これは、かつて「四石」を巡る争いを経験した者が存在する、もう一つの日本――「日本國」の物語である。
林田未結たち強化人間は、かつて高度な科学技術を誇った世界に生きていた。だが、その技術は環境を破壊し、地上を住めなくした。人類は強化人間
、サイボーグ、アンドロイドを創り出し、地下へと逃れたが、最終的に地下施設も圧壊。絶滅寸前で、強化人間は次元転送装置を使い、神術が息づく日本國へと移住してきたのだった。
物語は、青島孝が四石を返上し、関森由紀の治療院で穏やかな日々を送る世界の日本に満身創痍の林田未結が現れることで幕を開ける。「我が国を助けて欲しいと神山に……」彼女の悲痛な叫びは、由紀たちが知る世界とは異なる、もう一つの日本國の危機を告げていた。
林田が暮らしていた日本國では、七柱の神々から力を授かった「七軍」が国を守護していたが、縦割り組織が災いし、外国との交戦経験も乏しかった。しかし、北方からは露西亜(ロシア)が北海道へ侵攻を開始し、南方からは英吉利(イギリス)が沖縄か鹿児島へ侵攻直前の状況。日本國は南北からの挟み撃ちという未曽有の事態に直面する。
軍は急遽再編され、林田たち強化人間も最前線への派遣が決まる。だが、出発を控えた休暇中、首都の上空に六つの禍々しい黒雲と謎の敵が現れ、無慈悲な火球が街を襲う。林田は、この故郷である日本國を守るため、戦いの渦へと身を投じていく。
(四石シリーズ番外編)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 14:30:31
41258文字
会話率:28%
突如として鹿児島県境に出現した**透明な壁**により、街は完全に孤立した。物流は停止し、食料不足が深刻化。社会は崩壊へと向かい、人々はじわじわと追い詰められていく。
会社員・田中誠は、この閉塞した都市の中で「生きる意味」を見失いかけて
いた。かつてストリートダンスをしていた彼は、ただ踊ることではなく、**利害関係のない仲間と過ごす時間こそが人生を豊かにする**ことを思い出す。閉ざされた街に新たなつながりを作るため、昔の仲間に声をかけるが反応は冷たい。
そんな中、誠は福岡出身の翔太と出会う。彼は県境の壁に異変を感じ、「音がこの境界に作用する可能性がある」と語る。閉塞を打破する鍵は、ただの力ではなく、音の共鳴にあるのではないか――。誠は翔太と共に北へ向かい、壁の謎を探りながら福岡を目指す旅へと踏み出す。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 17:31:40
12246文字
会話率:13%
鹿児島県の南、大隅海峡の海底に魔物が湧き出る不思議な遺跡と巨大な穴が大地震と共に出現して五年。危険な海を探索し、魔物と呼ばれる魚介類や財宝を手に入れるために世界中から冒険者(ダイバー)が集まっていた。公海上の無法地帯に作られた人工島を拠点に
、資源を狙う暗黒メガコーポに雇われた冒険者たちは日々命がけで、一攫千金を狙うのであった。日本人の中級冒険者『界村アルト』もパチスロで負けてパンツ一枚の底辺装備で異海ダンジョンへ挑む。チンピラが潜って薩摩が斬る。サメが暴れてロボが撃つ。美女が魔物で寿司を握る。そんな話。
※この作品は2025年7月30日にGCノベルズから書籍化する作品です。
※小説家になろう、ハーメルン、カクヨムにマルチ投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 16:58:31
124211文字
会話率:50%
福岡のバーで働くバーテンダーの【九条レンジ】は、常連の女の子4人と夜遅くまで飲み歩き、気づけば記憶が途切れる。
目が覚めると、そこはスペイン・バルセロナの路地裏。財布も身分証もない。スマホもSIMが抜かれていて役に立たない。さらになぜか鹿児
島の小さなホテルの鍵を握っていた。
一緒にいた4人の女の子たちも同じく記憶が無く、彼女たちはファッションショーの仕事でスペインに来ていることになっているが、誰も「飛行機に乗った記憶」も「どうしてあなたが一緒なのか」も覚えていない。
