三国志知識なんぞないという方、特に女性にも楽しんで貰える作品を目指しました。大胆な創作設定で描く、過去にない恋愛憎ドラマ三国志。
本作は、この後始まる長編への序章的作品です。
切なく耽美な大人の世界観で綴ります。……
【あらすじ】
中国後
漢末期の混乱期。細作一族・韋虞(いぐ)氏の郷で、性奴隷とされていた孤児少年、狛(はく)は、細作にさらわれてきたらしき美麗少年、遙(よう)と出会う。
性別不明の謎めいた遙から、あるとき狛に投げられた衝撃の言葉。それにより、人生に諦めかけていた狛は、己の未来を自ら大きく変えていく。
そして成長した狛を待ち受けていたものは、驚きの事実であった。……
この後迎える三国時代の激流に、人生を巻き込まれることになる少年・狛の、出立期物語。
【用語解説】
◆細作(しのび):秘密や内情を密かに探るしのび。諜報、破壊、暗殺などの闇仕事を行うプロ。
◆字(あざな):姓名とは別に持つ、通常呼び合う時に使用する名前。他人が相手を本名(諱:いみな)で呼ぶのは禁忌(タブー)。
◆漢王朝:秦王朝後に劉邦が創立した、中国初の長期統一王朝。前漢と後漢に分かれる。
◆泰山(たいざん):兗州泰山郡(山東省中部)にある泰山山脈の主峰。死者の霊が集まる場所として信仰される。
◆垓下(がいか):現在の安徽省宿州市霊壁県。「霊壁奇石」は中国四大奇石の一つ。
◆五斗米道(ごとべいどう):後漢末に起こった初期道教の宗教結社。
◆漢中(かんちゅう):益州(四川省方面)の南鄭(陝西省漢中市)を中心とした一帯。漢王朝発祥の地。
◆荊州(けいしゅう):七郡を擁する広大な州(湖北・湖南両省を中心とした一帯)。
◆中原(ちゅうげん):黄河の中・下流域にある平原。中原の覇者は天下に君臨できる。
◆新野(しんや):荊州南陽郡(河南省南陽市)に属する県。
◆刺史(しし):州の監督官。やがて権限を強めた『牧』へと移行。
◆牧(ぼく):州の長官。行政・軍事全てにおいて、州の最高権限を持つ官。
◆三国鼎立:中国が三つの勢力(魏・呉・蜀)に別れ、鼎の足のように互いに対立する状態。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 11:40:21
36762文字
会話率:21%
紀元前2,000頃に中国山東省で生まれたひろりんとプー子は、渤海の海岸で結ばれ、漁業と農業を営んでいた。或る日、ひろりんが渤海沖から風船形をしたカプセルを見つけてきた。そして、黄河の氾濫がひろりんたちの集落を襲い、ひろりんとプー子はその風
船のカプセルに乗って渤海沖まで逃げた。このカプセルは、黒潮海流に乗って日本に漂流したのですが、ひろりんとプー子が陸地に立った時、今まで見たことない風景が広がっていた。ひろりんとプー子が降り立ったのは、現在の日本だったのです。
風船の形をしたカプセルは、タイムマシーンで現代社会の日本に着いたのです。ひろりんとプー子は戸惑いながらも、現代日本人になりすまし、バーチャルの世界をネット上で実現していくビジネスを始める事になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-17 22:14:39
35070文字
会話率:76%
いくらか先の未来。地球人口は十億人ほどに減っていた。
その原因は、幽世(かくりよ)と呼ばれる世界に繋がる扉が開いたこと。
幽世からやってきたマレビトと呼ばれる高位存在と人間の間に戦争が勃発し、多くの人命が失われてしまったのだ。
戦争は終わり
、現在。
地球でのんびりと暮らしているマレビト達の間では遥か宇宙の彼方にある異星への旅行が流行っているのだが、そのためには特別な力を持つ人間の協力が不可欠なのである。
そんなマレビトの一柱である黄河の神、河伯(かはく)は自分を星間旅行に連れていってくれる人間の少女に興味を持っていた。
これは、人間の常識に疎い竜神と特別な力を持つ少女が描く、騒がしくも不思議な日常の物語である。
アルファポリス、カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 19:23:27
101097文字
会話率:51%
紀元前8世紀、黄河流域中国古代。戦乱の春秋時代に滅亡の際に立たされた国があった。
晋という小国は、本家と分家に分かれ、血で血を洗う争いをしていた。それはまさに、晋の滅亡につながる。本家の重臣である欒成は少年君主を支えながら、晋の滅亡にあらが
っていく。
公募出してましたが、落ちましたので供養です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-26 12:22:03
32408文字
会話率:34%
クラスの美少女、黄河さなかの長所は実は『人生で一度も鼻をかんだことがないこと』だった。
クラスのカーストや自分がいかにうまく生きていくかばかりを考えている主人公の井原十里は、そんな日常が続いていくことに少しの不安を感じて、「彼女と関われば、
そんな人生が少しは変わるかも知れない」と半ば利用を目的として近づく。しかし、段々とこの感情が変化していき、彼女との関わり方も考え直すようになる。そう思っていたのも束の間。とあることをきっかけに彼女に思いっきり頬をぶたれて…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-31 23:28:14
19330文字
会話率:18%
日本史以上に世界史に詳しくないので、間違っているかも知れないが、1万年以上に渡って、「国土」と「民族」が同一地域に合致して生活を継続できている国は、予想以上に少ないと個人的には感じている。
気候が温暖で、農業生産の豊かな芳醇な大地は、どの民
族にとっても善望の土地であり、どの民族にとっても入手したい欲望を抑えきれないだろうし、同一民族といえども他家よりは自家の所有として末永く手元に置きたいと臨むのが普通だった。
特に、砂漠地帯のオアシスは唯一農業生産に向いた環境が提供できる「限定された地域」だった関係もあって、闘争が激しく、長期間、自己の手中に維持することが難しい地域の一つだった。
