私の名前は多田静香。26歳。おっとりしていて昔から「ただ静か」なんて言われてきた。職場にバイトで入った大学生の百合香さんに彼氏を取られ、仕事も辞めなくてはならなくなったけど、ただ負けるなんてことは私の可愛い妹が許さなかった。
眠れなくな
ったため、なんとかよく眠れる方法を探して実践していたことを動画配信したり、メイクのレッスンをしたり。そして迎えた最終日。さあ、頑張りますよ!
異世界転移ものを書く予定だったのに、前段部分を書いているうちに普通に現代ものの短編に、そして『ざまぁ』っぽくなってしまった作品で、ややスッキリです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 21:37:18
7320文字
会話率:49%
朝倉姫奈と男友達三人の計四人は最も偏差値の高い都立高校の一つである西王谷高校の三年生である。
夏休みのある日、四人は模試の結果を開示しあうことにした。朝倉と、朝倉に幾度かのアプローチをしている佐々木英輔は文系の名門国立大学・橋工大学を志望し
ており、残る二人、朝倉が想いを寄せている工藤春樹と工藤の幼馴染である皆川翔は日本一の国立大学・東都大学を志望していた。
朝倉の判定は、E判定だった。ところが、朝倉と同じ橋工大学を志望している佐々木も、最難関の東都大学を志望している工藤と皆川もA判定を取っていたのだ。
学業においてはそんな彼ら三人に圧倒される朝倉だったが、日常生活、こと恋愛においては、佐々木からの面倒なアピールを躱しながら、頭もルックスも良い工藤と結ばれることを密かに夢見ていた。
夏休みはやがて終わり、いざ登校すると、朝のホームルームで担任から、男友達三人のうちの一人「彼」が、夏休み最終日に自宅マンションから転落死したことが告げられる。
自殺とは思えない。しかし警察は、夏休み明けの学生による自殺が多いことから、真剣に捜査しないことが窺えた。
朝倉と男友達の二人は、「彼」の死の真相を解明すべく調査を開始する。が、やがて調査は行き詰まってしまう。
そして朝倉は、正体不明の女性から時折尾行されることに気が付く。
「彼」は自殺か、事故死か、他殺か。
するべきことが分からない中、何と男友達のもう一人も、西王谷高校の校舎から転落死する。
同じ高校の生徒二人が相次いで転落死したことから、警察はようやく本腰を入れるが、朝倉と生き残った一人は意気消沈し、二人の友好関係もまたギクシャクしてしまう。
そんな中、帰宅途中に、電車の窓に反射して映る自分の背後に、自分に付きまとう女ストーカーがいることに気が付く。この女ストーカーは、最初に転落死した「彼」の死に関する調査を開始した九月一日から朝倉に付きまとうようになったのだ。
彼女が二人の転落死に関連していると断定した朝倉は、女ストーカーと対峙することを決意する。
女ストーカーの正体。
有数の進学校に通う男子高校生二名の連続転落死の真相。
朝倉の知らないところで何があったのか。
全てがラストシーンで明らかになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 02:23:03
201625文字
会話率:22%
夏休み最終日を堪能しようと繁華街に向かうべく同級生らと電車に乗り込んでいた高校生の東 光一らは他の乗客約40人もろとも異世界に召喚されてしまった。その中の1人が勇者の称号を持ち、他の者も特殊なスキルが与えられたが光一ら数人は「役に立たない
ハズレスキル」と言う事で放逐されてしまう。定番の冒険者ギルドでは経験不足を理由に入会を拒否され、苦渋の策として冒険者に相応しくない仕事(人探し・物探し・素行調査等)を受ける下請けパーティの体で追放者4人と探偵事務所を立ち上げる。だが実際の探偵は創作物のように華々しくもないワケで、捜索や調査以外でも、庭の草むしりからドブ攫いまでやる覚悟であったが初めて来た依頼は、さる高貴なお方の不明者捜索依頼だった。が……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-10 18:00:00
339467文字
会話率:58%
紆余曲折を経てようやく『私立アリシア魔法学園』の本校舎に辿り着いた神之原志乃。
