「マギリア」と「盟」。
対立する二つの国から成る孤島があった。
まだ十歳の「マギリア」第二王子エンはある日、自分と同じ年ほどの名前の無い傭兵少年の殺し合いを観戦する。彼は全身の「チャクラ」を全開にしており、周囲に圧倒的な強さを見せつけてい
た。彼の強さを気に入って声をかけたエンだったが、次の日の朝、その傭兵少年が部屋に入ってきて仰天。
そして、失脚したはずの「マギリア」前王ジョーカーが、国を乗っ取ろうと襲撃を仕掛けてくる。エンと、その姉の第一王女セナ、傭兵少年、そして「腰抜け」と呼ばれていた衛兵カインの四人は、ジョーカーから逃げるため、隣国の「盟」へ亡命を計ることを決意。
エンは、いずれ必ずジョーカーから国を取り戻すと誓う。
しかし、ジョーカーの追手や、隣国の王子が、その行く手を阻んできて――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 15:21:17
300313文字
会話率:34%
カクヨムにやや内容を修正したものを掲載しております。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054951352062
現在カクヨムコン6に参加しておりますので、もしその価値があると思っていただけたのなら、応
援して頂けると幸いです。
*
人類同士の争いにより、地球の環境は破壊しつくされ、我らの母星は死の星と化していた。人類は最後の望みをかけて、ユートピア計画を選択。地球を再生するために行動を開始した。
主人公である永瀬恭一郎は、任務のため汚染世界を飛んでいた。地球の地磁気を狂わせ、大地をマグマに沈めて浄化させるポールシフト爆弾の起爆が、刻一刻と迫る。その中彼は環境が再生されるまで、人類が冬眠するために不可欠な、遺伝子補正プログラムを運んでいた。
彼は最終目的地である機動要塞天風に辿り着くが、天風が展開する磁場フィールドと、ポールシフト爆弾が発する強力な磁場に挟まれ、どこかに飛ばされてしまう。
目覚めるとそこは環境が再生された地球。永瀬は訳が分からず、再生された環境の中を、人を探して彷徨うことになる。
やがて人類の冬眠施設であるドームポリスを見つけるが、そこにいたのは、知識を失くした女たちだった。彼女たちは謎の異形生命体に脅かされ、死に瀕していた。
永瀬はドームポリスを管理していた人工知能であるアイアンワンドと共に、異形生命体と戦い、女たちが自立できるように教育を施していく。
果たしてこの世界はどこなのか?
何故このドームポリスには女しかいないのか?
異形生命体の正体とは?
レッド・ドラゴンと呼ばれた兵士の、孤独な戦いが幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 11:45:58
1345343文字
会話率:39%
生まれながらの皇帝……それは一見すると、成功が約束された人生なのかもしれない。ここ『東方大陸』において、『皇帝』を名乗れるのはたった一人。生まれながらその至高の座にいる彼は、順風満帆の人生が送れる……はずが、無い。
先代皇帝である祖父、
そして本来皇帝を継ぐはずだった父は、貴族によって暗殺されていた。その貴族らにとって都合の良い傀儡、不要になればいつでも消せる御輿。それがブングダルト帝国8代皇帝、カーマインである。
皇帝は満足な教育すら受けられず、帝国は貴族らの政争により崩壊しつつあった。財政は破綻し、周辺国の介入に対応できず、辺境の独立を許した帝国。この大国が風前の灯火であることは、誰の目にも明らかだった。
……人々はまだ知らない。この傀儡が後に、『帝国中興の祖』『大帝』『最も偉大なる皇帝』と呼ばれることを。
――そして彼が、転生者であることも。
これはよくある異世界転生の、絶対に成り上がれない物語。
【※】2020/10/20 あらすじ等改編しました。
2020/1/11 ランキングタグ編集。以降も一部変更される恐れがあります。
同日 ルビについていくつかご指摘があったので全面的に修正。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 22:00:00
1075882文字
会話率:33%
単一民族国家ギグリアは、カルア国に支配され、民族のアイデンティティとなるパブロア魔術を失ってしまった。水面下では、第三国ケリアーンがギグリアを変えるべく動き続ける。そんな折、パブロア呪物の研究者は死去し、後任が選ばれる。これをきっかけに、パ
