半世紀の内乱後、三十年続いた平和が失われ、ラキュス湖南地方が戦禍に沈む。
唐突に全てを失い、途方に暮れる普通の人の群像劇。
◆
【現在】◆第五十四章 旧染
退院した魔装兵ルベルは、アーテル領での情報収集任務に復帰する。
終戦の兆
しが見えない中、難民キャンプでは自助の取り組みが進む。
移動放送局プラエテルミッサは、旧ラキュス・ネーニア家直轄領、シェラタン当主の村を経由し、マチャジーナ市方面へ移動する。
首都クレーヴェルでは、新しい国造りが進行する。
◆
人種、民族、宗教、魔力の有無……境遇の異なる者が、状況に翻弄されて偶然、仲間になった。
それぞれの思いを胸に秘め、恩讐を超えて手を取り合い、共に生きてゆく。
平和への道程は遠い。
※ 前から順番に校正中。自分で見た校正済みページと2018/12/29以降の新規投稿はサブタイトルの数字を四桁表示にしています。
見落としがあった場合、お知らせいただけますと助かります。最近低浮上なので対応は少し後になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 12:00:00
9719266文字
会話率:35%
婚約破棄された瞬間、隣国王子の求愛ターゲットになりました――!?
辺境伯令嬢クレア・サヴィエールは、婚約者ヴィクトール・ローレント公爵令息に、学園のパーティで婚約破棄された。
しかし留学生の隣国王子テオドール・アヴェレートが、彼女に向かっ
て救済と求愛の手を差し伸べる。しかしクレアは自身の矜持から、頑として拒絶した。
「こんな形で差し出された施しを、サヴィエール辺境伯家の名にかけて、受け入れるわけにはいきませんわ!」
「じゃあ僕の留学の間に、君を口説き落とす! 僕の愛が勝つか、君の矜持が勝つか、ゲームしよう」
こうしてテオドールが仕掛ける求愛ゲームが始まった。
「口説き落としてみせる」と宣言したテオドールと、絶対に落ちないと誓うクレア。
そんな二人を苦々しく見つめるのは、クレアを捨てたはずのヴィクトール。なぜか彼はクレアに執着するが……。
外交と内政、戦略と恋愛、社交と策謀が、貴族社会を翻弄する。
やがてクレアの選択は、ヴァルミールとアヴェレート、二つの王国の未来を変えていく。
※毎週土日更新です。9/2(日)までは毎日更新。
※最終話まで執筆済み。安心してお楽しみください。
※並行連載中「拗らせ女公爵と策略王弟の愛と希望の日々 〜政略と社交の狭間で愛し合ってみせます〜」のスピンオフ作品です。
https://ncode.syosetu.com/n3251jx/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 12:00:00
268925文字
会話率:35%
「どれもこれも、逆玉の輿狙いです。過去に婚約で痛い目も見ておりますし、懲り懲りですわ」
王国史上初の女性公爵、アデル・カレスト。
10年前の婚約破棄という挫折を乗り越え、公爵位を継ぎ、領地を繁栄へと導いた彼女は、今や王国の未来を左右する存
在となった。
新王の戴冠式――
そこでアデルが再会したのは、8年ぶりに帰国した王弟、ラグナル・アヴェレート殿下。
国外での外交官としての功績を引っさげ、大人の魅力を纏って現れたラグナル。柔らかな物腰の奥に秘めた大胆さが、アデルの心に新たな波紋を広げていく。
交わされる言葉、交錯する視線――
二人が切り拓くのは、どのような未来なのか。
愛と策略が絡み合う激動の時代に描かれる、希望の物語。
※平日7:00毎日更新
※最終話まで執筆済み。安心してお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 07:00:00
293410文字
会話率:40%
黎明帝国ノヴァリアが建国されて半年。各国との外交戦が本格化する中、蓮は初の公式使節団を組織する。
だがその最初の訪問先である隣国「グラン・アルダ」は、帝国に対して“ある通告”を突きつけてくる――。
この物語は、『異世界逃亡者の無双建国 ~
全属性魔法と無限アイテムボックスでゼロから始める自由な国づくり~』の続編となります。
ChatGPTを使用しており、加筆・削除をしながら作成しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 11:50:00