そこで思いがけずに嬉しい再会を果たしたのもつかの間、寮にやってきた志乃を強襲するのは暴走した上級生。
その2年生の襲撃を力でねじ伏せた志乃は入寮式を終え、同
部屋になったツク(神凪月詩)とカノっち(神楽坂歌音)と初めてのムフフタイム。
入学して初の実戦訓練授業のクラス対抗戦で各々の実力を発揮する中、最終日に課せられたのは1年生全員をターゲットにした鬼ごっこ。
追いかけるのは『私立アリシア魔法学園』の誇る日本最強の学園F選抜の5人の先輩達。
そこで志乃が立てた作戦は1年生トップ5の志乃、乃木真中、月詩、歌音、斑鳩響希以外の235人を囮にすること。
残り6分を切ってからの各々の激闘で授業のクリア目指す。
F選抜対1年生トップ5の壮絶な戦いの後に、学園F選抜に選ばれた志乃達5人。
いよいよ始まった高校生女子魔法武闘大会、通称『ジャハガ』初戦で圧巻のデビューを飾る志乃。
最強から究極を目指す志乃の伝説の始まりのお話し。
バトル多めの2部となってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-18 18:10:00
265362文字
会話率:24%
山本徹、20歳。東京の生活に憧れて、高校卒業後に地元松江から上京し、IT企業で働いていた。しかし、休みは少なく、限界が近づき、この夏、退職することにした。最終日に挨拶を済ませた彼は、いつもとは違う空間に行きたくなり、羽田空港へと足を運んだ。
しかし、それでも物足りなく、そのまま北海道へと旅立つことになった。これは、夏の北海道旅で出会う人々と彼の人生の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-18 17:25:51
49531文字
会話率:39%
VRMMORPG『アルカディア』。
プレイヤーがギルドを組み、自由に国家運営を楽しめる夢のような世界。
しかし、そのゲームもついにサービス終了の日を迎えた。
ゲーム最終日。
強豪ギルドの一つ『アヴァロン』に所属していた「たこやきんぐ」は、
ゲーム終了と共にログアウトできなくなるという異常事態に陥る。
目の前に広がるのは、現実となったゲームの世界。
NPCだった仲間たちは自律的に動き出し、「王」としての彼に仕えることを求めてくる。
転移先の新たな地で待ち受けていたのは、未知の土地での生存戦略、限られた資源、そして外敵の脅威。
国を率い、民を導く重責を背負うことになった彼は、統治者としての試練に挑みながら成長していく。
そして、彼の目的はただ一つ。
この世界から元の現実に帰還すること。
仲間たちと共に築き上げた『アヴァロン』を守り抜き、立ちはだかる運命に挑む。
国家運営×異世界転移の冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 17:26:04
11057文字
会話率:28%
神原佑真は過去の失恋から恋愛を諦め、自分の世界に閉じこもっていた。
高校二年の夏休み最終日、推しの配信を見ていると妹の神原彩音が部屋にやって来て「あたしを姫にしなさい」と弱味を握って脅してきた。
二人の通う姫ヶ咲学園には【姫ヶ咲学園総
選挙】というイベントが存在する。このイベントは女子生徒を対象にした人気投票で、上位6名には姫の称号が与えられる。
惜しくも姫の座を逃した彩音が提案した方法とは姫の攻略だった。姫に彼氏が出来れば人気が低迷して自分が姫になれると考えたのだ。
佑真は自身の秘密を晒されないために”姫6"を攻略することになった。
姫の中には恋愛を諦めるきっかけになった少女達の姿もあり――
頑張って姫攻略していると、いつの間にか修羅場になっていた。
※ヒロイン全員が主人公に惚れる系の作品ではありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 21:10:00
257451文字
会話率:42%
ーー夏休み最終日、先輩は僕の前からいなくなった。
伝えたい事は山程浮かんでくるのに、言葉にしようとすると上手に話せない透真は、廃部寸前の文芸部で一人、変わらない日々を過ごしていた。
ある日、誰もいないはずの部室に行くと、長い黒髪を靡
かせた一人の少女が窓際の席に座っていた。