手がかりは、
・鹿児島のホテルの鍵
・ポケットに入っていた謎の紙切れ(スペイン語で「逃げろ」と書かれている)
・バルのオヤジが「お前、昨晩“アレ”をやっただろ」と意味深な一言
少しずつ記憶の断片と手がかりを辿りながら、昨晩何が起こったのか、どうしてスペインにいるのかを探っていく。
僕が実際に見たわけのわからない夢を元にAIと共に執筆しました。
たぶん笑えると思うので最後までお付き合いください
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 01:44:12
744文字
会話率:33%
大学生の颯斗(はやと)はある夢に悩まされていた。子供の頃、離島住まいの祖父を訪ねた時の記憶だ。飛び込んだ深く青い海で「何か」を見た──何かは分からないけれど、吸い込まれるような海が繰り返し夢に現れるのだ。
折り良く、颯斗は祖父の法事で思い出
の比彌(ひみ)島を訪れる機会を得る。鹿児島沖の離島で颯斗を待っていたのは気さく過ぎる島民たち、奇妙な風習、遠縁の少女との出会い。そして、海で彼を待つのは「何」なのか──
孤島の伝承にまつわる真相を紐解く土着ホラー、異種間恋愛要素もあります。
全38話完結済、完結まで毎日朝晩2回更新予定です。
カクヨム、エブリスタにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 18:10:00
122181文字
会話率:49%
九州鹿児島に古代の神話を彷彿とさせる巨人が出現。防衛隊と学者たちは、その正体と目的を追いながら、日本に迫る"神の怒りと向き合う"
破壊神・弥五郎太と水棲の大海龍・イッシーの激突、そして新たなる巨人、みそ五郎左衛門と豊
前坊とは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 17:01:50
21654文字
会話率:39%
鹿児島県にある桜島高校には、全校生徒が一目置く生徒――別名、黒の女神という女子生徒がいる、案の定、めちゃクソモテるので、告白されまくっているらしいが、告白を断る文はいつも同じ
ごめんなさい、私には、一生を共にする人がいるんです、すいません
この文で、イケメンさん達を一刀両断しているらしい、そんな、黒の女神は、とある男子生徒の前だけでは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 22:27:55
313038文字
会話率:46%
《梗概あらすじ》
鹿児島県の女子高生・山科愛は、曾祖父・重太郎の遺品の中から一枚の風景画を見つけた。
残雪を抱く高嶺を見晴るかす北国らしき山里の風景。その絵に魅かれた愛は、絵が描かれた場所を知りたいと思い、調べはじめる。
そして、かつて曾祖
父が終戦直後に代用教員を務めていた街で、その絵は岩手県出身の特攻隊員・中屋敷哲が、出撃の前に曽祖父に渡したものであることを知った。
翌年、東京の大学に進学した愛は、入会した天文同好会で岩手県出身の男子学生・北条哲と出会い、絵に描かれた山が、遠野市から見上げた早池峰山であるらしいことを知る。
二人は種山ヶ原での夏合宿あと遠野を訪問。しかし、確たる場所は見つけられなかった。
やがて新学期。学園祭後に起きたある事件のあと、北条は同好会を退会。一時疎遠になる二人だったが、愛は、自身の中に北条に対する特別な感情があることに気付く。
また、女性カメラマン・川村小夜が撮った遠野の写真集を書店で偶然手にした愛は、遠野郷に対して「これから出合う過去のような、出合ったことがある未来のような」不思議な感覚を抱きはじめた。
「私は、この絵に、遠野に、どうしてこんなに魅かれるの?」
翌春、遠野へ向かおうとした愛は、東京駅で、岩手に帰省する北条と偶然再会する。
愛の遠野行きに同行を申し出る北条。愛と北条は、遠野駅で待ち合わせた小夜とともに「絵の場所探し」を再開する。
中屋敷哲と重太郎。七十年前に交錯した二人の思い。