10856文字
会話率:40%
あらすじ
現代のIT企業で人類の「最適解」を導くAIを開発していた坂村健一は、地球崩壊を前提に選民のみを宇宙へ脱出させる「ARC計画」を知る 。AIの選別基準で多くの日本人が排除されることに憤り異を唱えるが、左遷され、テロで命を落とす 。
しかし、健一が目覚めると、そこは戦乱の16世紀日本、最も卑しい身分の日吉丸として転生していた 。前世の絶望と後悔から「全ての人が報われる道」を誓い、生き残るため知恵を絞る 。針売りとして才覚を見出され、今川家臣の岡部小四郎の目に留まり、善得寺で学問を修める機会を得る 。孫子の兵法や今川仮名目録を読み解き、現代知識と観察力で時代を分析するが、その鋭すぎる才覚は時に命取りとなる 。
桶狭間の戦いを前に歴史を変えようと助言するが、卑しい出自ゆえに信じてもらえず、何度も死と転生を繰り返す 。八度目の目覚めで「今川ではなく、信長に仕官しよう」と決意する 。
熱田湊で織田信長と運命的な出会いを果たした日吉丸は、才を見出され、草履取りから異例の出世を遂げ、木下藤吉郎、そして羽柴秀吉の名を賜る 。信長の命により、墨俣での一夜城築城、火縄銃の量産化、新貨幣「尾張銭」の鋳造、水田改革、犬山城下の産業育成(絹、椎茸、セメントなど)といった革新的な内政手腕を発揮する 。常識外れの速さと合理性で成果を出し続ける秀吉は、戦国の世に新たな「仕組み」を築き上げていく 。
やがて信長の命を受け、徳川家康との同盟強化、北条氏との三国同盟締結、紀伊半島の平定、京での外交と南蛮貿易の推進に奔走する 。しかし、長島一向一揆での悲劇的な結末は、秀吉に「歴史の修正力」と「集団の無責任性」という、未来を知る者としての無力感を痛感させる 。それでも彼は、現代知識と戦国経験を融合させ、信長と共に「環太平洋帝国」という壮大な未来を目指す 。
だが、信長の「超将軍構想」、未だ燻る本願寺の火種、「本能寺の変」という避けられぬ未来の影が、秀吉の心に重くのしかかる 。彼は、信長を死なせぬこと、そして「全ての人が切り捨てられない道」を創ることを誓い、来るべき激動の時代に備えるのだった 。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 08:00:00
101269文字
会話率:30%
25歳の公務員、酒井政明は、海で溺れたDQN親子を助けようとして、波に呑まれた。意識を失った彼は、不思議な空間で1人の男に出会う。その男の名は里見義重。戦国時代末期に房総里見氏の当主を務めた男だった。時空の管理者から『義重の代わりに戦国時
代を生きてほしい』と頼まれた政明は、現代で生き返るため、都合9回目になる義重の人生に臨むことになる。そんな彼の第1の目標は『自然死すること』だった。
だって、転生先の里見家。親父である義弘さんは溺愛してくれるけど、大酒飲みで、自分が7歳のとき、飲み過ぎが祟って、盛大に家中に火種を振りまいて死ぬんだよ? 義兄でもある叔父、義頼(義継)は、優秀だけど、親父との関係をこじらせて最大の政敵になる(予定だ)し。外交が安定してたら何とかなるかもだけど、関東の覇者、北条家との関係は最悪で、援軍を送ってくれそうな力強い仲間も見当たらない。いずれは房総半島の根本を押さえられて、突端に閉じ込められちゃうはず。まずは『生きること』が大前提でしょう! ……でも、せっかく戦国時代に転生したんだから、できることなら『天下統一』目指したいよね!
ちゃっかりもらったチートを生かしてどこまでのし上がれるか、酒井政明=里見義重、奮闘します。
※里見義弘・義頼兄弟説を採用しています。
※里見義重(梅王丸)の生年は1,568年で設定しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 07:00:00
771515文字
会話率:36%
リヒター帝国の末姫ヴィクトーリアは、隣国アディソン王国のスチュアート伯爵に嫁いだ。彼は帝国の皇妹を妻にした恩恵で、侯爵に叙爵される。
騎士団長を務める夫は優しく、可愛い娘も生まれた。何もかもがうまく行っていたある日、ヴィクトーリアはあり
得ない事実を知る。婚姻届が出ていない? ということは、私は未婚で私生児を産んだ? 驚いた彼女は、すぐに実家へ戻った。
強大な帝国は、戦争以外の方法で報復に出る!
