「学園にいる間は、君と距離をおこうと思う」
待ちに待った定例茶会のその席で、私の大好きな婚約者は唐突にその言葉を口にした。
「え……あの、どうし……て?」
あまりの衝撃に、上手く言葉が紡げない。
彼にそんなことを言われるなんて、
夢にも思っていなかったから。
ーーーーーーーーーーーーー
ユリアの婚約は仲の良い親同士によって、幼い頃に結ばれたものだった。
吊り目でキツい雰囲気を持つユリアと、女性からの憧れの的である婚約者。
自分たちが不似合いであることなど、とうに分かっていることだった。
だから──学園にいる間と言わず、彼を自分から解放してあげようと思った。
婚約者への淡い恋心は、心の奥底へとしまいこんで……。
※基本的にゆるふわ設定です。
※プロット苦手派なので、話が右往左往するかもしれません。→故に、タグは徐々に追加していきます
※感想に返信してると執筆が進まないという鈍足仕様のため、返事は期待しないで貰えるとありがたいです。
※仕事が休みの日のみの執筆になるため、毎日は更新できません……(書きだめできた時だけします)ご了承くださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 21:59:23
128456文字
会話率:28%
地方の古びた図書館で司書を務める美弥は、ある春の日、都会からやって来た女子大生・さくらと出会う。本を通じて静かに惹かれ合う二人だが、やがてその感情は友情を超え、切なく揺れ始める。年齢差、立場、家族の反対――さまざまな壁が立ちはだかる中で、二
人は自らの心に正直になることを決める。静かな図書館で育まれた淡い恋が辿り着く先とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 20:22:26
11201文字
会話率:49%
白髪に紅い瞳。異質さゆえに周りにうまくとけこめない少女、ナギサ。彼女の嘆きは万象の主の興味を引き、別世界へと渡るチャンスを手に入れる。
《女神》の手伝いをする、という条件のもと転移した世界は“エイルタム”。
転移先で何か説明があると考えてい
たのだが...
※恋愛成分は弱めです。
※念の為、R15と残酷な描写あり、設定にしてあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 20:00:00
287908文字
会話率:32%
イーリス公爵家、長女のローザと次女のルナは顔も背格好もそっくりな年子。
舞踏会に初めて参加した夜。ルナは庭園でウィクトル王太子に出会い、魔法植物の話で大いに盛り上がった。
博識で心優しいウィクトル王太子とのひと時で、淡い恋心を抱いたルナ
。自分も社交界にデビューすれば、またお会いできるだろうかと思っていた翌日。父親とローザ、ルナの三人は王宮に呼び出された。
待っていたのは国王と王太子。
なんでも、イーリス公爵家の令嬢に話があるという。
「それにしても本当にそっくりだ。レディに失礼なことをたずねて申し訳ないんだけど、昨晩僕と魔法植物の話をしてくれたのはどちらかな?」
王太子にたずねられ、ルナは自分が名乗り忘れていたことを思い出した。
そのわずかな間に――
「それは私ですわ。昨晩は名乗りもせず申し訳ありませんでした」
素早く口を開いたローザを後で問い詰めるも、「ああ言えば王太子妃になれるんじゃないかと思って」と返され。その晩、王宮から帰ってきた父に「ローザを王太子殿下の婚約者に望まれた」と告げられてしまう。
ローザの思惑通りに事が進み、王宮へと移り住む姉を見送ったルナ。
侍女たちをさがらせ、人目を忍んで涙しているかと思いきや……
――うふふっ……ここまでは順調ですわ!
