奇異な死神がいる。
その死神は謎解きを欲としており、未解決事件解決に命を捧げ、叶う事が出来なかった魂を見つけては、自身の住処に呼び寄せる。
そこは数多くの死者達の記憶を本として置かれている図書館であり、死神にとっての謎を解くための探偵紛いの
事務所でもある。
死神は死者達の記憶や、神の力を使い、未解決事件の一冊の本として、擬似的な舞台を作り出す。そこに魂を参加させ、その魂の視点で謎解きを楽しむのだ。
その謎解きに失敗すれば、魂は消滅。成功したとしても、死者が生き返る事もなく、事実が変更される事はない。真相が明確になるだけ。
それでも魂達は事件の真相の解明を望み、死神の言葉を受け入れる。
今回、この死神探偵事務所に訪れたのは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 07:33:26
497729文字
会話率:36%
ここは魔法のある世界
場所はセラフィス王国
アンジェ・ドロップは男爵令嬢だが、魔法の才能がなかった
ある日、本を探しに屋敷の書庫へとやって来たアンジェは、とあるはずみで本棚にぶつかってしまい本を落としてしまう
その中の一冊の本と共鳴したアン
ジェは、その魔導書ベルフェルと無理やり契約を結ばされてしまう
魔法の力を得る代わりに、王国に迫る危機を救う正義の味方をしなければいけなくなってしまった
無事に王国を救えば、魔力を得て幸せな生活を送れるが、誰かにバレてしまえば一族郎党もろとも滅びの道をゆくこととなる
突如として魔法令嬢となってしまったアンジェ、その未来はどっちなのだろうか……
※カクヨムでも同時公開しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 04:55:33
355654文字
会話率:37%
老いた犬「リリィ」は、かつて大好きだった“ひと”――少女と暮らしていたが、その少女はもういない。今はただ、海沿いの町の小さなベンチで、毎晩耳の奥に響く“波音”を聴きながら、月を見上げている。
ある晩、不思議な黒猫「フィガロ」が現れる。フィ
ガロは人の言葉を話し、「きみの耳に聴こえるのは、“記憶の海”からの呼び声だ」と告げる。
「そこには、まだ叶えられていない願いが眠っている。たとえば、君がずっと想っている“あの子”の願いも――」
リリィは、波の音と月のまばたきに導かれるまま、フィガロと共に“記憶の海”の底にある“夜の図書館”を目指す旅に出る。
そこには、亡くなった人々や、消えかけた願いたちが本の姿になって静かに眠っていた。
旅の途中で、リリィは「夢を失った人間の影」や「言葉を忘れた老人」など、孤独な存在たちと出会い、別れを重ねる。
そしてようやく辿りついた“夜の図書館”で、リリィは一冊の本を見つける。
それは――かつての少女が書いた「いちばん最後の願い」だった。
「リリィが、もう寂しくありませんように」
リリィはその本をそっと咥え、月の道を渡って帰る。
だが、記憶の海に触れた代償として、リリィの姿は少しずつ薄れていく。
フィガロはそれを知っていたが、何も言わなかった。
夜が明けるころ、リリィは少女の面影の残る夢のなかで、最後にしっぽを振る。
そして静かに、波音が止む。
その町の海辺には、今も古いベンチがある。
月がまばたく夜、そこに座ると――小さな犬の気配がする、と言われている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 22:15:55
29089文字
会話率:8%
三か月前に不慮の事故で幼馴染を亡くした高校二年生の時任清次は、その喪失感から学校にも行かず自宅に引きこもり状態で自堕落な日々を過ごしていたある日、ひょんな事から同じ高校の一年生である霧ヶ峰絵色と出会う。
自由奔放な霧ヶ峰に流されるまま
、一冊の本を読むように促される。それは冒頭しか書かれておらず、読んだ人間を眠りに誘い本の世界に引きずり込むという特別な本〝アンフィニシュトの書〟だった。
突如として本の世界に迷い込んで戸惑う清次の前に現れたのは、物語のヒロインであるユミルという少女だった。最初は警戒する清次だったが、彼女の何事にも前向きで他人の幸せを自分のことのように思える優しい気質が今は亡き幼馴染と重なり、親睦を深めていく。
しかし、平和な日常は続かなかった。本の世界に迷い込んで三日目、とある催事の最中にユミルが突然の死を迎えてしまう。
物語がバッドエンドを迎えたことで清次は現実世界に立ち戻り、霧ヶ峰から物語をやり直せることを聞いて決意する。
心優しい彼女に相応しいハッピーエンドを迎えさせてあげたい。