主人公はハッピーエンド確定
【同時連載】小説家になろう、カクヨム、アルファポリス、エブリスタ
2025/05/29……連載開始折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 22:13:01
78540文字
会話率:43%
※この作品はカクヨムにて先行公開中のものです。
小説家になろうでは初めての投稿となります。
架空戦記として、歴史と軍事のもしもを描く作品です。
どうぞ最後までお楽しみいただければ幸いです。
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ヒトラーの暴走を前に、スターリンは狂気の中に理を見た。
1936年秋。新たな要塞構想《赤い鉄壁》が密かに立案される。
狙いはドイツ軍の機動戦を無力化し、東欧を「鉄と血の壁」で封じること。
設計局での暗闘、前線での実地試験、資源を巡る外交取引、内部告発と粛清――
時に陰謀、時に信念が、未来を変えていく。
果たしてこの改変されたソ連は、独ソ戦をどう迎え撃つのか――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 19:00:00
34962文字
会話率:35%
異世界へ転生させられた主人公は魔王を倒してやっとの思いで二度目の転生のチャンスを掴む。
だが、”日本”のことを知らない女神によって間違って同姓同名の戦国時代の弱小でカマセ犬大名に転生させられる。
周りは敵国だらけで、国もゴタゴタ。更に神や陰
陽術師、未来からの転移者などが次々と現れる。果たして主人公はこの世界を生き残り、もう一度転生のチャンスを掴めるのか?!
※読むにあたっての注意
※登場する武将の名前や歳は、なるべく史実通りになります。ですが、生まれた年が分からない武将又は史実には存在しない武将が登場します。
※基本的に物語は主人公視点又は三人称視点で描かれます。少し分かりにくいかもしれませんが、ご了承ください。
※一人称はなるべく一人一人変えていきますが、被る場合がございます。また、場面によって一人称を変える場合もあります。
※この作品は内政よりも戦略や戦闘、外交を中心とした作品です。
※設定が甘い部分がございますが、お許しください。
参考(主に) ウィキペディア 城郭放浪記折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 18:20:00
315808文字
会話率:50%
米国は、基地外交の限界と不可視化する海洋戦争の脅威に直面し、海上に浮かぶ移動型軍事拠点「シーベース」を構築する。だが、ステルス艦群や電子戦型無人機による“存在を奪う戦術”により、洋上都市はその根幹を揺さぶられる。技術、政治、軍事が交錯する中
、「制海権」は崩壊し、海はもはや支配できる空間ではなくなる。国家と戦争の概念そのものが揺らぎ始める中、米国は新たな戦場の地図を描こうとする折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 18:05:30
9210文字
会話率:32%
ある日、事故により異世界に転移した主人公。生産系スキルを鍛えながら、地味に明るく生きていくつもりが周囲を巻き込んで、想像以上に大活躍してしまうことになる。やがてその能力は領地運営を通じて、内政、外交、防衛等、幅広く発揮されていく。
最終更新:2025-07-21 14:37:09
7102666文字
会話率:44%
――家族を殺したこの国を滅ぼし、そして作り上げる。正義を蔑ろにし、悪がのさばるこの国が二度と生まれぬように。理不尽に殺されることのなければ、誰からも搾取されることもない当たり前を作るために。それが私の復讐であり、叶えたい夢だ。
ラーザイ
ル連邦の公爵家の娘である主人公――ヒルデ・シューマッハの語った決意である。王に家族を謀殺され、共謀した叔父に全てを奪われた十五歳の少女ヒルデ。そんな彼女の現状にそぐわない無謀な決意に対し、義賊『黎明の狼』のラルフ・ランドルフは笑って、「面白そうだ」と彼女の手を取った。
政略、外交、戦争、内政を駆使して、ヒルデは己の覇道を行く。群雄割拠する情勢下において闘争は避けて通れない。幾度となく続く戦い。流血の果てに、彼女の復讐と夢は成し遂げられるのか。
これは彼女の挑戦を記した歴史ファンタジーである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 17:30:00
272501文字
会話率:46%
2024年の夏。30年続く経済の低成長に不満を高めていた日本国民は、政権交代を選択した。
だが、その選挙結果は台湾孤立化を謀る、中国による情報工作の影響を受けていたのだ。
新政権により、日本の内政と外交が大混乱となる中、中国は台湾と沖縄先島
諸島に対する同時侵攻の準備を進める。
そして、最悪のタイミングで南海トラフ大地震が発生してしまう。
史上最大規模の災害派遣のために、自衛隊は大半の部隊を拘束され、備蓄してあった物資の殆どを民間に供出するが、
そのスキを突き、中国の侵攻作戦がついに発動する!
