏に蠢いていたのだ。
翠燕は、優れた観察眼と薬学の知識を武器に、宮中で次々と起こる奇妙な事件や、謎の病の真相を解き明かしていく。最初は彼女を訝しむ李桂も、翠燕の聡明さと、時折見せる人間らしい感情の揺らぎに、次第に心惹かれていく。
しかし、翠燕には、誰にも言えない秘密があった。彼女が薬学の道を選んだ理由、そして、その無表情の裏に隠された、過去の悲劇。李桂は、翠燕の謎を解き明かそうとするうちに、彼女が抱える深い孤独と、その心を癒せるのは自分しかいないと悟る。
華麗なる帝都を舞台に、奇妙な薬師と冷徹な宦官が、宮中の陰謀と謎を解き明かしながら、互いの心に秘めた感情に気づいていく、中華ミステリー×恋愛物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 10:10:00
13911文字
会話率:35%
痛みを感じない僕は、愛を知らないと罵られた――
傷こそ愛の証という歪んだ世界。全身に“愛の刻印”を刻まれながら、痛みを感じない“無痛傷痕症”の空崎澪は、「純愛学園」に囚われた。
学園の支配者・千朔命は執拗に澪に“
痛み(愛)”を刻み込もうとし、唯一の理解者・空星葵は学園の闇と監視システムを告げる。更に、命に全てを捧げる狂気の少女・九命夜の存在。
強制される選抜試験、母の死の謎、そして自らの“病”の意味…。澪はこの“愛”に満ちた地獄を、果たして生き抜けるのか?
痛みと愛が狂おしく渦巻く、新感覚ダークファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 08:00:00
11936文字
会話率:24%
父親殺しの毒殺犯として処刑される悪女に転生してしまった私。
でもその罪は冤罪だった。
しかもその悪女が登場する小説は、冒頭しか読んでいない。よって真犯人が分からなかった。
だが断罪までまだ時間がある。
真犯人を見つけ、私は処刑されず、父親も
生きる未来にしたい!
ハッピーエンドを目指し動き出した結果……。
全ての真相が明らかになった先に待つのは――溺愛でした⁉
◆模倣・盗用・転載・盗作禁止◆(C)一番星キラリ All Rights Reserved.
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 07:54:02
97010文字
会話率:37%
「殿下の純潔は私が奪います」
宿敵の皇太子をベッドに押し倒し、私はその引き締まった体に、自身の体を重ねた――。
父親の命令で、敵国の皇太子の純潔を奪うって、ちょっと待ってください! これ、私の本心ではないですから! 私のことを政治的に利
用する父親、許せません!
だがまんまと操られ、既成事実はできてしまった。こうなったら仕方ない。母国と敵国から逃れ、ひっそり生きることを決める。
ところがなんだか最近、食欲もなく、気分が優れないんですけど……。
◆模倣・盗用・転載・盗作禁止◆(C)一番星キラリ All Rights Reserved.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 20:54:02
332153文字
会話率:27%
「さっさと前を向いて歩け!」
背中を思いっきり押され、床に倒れ込んだ瞬間。
前世記憶が覚醒した私。
乙女ゲームの悪役令嬢に転生している……!
しかも婚約破棄と断罪が終わったばかりだと気が付く。
え、これって既に詰んだ後なのでは!?
そんな状況の中、救いの天使が現れたと思ったら、とんでもない魔の手が迫り――。
断罪終了後シリーズ第六弾が遂に始動!
まるでジェットコースターに乗ってしまったかのように、怒涛の展開で物語が進んで行きます! しかも、まさかの推しを●●し、強引にある場所へ連れ込んで……。
果たして詰んだ悪役令嬢は、ここからどうやって逆転していくのか!?
ぜひ最後までお楽しみください!