「私、日向 千夏! よろしく。後輩くん!」
いきなり現れた先輩は、どこまでも明るくて自信に溢れていた。
そんな先輩に振り回されて過ごすのにも慣れた頃、口下手であることにコンプレックスを感じていることを打ち明けると、先輩は意外な提案をした。
「小説を書いてみない?」
言葉が出なくて黙ってしまうなら、文章にしてしまえばいい。そう言った先輩に背中を押されて、小説と向き合うことで透真は段々と自身の問題へと向き合っていく。
尊敬か、恋愛感情か自分でも分からないまま、先輩に惹かれていく透真。先輩と過ごす時間が、かけがえのない大切な時間へと変わっていく。
「……このまま時間が止まっちゃえばいいのに」
そう言った先輩は、夏の終わりに姿を消した。
※12/5までに完結する予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 12:15:52
64324文字
会話率:55%
UFO好きな小学生・裕は、学校にこっそり持ってきた宇宙人の本がきっかけで、自分よりもUFOや宇宙人に詳しいクラスメイト・佳奈と親しくなる。
裕の家に父親のオカルト本を持って遊びに来るようになった佳奈は、夏休みの最終日、自らの体に関するとある
秘密を裕に打ち明ける…
ある夏の日、一生忘れることの出来ない思い出を刻み込まれた少年と刻み込んでいった少女のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 20:22:27
5244文字
会話率:13%
夏休み最終日、課題に追われていた高校2年生 平 大地(たいら だいち)は気晴らしに出た散歩途中で、夜の海で佇む少女と出会う。しかし、その少女との出会いは大地の心に大きく傷を残すものであった。夜が明けた始業式の朝、心に傷を負ってしまった大地の
前に転校生、茎元 若葉(くきもと わかば)が現れる。黒髪お下げに眼鏡っ子と地味すぎる彼女が大地にもたらすものとは。そして、彼女との出会いが大地と周りの人間の日常を大きく変えていく。その変わっていく日常の中で、大地が思うのは。これは様々な人物が成長と挫折を味わいながら紡いでいく恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 20:30:00
130632文字
会話率:47%
何でもないはずの1日は、人類社会という舞台の最終日だった。
ごく普通の少年は、世界の終わりの一端を目撃する。空に広がる謎のオーロラ。それこそが、舞台に下ろされる幕だった。
降り立つ怪獣。空を飛ぶ人食いサメ。動き出す死体。
B級映画の怪物の
大行進。彼らこそが、この世界の新しい主役たち。
そんな中、人々の中には不思議な力に目覚める者もあらわれて……?
はたしてそれは、物語を彩る『敵役』なのか。はたまた主演の引き立て役である『端役』なのか。
あるいは……主役の座を人類に戻す鍵なのか。
何にせよ、この世界の主役は怪物達。しかし、このお話の主人公は……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 22:07:03
4173文字
会話率:28%
夏休み最終日僕は「私の事見えますか?」と女性に声をかけられる。
僕はひょんなことからそこ女性と共に淡い思い出が詰まった山へと登りに行くことになった。そんな物語。
最終更新:2024-10-18 16:33:49
5148文字
会話率:57%
毎朝のツイートを楽しみにしている主人公は、高校1年生として最後の日を急に迎えることになってしまい、ひとつの決断をして最終日を迎える。
最終更新:2024-10-17 02:06:16
3294文字
会話率:43%
晴人は『ある能力』のせいで友達と踏み込んだコミュニケーションが取れない高校生。
夏休みの最終日にいつもの釣りスポットでおひとりさまを楽しんでいた晴人。
ガツンとくる強い引きは大物の予感! ところが自分の釣り糸が隣の釣り糸に絡まってし
まい、心雨と名乗る少女と思わぬ交流をすることに。
17年間友だちナシ彼女ナシのボッチ高校生男子が、突然恋に落ちるのはアリですか?
訳アリな二人のちょっと不思議なボーイ・ミーツ・ガール!