ブロア魔術師の復活計画が始動し、パブロア魔術の再興とカルアの支配から逃れることを目的としたクーデターが企図される。ケリアーンと共謀したギグリアの政治体制を変革する戦いが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 21:15:44
47083文字
会話率:70%
神様失敗。オレ転生。ド田舎の村に生まれてスローライフな話。1~42まで一日の話。色々巻き込まれな日々だけど、自分のペースで生きているベーの物語です。
思い付きで書いているので完結するかは謎。でも、『イイ人生だった!』と、そんなことを言えると
ころまでは目指したい。あくまで希望です。今年も書けるなら書け。とにかく書け。な気持ちでやってきます。
題名は適当。サブタイトルも適当。主人公の名前、99でやっと出た、完全思い付きな作品。先は見えているようで見えてません。
Mノベルス様から書籍化してます。1巻から13巻発売中。年齢を五歳上げて十五歳からにしてます。コミックは1巻から7巻です。誤字報告、いつもありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 12:54:27
3314746文字
会話率:50%
蜀漢皇帝として後漢末期を駆け抜けた劉備玄徳の直系の子孫にして漢民族の名士でもある劉玄武は、清王朝の後継国家である中華王朝の愛新覚羅紅蘭女王陛下と結ばれ、王配として十年余りの歳月を紫禁城で過ごしていました。
そんな彼が王配としての自分の在り方
と為すべき事を再認識したのは、妻である愛新覚羅紅蘭が余暇に大書した杜甫の「春望」の掛け軸でした。
その掛け軸には、愛新覚羅紅蘭陛下の天子としての思いが込められていたのです。
(本作品は、本羽 香那様御主催の「一足先の春の詩歌企画」の参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 07:36:40
2212文字
会話率:23%
キール王国の王であるリサ・フォンティーヌ・ファン・ドレイファスが主人公の「ドレイファスの宝石」シリーズ続編。天使の涙編で、奴隷としてカイザースベルン王国の見世物小屋に連れてこられていた少女(遺伝子組換えの実験体)を巡る事件から数ヶ月後。花の
時期を迎えたキールを、カイザースベルンの王子アレックスが親友フレデリックとともに訪れる。キール王リサフォンティーヌは、アレックスとの久々の再会を楽しみにしていた。穏やかな春の日。のんびりとした楽しい休暇になるはずだったが、事件はまた、唐突に起こる……。
キール王国の王都マロニアで起きた事件を辿るうちに、その影響はドレイファス王国にまで波及。今回もまた、ドラクマ帝国が関わっているのか? これまでのモンスター事件とも関連が?
調査に奔走するリサやアレックス。今回も、リサは白騎士リース・セフィールドとして大活躍(予定)。
そして、ドレイファスの王太子であり、リサフォンティーヌの兄ウインダミーリアスも登場(予定)します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-08 19:50:11
54842文字
会話率:57%
「ドレイファスの宝石」シリーズのエピソードゼロ。すべての事件のはじまりの物語。
「キールの薔薇」編、「天使の涙」編をお読みになった後に読んでいただけると嬉しいです。
キール王国の王であるリサフォンティーヌは、遺伝子組み換えされたグリ
セラトプスとの死闘や天使の子供とされる奴隷の少女を保護した後のある日、王宮内の自室に一人の老婆を迎える。彼女の名前はフルバ・ドゥース。彼女から、その事件の首謀者と考えられている男の話を聞くためだ。
老婆は、その男と関わってきた自らの経験を話し始める……。
時は「キールの薔薇」編の35〜36年ほど前。
舞台はドレイファス王国。リサフォンティーヌの父メンフィスはまだ20歳前。
ドレイファス王国の王宮医薬師であるフルバは37歳。ドレイファスの王都カラキムジアにあるシャルル・アドルフ大学医薬院の医薬術の教授に就任していた。
その彼女の教え子の中に、あの男がいた。
やがて悪魔の創造主と呼ばれることになる、あの男が…。
(この作品は、SF同人誌用に執筆した作品の転載です。限られた文字数の中で書いていますが、いずれはもっと長くしていくかもしれません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-12 20:58:05
20624文字
会話率:51%
「ドレイファスの宝石」シリーズを何作か転載&執筆しています。
サイドストーリーや過去編も掲載しているので、時間軸がわかりにくいと思いますのでこちらにまとめておきます。
最終更新:2016-05-08 22:54:11
593文字