ユミルの死の真相を突き止めるべく、清次の繰り返しの挑戦が始まった────折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 08:34:32
132990文字
会話率:50%
ディグニス帝国の皇女リアナは17歳になったが、まだ結婚相手も決まっていないことが恥ずかしいと感じていた。何度も見合いを申し込み会いに来る隣国の元王子の公爵もいたが好きになれなかった。そんなある日、嫌々出向いた社交界でひと悶着起きた後に、野良
ネズミに導かれるように今まで見たことのない部屋を見つける。そこには一冊の本があり、まだ来ていない未来のことまでも記されていた――。皇室心理戦サスペンス。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 07:30:00
211675文字
会話率:59%
今日も今日とて、社畜として生きて日付をまたいでの帰路の途中。
高校の時に両親を事故で亡くして以降、何かとお世話になっている叔母の深夜食堂に寄ろうとした俺。
いつものようにドアに手をかけて、暖簾をぐぐりかけた瞬間のこと。
足元に目を開けてい
られないほどの眩しい光とともに、見たことがない円形の文様が現れる。
声をあげる間もなく、ぎゅっと閉じていた目を開けば、目の前にはさっきまであった叔母の食堂の入り口などない。
代わりにあったのは、洞窟の入り口。
手にしていたはずの鞄もなく、近くにあった泉を覗きこむとさっきまで見知っていた自分の姿はそこになかった。
泉の近くには、一冊の本が落ちている。
『ようこそ、社畜さん。アナタの心と体を癒す世界へ』
降り出した雨をよけて、ひとまずこの場にたどり着いた時に目の前にあった洞窟へと本を抱えながら雨宿りをすることにした主人公・水兎(ミト)
日記らしきそれを開くと見たことがない文字の羅列に戸惑い、本を閉じる。
その後、その物の背表紙側から出てきた文字表を見つつ、文字を認識していく。
時が過ぎ、日記らしきそれが淡く光り出す。
警戒しつつ開いた日記らしきそれから文字たちが浮かび上がって、光の中へ。そして、その光は自分の中へと吸い込まれていった。
急に脳内にいろんな情報が増えてきて、知恵熱のように頭が熱くなってきて。
自分には名字があったはずなのに、ここに来てからなぜか思い出せない。
そしてさっき泉で見た自分の姿は、自分が知っている姿ではなかった。
25の姿ではなく、どう見ても10代半ばにしか見えず。
熱にうなされながら、一晩を過ごし、目を覚ました目の前にはやたらとおしゃべりな猫が二本足で立っていた。
異世界転移をした水兎。
その世界でまわりに自分の姿がどう見えているのかを知らないまま、本が導くままにのんびりと旅に出る水兎のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 12:20:00
467747文字
会話率:40%
この世界には二種類の人間が存在する。
主役と脇役。
私の妹は異世界に行き、新しい王様と、それを導く魔術師を導く物語の主役となるはずだった。
けれど、妹は死んだ。
私のせいで。
これは妹の代わりに平凡極まりない私が主人公たる人たちを、ただた
だ、傍観した物語。
※pixivにも第一章のみ掲載。
【以下、多少のネタバレを含むあらすじを記載します。ネタバレせず本編を読みたい方は飛ばして本編へどうぞ】
どこにでもいる平凡女性佐和は社会人二年目の生活を普通に送っていた。そんなある日、片思いしていた相手に好きな人がいることが発覚する。しかもその相手は自分より魅力あふれる物語の主人公のような性格の妹、海音だった。
しかし海音は彼からの告白を受けたその日に行方不明になってしまう。
悲しみに暮れる佐和だが、気を紛らわせるために訪れた図書館で一冊の本と出会う。
それは伝説のアーサー王について書かれた本だった。
何かに導かれるようにその本を開いた次の瞬間、佐和は異世界に飛ばされていた。
そこで再開したのは行方不明になったはずの妹、海音だった。
彼女は異世界の救世主を導くべく異世界トリップしていたのだ。
なぜ姉である佐和が同じように異世界に飛ばされたのかはわからないが、まるで物語の主役である妹の活躍をそばで見守れることに喜ぶ佐和だったが……。
脇役気質の23歳女が、伝説のアーサー王と創世の魔術師マーリンの世界に飛び込む。
これは脇役たる私が、ただただ魅力あふれる人たちを傍観した物語―――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 21:55:33