そして、たどり着いた〝絵が描かれた場所〟で、愛は、曾祖父らの思いの先に、自分自身が立っていたことを知る――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 16:22:45
138550文字
会話率:35%
台湾人留学生の王美竜が大学のゼミ友の蒲生希望に誘われて暖簾を潜った、居酒屋「さいかい庵」。
そこで待っていたのは、意外な縁だったのです。
異国の地における「食」と「再会」をテーマにした、人と人の繋がりの物語です。
(本作品は、武 頼庵様御主
催の「さいかい物語企画」の参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 06:07:19
3882文字
会話率:32%
今から1万3千年ほど昔の日本。南の海から船でやって来た民たちが種子島に住み着いた。やがて民の数が増えすぎ、食べるものに困るようになり、若いリーダーが次の土地を目指し、北上することになる。リーダーの妻の樹の巫女は一緒についていくことになり、
娘と老いた両親は島に残る。
樹と心が通じる娘ナミは、毎日母オカの乗った船を作った樹の切り株を周り「母さん元気?」と心を送る。「元気よ」と母も船に横たわり心を送る。
やがてベーリング海峡をわたり、北米大陸に達した姉達は、見たことのない巨大などんぐりの森と出会い、そこに住み着く。(アメリカ北米インデアンの50%以上がどんぐりが主食だったという)互いに子を産み、二つの民は子孫を増やし、時が流れた。いつか生まれ変わってまた会える日を約束して……。
北米インデアンの海洋民族、チマシー族の母を持つ棟方七樹は亡き縄文考古学者の父の信じる「ケルプ・ハイウェイ説」を証明するため、手作りの丸木船の帆舟で、鹿児島からたった1人ベーリング海峡沿いに進み、カリフォルニアに到達し、一躍英雄となる。
これからは、小さい頃育ててもらったおばあちゃんに恩返しをしたいと、チマシーに留まるという七樹に、祖母は死んだ母の可愛がっていたククルというカラスと共に川上の隠された洞窟に案内する。
そこには水に浸かって朽ち果てた丸木船と、洞窟壁画の世界樹、日本語で岩壁に掘られた文字には、7,300年前の七樹が、現代の七樹に宛てたメッセージが彫られていた。
「7300年前の鬼界アカホヤ噴火から、種子島・上野原遺跡住民と船団を組んで脱出し、ここについた。どうかククルと共にこれを成し遂げてくれ」と。
驚いて洞窟の外に駆け出す七海。洞窟の外で祖母がククルに語りかけていた。
「この命くれてやる。七樹を我が同胞の元に連れて行け」
途端にカラスは体が解け、長い蛇の尾と飾り羽、鋭いかぎ爪を持つ龍のような姿になり、七樹を7300年前の種子島に連れ去る。
待っていたのはナミと言う樹の巫女の少女。御神木の言葉を伝える。「5年後、鬼界アカホヤ噴火により、この世界が全て滅びる。そうなる前に我らの体を使い船を作れ、我が民をお前の故郷の地に連れて行くのだ」
海辺を伝い、一万キロ彼方の“約束の地”へ。縄文のモーゼの物語が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 05:53:50
34628文字
会話率:33%
薩摩(鹿児島)を舞台にした少女たちの短編集です。
最終更新:2025-03-15 19:00:00
50103文字
会話率:50%
どんな事にも終わりがあると思っていた……
楽しい事はずっと楽しい、そう思っていた──
2月25日、九州に修学旅行に来た北海道の時忠高校生達。4日目の鹿児島での夜、自由行動で外出してる時に鹿児島中央駅にて黒い煙が燃え上がっているのを目撃
する。そこで人は奴らに出会った。
奴らに噛まれたら終わり……体内から感染し奴らの仲間になる。広がる感染と共に日常も徐々に崩壊する。阿鼻叫喚の街、逃げ惑う中で本性を現す人間達。
俺達には、帰らないといけない家がある。
果たして彼らは無事に鹿児島から北海道への日本横断をして、我が家に帰る事は出来るのか?