会話率:0%
時は近代、国家の所有者は王から大衆へと移った。
若き指導者ウォール・グリーンは祖国ユマイル民族戦線をまとめ上げ、フェーニング大陸を統一する。
※この作品はフィクションです。実在の人物や団体・国家・出来事などとは関係ありません。いかなる類似
あるいは一致も、全くの偶然であり意図しないものです。
2022年8月執筆。本作品は、諸事情により一度消去・修正し、再度公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 18:27:37
136471文字
会話率:45%
約30年前。かつて、世界最強と謳われた民族 桂の一族の亡命を受け入れた東国は、「盗賊の国」と呼称されるほどに治安は最悪を極めた。
そんな退廃国家の衛兵隊には、東国の元第三皇女という特殊な遍歴を持った、香月と言う女性兵士がいた。
ある
日、とある理由から、来国した隣国の皇帝 来儀の専属護衛に選出された香月は、不服ながらも彼と行動を共にすることとなる。
しかし、その采配が、いくつもの思惑が複雑に絡んでいることによって成されていることを、香月は知る由もない。
『積年の恋心』『行き場のない家族愛』『一方的な友情』に、『託された願い』……それぞれの片オモイを紡いだ時、秘められた一つの真実に辿り着く、中華風ファンタジーなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 01:00:00
37458文字
会話率:50%
夢見の世界―『幻夢境』の都市国家『イリス』。そこに住む(美)少女『花崎海咲』は、イリスへの不法な入国や就労を取り締まる、入国管理局に所属している。
そして別の星の神様、言葉の通じないエイリアン、「うわん」と絶叫するだけの謎妖怪が跳梁跋扈
するイリスは、民族のサラダボウルどころか異種族のラーメン二郎全マシ。一筋縄では行かないのが入国管理局の仕事である。
そして今日も、癖のある客がイリスに現れる。ネコ科の獣人『ウルタール人」の彼には、ある目的があって...?
幻夢境を舞台にしたクトゥルフ神話ファンタジー、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 13:16:19
94270文字
会話率:47%
《第1部完結》 《第2部完結》《第3部近日》
第1部・謀略編 あらすじ
統一帝国時代を経て、十三諸王国に分裂し、割拠時代を迎えたガロア大陸。
大陸で最も重要物資とされる、薪と塩の権益を巡り、北方では、対立する国家間の武力衝突が不可避の
様相を呈し始める。
南方では王位継承問題にまつわる謀略が進んでゆく。
危ういながらも平和を保ってきたガロア大陸は、少しずつ、動乱期に差し掛かろうとしているのだった。
第2部・戦乱編/序 あらすじ
北方圏では依然として戦火がくすぶり、南方圏でも内乱が起き、世情不安定になってゆく。
更に、異民族間の感情対立が激化、やがて南方圏でも戦乱が始まるのだった。
第3部・戦乱編/破 あらすじ
大陸は南北両面で至るところに戦乱が起こり、勢力図がめまぐるしく変わってゆく。
群雄割拠のままでよいのか、誰か大陸統一に乗り出す者はいないのか。
世論は、段々と救世主の登場を望むようになってくるのだった。
※本作は、魔法設定無しの架空歴史物です。戦記の側面も持つ群像劇がメインテーマとなります。
カクヨム様にも掲載しています
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883779125/episodes/1177354054883791729折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 21:10:00
835283文字
会話率:25%
〝方やフライヘル、方やヘルツォーク。私達はあって然るべき壁を構築した。〟
ある日、前線の皇帝大本営より書簡が届けられた。
差出人は元帥閣下―――そして主人公の旧友だった。
※本作はフィクションであり、実在する歴史的事象、人物、組織、
国家、民族等とは一切の関係がありません。
※「架空の歴史をさも現実かの如く登場させる小説」みたいな所があります…。
※小ジャンルは一応「純文学」としておりますが……これが純文学であるか否か確証が持てません……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 02:20:36
2749文字
会話率:7%
遥か昔、魔族、エルフ族、人族、ドワーフ族、獣人族が争う世界では、巨大な魔力を秘めた魔石を巡る戦いが続いていた。