それは、ユーラシア大陸の東の中心部で勃興した「黄河文明」や「長江文明」の中心地でも同様で、黄河文明の中心地「漢中地域」の覇者は太古から頻繁に交代することになる。
横道にそれるかも知れないが、「日本史の周辺」とアジア史、世界史との接点を個人的に探ってみたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-28 19:27:29
8897文字
会話率:3%
建安五年(西暦200年)二月、黄河南岸、白馬。
民兵のキョウとシカが、駆ける。
雑兵の目に映る、戦場。ただひたすらに流され、地を這うのみ。
◇◆◇
「三国志」の白馬の戦いを舞台にした小説です。三国志にでてくる有名な武将たちは登場
せず、兵士たちの視点で終始描きます。一部脚色が入ります。ご容赦ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-21 23:17:02
39321文字
会話率:44%
主人公 黄河悪都は幼馴染の才川八千代が大好きである。悪都は八千代に惚れられる為に八千代の言うことはなんでも聞く。それが八千代の罠とも知らずに・・・
最終更新:2021-09-07 19:09:17
9715文字
会話率:64%
突然、所謂神隠しにあった、ちょっと変わった女子高生、黄河夏芽。
訳も分からず連れてこられて思い出した祖母の言葉は非常に酷な事だった。
戸惑いながらも現状を少しづつ受け入れていく夏芽を置気ざりに、勝手気ままな神様はとんとん拍子に事を進めていく
。そこで夏芽を待っていたのは神様が受け持った仕事のお手伝いだった___。
※創作の妖もいたりします。全てにおいてフィクションですのでそれを踏まえてお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-05 17:11:12
29261文字
会話率:41%
童話を書いてみました。他の古代文明が滅んだ中、日本は残った最後の古代文明の国ともいわれています。これは誇れることです。ちなみに日本の森林率は約70%。これは古代からほとんど変化がなかったと言われています。先進8か国の中では2位のカナダの4割
をダントツで越えています。全世界世界でも21位、1億以上の国に限るなら堂々の1位です。これだけの人口密度がありながら、これだけの森林を持っている国はありません。これも代々日本人が森を大事にし、木を植え続けてきたからです。これからも守っていきたいものですね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-04 16:00:00
2474文字
会話率:0%
華夏人とは何か?についてハプロを細かく使って書いています。
キーワード:
最終更新:2019-12-08 06:33:29
5477文字
会話率:0%
黄河文明の主に農業にスポットを当てて扱っています。
キーワード:
最終更新:2017-12-02 07:34:34
5126文字
会話率:0%
安倍総理がトランプ大統領からトウモロコシを買った理由。それはツマジロクサヨトウの急速な生息域拡大にあるのです。
この害虫、7月に日本に上陸してから、この8月までの1ケ月半で、すでに茨城県以南を手中に収めています。
アフリカ・インド・東
南アジア・台湾全土は席捲され、中国大陸でも(分かっているだけでも)黄河以南はこの害虫の勢力圏下にあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-27 02:53:32
2656文字
会話率:6%
いつも一緒に過ごしてた4人の夏。
「来年も一緒に遊ぼうね」
毎年そう言ってそれを実行していたがアル年からそれが崩れていく
最終更新:2019-04-14 00:36:16
3549文字
会話率:35%
結城昴は死後の世界で、逆流する大河から、運送業者のアナンによって救われる。
助かった昴は過去に死に掛けた時に見た花を思い出し、死後の世界では大好きな花の側で暮らそうと決意するが、死後の世界に花は咲いていなかった。
花の咲く場所をアナン
に尋ねると、人魚亭という店に行くように薦められる。
人魚亭に着いた昴は、マスターから目の前を流れる大河が三途大黄河と呼ばれており、船着場を越えた河の向うに、天国や地獄があると教えられる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-29 10:21:44
94109文字
会話率:22%
時は十二世紀、中国は西夏の国。
ガル・ソツェンという男が、その宮殿から一人の女を誘拐した。
彼女がその身に隠し持つ宝こそ、ソツェンの求めるものだからだ。
だが、彼女はそれを渡そうともしないので、やむを得ずソツェンは彼女を連れて、故郷の黄河源
流域まで戻ることにした。
険しい旅の道中、彼女は星宿海という言葉を口にして、そこへ行きたいとソツェンに願い、やがて二人で星宿海に至るのだが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-17 22:28:20
62886文字
会話率:35%
異世界から竜騎士が降ってきた。広島の大学に通う川上竜平は、竜騎士『フィリア・アンヴァストラ』が元の世界に帰るため、彼女の活動を手助けすることに。
黄河さかのぼるソレがやがて龍になる故事を信じ、今日も竜平とフィリアは真っ赤に染まる。
そんな二
人のコイ物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-30 10:17:25
6229文字
会話率:29%
古代中国の戦国時代。野人タイプの高級官僚・西門豹は黄河沿いのある県に県知事として赴任した。その町は毎年洪水に襲われ、堤防整備などの治水事業が緊急の課題だった。だが、人々は河伯という龍神が黄河に住み、その龍神が暴れて洪水を起こすと信じて疑わな
い。奇妙な噂を聞いた西門豹はその裏に隠されたからくりをかぎとった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-01 16:59:29
59777文字
会話率:41%