今から約三千年前、緑の大賢者と呼ばれる者がいた。大賢者は大層優秀な人間で、我が国ロデリア王国の建国に大いに貢献したという。大賢者は、当時穢れた土地として忌み嫌われていた土地を浄化したのだ。
「私がこの地の穢れを担おう。君たちはここに国をつ
くるんだ。そして世界を守る楔の一つとして未来永劫、繁栄したまえ。」
以来、我が国ロデリア王国は大いなる大賢者の結界に覆われ、三千年という永い年月を平和に過ごすことができた。かつて存在した緑の大賢者。その大いなる存在への感謝を忘れてはならない。
「…でしたっけ、師匠?」
「そうそう、私まだ死んでないんだけどね。」
そう!緑の大賢者は存命だった!
優秀な弟子と共に生きていたのだ!
そんな現代の大賢者とそれを支える弟子のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-19 15:17:35
8787文字
会話率:44%
後漢末期霊帝の時代にて黄巾の乱が勃発す。
黄巾の乱より、漢は完全に力を失い、中華は群雄割拠の時代に突入する。群雄割拠の時代に、曹操は中華を制しながら覇道の道を進める。
一方、覇道を支えるのは、曹操の弟である曹和。武は未知数、知は普通。しかし
、曹操には成長の可能性が未知数と思われているほどの器の持ち主。曹和は戦いの中で成長しながら、兄曹操と共に中華を平らげることができるのか!
この小説はもし曹操に弟がいたらという架空戦記になっております。
しばらくは不定期更新
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-12 23:23:09
74414文字
会話率:33%
「あいつがどこの国のどんな貴族でも関係ない。必ず追い詰めて絶対に殺してやる! 絶対に絶対に絶対に絶対にっ!!」
七星皇国の武家に生まれた陸立理玖。幼い頃は剣の才に溢れ、将来を期待されていた彼であったが「霊力」に目覚める事なく15才を迎え
てしまった。そんな彼を家に置く事はできないと生家を追われてしまう。だが理玖はただでは追い出されまいと、家宝の刀を持ち出して国を出た。
出奔した先で自由気ままに生きていたが、ある日帝国の魔術師の謀略に巻き込まれてしまう。復讐を決意し帝国へ向かうが、その道中の船旅で嵐に遭遇、目覚めるとそこは人外魔境の地であった。
数々の苦難に遭いながらも決して復讐を諦めず、意地と気合で生き抜く日々が始まる。そして数年後、理玖は魔境からの脱出を果たす。そこにはかつて無能者と呼ばれていた面影はなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-07 12:31:13
645659文字
会話率:59%
いわゆる貴族出身の両親のもとで育ったメアリは18歳で社交界にデビューする。伯父の伯爵の思惑で好色な貴族に嫁がされそうになるが、何とか回避。ところが貧しい実家を救うには裕福な貴族との結婚が近道。と、周りから勧められて、はたと考える。自分はとも
かく優秀な弟は辺境の貧しい領地で埋もれていて良い人材ではない。嫁ぎ先が援助してくれればより良い領地経営が出来るだろう。……弟はいつも資金投資すれば、もっと利益をあげられるのにと言っていた。とわいえ、持参金のない自分にはなかなか良縁は難しい。裕福で援助の期待ができる相手となると、かなりの年配者か、子供がいて後添えを欲しがる男やもめ。そして出会ったのは見目麗しく厭世的で、女を性欲解消の道具としか思っていない公爵閣下だった。「 …… ねえ、俺の愛妾にならない? 」耳元で囁かれメアリは思わず平手打ちを見舞っていた。……全てが終わった。最初で最後の社交界。家族が節約して用意してくれた費用。メアリの頭の中を走馬灯が巡る……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-06 22:29:17
48237文字
会話率:30%
インペル家の長男として生まれた僕は、なんでも望むものは手に入れ放題。
領民たちには圧政を敷き、父上に黙って領民から土地や財産を奪い取る毎日。
そして、僕には父の後を継ぎ、優秀な弟を追放して、僕が家督を継ぐ――なんだって?