王子ロイ・ラインハルトは、魔族の王が魔石を使って他国を侵略しようと画策していることを知り、各国の代表による一騎打ちで決着をつけ
る案を提案する。
一ヶ月後、各国の代表と魔族の幹部が激突する戦いが始まり、三日三晩の激戦の末、勇者が魔王を倒し魔石を破壊した。
しかし、勇者も命を落とし、見届け人のロイ王子は帰国後、争いを招く貴族を排除し、魔族と人族を統一したライン王国を建国する。こうして多民族国家が成立し、平和が訪れた。
それから五十年後、ライン王国は繁栄し、争いのない世界が築かれていた。
その中で、リズ・ヴァートリーという少年が勇者に憧れ、祖父と共に旅をしながら、将来の夢に向かって成長していく物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 21:19:06
20135文字
会話率:23%
西暦2153年のニホン。地球温暖化の臨界点を超え、度重なる災害により環境や社会のあり方が大きく変化した後の世界。ニホンでは各地に散らばる共同体単位で社会を築いていた。主人公の雨宮有菊(あまみやあきく)は、親との関係がうまくいかず、生まれてか
ら16歳まで過ごしてきた共同体を離れ、祖父母の住む町へ移り住むことになった。しかし、引越しの直前に祖父母は行方不明になったと連絡をうける。それでも親と離れる決意は固く、単身で祖父母の住んでいた町へ向かうが、なぜか次々とイレギュラーなことが起き、有菊を取り巻く環境が変化していく。それらはやがて、一つの大きな出来事へと発展していき……。
※現在の世界がモデルになっていますが、現実の国家、民族、宗教、団体等は一切関係ありません。
※科学的な表現は創作ですので、ご了承ください。
※不定期更新ですが週一回以上の更新を目標にしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-23 12:09:31
411607文字
会話率:43%
ある男が目を覚ますと稚児になっていた。
気が付くと戦国時代のある名家の嫡男に生まれ変わっていたのだ。
しかし、自分が想像していた名家と実際の名家が違う。
このままでは滅ぼされ、そのまま、死あるのみ。
少しでも自分の未来を良くしようと、ま
まならない現実と向き合いながらも奮闘する。
そんな若い少年が武を持って成り上がる伝記。
若武成伝。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 21:52:35
748414文字
会話率:47%
あるところに青年が居た。その青年はどこから来たのか、変わった形の武器を携えていた。
その青年は日がな一日、相棒とともに何もせずにのんべんだらりと過ごしていた。そして青年は言う。
「暇だなぁ」
青年は何か面白いことが起きないかと願っていた
。その青年の前を通る一頭の馬。その馬に跨っているのは不釣り合いのドレスを着た少女。それを追いかける男たち。
青年は思う。これは何か面白いことが起きているに違いないと。
追いかける青年は少女を救い出す。そして、その少女との出会いが、青年の運命を大きく変えることになるとは、まだ誰も思ってもみなかったのであった。
たとえ裏切られようとも、たとえ蔑まれようとも、それを糧に青年は立ち上がる。自分の野望を成し遂げるまで。
せっかく武と知で成り上がることが出来る世界に来たのだ。それを活かさない手はない。
自分の力がどこまで通用するのか、試してみたい。
青年は、疼く。
身一つで青年は成り上がる。青年は自分の信念と正義を信じて。
その先にあるのは栄華か、それとも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-17 07:47:57
187984文字
会話率:45%
アサカ電子製女性型家事兼愛玩ロボット、AI‐10。小太りの三頭身というユーモラスな体型。あまり知性を感じさせない顔の造作。ランダム失敗機能(いわゆるどじっ子機能)の世界初標準搭載。さらに『AHO』とも読める型式名から、彼女らは高性能にも関
わらず世間から『AHOの子ロボ』などと呼ばれていた。
そのAI‐10の一体、パーソナルネーム『シオ』は、マスターの青年高村聡史と平凡な日常を送っていた。だが、日本が突如近隣国家東アジア共和国(REA)から核恫喝を受けたことにより、シオは自衛隊に徴用されてしまう。そこで出会った同型の『ベル』らとその実力を遺憾なく発揮したシオは、仲間たちとともになんとREA国内の弾道核ミサイル基地への潜入を命じられることになる……。
ちびっ子ロボたちが正規軍相手に大暴れ! シオたちAH0の子ロボは、はたして日本とマスターを救うことができるのか?
