その男、異世界にて逃亡中
女児しか産まれない星に、ただひとり男はいた。
魔族や獣人、あるいは精霊(ダイモーン)との混血も含め、ヒト属はみな、メスであった。
数万数億もの女子たちが取り囲む、男女比が崩壊した異様な環境に身を投じられ、惑星と
いう名の牢獄に囚われたのちに待ち受けていたのは、血脈の存亡を掛けた熾烈で静かな争い。これは逃れられぬ宿命であり、自然の摂理であった。
他者から求められるのは嬉しい反面、同時に恐ろしくもあった。
地球から拉致られたこの男は、逃げる他なかった。
「立ち塞がるならブチ破ってでも逃げてやる」
その積極的な逃避行動こそが自由を守り、また生命にも直結していたのだ。
生死を掛けた逃亡劇が、今ここに始まる。
広大な大地を駆け巡り、街を転々としよう。
いつ終わるのかも分からない、放浪旅を――。
――その世界は、穢され始めていた。
ノンストップ・ロードファンタジー 開幕
検索ワード→【がるぷら】
濃密かつ移り変わりの早い展開を心掛け、読み飽きないように意識しました。
※飲酒・喫煙・犯罪・軽微なセンシティブ描写あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 08:00:00
187976文字
会話率:57%
こんな話を知ってるだろうか。
恐らく、オカルト分野では時折聞くような話題かもしれない。伝承で伝えられるような霊や怪物、そして魔術。それらが本当は実在しているという話。
その答を先に言えばそれは一部だけ本当だ。
魔術は実在する。
霊や怪物などは言ってしまえば魔術的な作用によりその存在を実にしている側面がある。
現代社会では誰かの流布した眉唾じみたでっち上げの話と思われるような事柄ではある。だが、それはこちら側の世界の人間ではない表の人間達が一般常識として認識させられている物に過ぎない。
彼らが何故そう認識するようになっているのか。それは魔術師達により結成されて世界中に根を張るようになった秘密結社、魔術協会が流布しているカバーストーリーによる物なのだ。
魔術が実在するという真実を知っているのは、魔術を操る者達だけ。
そういった理念の下に魔術協会は魔術という超自然的な奇跡を起こす方法をありとあらゆる手段で隠匿し、世界から魔術の存在をひた隠し続けている。
魔術協会奇跡管理部という魔術の存在を魔術の存在を知る者以外の人間から隠匿する組織に所属する魔術師、大神香月(おおがみかづき)はある日下された任務で誘拐されていたモデル『EVE(イヴ)』と偶然出会う。
彼女は、彼女の身にあるとある理由で誘拐されていた。
香月は自分の過去の体験から彼女を助け出すと決意する。
それを発端にして彼の運命は動き出す──
10月1日よりEpisode Ⅰ 『EVE誘拐事件編』毎日投稿。
28エピソード予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 14:23:42
590054文字
会話率:46%
ライブ配信が繋がったまま飛ばされた異世界は、剣と魔術と怪物のいる古代ローマな世界だった。
オカルトのライブ配信をしている普通の大学生の主人公は、異世界に行けるという噂のエレベーターでの配信中に本当に異世界の闘技場に飛ばされてしまう。
異世
界ではなんの影響か美少女になっていて、理不尽な扱いを受けながらも師匠たちや配信コメントのアドバイスで女剣闘士として怪物たちを倒せるレベルにまで急成長していく。
古代ローマ、剣術、戦術、戦略に対してどこまで現代日本の知識が通用するのか?
現代科学が応用できてしまう魔術はどこまで発展させられるのか?
そして、ローマ神話をはじめとした神々や世界とは何なのか。
美少女になってしまった普通の男子大学生のサバイバル配信が始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 17:31:16
1206461文字
会話率:32%
言われたことだけをやり続けた柴崎は、すべての手柄を先輩に取られていて、いつの間にか解雇処分された。
途方に暮れて気を失い、目が覚めると路地裏にあるオカルトグッズを売っている雑貨店で目が覚めた。
そこで売っている商品は骨や剥製など、怪
しいものばかりだが、どれも『それなりに効果がある』商品ばかりである。
一話完結型で、一つにつき一つの道具が出てくる物語。悪魔という表現を使いつつも、作者はホラー耐性がゼロなので、怖い要素は無いほのぼのとした物語になっていると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 06:17:41
220032文字
会話率:59%
平凡な高校生活を送ってきた狩真誠は無事に進学して大学生となった。スポーツや芸術に縁が無かった狩真は様々なサークルに勧誘を受けるも、入る勇気は無かった。
そんな時、突然怪しい男から『オカルト探求部』への入部を薦められ、興味を持った狩真はそ
のまま入部することに。
入部記念にとネックレスを渡されたが、それは一度つけると外せない呪われた物だった。仕方が無くそれを着けたまま眠ると、広大な草原が目の前に広がった。
今まで見た夢とは異なるタイプの夢に戸惑いつつもゲーム感覚で夢を堪能する狩真だったが、夢の中で寝ると、今度は現実で目を覚ました。
なかなか無い経験だったと思った狩真だったが、ふと指先を見てみると、夢の中で切った傷と同じ位置に切り傷があった。
翌日。また夢を見た。そしてその夢は前日見た夢の続きだった。
またしてもゲームの様な世界。その日は鎧や剣を購入し、一日を終えた。
そして朝。目覚めるといつもの白い天井。だが、服は寝間着などではなく鎧、腰には剣がぶら下がっていた。
現実と夢の世界を行き来し、夢の中で得た能力は目を覚ましても使用できる謎の力を得た青年の大波乱な大学生活と冒険者生活が始まったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-05 15:14:34