くつくつと笑うこの妹、悲壮感の欠片もない。
「ルナ! 私を騙していたのね⁉」
「いやだわお姉様ったら。ご自分そっくりの妹が何でも言う事を聞く子に育つなんて都合の良い話、あると思いまして?」
似たのは外見だけじゃない。
何でも欲しがる腹黒姉に、腹黒妹の復讐が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-22 10:24:35
422750文字
会話率:48%
エジプトから来た留学生との淡い恋愛
キーワード:
最終更新:2025-03-03 17:03:33
1012文字
会話率:0%
高等学校に通う一人の青年が、学校生活を通じて多くの人と出会い別れ、級友の女性に淡い恋心を抱く房総の物語。
根暗な青年の自我の不安が、級友の女性と学校生活をともにすることで少しずつ薄れていき社交的になってゆく過程と、新たな出会いまでを書
きつく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 00:44:25
818文字
会話率:8%
卓球少女芽衣。
1番になりたい芽衣。なれない芽衣。
かわいい少女から大人への道。
5歳から有名卓球クラブへ入り毎日厳しい練習を乗り越え、有名私立中学高校にスポーツ入学。
そこで起きる青春物語。
淡い恋愛話や様々な葛藤、思春期の悩み。
それから大人へ続く人生とは。
人生のピークてありますか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-18 07:49:52
129133文字
会話率:37%
30代前半で独身で彼氏なしの主人公が同じ小中学校の女子の同級生の4人で定期的に集まり日々の報告をしている。定期的に集まったある日、主人公の友人の1人に彼氏が出来たという。しかもその相手が意外な人物で…
キーワード:
最終更新:2025-02-14 00:00:00
1728文字
会話率:37%
この世界から遠く離れた、魔法が当たり前のようにある世界。王立魔法学院に通うアンルィは、貴族子弟・ノブレスメイトとして共に在学するリチャードに淡い恋心を抱いていた。
リチャードは勉強が苦手で、アンルィはリチャードの勉強をサポートし、二人の距
離を縮めていた。アンルィとリチャードが結ばれる日が来るまで、きっともう少し……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 07:30:00
58272文字
会話率:44%
洞窟の奥深くに建てられた今にも崩れそうな掘っ立て小屋に、王命で訪れた王国の騎士、ニール・マクレイ。
彼の目の前に座るのは『洞窟の魔女』と謳われるミルドレット・レイラ・ルーデンベルン。何を隠そう、彼女はルーデンベルン王国の第二王女だった。
あまりの天真爛漫さに修道院に入れられるも脱走。行き倒れになっているところを魔導士に拾われて、すっかり『洞窟の魔女』として名も売れてきたところを、ニールによって発見されたのだ。
しかし、ニールは王城に連れ戻そうとしているわけではなかった。彼女を姉である第一王女アリテミラの身代わりとして、隣国の王子へ嫁がせる王命を果たす為に来たのだ。
隣国ヒュリムトンは大国である為、国力が高く、王太子妃の座を狙い、他国からも妃候補が送り込まれていた。彼女達に打ち勝ち、王太子妃の座を勝ち取らなければ、ミルドレットは父王に殺される運命であることを知る。
ミルドレットは断固拒否し、幼少期に淡い恋心を抱いていたニールにも断絶の態を取るが、ニールは強制的にミルドレットを連れて隣国へと向かってしまう。
どうにもつかみどころの無い隣国の王子シハイルは、ミルドレットを気に入った風ではあるものの、自分には妃を選ぶ権利が無いのだと言う。
ミルドレットは王太子妃になる為、ニールの厳しい特訓を受ける事となった。しかし、暗殺者まがいの扱いを受け続け、過酷な王命ばかりを果たしてきたニールの凍り付いた心を、ミルドレットの天真爛漫さが少しずつ溶かしていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-05 14:18:45
182717文字
会話率:49%
高校三年生になった私、咲本 心花は新しいクラスの同級生、黄瀬 亮太に密かに恋をした。クラスの人気者で明るく、特に爽やかな表情に段々と惹かれていった。奥手で特に自分からアクションを起こせず、日々の高校生活で見ているだけだった。恋をしてるからこ
そ、嬉しくなることを題材にした、片想い視点の淡い恋話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 08:04:48
9034文字
会話率:59%
桜が満開の春
虹光学園の門の前に立つ緑原大地。
これから新たな生活が始まるのだが…
彼にはこの学園に進学した目的があった。
「自然を満喫し、のんびり幸せに暮らす」
それだけのことだが彼には強い憧れがあったのである
そんな彼が、様々な人達と出
会い、学園で淡く溶けてしまいそうな恋をする青春恋愛物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-29 20:30:13
4442文字
会話率:34%
ツキカゲの日。
それは、月に願ったことが叶うといわれる日である。
6年前のツキカゲの日に出会った二人。
大手商家の娘、百夜(ももよ)。
屋敷の使用人として働く、異国の血をひく少年、理奥(りおう)。
父母を亡くした日に出会い、ずっとそばにいて
くれた少年に、
百夜は淡い恋心を抱いていた。
百夜が11になった年の秋、転機は訪れる。
百夜は全寮制の女学院へ入るように言い渡され、
理奥は武術大会への出場が決まった。
これは少女と少年と彼らを取り巻く人々のお話。
少女が変化の中で、少しだけ成長する話。
のはず。
※全体の改変中です。前後つながっていない部分があります。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 17:46:16
63443文字
会話率:29%
そうそれは、物語の交差点で
最終更新:2025-01-17 04:09:34
2316文字
会話率:54%
ふと降り立った交差点、人と物が交差する場所は人生の岐路を表しているのかもしれない。
キーワード:
最終更新:2024-03-28 00:02:46
2323文字
会話率:55%
何処にでもいるような少女 リディアは自身が主演であった贈名祭の劇を終わらせ、青年 エドワーズと会話していた。突如、仮設舞台の屋根が落ち、リディアを庇ったエドワーズが大怪我をしてしまう。教会で神に彼と共に生きたいと願うリディアはこの時初めて淡
い恋心を自覚した。そんな彼女に対して、世界で最も貴い創世の神は神託を述べた。
「―人類のために死になさい、リディア」
誰だって失敗はする。
これはちょっぴり失敗してしまった少女の罪滅ぼしの旅物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-09 14:10:18
48566文字
会話率:20%
公爵家の令嬢、ソフィア・ティアルジは前世の記憶を持つ転生少女。
異世界から来たと言っても、普通の公爵令嬢として平凡な毎日を送っていた。
しかし、ひとつだけ変わっている点がある。
それは、幽霊が見えること――霊感持ちの令嬢だということだ。
ある日、隣国の王子。
ウィリアム・ロミオードの結婚式に出席したソフィアは、会場でひときわ目立つ女性フリル・ジュリエットと出会う
彼女は、ウィリアム国王の元婚約者であり、すでに命を落とした幽霊だった。
フリルの最期は悲劇的な事故によるもので、彼女の心には未練が残っていた。
彼女の望みはただひとつ、愛するウィリアム国王に自分の想いを伝えられなかったことを悔いていた…
これは、公爵霊嬢の私が聞いた、隣国で出会った美しい少女の悲しい恋物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-08 04:03:45
8838文字
会話率:33%
騎士団長のアルフレッドは今日も厳つい表情のその奥で、可愛らしい書記官マーガレットのことを想う。しかしその実情は碌にアピールもできないヘタレ団長であった!無表情を決めつつ甘い妄想に花を咲かせているムッツリ童貞騎士団長の淡い恋心は、心の動揺が蒼
雷という魔法の無意識下の発動によって周囲にモロバレである!
