小説家になろう 勝手にランキング
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純文学ランキング 251~300位
主人公が夢の中で50年後の日本へ行く。そこは徹底的な人間疎外の社会であった。
この作品は2016年毎日・DAS学生デザイン賞のグラフィック&パッケージ・絵本・写真・映像部門において、第一審査を通過した「赤い雨」の本文になっております。
審査自体は小説の表紙やポスターデザインが主になっておりますが、中身も自ら書き上げましたので、是非見ていただきたいと思いこちらのサイトに掲載することにいたしました。
内容はすべて「雨」をテーマにした短編集となっていて、飴で出来た少女、認められない芸術家、旅をする雨男などが登場します。
「雨」の降りしきる全五話。不思議な世界観をどうぞご堪能あれ。折りたたむ>>続きをよむ
中国一の大都会・上海に向かう寝台車の中で、雅行はある青色の世界を見た。それは夢か、はたまた…
昔の話。男性二人が海水浴に行って遭遇した出来事。
三十と一夜の短篇、第6回不参加作品。
無断転載、無断複製を禁じます。
ざーっ
うおっ、随分勢いよく降ってきたな。なんだよ、今日晴れじゃなかったのかよ!
あ、お前。さっさとそこの屋根の下に入れ。ったく、シャッター街とはついてねぇが、屋根が少しでもあるとないとじゃ随分違うだろ。
弱まるくらいまでなら事足りる。
ほれ、入った入った。
ヒメボタル、ゲンジボタルの浮遊の時期は五月中旬から梅雨時です
「文章力向上委員会」に掲載していた短編より。
お題は「明」
2007年1月
2016.9改稿
にけ作:なろう連載
記憶を失うということ。みじめになっていくということ。
マサトが死んだ。その言葉は、まるで、洞窟の暗がりを覗き込んだときの冷たい風みたいで、または氷の張った湖に落としたピンボール1個の響きみたいで、とにかくそれが非現実的な響きをもって、リビングでソファーに深く腰掛けテレビ画面へぼうっと視線をむける僕の耳のなかへと確かな輪郭をもって落ちた。
喧騒から隔離された空間、路地裏。そこはあまり知られていない、いわば街の裏の顔なのだ。路地裏は私達に、街の真の姿を教えてくれる。そんな正直な路地裏に、今日も潜水開始――――――
平和で静かな、散歩物語。みなさんも、深くて暗い路地裏に、ダイブしてみませんか。
【文学フリマ短編小説賞参加作品】幼馴染の男女が偶然か必然か同じ高校に通うことになる。アカネは進学クラスで帰宅部、野球特待のユウキは部活で朝夕の練習があり、通学が重なることは稀だったのだが……。
淡い気持ちの膨らみを隠し通そうと決意するアカネ―――。受難続きの幼馴染み―――。友情以上の深い絆でそれぞれが事件の解決に挑む。青い二人が苦難に直面し、乗り越えながら関係を変えていく群像劇〈1話500~2000文字 全話で40000文字を目安にして
おります〉
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独特の感性を持つがゆえに周りからいじめられていた有龍楓子が、光の存在との出会いをきっかけにして、その独特の感性を武器にいじめをかいくぐっていく。
おじいちゃんの葬儀前日、僕は切り株に寝転がる妖精に出会った。彼女はどこか不思議な言葉で僕とお話ししていたが……。 【本作品はノベラボにも掲載中】
その街では、針金虫という寄生虫が、海から人を呼んでいる。
宮下骨董店に飾られている一体の少女人形。花柳と名付けられたその人形と、彼女のことを愛した多くの人たちの物語。
この小説は自サイトに載せていたものを大幅に修正したものです。特に最初の<幕間>までは、お芝居の脚本にもしたものです。2つの幕間を挟む、大きく3つの話でできています。
クリスマスということで教会に行ってきました。普段は、ダークサイドに墜ちている私ですが、今はジェダイになった気分です。