1185255文字
会話率:44%
小説家になろうとしてる一人の人間の話。
始まりは一冊の本。それを読んでから、作家になる夢を見る。努力しても報われない、そんな中、病に倒れる。
死の宣告を前にして、応援もあり立ち向かう主人公。
カクヨムにも載せている作品です。
最終更新:2025-07-12 20:09:00
4304文字
会話率:22%
日本の地方都市で暮らす文子は、旅先で出会った一冊の本をきっかけに自分の過去世を思い出す。
地球とは異なる世界で、侯爵令嬢レベッカとして生きていたが、その人生は不幸の連続で最後には殺人事件の被害者になってしまう、という悲しいものだった。
過去
の事は忘れて、今の人生を前を向いて生きていこうと決意する文子だったが、三年後事故に遭った事をきっかけに、再びレベッカの人生に戻ってしまう。
もう不幸な人生は嫌だ。殺人事件の被害者になるのも嫌だ。愛する家族と一緒に幸せに長生きがしたい。
そう決意したレベッカは、死亡フラグを折ったり、新たに立ててしまったり、新しい出会いをつくったりしながら、ひたむきに前を向いて生きていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 16:54:00
1628332文字
会話率:38%
ただ本を読む。魔法図書館で
最終更新:2025-07-09 20:20:34
547文字
会話率:0%
たまたま時間を潰すために立ち寄った、見覚えのない古本屋。
そこで出会ったのは、都市伝説や陰謀論がびっしりと綴られた一冊の本――『Q-File』だった。
好奇心から読み進めると、本には“明日起きる事故”の予言が。
信じなかった俺は、そのと
おりに死んだ。
そして気がつくと、事故の前日に戻っていた。
これは、死ぬたびに“陰謀”と“現実”が交差する世界で、
本の謎に迫りながら、生き延びる術を探す少年の物語。
本に触れた者は、見えてはいけない世界を見る。
そして――この呪いは、誰にでも伝染する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 00:04:39
18137文字
会話率:32%
あらすじ:『ダノンマス』
「ダノンマス、って知ってる? 失くした願いがたどり着く場所なんだって」
放課後の図書室でそう呟いたのは、静かで不思議な雰囲気をまとう少女・アヤだった。
ひとりで世界を旅しているような目をした彼女は、ある日主人
公・カナトに、手描きの古い地図を渡す。
その地図に書かれていた謎の地名――「ダノンマス」。
それはこの世のどこにもないはずの、誰かの願いが静かに眠る“失われた場所”だった。
アヤの提案で、二人はその場所を探しに行くことになる。
町外れの廃駅、忘れられた線路、風の鳴く夕暮れ。
しかしその旅のあと、アヤは突然、学校から姿を消す。
転校の知らせだけが残り、連絡手段は途絶えたまま――
カナトのもとに届いたのは、彼女が最後に遺した一冊の本。
そこにはこう綴られていた。
「願いは、そこにあるよ。カナトが見つけたなら」
少女はなぜ消えたのか。
「ダノンマス」とは何だったのか。
そして、彼女の本当の願いとは――
願いと喪失、青春と祈りが交差する、
静かで切ない、夏の終わりの物語。
ジャンル:青春 / ファンタジー / ロストロマンス
読後感:涙では終わらない、でも心がふっと泣く
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-07 15:32:28
960文字
会話率:27%
春風に舞う桜の花びら、開け放たれた窓から差し込むやわらかな光。
かつての高校の図書室に吹いていたあの風が、歳月を越えて、今も私たちの心を静かに揺らしている。
『風の図書室』は、ひとつの短歌をきっかけに、再び交わる「私と彼」二人の人生を描いた
、優しい再会の物語です。
いつしか忘れてしまっていた「人生の宿題」に向き合いながら、同窓会で再開した二人が、短歌を通して、静かに思いを重ねていきます。
人生の迷いや挫折を経た先で、誰かと再びつながることのかけがえのなさ。
かつて読んだ一冊の本、交わした一言が、時を越えて人と人を結び直すことがある。
胸の奥でふわりと風が吹くような物語を、どうぞお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-07 08:20:00
15189文字
会話率:14%
ある日、結城陽菜(はるな)は図書館で不思議な一冊の本を手に取った。