°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°【それはカフェラテとカフェオレの違いくらいのこと】°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 21:49:41
50446文字
会話率:30%
中学三年生の高橋は幼いころから体が弱く、病院生活をしている。中学二年生のとき重病に倒れ、一時は生死を彷徨った。一命はとりとめたものの、その時の後遺症は治らず、余命は半年と宣告された。しかし、人生に生きがいを感じていなかった高橋は、やりたいこ
ともないまま、これまで通り自堕落な生活を送っていた。
余命の期日が一週間後に迫ったある日、窓から見えた太陽光に照らされて赤く輝いた鳥居に目を奪われる。ずっと自分の中の自分だけの世界で生きてきた高橋だったが、最後に外の世界に触れてみるのも良いと思い、軽い気持ちへ神社に行く。そこで、ちょうど一年前に母を亡くした小野寺凛と出会う。
あまり人と話す機会が少なく、自身の病気のことも他人には伝えてこなかった高橋だったが、凛の前では不思議と病気のことを全て話すことができた。
それを聞いた凛は、自分の殻に閉じこもったままの高橋に、最後にこの世界の楽しさを教えてあげたいと思い、余生の一週間を二人で思いっきり楽しむことを提案する。高橋はその提案に乗り、二人で最後の一週間を過ごすことになる。
一週間、それは短く儚い、あっという間に過ぎ去ってしまう時間。それでも、その中で高橋は凛の感情などを知っていき、だんだんと二人は惹かれ合っていく。
しかし、最終日の前日、あることをきっかけに二人はすれ違ってしまう。最後日、高橋は凛との仲を無事に戻すことができるのか。凛が最後に高橋に掛けた言葉とはなんだったのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-01 00:03:06
73016文字
会話率:51%
「夏休みの最終日、誰もいないはずの教室に彼女はいた――」
8/31。夏休み最後の日。
暇を持て余した高校生の榎本穂高は、訪れた学校でひとり勉強をする少女と出会う。
夏の一日を切り取った、青春ボーイ・ミーツ・ガール。
※同人ゲームサークル
・StudioCyanが制作したノベルゲーム『夏ノ桜にゆびきりを』小説版です。
▼ゲームプレイはこちらから▼
https://novelgame.jp/games/show/10480折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 11:36:13
24390文字
会話率:37%
大学2年生の前期セメスター最終日、夏休みの予定を立てるため講義室に残っていた主人公と友人の暢。
「君たちは隙間女の噂って知ってる?」
突然見知らぬ先輩に話しかけられる2人。先輩とその噂の手がかりを探すために廃ホテルに向かうこととなり、そこで
隙間女の噂の始まりを知る---折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-29 00:39:24
12303文字
会話率:38%
ネオ・シャンハイへ避難することについての4地域の意思統一を受け、わたしたちは国際連邦への働きかけを開始する。
9月下旬、アーウィン部長たちとビデオ会議で打ち合わせをした。連邦側は、インパクト予測地点の解析に関わった、上級幹部4人とスタッフ
2人のエンジニア6人のチームに、新たに加わったミシェル・イーという法務のエキスパート。
彼女が比較検討した結果を受け、ネオ・シャンハイへの避難を実現するための手続きとして、自経団と上海真元銀行を、そのまま持ち込む形で避難することを内容とする協定を、4地域と国際連邦との間で締結する、という方法で進めることにした。
周光立と高儷が、アーウィン部長とミシェル・イーと協力して、国際連邦への協定締結の申入書を作成した。一方、わたしはダイチと、ネオ・ティエンジンというもう一つのレフュージへ、マリンビークルのアルトで向かった。協定締結が不首尾の場合に発動する「プランB」のための、システムへの事前工作だ。
10月に入り、申入書が国際連邦の内閣にあたる統治委員会に上程され、調査団を派遣することが決まった。メンバーは、アーウィン部長とミシェル・イーを含む5名。スペースプレインに乗船し、月からネオ・シャンハイ経由、上海へ来訪した。調査団は、実質4日間の調査期間を、視察、上海と武漢の自経団幹部と上海真元銀行幹部からの聴取、住民代表との面談などに費やした。最終日には、最高実力者の周光来と面談し、懇親会が行われた。