クリスマスを祝って、考えたことを書きました。
月一磨を卒論にえらんだことで、卒業まで教授に無視されつづけました。
環境破壊が進んだ近未来の東京。ある男の、自宅から会社までの通勤風景を描いた短編小説です。
日本列島の南西に浮かぶ波瑠島。夏休み明けに東京から季節外れの転校生、如月葵がやってきた。右頬に大きな痣がある葵は、クラスに馴染むことなく孤立を深める。ある日、同じクラスの鳴海孝介は、葵が毎日ある場所へ通っていることを知る。幼い頃に不思議な力を宿した孝介は、聖痕を刻まれた葵を救うために行動する。
玻璃のアモルファス。町角の模型屋。鳥になっていく恋人に絶望する青年。すべてはある一つの町で起こったできごとである。各話読み切りの小品集です。不定期更新中。
昔、仲の良い双子の姉妹が居ました。生き延びる為には喰らい合わねばならない。二人は一族の性に抗えるのか・・・?迎えた結末は一体どんなものだったのか。彼女は何を想い、その運命を受け入れたのか。●「闇に堕ちた女の話」の姉視点です。前作を読んでいなくても大丈夫だとは思いますが、前作も読んで頂けると嬉しいです。文学にしているのですが、ホラー扱いですかね、コレ・・・?ご意見頂けると有難いです!
とりあえず、ファンタジーに移動しました!(2015.7
.23)ジャンル再編成に伴い文芸に移動。折りたたむ>>続きをよむ
ここに日記がある。
誰が書いた日記かというと、オレだ、この日記はオレの持ち物だったのだ。
――「だった」というのはどういうことか、といえば……そうだ、聞いてくれ。そのために来たんだ。きみはこの話を聞きに来たのだろう?
たいした話じゃあない。
まあまずはそれを読んでもらったほうが早いな。
このページからだ。
◎月◎日。晴れ――。
***
執筆期間:2014/11/28~2015/01/26
中華クラゲを鍋にぶち込んだら
恐ろしくまずかったので書いた話。ちなみにクリームシチューに茄子を入れると青いシチューができます。折りたたむ>>続きをよむ
ひとり家路を行く私は、東の空から月が顔をのぞかせているのを見つけたのだった。
※個人サイトにも投稿しています。
誘拐犯な彼と、誘拐された彼女の夏の話。
※これは以前、ライトノベル作法研究所さんに投稿したものを、加筆修正したものです。初のネット投稿作品という恥ずかしいものです。
出家した光源氏の物語です。嵯峨野に庵を結んだ老いたる源氏のもとへ
息子たちが訪ねて来て昔語りをします。まず冷泉院、次に玉鬘、
明石の中宮、最後に夕霧。そののち体調が急変してついに源氏は
安らかに臨終を迎えます。が薫の声を聞くなりすさまじい形相に変化し
老いたる源氏は怨霊となって孫の匂宮に取り付きます。怨霊は薫と匂宮
との恋の対決に最後まで付きまといます。
今回、小説「老いたる源氏」をシナリオにしてみました。
森の仲間たちシリーズ。うさぎ姐さんの話。
※メールマガジンで発行したものを添削して載せています。
竹、月、そして夫婦。
――2012年11月10日、若干修正しました
(大筋の内容は不変です)。
――2011年12月5日、ご指摘を受けて一部の語句を修正しました
(大筋の内容は不変です)。
――2011年12月5日、ご指摘を受けて不正確な表記を訂正しました
(内容は不変です)。
*他サイトでも投稿した作品です。
これは、問題児の腕白坊主があるきっかけで豆腐屋の手伝いをする事になる話…。
300文字で綴る掌編集。
さくっと読み終わりますので、お気軽にお楽しみください。
元々はTwitterにて、角掛みなみ様が作品募集されていたのが切っ掛けです。
ラジオ朗読コーナー「小さな図書室」。現在はYou Tube「サカイメの書架」。
こちらへの応募作品を転載したものですが、
一部、再編集を行っているものもあります。
無断転載禁止。カクヨム、Writoneにも掲載。
銘尾様主催「笑顔でいこう企画」
https://ncode.