※毎週土曜日夜定期更新中 ※2月27日および3月6日は臨時休載させていただきます
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 19:00:00
2820958文字
会話率:43%
【重要なご注意】本作はR18指定解除のために大幅改稿中です。ゆえに一部が削除中であり、たいへん読みにくい状況となっていります。新規読者の方はご注意ください。
朝食寸前にいきなり異世界へと召喚されてしまった女子高生、森 夏希。彼女を召喚
したのは、ジンベルと名乗る都市国家で魔術を操る巫女少女、エイラだった。夏希はそこで、進んだ文化と技術をジンベルに伝授する役目を負うように要請される。多額の報酬に釣られた夏希は、それを承諾。以後エイラやその使い魔である奇妙な魔物コーカラット、副官として宛がわれた女性軍人アンヌッカらの協力を得て、ジンベルの発展に貢献する……はずだったのだが、小さな都市国家の周辺は夏希らの思惑をよそに徐々にきな臭くなってゆく。魔術も使えず、神から異能を授かったわけでもなく、魔法のアイテムも持たないチート能力ゼロの高校生たちは、はたしてジンベルを救えるのか……。一見王道の異世界召喚冒険もの、開幕です。
※ご注意 ガールズラブ・タグがついていますが百合シーンはほとんどありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-14 19:11:36
960663文字
会話率:49%
甘莉 丈太郎はある日《神》と呼ばれる存在に招聘された
ゾンビウィルスによるパンデミックを終息させるワクチンを開発する者を支援してパンデミックを終息させる事を依頼されたのだ
その為に5つの願いを叶えるのを引換に彼は了承した
金と技術、魔法
を武器にゾンビパンデミック所か世界の歴史まで俺は変えてやる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 22:48:17
966869文字
会話率:32%
霜蟲(しもむし)と呼ばれる蟲によって大地が凍てつく北大陸の汪夏帝国(おうかていこく)に渡ってきた異邦の娘、リーザ。
リーザは己の「夏を呼ぶ」という特異な体質を活かし、霜蟲を追い払う「霜祓い」となることを夢見ていた。
しかし、不運が度重なり見
世物屋の下僕にされたリーザはとある日、「怪しい妖術を操る不審者」として汪夏帝国兵に捕らえられてしまう。
そこでリーザは、汪夏帝国の北方を支配する騎馬民族国家「スメイア国」の王に助けられる。己の命を救ってくれたスメイア王に恩返しを申し出たリーザは、スメイア王の王命によって、スメイア国が第一王子シムルグへと嫁入りすることになってしまい……。
三百年を生き、「冬蛇の王」と恐れられる異形の姿を持った王子シムルグ。
リーザは、夏にしか目覚められない体質でもあるシムルグに「常に夏を届ける」ため、スメイア国の宮廷霜祓いと成り、スメイア王族と北大陸の抱える「不変の冬」の掟と呪いに向き合ってゆく。
これは、常夏の魂を持つリーザと、不変の冬の中で生きる異形の王子シムルグの、凍てつく大地の呪いと掟を巡る、異類婚姻譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 21:36:54
44140文字
会話率:48%
若くして病で死んだ少年は、異世界の『とある英霊たち』に呼ばれて世界を渡った。
そこは、多くの戦いの果てに強大な力を持つ個人を〈魔王〉と呼ぶようになった世界。
英霊たちによって新たな生と名を与えられた少年〈メレア〉は、雪の積もる霊山で英霊たち
の力を受け継ぐべく育てられるが、やがて時代の意志が彼をも〈魔王〉へと仕立て上げる。