そんな不器用騎士団長の恋は果たして実るのか?!そして蒼雷の被害をもろに受けまくる騎士団員たちの運命やいかに?!
ほぼコメディで進行。甘酸っぱい騎士団長のムッツリ恋心を、ニヤニヤと愛でつつ楽しむための作品となります。ヒーロー目線がメインで進行し、時折脇キャラ目線。ヒロイン目線は皆無の予定。とにかく作者がただ面白おかしく楽しむ為に書いてます。自転車操業御免。完結目指してがんばります!
※こちらの作品は楠結衣様の『騎士団長ヒーロー企画』参加作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 23:35:58
204397文字
会話率:61%
天文学部の唯一の部員にして部長、鳥海咲子は今日もひとり、部室で本を読んでいた。
そんなとき。
一人の一年生が部室を訪れた。
「鳥海先輩、占いが得意だって聞いたんです」
小柄な彼女は、恋愛相談を始めた――。
だけど。
咲子は占いなんて何も知ら
ないのだ――。
これは二人の少女が紡ぐ、淡い恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 07:03:20
9723文字
会話率:33%
勇猛な女傭兵と、聖なる力を宿した聖女が、己の宿命に翻弄されてひとつの体に融合してしまう。彼女たちはそれぞれの過去と信念を背負いながら、祖国を追われ、機械の国「メカストリア」にたどり着いた。そこは歯車と蒸気の音が響く機械文明が支配する場所。だ
が、彼女たちはこの異国で新たな信仰の道を切り開くことになる。
聖なる魔法と機械の技術を巧みに操り、「機械と天使の調和」を説く信仰を広まっていく彼女たちの元に集まってきたのは、由緒正しき正義の心を持つ騎士と、謎めいた悪魔。彼らもまたそれぞれの目的と野望を秘め、思惑が交差しながら不安定なパーティを組むことになる。
異なる目的のために集まった仲間たちの間には、時に友情、時に反発、そして淡い恋愛感情が生まれていく。融合した女傭兵と聖女は、その揺れる感情の中で己の意思を貫けるのか? そして、彼女が築こうとする信仰の結末は新たな希望をもたらすのか、それともさらなる混沌を招くのか……。
想いが絡み合う中で、運命に抗いながら新たな絆を築いていく彼らの物語が今、始まる。
あらすじの内容になる設立編はすでに完成しています。毎日1日づつ更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 18:10:00
137125文字
会話率:33%
太った、それも3キロも!
ダイエットするために、わたし、勇者になるわ!
最終更新:2024-12-19 07:40:00
1554文字
会話率:60%
狩りの名手である権蔵じいさんは、お付きの若者とともにたき火を囲んでいました。火を絶やさずに番をする権蔵じいさんに、お付きの若者が流れ星を見たと無邪気にはしゃぎます。まるで雨のように落ちてくる流れ星を、権蔵じいさんは見もせずに、たばこをふかし
ました。すると――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-27 20:19:59
1712文字
会話率:52%
冬休みに、珍しく雪が積もって喜ぶ優花。でも、園芸委員の優花は、学校の花壇に植えたパンジーが心配になって、様子を見に行くことにしました。途中、幼なじみで同じ園芸委員の達也と出会いますが、なぜか達也は優花を花壇に行かせないように、手を乱暴につか
んだのです。しかも、そのほおは赤くはれあがっています。パンジーが心配だった優花は、達也が止めるのも聞かずに学校の花壇へ急ぎます。そこで見たものとは――
雪でかくされたその下に、冬の、命の煌めきを見つけられますように。
※銘尾 友朗様主催『冬の煌めき企画』参加作品となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-07 13:46:30
2404文字
会話率:60%