syosetu.com/n2843eq/80/
上記作品にて参加中。折りたたむ>>続きをよむ
『王朝物語』というジャンルを絶対に再興するぞ(決意)
同じ日に生まれたのに「お姉ちゃんだから」と言われ続けた結花。我慢して、我慢して、最後に全てを捨てた結花の物語。
数百年後の未来、「私」の住む日本は、前代未聞の超暗黒期に陥っていた。政府は増え続ける自殺率を食い止めるべく、ビタミン剤"ブルーバード"の活用を推進。サブスクの如く広がる「幸せ」は、「私」の人生を徐々に破壊していく。
この作品は「カクヨム」「pixiv」にも掲載しています。
民俗学者、小川霍翠は奇妙な夢に悩まされ始める。感触のある夢。その美しい女の肌に触れるたび生気が失われていく。
「……月に美女がいるんだよ」
「小川、目を覚ませ、月に人なんかいない!」
悪友の枚岡は霍翠の目を覚ませようと躍起になるが……
酒が入り、少し頼りない足ながら良い気分で夜道を歩いていると
妖艶な明かりが目に付いた。
「見世物・・・・・・小屋?」
マンションの建設予定地と書かれた看板のその向こう
中規模なテント、取り付けられた赤い看板に
黒い文字でそう書かれていた。
聞くには聞いたことがあるが今の時代、これは珍しい。
恐らくサーカスの一座のように空き地を転々とし、全国を回っているのだろう。
入場料も、そう高くはない。
せっかくだと思い、僕は中に入ることにした。
とある日の喫茶店、僕は彼女と共に珈琲を楽しんでいた。
どうにも端末を弄る彼女の身に、凶報が入ったようで、僅かに眉間に皺を寄せた。
そうだね。染まらないのが大事だよね。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
鬱病、双極性障害等のセンシティブな話があります。
不快に思われる事もあると思います。
お気を付けて下さい。
またしても公的統計の偽造が発覚した。それはなんと「失業率」であった!
二学期初日の朝、夢である女の子の声を聞いた高校二年生のアキト。
聞き覚えはないけど、どこか懐かしさに溢れた声。
この声の持ち主はどんな人なんだろう。
なんとなくただ無難に毎日を過ごしていた彼にに起こった奇妙な出来事。
でも、奇妙な出来事の一つ一つに、必ず特別な意味があるわけではない。そもそもこんな僕に”特別な何か”なんて起こるわけがない。
アキトはそう思っていた。
しかし、そんなアキトのクラスに転校してきたのは、その声の持ち主である冬野
未羅だった。
知れば知るほど何かを隠しているように見える彼女に惹かれていくアキト。
そんな彼は願ってしまったのだ。
その秘密を知りたいと。彼女を守ってあげたいと。
知る覚悟なんてありはしないのに。折りたたむ>>続きをよむ
人生はモザイクがなければ直視出来ない程醜いもの。特に女に産まれたならば尚更だ。それを男は知らなくて、知る由もない。
白瀬色葉は少しだけ大人びた女子高生。でもそれは早熟な訳じゃなくて未熟なだけ。母との確執も、不良への憧れも、スターへの恋心も、青春時代を漂える未熟さ故…
少しだけ甘酸っぱくて、少しだけ過酷で残酷な物語。
1985年夏、16歳の少女は大人になる。
ある日、兄が日記帳を欲しがった。普段は何も望まない人であるので、嬉しくなってそんなに変わらないだろうけど高い日記帳を買ってきた。兄はまるで機械のようにありがとうと口にした。
憧れの兄だった。彼から与えられる全てのものは美しく思えた。その美しいものを僕は欲しがった。
兄は一人暮らしを始めるまで、みんなの奴隷で人形だった。みんなから攻撃されていたし、誰も守る人もいなかった。兄自身すら自分を守ることをしなかった。だから、誰かが兄を攻撃