僕は追放?
弟が領主に? ジョーダンじゃない!
家を追い出された――いや、違うね。僕からあんな家を捨ててやったんだ。
とにかく、家を捨てた僕は、無銭飲食やら窃盗をしては領民から殴られる。
そんな僕の前に、なぜかメイドがインペル家を退職して僕のところまでやって来たのだ。
「ええい! なぜ僕を蹴る!」
「それは、坊ちゃまの苦しむ顔が見たいからですよー」
事あるごとに蹴る、殴る、容赦のない言葉を使う、ドSなメイドと凸凹コンビの“成り下がり”ラブコメ。……ラブコメ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-16 16:39:04
5102文字
会話率:44%
自分よりも将来に期待されて生きている弟への妬みを抱えて生きる青年、緑波目也(ろくなみもくや)。
かつての彼は生きる事に情熱を持っていたが、教師と両親の妨害によって情熱は残酷にも消え失せた。
その代わりに抱え出した妬みは日に日に増していき彼を
苦しめた。
やがて人生につまづいて彼は両親に優秀な弟の為に自分の家を明け渡すよう強要される。
打ちひしがれ涙を流す目也。
全てを無くしかけた時、彼は嫉妬の神を名乗る女性、メト・メセキが示した道を行く選択をする。
嫉妬の神によって彼は理から外れた力を持つ『嫉妬魔人(ジェラ・フィエンド)』へ変貌。魔人と化した緑波目也はその時決意した。笑いながら地獄に行くことを。そして憎む者達への報復を開始する。
彼がその先で辿る道は因果応報か、それとも――
一番みにくい魔人の物語。
※主人公が悪人ムーブをするタイプの小説なのでそういった作品が苦手な方はお戻りください。
※この作品はフィクションです。作中で描写される人物、出来事、土地と、その名前は架空のものであり、土地、名前、人物、または過去の人物、商品、法人とのいかなる類似あるいは一致も、全くの偶然であり意図しないものです。
※文章がおかしな部分、誤字脱字、気になる点などありましたら感想、もしくはレビューへお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-13 16:27:02
190971文字
会話率:59%
私は出来の悪い弟子だった。それでもある程度の成果を修め、今ではそんな私にも弟子がいる。深淵にして深遠なる真円《サークル》級理術師どころか、六芒杖《ダブラスタ》に『至る』ことすら出来ない私の弟子という立場をそれなりに気に入っているような、そ
んな変わった弟子だ。
《理(ことわり)の力》を教えることは出来るが、いささか正道から外れている私にはこの優秀な弟子は、正直もったいない。
けれども、穏やかに、そしてときに激情的に生活し、かつて師匠に託されたことをこなしていると、ふとした瞬間にこの弟子という存在の大きさを感じられずにはいられないのだ。
私が師匠から教わったこと。託されたこと。
私が師匠として教えること。託すこと。
それらを思うがまま、ここに記す。
──アグダリア歴千三百二十八年。
(これ以降は文字がかすれている)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-30 19:54:09
111210文字
会話率:47%
魔法で外界から隔絶された大陸、イノセンティア。その首都から南東に位置する貴族の屋敷から物語はスタートする。
大陸を割拠する七貴族が一つ、ホワイトマーティン家の長男アルレシア(愛称:アル)は、幼いながらも貴族出の魔術師としては有力視されてお
り、周囲の期待に応えられるよう日夜努力していた。
そんなある日、アルの母が生まれたばかりの弟を連れて帰ってきた。
その手には、『有能な魔術師となる者の証』との習わしがあるキレイな石が…。
実際、弟ニコロはとんでもない魔法の使い手で、成長著しいわ、禁忌を破るわでやりたい放題。
アルはそんな弟を不審に思いつつも、ある日訪れたお城の図書館で”異世界への転生”を記した書記を見つける。
恵まれた環境、強大な魔力、どこか子供っぽくない立ち居振る舞い。まさか、アイツが…?