*グロテスクな描写もある為、気分を害する場合もありますので、ご注意下さい。
*本編に出てくる学校名や店名などは全部フィクションですのでご了承下さい。
第3章……狂乱大阪編突入
*10月中には最新話を投稿しますので、少々お待ちください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 22:42:20
367330文字
会話率:59%
鹿児島のローカルニュースの話題です
キーワード:
最終更新:2025-02-20 22:26:15
970文字
会話率:30%
鹿児島に住む宮本奏は身体障害者の高校生だ。
そんな彼には大切な幼馴染がいる。
今や国民的アイドルの実原茉奈だ。
幼き日にとある約束を交わし、離れ離れになった2人はひょんなことから再会を果たす。
そして、あの頃に置いてきた『恋』が動き出す―
―。
これは『障害者』と『アイドル』の幼馴染が送る
甘くむずがゆいラブストーリーだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 21:38:31
1176文字
会話率:52%
鹿児島県岩川基地で彗星艦上爆撃機「芙蓉部隊」隊員の哲郎は八月十五日玉音放送を聞く。霞ヶ浦の予科練同期が特攻で散った事を想いながらも復員の帰途に就く。彗星で山口県岩国飛行場に同乗の中尉と着陸するが誰も居ない。広島の状況も分からないまま練習機赤
とんぼで故郷広島県吉田に向かうのだが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-10 21:43:13
7281文字
会話率:37%
開聞岳に登った蛍は、その山頂で飛んでいく飛行機の群れを見つけた。
最終更新:2024-08-26 20:00:00
2418文字
会話率:52%
万年予選敗退落ちの弱小野球部、春日高校は、メンバーの不足により廃部寸前の危機に陥っていた。
メジャーリーガーの父を持ち、アメリカ育ちであった氷室ネルは、父親が通っていた春日高校に通い、選手育成の道に進むことを志そうとしていた。
彼女の
夢は父親のような「プロ野球選手」になることだったが、性別の関係で夢を諦め、途方に暮れる日々を送っていた。
そんな中、父親からある言葉をかけられる。
野球をプレーすることだけが、野球の「全て」ではない。
野球をするための環境や、それをサポートする人たちがいるからこそ、今の自分がいる。
いつか、「自分」を越えるメジャーリーガーを連れてこい。
彼女に伝えていた。
日本には才能あふれる選手たちがいる。
お前が今まで培ってきたノウハウを、日本の子たちに伝えてみてはどうか?
メジャーリーグという舞台で、いつか、父親を越える選手を連れてきたい。
彼女はそう決心し、生まれ故郷である鹿児島市に、一時帰国することになるが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-16 16:37:32
510文字
会話率:0%
鹿児島のある地域に飛来する鶴の奇譚談。丹頂鶴とは違います。ある意味珍しい鶴の話。
キーワード:
最終更新:2024-05-14 21:55:20
675文字
会話率:0%
キョウカ(今日香)・アスカ(明日香)の二人姉妹を、しの(紫乃)・のいか(乃衣夏)の二人姉妹が誘い出して4人で一緒に旅行することになった!テーマはスイカ旅!
スイカといっても夏においしいあれのことではない。電車とかバスとか買い物とかする時に使
えるあいつのことである。そのスイカとそれを使って買ったものだけを使って乗り物を乗り継いでいくという「たび」である。出発は鹿児島、目標地点は北海道である。
「日本縦断すんの?マヂデスカ」
ほんとである。果たしてこの話終わるのやら・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-03 04:50:37
4221文字
会話率:42%
内向きな性格の主人公:都城彩芽(みやしろあやめ)は、中学卒業を機に地元宮崎を離れて隣県鹿児島の高校に入学する。
その放課後、彼女は同じクラスで知り合った天真爛漫な同級生、桜丘(さくらおか)けいに誘われて、社会科準備室へと向かう。
そこでは、
「旅行研究会(通称:旅研)」という部活が活動していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-27 21:56:31
10948文字
会話率:44%