しているのを見かけたら必ず守りにいっていた。兄を守れるのは自分だけだという自信があった。そういう状況にしたのは自分だったという自覚も持っていた。
兄が一人暮らしをし始めると、妙に生き生きとし始めた。いや、兄が高校生の時から少しずつ生気が戻っていったように感じる。
だから……
兄は日記帳をなかなか見せてくれなかった。最初の三日で飽きたと言った。しかしながら実際は、その本を隠していることを発見した。兄は日記帳に何かを書いていた。
折りたたむ>>続きをよむ
私はむっくんだ。黒猫だ。飼い主はさつきさんというまだ若い女性で、彼女が夫と住む古民家には、私のほかに猫が二匹いる。トラ猫のトラとぶち猫のハナだ。オスばかりである。私たち三匹は秋になると決まって近所の公園にくり出す。猫だって、もみじ狩りを楽しんだりするのだ。しかし、永遠に続くものなどなく、猫にだって命の終わりは訪れる。
本話は、武 頼庵(藤谷 K介)様主催「秋は〇〇〇!!企画」の参加作品です。
とある服屋での出来事、どうやら彼女は迷っているらしい。シンプルなパーカーか、可愛らしいブラウスか。
考えかねた挙句、俺に決断を委ねてくる。、
正解なんか分からない。本当に決まっているのなら、自分で背中を押せ。
注意事項1
起承転結はありません。短編詐欺に思われたら申し訳ございません。
注意事項2
皮肉った文言が出てきます。
覚悟がある方のみ、宜しくお願いします。
望月(もちづき)がマッチングアプリで出会った霞(かすみ)とその連れの男は、美人局をしようとしていた。二人を無視して立ち去る望月の後を二人は付ける。部屋に押し入った二人は呆然とする。男は逃げ、霞は気絶。霞が目を覚まし、望月に名前を聞く。そこで何て間抜けなことをしてしまったのだろうと思い知ることになる。彼の名は殺人鬼として知れ渡っていた。
295位 自殺
「神様が僕を殺さないから、僕は自分で死ぬことにした。」
自殺を試みる少年はビルの屋上へと登っていく。
やがて朦朧とする少年は無垢な少年の声を聞く、、、、。
自殺を題材に爽やかな描写で書かれたSS。
一ヶ月前、とある女学生が入水自殺をした。
それ以降彼女が溺死した湖は、油のような虹色の皮膜が漂うようになり、学校内は「彼女の呪い」だと噂が立つ。
どうやら彼女の死には、同級生のいじめられっ子が関係しているようだが、果たして真相はいかに……。
それは麦山小学校6年2組の子供たちのひそひそ話から始まった。最近、給食で出されているコッペパンの味が変わったというのだ。かれらはクラス一丸となってその謎を探求し、仮説を立てて実験し、ついにコッペパンの中に丘の上の製薬会社が開発した足が速くなる薬「ムギヤマール」が混入されていることをつきとめた。秘密裡に人体実験が行われていたのだ。このコッペパンを食べた6年2組の子供たちはクラスマッチのリレーでぶっちぎりで一番となった。子供たちからこの情
報を入手した冴えない自称ユーチューバーの板倉正は、「ムギヤマール」が体力や筋力を増強し、上官の命令に従う少年兵士を製造する薬として開発されたものだと推測するに至った。かれが「ムギヤマール」をユーチューブで紹介すると、爆発的なヒットとなった。そして世界中の秘密結社から「ムギヤマール」を売って欲しいという依頼が殺到した。板倉とパートナーの洋子は国内外の怪しい団体と交渉し、「ムギヤマール」を高額で売って大金を手に入れた。そして……折りたたむ>>続きをよむ
政治犯罪で無間地獄に落とされた獄人の行方は如何に。
苦しみに満ちた地獄の中での芸術の物語。
玄関には別れた筈の女が立っていて、彼女の左手薬指には指輪が嵌まっていた。
※過去の坊っちゃん文学賞に応募した作品です。
※noteにも掲載しています。