非常に優秀な兄と、異常に優秀な弟。二人の兄弟が互いに切磋琢磨し合いながら、貴族間を取り巻く陰謀とかに立ち向かっていき、成長していく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-19 02:04:13
25084文字
会話率:54%
「君を師と崇める者たちは優秀だが、魔力がほぼない君自体は我が宮廷魔法師団に必要ない。去るがいい、クロム・グローザ」
王立の魔法学園を卒業して宮廷魔法師団の入団試験を受けたクロムは、そう言われてまともに試験すら受けさせてもらえず会場を追い
出された過去を持っていた。
そう、クロムは生まれつき、魔法使いの力量を測る上で最も重要な魔力量が極めて少なかったのだ。
しかしクロムは、誰も実現できなかった記憶を引き継いだまま転生する魔法すら開発してしまい、人々から『賢者』とまで呼ばれた最高位の魔法使いという前世を持っていた。
不幸にも転生先の体に魔法使いの才能はほぼなかったが、クロムは諦めずに前世の知識と技術を活かして新しい形の魔法使いとして成長し、同時に幼馴染のシオンを始めとした学園で燻っていた人たちの師匠となって育てる日々を送っていた。
クロムの指導の甲斐あって気づけば落ちこぼれから主席を奪い合うくらいに成長した弟子たち。
みんなで憧れの宮廷魔法師団に入ろうと誓っていたのに、弟子たちだけ全員合格でクロムは理不尽な理由で落とされたのだ。
それから約1年後。故郷の村でひっそりと暮らしていたクロムの下に、酷くやつれたシオンが帰ってきた。
話を聞くと、宮廷魔法師団に入った彼女達は、大した才能もないのに忖度で入団した同級生の第三王子ジェイルのパーティに入ってサポート役に徹するよう命じられ、彼が成り上がるための踏み台として散々こき使われたらしい。
そして彼女は限界を感じて別のパーティに入れてくれるよう懇願したところ、怒ったジェイルによってクビにされてしまったようだ。
さらにどうやらクロムを入団させなかったのはジェイルの根回しによるものだったという話を聞いてしまう。
自分を追い出しただけにとどまらず弟子たちも都合のいい駒として利用していたことを知ったクロムは静かに立ち上がり、シオンを引き連れて久しぶりに王都へと向かうことを決めた。
「俺の知識と技術、そして弟子たちはお前のための道具なんかじゃない。そのことを分からせてやる」
王子が困ることになろうが知ったことか。
お前を支えていた俺の弟子たちは全て貰っていく。
謝ってももう遅い。さあ、これからは自由に旅でもしようーー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-26 22:26:51
16569文字
会話率:38%
地球との異世界貿易で栄えるライズ世界の片隅「クロア公国」で、凄惨な内戦が勃発した。
大公派と帝国派の争いは、地球・ライズ各国の義勇兵と地球製兵器を巻き込んで拡大の一途を辿る。
降臨暦942年(西暦1942年)。決戦を控えた大公カタリー
ナは1人の将軍に決戦の指揮を委ねる。
彼の名はアルフォンソ・アッパティーニ。優秀な弟と比較され「じゃないほうのアッパティーニ」「何をしても怒らない男」と嘲笑される若手貴族だった。彼が参謀長として抜擢したのは舌禍事件を起こしてドイツ陸軍から放逐されたヴェロニカ・フォン・タンネンベルク。
そして、あぶれ者と問題児のコンビの前に立ちふさがるのは、アメリカが誇る勇将ジョージ・パットンだった。
数でも負け、戦車の質でも負け、おまけに司令官の経験も劣っている。「怒らない男」アルフォンソと「怒れる女」ヴェロニカは、そんな状況を覆せるのか?