◆模倣・盗用・転載・盗作禁止◆(C)一番星キラリ All Rights Reserved.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:01:01
213698文字
会話率:24%
“願わくば、同じ君へ。”
そんな想いをここに閉じ込めました。
部活文化や美しい四季を背景に、高校生の等身大の尊さを書き留めた、詩集のような、アルバムのような、そんな作品を目指しました。
複数の視点が織りなす、ピュアで切ない恋愛小説です。
また「部活にすべてを懸ける高校生たちの青春」と「一途で切ない恋模様」を描いた青春群像劇です。
同窓会の為に実家に帰ってきた瀬山遥は、思わぬ懐かしさに胸が苦しくなる。あの頃の全てが尊くて愛しい、空の向こうに思い描くのは、君の声と笑顔だった。渡せなかった手紙を胸に、瀬山は明日の同窓会に向かっていく。
時間は遡り十年前、神奈川県立雪が丘高校に通う1年生・佐々木葵斗は、入学早々硬式野球部の練習に胸を躍らせていた。真面目で不器用な彼は、甲子園に憧れを抱く純朴な少年だ。そんな彼が一人の女子生徒──バスケ部の瀬山遥に目を奪われることから物語は静かに始まる。
瀬山遥は、女子バスケ部で、一目置かれる存在だった。しかし、部活に邁進する心の裏には、過去の失敗やトラウマ、理想と現実とのギャップ、そして心の奥にしまいこんだ想いがあった。彼女が心を寄せるのも佐々木だった。朝練終わりの数分、部室棟の階段で話すようになる二人は、お互いに絆を深めていく。
佐々木、瀬山、そして彼らを取り巻く仲間たち──幼なじみの十条逸、気さくな親友・高橋徹、バスケ部の親友・佐藤ももか、お天気大好きな野球部・真田陽太郎ら。それぞれの目線で語られることで、恋愛だけではなく、友情、葛藤、そして成長の過程を多角的に見つめることになる。
部活動と勉強と恋愛、そして進路──すべてに真剣だからこそ、誰もが不器用で傷つきながらもまっすぐに歩こうとする。その姿は、時に尊く、時に切ない。
互いの気持ちに気づいていながら、それでも「今は選べない」と決断する彼らの想い、たった数分の朝練後の会話が、誰かの心を支えていること。手作りのチョコ、降りしきる雨、後夜祭の花火──そうした一つひとつの出来事が、かけがえのない時間として積み重なっていく。
十年後、物語は再び、大人になった佐々木葵斗の視点で幕を閉じる。あの日の想いを届けるために、彼は電車に乗る。あの日の自分を超えるために。
その先に待つのは、変わらぬ笑顔の瀬山遥だった。
彼らの「想い」は、時を超えてひとつになる。
願わくば、同じ君へ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 07:30:00
17406文字
会話率:25%
【短めあらすじ】
平民の少女マミーナと、美形で天才な王子ソランティア。
知られざる魔法、身分差、幾多の試練を超えた先に、
王子がたった一人に捧げた“長期戦”の恋の結末とは──。
【長めのあらすじ】
“黒魔法”という忌み嫌われた力を持つ平民
の少女マミーナ。
入学した魔法学校で、彼女は美形で天才と名高い王子ソランティアと出会う。
衝突ばかりの出会いの裏で、王子の視線はずっとマミーナだけを追っていた。
身分の違い、過去の記憶、知られざる魔法、国家の陰謀──
ふたりを隔てる壁は、あまりにも高く、遠かった。
けれど、マミーナの純粋な想いと、王子の変わらぬ一途さが、
運命を少しずつ動かしていく。
「……最初から、長期戦になるってわかってた。
でも、君の心に届くなら――何年かかったって、
僕は勝ちにいくつもりだった」
――これは、美形で天才な王子が、
“たったひとり”に捧げた長い長い恋の記録。
その“長期戦”の果てに、ふたりが辿りついたものとは──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 07:20:00
3843文字
会話率:19%
※毎日3話投稿
世話焼きな男子高校生、赤堀 蓮司(あかほり れんじ)には親友がいる。
それは、学園一の美少女と呼ばれている幼馴染だ。
幼馴染の名前は、八雲 早霧(やくもさぎり)。
色素の薄い髪に儚げな瞳と淡い唇、病弱な程に色白
の肌だがスタイルは良く、喋るとユーモアのある彼女は男女問わず人気者で告白は日常茶飯事。しかし彼女はその告白を断り続けていた。
そんな親友に、キスをされた。
異性として意識していなかった、親友だと思っていた幼馴染に突然、口と口が触れあうキスをされたのだ。
「俺達、ずっと親友でいような」
――そう言っただけなのに。
それから、毎日彼女は二人きりになるとキスをしてくるようになった。
「だって、親友だからね?」
これは、キスから始まる『親友』同士の甘々な物語。
※カクヨム様でも同作を投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 07:20:00
511203文字
会話率:45%
試合で遅くなり、パールの所へ行けなかった一平は、部活を早抜けして蛸を手土産に洞窟へ向かった。
一平が来たことに大喜びで笑うパールだったが、昨日のことを話しているうちに翼に口止めされたことが気になり、罪悪感に耐えられずに泣き出した。
一平との
約束を破った、自分は悪い子だ、悪い子になりなくない…。
そう訴えるパールの純真さに心を打たれ、一平は自分の方がもっと嘘つきだ、だからおあいこだと言って慰めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 07:18:57
4055文字
会話率:44%