読んでいると、本の中から白兎の手が現れ、陽菜を本の中に引きずり込んだ。
「鏡の国のアリス」をモチーフにした、ファンタジー。
キーワード:
最終更新:2025-07-06 20:49:56
4510文字
会話率:21%
自分の人生を一冊の本に例えるならそれは無題で無色透明の無意味な物語だ
実の父親は殺人犯、さらに実の母親に殺されかけた過去をもつ西宮愛夢は孤独な人生を送っていた。そんな彼女の元に、密かに都内に蔓延る黄泉返る死骸アスピオンを討伐することを目的
とした政府特例機関《LET》から勧誘の声が掛かる。
これは自分に自信を持てない少女と仲間たちの物語、意味のないと思っていた透明な人生の物語を仲間と彩っていく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 18:51:39
369320文字
会話率:43%
ある異世界において、奴隷出身の主人公ガルムはある一冊の本と出会う。その時からガルムは世界を旅する決意をする。旅を重ねるごとに成長、変化していくガルム。その先に彼は一体何を見るのか。
最終更新:2025-07-06 00:37:32
495703文字
会話率:33%
(この小説はAIを使用して作成したものですご了承ください)
放課後の静かな図書室。
クラスメイトでありながら、どこか距離のあった涼介と美咲。
一冊の本をきっかけに、ふたりは少しずつ心を通わせていく。
言葉にしない想いが重なり合う中、やがて
訪れる恋の瞬間。
――高校生の淡くてまっすぐな恋を描いた、心温まるハッピーエンド青春ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 07:48:13
1010文字
会話率:40%
図書館で手に取った、一冊の本。
ページをめくった瞬間、私は“物語の中の世界”に転生していた。
見知らぬ世界、けれどどこか懐かしい風景。
そして、私の周りには“運命”を抱えた彼らがいた。
──冷たい瞳の王子。
──過去を知る優しい騎士。
──真実を隠す魔導士。
──そして、「君が読む世界だ」と微笑む旅人。
これは、恋をするたびに世界が壊れていく物語。
私の力は《記録の魔眼》。
読んだ物語を、現実にする力。
選ぶたびに、誰かが消える。
愛するたびに、何かが終わる。
それでも私は、この“終末の恋”を最後まで読むと決めた。
──君が、そこにいたから。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 23:20:20
5049文字
会話率:14%
黒鉄真生は武田家に仕える執事として毎日楽しく働いていた。
そんなある日黒鉄真生は突然、南城銀行という大きな銀行の立て篭り事件に巻き込まれてしまった。
さらに予期せぬ不運により撃たれ、意識不明の重体へ。
武田市凛と森田エリールナ、その他の人達
は黒鉄真生が寝ている病室で悲しみに明け暮れる。
だが次に黒鉄真生が目を覚ますとそこは普通の学校生活を送っている、荒瀧遥斗の体だった。
黒鉄真生は困惑しながらとりあえず荒瀧遥斗として生活をする事に。
この知らない人の体で生活をしていると言う不思議な謎について調べていくと、ある時不思議な黒電話を見つける…
謎が謎を呼び解の存在しない事だらけ。謎を追うごとに深まる思い。三人の思いは通じるのか。
二つの現実世界、主人公とダブルヒロインの三人、その他人物による複数の視点で描かれる。
連続殺人の謎。黒鉄真生の過去。
そしてヒロイン達の心の内に秘める想い、葛藤、巡り会い。
黒鉄真生という人物を主軸にその他視点でも物語が進む。
……この物語の鍵を握るのは一冊の本であった…
今までに無い不思議な胸の暖かさや不安によるザワつき、ハラハラドキドキ。キュンキュンくるかはあなた次第、それではお気をつけてお楽しみくださいませ。
と、ここまでが人物の紹介、注意事項や物語の概要になります。何か質問等はございますか?無いようでしたらここで説明を終わりに致します。
…………それでは失礼させていただきます。
この物語の語り部兼主人公の黒鉄真生でした。
改めて素敵な時間をお過ごしくださいませ。
では。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 14:50:33
100328文字
会話率:36%
大島大五郎の喪失も間もなく、
その孫大島勇気も姿を消した。
後に残されていたのは、一冊の本。
『とある魔女の一生』
最終更新:2025-06-23 22:44:29
56066文字
会話率:33%