ヴェロニカは宣言する「敵のパットン中将はハンニバルを自称しているそうね。なら、私が貴方をスキピオにしてあげようじゃないの!」。
これは、「クロアのハンニバル」と「クロアのスキピオ」の名で語り継がれる2人の名将が初めて激突した「イリッシュ戦車戦」の記録である。
※完結済み。現在番外編を不定期更新中です。
※ガワは戦記物ですが、恋愛要素ありです。
※本作は、ホームページで公開中の「王立空軍物語~転生パイロットの異世界空戦記~」の番外編として先行公開したものです。URLはこちらです。
https://jyushitai.com/
※暫定公開版ですので、正式版をリメイク予定です。
※異世界戦記ものですが、史実の第二次大戦で活躍した人物や兵器が多数登場します。筆者はガチのミリオタでは無いので、描写は割といい加減で、独自解釈もマシマシです。
※本作はホームページでも公開中です。諸事情でこちらで公開できないキャラ絵も付いてきます。
※20.7.9 設定アドバイザーの谷利氏から、解説コラムを寄稿して頂きました。
https://jyushitai.com/kikouindex/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-27 09:47:10
51366文字
会話率:21%
主人公である小野寺高校2年生の写真部に所属する池ノ上空也は、何一つ自身が勝るものが無い優秀な弟に尊敬と劣等感を持ちながら日々を平穏に過ごしていた。
ある日、少女に「わたしの眼になれ」と言われる不思議な夢を見た。
この日を境に彼は今までの世界
とは全く違う現象に巻き込まれていく。
遠い彼方からの来訪者によって変えられる日常のラブコメありバトルありの物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-12 23:30:16
18974文字
会話率:47%
今年の春、晴れて大学一年生となった「私」。
家族は優しい義父母と優秀な弟の四人。友達は美人ばかりだが曲者揃い。
そんな「私」は大学に所属する同じサークルの「先輩」のことが好きだった。
自分の気持ちに素直になれない「私」だったが、ある日
、意を決して「先輩」に告白するのだった。
ところがそこでとんでもない大失態を犯してしまい……!?
※エブリスタ様でも投稿させて頂いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-31 21:15:57
9986文字
会話率:25%
えっ?続くの?
超優秀な弟が最年少で市長になった。外では真面目でクールなのに市民の為には熱血漢な弟だが実はノミのメンタルであった。
そんな弟の最大の相談相手は、さえない会社員でオタクな僕?
良いだろう弟よ。街づくりゲームでは市民から伝説の
市長と呼ばれた僕が一肌脱いでやろう、、、明日から折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-07 18:11:01
4809文字
会話率:39%
超優秀な弟が最年少で市長になった。外では真面目でクールなのに市民の為には熱血漢な弟だが実はノミのメンタルであった。
そんな弟の最大の相談相手は、さえない会社員でオタクな僕?
良いだろう弟よ。街づくりゲームでは市民から伝説の市長と呼ばれた僕
が一肌脱いでやろう、、、明日から
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-13 12:46:18
11069文字
会話率:53%
この世界ではイヒスという特殊な力が発現する、その力を使って、依頼をこなしたり、自分に合った仕事を見つけたりというのが常識だった。
王都カガリの街の一角でパン屋を経営する両親とアカデミーを首席で卒業し、大人顔負けの依頼をこなす兄、そんな兄
に憧れて追いかけてきたが、ある事件をきっかけに今までの日常は一変する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-28 11:42:00
6623文字
会話率:31%
乙女ゲームの世界でゾルメディア帝国皇太子として産まれたガイスト。しかしガイストはダメダメ皇子で皇后である母親以外の皆から見放され、側室が産んだ優秀な弟のアーサーからも舐められっぱなし。しかも彼の人世は乙女ゲーム本来のストーリーからも逸脱し、
後に聖女となるヒロインすらも魅了という特殊魔法を使うアーサーに掠め取られてしまう。最終的には、次期皇帝である皇太子の座すらもアーサーに奪われてしまうのが目に見えている。だが、ガイストには隠された特殊魔法があった。自ら次期皇帝継承権を放棄して、帝都を後にしたガイストが五年の歳月を掛けて表舞台に立つ時、予言の石碑に記された伝説の魔王と聖女と勇者が再び甦る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-21 03:25:47