調査団の月帰着後、ただちに調査報告書が連邦統治委員会に提出され、協定案の正式審議を行うことが決まった。次回開催の委員会で、AOR代表と調査団への聴聞会、マザーAIへの諮問を同時に行い、同日中に委員会としての結論を出すこととなった。
強硬に抵抗することが予想されるマザーAI。その対策を、アーウィン部長が中心になって行った。委員会前日、アーウィン部長から高儷とわたしに、「つらい話を聞かせなければならなくなるかもしれない」とお話があった……
※事情があって削除した長編を、少し再構成して、再び連載の形で公開します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-22 20:10:00
75706文字
会話率:12%
……意識が戻ったわたしは、ロボット二体に抱えられてトラックの荷台に放り投げられた。2289年7月初め、一斉安楽死の死体処理が始まっていた。わたしは、咄嗟にトラックから飛び降りると、ロボットに見つからないように部屋へと戻った。
6月30日
の「最終日」。わたしは、残っていた何人かの知り合いと、別れの挨拶を交わした。家族は、選ばれて火星に移住した一人息子のオガワ・マモル以外は、すでに安楽死処置でこの世を去っていた。火星の息子に最後のメッセージを送ったその夜、わたし、ミヤマ・ヒカリはこの部屋で「享年28」の最期のときを迎えるはずだった。
生まれ育ったここネオ・トウキョウで、一斉安楽死処置の失敗例は、確率的におそらくわたし一人のはず。月に本部を置く国際連邦のマザーAIに知られたら、再び処置を施されるに違いない。どうしよう…
かつて老占い師に言われた、「会いたいと思う者のところへ向かうとよい」という言葉を思い出した。会いに行ける可能性のある唯一の人物は、自分が生まれる前に大陸で行方不明になった、祖父のミヤマ・マモル。彼の写真と、その裏に書かれた「30115」の数字を手掛かりに、わたしは大陸へ向かうことにした。
マリンビークルという小型船で、AIによる追跡が来ないうちにネオ・トウキョウを後にする。航海のお伴をするビークルを、わたしは「アルト」と呼ぶことにした。「30115」をもとに指定した「北緯30度、東経115度」の地点は「到達不能」。代わりに、最寄りのレフュージを目指して東シナ海を航行し、長江河口のネオ・シャンハイへ到着した。
第四次世界大戦後、寄るべき国を失い、核兵器、生物化学兵器で汚染された地上に残された約1億の民。彼らを収容すべく、国際連邦が建設した大型シェルターであるレフュージは、ネオ・トウキョウ、ネオ・シャンハイを含めて地球の30ヵ所に設置されていた。
レフュージの外には、国際連邦管轄外のAOR(Aliens Outside the Refuge)と呼ばれる居住民たちがいる。その大きなコミュニティーが、ネオ・シャンハイの対岸に存在することをアルトから聞かされ、わたしは長江を渡り、上海へ向かった……
※事情があって削除した長編を、少し再構成して、再び連載の形で公開します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-18 20:10:00
87681文字
会話率:23%
夏休み最終日を迎えた主人公杉谷浩介(スギヤ コウスケ)は次の日、9月1日を迎えることは無く、8月32日を迎えてしまった。親友の信田勝明(シダ カツアキ)や親に尋ねても、世界は痛烈に8月32日を突きつける。その世界に戸惑いながらも、杉谷は信田
とともに終わらない夏休みを謳歌する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 16:09:30
15686文字
会話率:63%
外部との連絡が一切取れない七泊八日の共同生活を送るだけで50万円という破格の怪しいアルバイトに参加した七人。
『七日館』と呼ばれる不自由のない環境での共同生活中に殺人事件が巻き起こる。
事件が起きても共同生活は続行を宣言され、参加者達は
殺人鬼と共に最終日まで共同生活を送ることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-29 19:38:41
171066文字
会話率:40%