危機管理能力が皆無な政権。
最悪の状態に陥った同盟関係。
そして、史上最悪の自然災害という3重苦の中、それでも自衛隊は最善を尽くそうとするが・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 11:18:12
192400文字
会話率:21%
長きに渡り、権威主義的な社会主義国家と自由主義的な王国の冷戦構造に挟まれ、その緩衝材として様々な犠牲を強いられ、翻弄された国家があった。この国は、社会主義国からの不均衡な搾取で疲弊し、文化は抑圧され、国民は自由を奪われていた。
その国に
、一人の貴族がいた。その男の名はメイロス・アルメアという公爵で、代々、この土地を治めてきた領主の血筋の者だった。今は大国の緩衝材として扱われる様な国の長の家系であった。
ある日、国を治めていた父が亡くなり、息子のメイロスが後を継ぐことになった。新しく国の舵取りを担う彼は、今までとは違う国を作ることを夢見ていた。それは真の意味での独立を希望し、差別もない、搾取もない、誰もが幸せになれる国を作ることだった。
これが果たして、夢で終わるのか。それとも、夢で済まさないのか。その運命は、彼の双肩にかかっていた。
なお、本作品には政治や宗教などの要素を含みますが、これらを賛美、あるいは批判する意図はなく、単純な文学的、娯楽的な目的によってのみ製作されています。また現実の政治や宗教、その他団体などとは関係ありませんので、あらかじめご承知おきください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 11:49:18
60367文字
会話率:58%
平和とは、誰のためのものか。
国家とは、何を守るために存在するのか。
そして人は、いつそれを“自分の意志”と呼べるのか。
――革命戦争〈レンシャーヌ大戦〉を経て、世界は新たな秩序を求めていた。
中央集権と国民国家の形成が進む中、旧時代の影
を引きずるペルモニダ王国は、その境界に取り残されていた。
そんな国に、ひとつの“祝福”がもたらされる。
クラインシア王国から派遣された外交官ローレンツ・フリーデンと、
軍部出身の貴族令嬢アルセッタ・クラヴィツ。
二人は、国際的な和平の象徴として、政略結婚を命じられる。
だがその婚姻は、ただの序章に過ぎなかった。
王族、軍部、外交官、貴族、革命派──
それぞれの立場と思惑が、国家の名のもとに交差し、ぶつかり、離れていく。
そしてその中心で、ローレンツとアルセッタは、否応なく世界のうねりに巻き込まれていく。
これは、一組の夫婦の物語であり、
時代の淀みに取り残された小国と、そこに生きた人々の記録である。
虚構の祝福から始まる群青の叙事詩。
剣と理想が交錯するその果てに、彼らが選ぶ未来とは──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 23:38:01
13178文字
会話率:36%
東洋の端に浮かぶ島国「秋津皇国」。
戦国時代の末期から海洋進出を進めてきたこの国はその後の約二〇〇年間で、北は大陸の凍土から、南は泰平洋の島々を植民地とする広大な領土を持つに至っていた。
だが、国内では産業革命が進み近代化を成し遂げる
一方、その支配体制は六大将家「六家」を中心とする諸侯が領国を支配する封建体制が敷かれ続けているという歪な形のままであった。
一方、国外では西洋列強による東洋進出が進み、皇国を取り巻く国際環境は徐々に緊張感を孕むものとなっていく。
六家の一つ、結城家の十七歳となる嫡男・景紀は、父である当主・景忠が病に倒れたため、国論が攘夷と経済振興に割れる中、結城家の政務全般を引き継ぐこととなった。
そして、彼に付き従うシキガミの少女・冬花と彼へと嫁いだ少女・宵姫。
やがて彼らは激動の時代へと呑み込まれていくこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 12:15:43
2173681文字
会話率:36%
「大日本帝国には、あの悲惨な敗戦を経験しない未来もあったのではないか」