275872文字
会話率:34%
魔法使いや魔女になるには、魔法使い育成アカデミーを卒業後、先輩魔法使いや先輩魔女の元で修行しなければならない。
自他ともに認めるめんどくさがりのエクメアは数年前に魔法使いとして修行を終え、同じ師匠の元で修行していたリラと共に世界を旅して
いた。
旅を始めて3年、師匠から届いた便りに従って、しぶしぶ師匠の住む国――ニシキギ国に戻る2人。
再開した師匠から突然、告げられたのは、「この2人の修行を頼んだぞ」の一言。
え? めんどくさいから嫌です。……そんな理屈は通じません。
嫌々ながら押し付けられた新米魔法使いの修行指南。優秀な弟子たちに教えることなんてない現実。自他ともに認めるめんどくさがりのエクメアと常識人?なリラの周りで起きる魔法使いたちの日常。そんなこんなでニシキギ国で暮らすことになった2人と弟子たちの暮らしぶりやいかに。
なんとな自分が書きたいように書き始めたものです。話のつじつまがあわない。そもそも文章の形になっていない。面白くない。途中で書くのを作者がやめる。等々、問題があったとしても、好き勝手にやらせてもらいますのであしからず。感想なんかもらえると作者は喜びます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-22 20:05:57
7494文字
会話率:59%
イスタイル王国の第一王子アルノイドは常に弟ルーチェルと比べられ誰も味方はいなく王宮で生活していた。そして、遂に長年の計画を実行する。『国を出て一人で生きていく!』これは優秀な弟の影だった主人公が自分の幸せを掴む物語である。
※R15、残酷な
描写ありは保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-09 22:12:10
16460文字
会話率:39%
エレノア・コンスタンス・ブラックウッドは無実の罪で屋敷の地下牢に閉じ込められていた。
会いに来ることを許されているのは異母弟であるクラウスのみ。
断絶された世界に、彼女は不満があったわけではない。
この優秀な弟が家を嗣ぐのだ、いずれ負担にな
らないところで死ねたなら、それで十分ではないか。
しかしそんな彼女のもとへ、ある日、婚約者であった四つ年下の第十三王子・ルカが訪れる。
「おまえに罪を着せたのはおまえの弟だ。もしも僅かにでもすべてを知りたいと願うなら、さあ、俺の手を取れ」
そして、彼女は彼の手を取った。
夜明け前、白む朝靄の中を裸足で逃避行する、駆け落ち男女とそれを追う少年の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-19 09:56:57
7520文字
会話率:32%
――その双子には、互いにも言えない「ひみつ」がある。
一卵性双子のブレイク兄弟。
誰にでも愛される優秀な弟ディエゴ。目立たない兄アイザック。
周囲からは似てないと言われながらも、互いに「同じもの」として生きてきた二人。
しかし、そんな二人
が、それぞれ互いに言えない「ひめごと」を抱えた時。
ひめごとが、ふたりを、狂わせる。
~~
魚倉温さん(@y_white_b)と二人で共同で作成をしている作品となります。
魚倉さんが兄アイザックパートを。
私が弟ディエゴパートを担当しております。
本作品を単体で読むこともできますが、
こちら(https://kakuyomu.jp/works/1177354054884903662)に投稿されている
アイザックパートをお読みいただくと更にお楽しみいただけるかと思います。
全7話投稿の予定ですので、お付き合いいただけますと幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-15 21:00:00
15858文字
会話率:16%
それは魔術が戦場の華とされた時代。各国は魔術師を重用し、兵士はただの盾として、後方支援要員として使い潰されるような世界。
その世界で唯一、魔術でなく武術の力量によって各国を渡り歩いていた傭兵がいた。手刀で重装兵を切り裂き、斧で山を切り裂き
、槍で相手の要塞を貫通し、刀で大魔術を切り倒す……まさに歩く戦略兵器。名を頑なに語らないその男は、いつしか「武神」と呼ばれるようになる。
……やがて月日は流れ、ある大戦争を境に傭兵の姿は戦場から消えた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-01 00:00:00
5750文字
会話率:63%