そんなメレアは、ある事件をきっかけに、その世界を『魔王たちにとっての英雄』として生きる決意をした。
これは、〈百魔の主〉(ひゃくまのあるじ)と呼ばれた男と、彼に付き従った百人の魔王の物語である。
※『株式会社KADOKAWA カドカワBOOKS』から書籍化することが決定致しました。
※ 第6巻発売中(電子書籍・合本版あり)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 10:13:31
1143328文字
会話率:38%
第三時代――〈青い瞳の勇者〉と〈赤い瞳の魔王〉の戦いによって文明が崩壊したあとの時代に、世界最悪の暴王と呼ばれる者がいた。
そんな暴王を打ち倒すために各国が〈英雄〉を排出するのが当たり前になったころ、魔導振興国として知られるマナフ王国は
とある英雄を作り出す。
他国との戦争に敗北し、最後の希望としてすがったその英雄は白い髪を宿していた。
生まれ持った圧倒的な魔力。マナフ王国にふさわしい魔術の技量。そしてそんなマナフの〈白き英雄〉の隣には――もう一人の少年がいた。
黒い髪、赤い瞳、されど彼には生まれつき魔素がなかった。
マナフ王国にはとうてい似つかわしくないその少年は、しかし、もう一人の英雄として歴史に名を刻むことになる。
これは、世界最強にして最悪と謳われた〈ベスジアの王〉と、その王を打ち倒すべく生み出された〈廃英雄〉たちの物語。
※『カクヨム』にて同時連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-22 20:00:00
111003文字
会話率:45%
突然にはじまって、一瞬で終わった。
なんの脈絡もなく導かれた異世界で、召喚後二秒で斬殺されたその男は、九度の転生の末に異族最高種と名高い〈魔人族〉の集落に生まれ落ちる。サレという名前とともに順調に怪物として成長していく彼だったが、とある事件
をきっかけに外の世界へ出ることになった。その過程で純人至高主義を掲げる『アテム王国』が自分の出生に関わっていることを知ったサレは、似たような境遇の異族たちと出会い、異族混成国家『テフラ王国』へと向かう。サレたちを待ち受けていたのは世界のはじまりから続く純人族と異族、そして〈神族〉をも巻き込んだ――戦いの光だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-13 21:00:00
1053351文字
会話率:33%
リルは弱小国家のお姫様。
この国に住む人々は、精霊の力を借りて魔法を駆使する小柄で童顔な民族だった。
「お兄様がいるから、私はのほほんと暮らせばいいわよね? 成人になっても縁談がないし」
リルが気軽に構えていると、お兄様が衝撃の事実
を突きつけてきた。
「実はリルは小さい時から縁談が決まってたんだ」
「え!?」
聞くと、かの大国の国王様との縁談が秘密裏に結ばれていたらしい。
その国王様はリルのひときわ小柄で幼い容姿が気に入ったそうだ。
「絶対に嫌だー!!」
そんな時に、リルは不思議な力でどこか違う場所へと転移させられた。
目の前にはフワフワで可愛らしい少年が泣いている。
「良かった。怖かったんだ……」
どうやらこの少年にリルは彼を導く者として呼ばれたよう。
少年はどこぞの王族で、その一族の決まりで〝試練〟を受けなければいけないらしい。
2人は力を合わせてその〝試練〟に挑むことにーーーー
一緒に困難に立ち向かっていき成長するフワフワ王子と、励まして勇気付けてあげる明るいリルが、次第に可愛い愛を育むようになるお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 16:02:43
32811文字
会話率:31%