そうした思いは、近代日本の歴史を見ているとどうしても沸き上がってしまいます。
私の創作活動は、基本的にそこが原点でした。
では、大日本帝国にはどのような歴史
の可能性があったのか、あるいはその可能性を選び取るためにはどのような要素が必要であったのか。
そのために調べるべき事項は多岐にわたります。
私が創作活動の中で調査したこと、考察したこと、それら備忘録的なメモをこの度、創作論という形の随筆に落とし込んでみることにいたしました。
ここでは、史実の歴史や架空戦記小説という分野から、大日本帝国の可能性について考えていくことといたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 15:00:00
90511文字
会話率:1%
中世ヨーロッパ風の世界に転生した私は、この世界にない「マッサージ」をしたせいで魔女裁判にかけられた。そのあと色々あって、気がついたら女嫌いの第二王子のそばに、男装して少年従者として仕えることに。指魔法(マッサージ)にかかると女嫌いが治ると勘
違いした国王侍従の勧めみたい。色々言いたいけど、裁判から助けてもらったし、契約通り一年間は王子のお世話でもしてみましょう!
ーーー そうしたら肝心の王子が「・・・くうっ・・・こんな誘惑には・・・はぐっ・・・負けな・・・あふっ・・・」という感じであまりマッサージを歓迎してくれない。そんななか私や王子をめぐって不穏な動きを見せる王太子派の政治家や隣国の大使たち。サスペンス並みに権謀術数渦巻く王宮で、マッサージを武器に生き残りを図る私。恐怖の指魔法を恐れたり聖女の力と崇めたりする宮廷貴族の方々。雪だるま式でふくれあがっていく勘違いの数々。マッサージで気持ちよくなった従者達が仲間になったり、幼馴染が溺愛してきたり、ツンデレだった兄がシスコンになっていたりするけど、これでも弁護士の娘、動じずにちゃんと契約はまっとうしてみせる!宮殿で料理や衣装、スポーツやゲームを楽しんだりもしつつ、なぜか新大陸探検隊に招集されそうになったり、騎士に叙任されそうになっているけど何かの間違いよね?あとどうせなら素材は最高だけど色々ちょっと惜しい第二王子を本物のイケメンにしたい!
ーーー(「今日の一冊」であらすじを紹介いただきました:https://syosetu.com/issatu/index/no/106/ )
ーーー(予告なく視点が変わりますが、章題は視点人物と関係ありません。一部の外国出身の人物は時折古語で話しますが、その場合細かい意味を拾わなくとも大丈夫です。)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 17:16:11
1219149文字
会話率:50%
前世で外資系金融で働いていたステファニア。中世の商家に生まれると、親が理事をしていた銀行で子供の頃から働き始め、17歳で事実上の支店長にまで出世した。しかし融資先の国王陛下に新任の挨拶にでたとき、5人の王子たちがそれぞれタイプの違うイケメン
だったことに衝撃を受ける。「ここって乙女ゲームの世界なの!?」ーーー経営手腕を買われて王子の一人の嫁にしようとする王室に抵抗しつつ、出資先の領地経営に口を出し、評判を高めていくステファニア。だが・・・「ステファニア、私の妻になってくれないか。」「そうして借金を踏み倒す気ですね!そうはいきません!」仕事はできるけど恋愛はいまひとつのステファニアに翻弄される王子たち。悪役令嬢になりたくない転生少女といまひとつ噛み合わない王子たちのドタバタラブコメディー。そして乙女ゲームの領地開発にビジネス感覚を持ち込もうとする銀行家令嬢の冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-06 11:00:00
8190文字
会話率:53%
文明開化の闇を照らせ――
真実は、国境を越えて歪められる。
明治4年、岩倉使節団の船に乗ったのは「日本」そのものだった。語学に優れた青年・桐生新太郎、型破り発明家・綾部影照、元武士の護衛・真田義経――彼らは福沢諭吉の「独立自尊」を胸に欧
米へ渡ったが、そこで待ち受けていたのは「文明」の名を借りた戦争だった。
◇衝撃の史実改変◇・エジソンの研究所に仕掛けられた爆発装置・パリ・コミューン跡地に潜むプロイセン軍のスパイ網・ビスマルク演説会場でのテロ未遂事件
◇光と影が交錯するキャラクター群像◇・元芸者情報屋「菊乃」が暴く外交文書の偽造・武器商人イーサン・グラントの二重ゲーム・旧幕府残党・影山伝蔵の「武士道テロ」
「この国が西洋に飲み込まれる前に、俺たちが飲み込んでみせる」――蒸気機関の煙が希望を曇らせる中、女性医師・中原佳乃はコレラ病原体を握りしめ、ヒロイン・有馬つばきは女子教育の灯火を掲げた。
史実を超えるスケールで描く、もう一つの明治維新。国際スパイ網×和魂洋才×女性の覚醒――あなたが知らない「文明開化」が、今、動き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 17:00:00
65401文字
会話率:20%
目覚めたら異世界の、しかもごくごく平和で目立たない隣国の姫になっていた元OLのアキ。前世の知識を活かし、地味ながらも堅実に国力を上げていく。しかし、大国同士の争いに巻き込まれそうになった時、彼女の「地味だけど平和」を愛する外交手腕が、世界を
救う鍵となる?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 07:40:00
10720文字
会話率:27%
地球の知識を持つ王女アンネリーベルは幼い頃から未知の世界を探検するのが夢だった!そのために一生懸命頑張って、知識チートを駆使して、時代を先取りする海軍を一から作った!隣国に宣戦布告(ついでに婚約破棄)されたり、王女自ら指揮を執って敵艦隊を
壊滅(ついでにざまぁ)させたり……これまで色々あったが、ついに探検に出る時が来た!今のアンネに探検よりも大事なモノ(恋人兼副官)ができたが、やっぱり探検もしたいよね!まぁ恋人も一緒に来てくれるから問題ない!異世界の大航海時代の幕開けである!……え?その恋人とは結婚しないの?いや、同性だから無理だね!こればかりは地球の知識があっても、どうにもできないよ!まぁどちらも結婚しないと決めたし、もうずっとこのままでもいいよね……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 05:00:00
553577文字
会話率:63%
ここは異世界、港湾国家バルトローズ。
その王家の血を引く名門・ミミローズ家の令嬢、エリザベス・アウローラ・ミミローズ、通称エリザベス・ローズ。
わずか18歳にして内政改革・外交の重責を担う彼女は、冷徹な判断力から“棘の姫君(プリンセス・ソー
ン)”の異名で知られていた。
だが──そんな彼女にも、誰にも邪魔されたくないひとときがある。
それは飛空艇での移動中、紅茶の香りに包まれながら思案にふけるティータイム。
そして、その時間をさらに特別なものにしてくれるのが、忠実なる侍女リリーの語る“異世界の物語”。
凄腕のアサシンでありながら、希少な異能力〈写書記憶(ブックリーダー)〉を持つ彼女は、異世界の本から得た知識をまるで見てきたかのように語ることができるのだ。
外交の緊張と陰謀が交錯する空の旅路。
紅茶の湯気の向こうで、語られる異世界の物語は、現実の世界へと静かに影響を及ぼしていく──
これは、棘の姫君と語り侍女が織りなす、紅茶と空と物語の交差点。
エリザベス・アウローラ・ミミローズ(エリザベス・ローズ)
頭脳明晰。ミミローズ家の切れ物令嬢。18歳にしてバルトローズの内政改革・外交を担うやり手。
容姿端麗、知性派であるが、周りからは冷たい性格と見られている。
実際は面白いものが大好きであったりする。
通称「棘の姫君(プリンセス・ソーン)」
リリー
アサシンであり、幼き頃からのエリザベスの従者。幼少期から鍛え上げられたアサシン能力と、希少な異能力〈写書記憶(ブックリーダー)〉持ちで、異世界の書物に精通している。
名前はエリザベスから頂いた。20歳。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 17:00:00
44326文字
会話率:37%