362080文字
会話率:62%
科学が進歩し、行き過ぎた進歩が戦争を生み出した時代。そんな中、兵器では他国に勝てないと考えた政府は、とある案を考える。それが
「超能力を使える人間を作れ」
という案。
大学のころにオカルト研究会に入っていたサイトウは縁がありそのプロジ
ェクトに参加する。しかし、研究の進みは悪かった。
そんな中、とある本を見つけて読んでみると、なかなか面白い内容が書かれてあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-21 09:40:28
8969文字
会話率:47%
◆第1話「故意に落とす魔法」あらすじ
落下したコンクリブロックで依頼人が死にかけた。
事件当時、そのアパートの屋上は奇怪な魔法陣が幾重にも広がり、魔術儀式の跡地のようだったという。
ストーカーの呪いに怯える依頼人に、女子大生探偵・明崎明(
あきさき あかり)は「事件の真相はオカルトではない」と告げ、探偵助手・黒繰朔夜(くろくる さくや)とともに調査を開始する。
もちろん、事件の真相はオカルトでは断じてない。魔法、呪い、超能力。どれも全然違う。無人の屋上から依頼人めがけて鈍器を落とす、とっておきの方法(トリック)がある。
頑張ってね、明崎さん。君の活躍、隣でちゃんと見てるから。
◆シリーズ全体のあらすじ
殺人トリックを趣味で販売する主人公・黒繰朔夜(くろくる さくや)は、ここ3か月、ヒロイン・明崎明(あきさき あかり)の探偵助手という新しい趣味にハマっていた。
自分のトリックが明崎によって看破されるたび、黒繰は彼女に夢中になっていく。
ミステリー×黒幕×執着ラブコメ? 開幕
※本作品は『カクヨム』にも掲載されています。
※『小説家になろう』で連載するにあたり、読みやすさを重視してカクヨム版から大幅な改稿を加えています。
※更新は毎週金曜 18:10 を予定しています。
遅れた場合でも2週に1章ペースを目指してお届けします。
第30回電撃大賞 二次通過 / 三次落選 作品。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 18:10:00
11533文字
会話率:32%
──私が愛した人は、世界の破壊者でした。
夜の闇を引き裂くサイレン。さまざまな怪異が霧に乗って訪れる「濃霧現象」。それは役小角、空海らが聖地とした四国の港町・水城市で起こる謎の怪現象だった。
濃霧の中では『ゴースト』と呼ばれる住人
のドッペルゲンガーのほか、神話上の怪物、都市伝説の怪物、妖怪らが受肉する。ソロモン72の魔王、メドゥーサ、ペルセウス、中国からは斉天大聖・孫悟空、日本からはイザナミノミコト、ヒルコ、日本最大の怨霊・崇徳上皇──。世界の「神話」の枠を踏み越え現れる「幽世」の者たち。
果たして、この街ではなぜそんなデタラメな「奇跡」が起こるのか……?
その水城市では主人公・北藤翔太が幼馴染である海野美優と平凡な高校生活を送っていた。密かに惹かれ合い、互いに想いを届けられないでいる2人。だが実はこの翔太こそが、世界を滅びへと導く存在だった。
果たして翔太は人類や神々、悪魔たちの敵として覚醒するのか。
「翔太くんは私が守る!」
「美優は俺が守る!」
鍵を握るのは翔太、そして美優の想い……。
この世界ではその背景に、国家や政府機関にも強い影響力を持つ秘密結社「国際魔術会議(ユニマコン)」も暗躍する。そして彼らの正体が判明した時、これらすべての謎が解き明かされる!
「神話」が交錯する閉ざされた田舎町を舞台に繰り広げられる神と悪魔の「バトルロイヤル」。
宇宙崩壊、そしてこれを阻止せんとする切り札=「聖女」の出現。そのプロローグが静かに幕を開けた──。
※……古今東西、様々なホラー作品のオマージュも盛り込んでいます!
【週刊アスキーさん記事】
https://ascii.jp/elem/000/004/119/4119786/2/
(旧タイトル『ウジャトの方舟』)
【街の舞台モデル】
愛媛県八幡浜市(この作品で町おこしを目指します!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-18 14:13:42
814860文字
会話率:32%
西暦2020年。クリスマスの東京に舞い降りた翼の怪物は、少年からただ一人の幼馴染を奪い去る。
後に残されたのは、塩の柱と変わり果てた幼馴染の成れ果て。
世界を亡ぼしたのは旧約聖書由来の"奇蹟"だった。
『剣を取る者は剣で
滅びる』
亡びに瀕した人々はそれでも生き残る為に、"奇蹟"を聖書系魔術システムに作り替える。
やがて生み出されたのは魔術体系の究極系にして、聖遺物で構成された人型機械。
全高100mを誇る聖人型決戦兵器――――その名は聖骸機〈メシアクラフト〉!
死んだ幼馴染を死より蘇らせる為、男は真の奇蹟を求めてメシアクラフトを駆る。
東京に現れた翼の怪物を葬り去れるのなら、たとえ人でいられなくなろうとも。
これはあなたがまだ見た事のない、セカイ系ロボット×聖書系魔術オカルトパンク小説。
(※タイトルに★がついているエピソードはイラストが付いています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 21:40:50
49027文字
会話率:18%
原作の悪役と一緒に日常生活に埋まる地雷処理をする話。
高校1年の終わり。岡町灯夜は冬の夜のコンビニ帰りに行き倒れの少年を拾う。
そして拾った後に前世を思い出した。この行き倒れは前世で読んでいたマンガ「黄昏の魔法使い」の悪役で異世界から日本へ
転移してきた魔法使いだ。ついでに行き倒れていた所を拾うのはは本来ならヒロインの役割だった。主人公格の男二人とヒロインが出てくる少年漫画って主人公じゃない男がライバルにされがち。つまりはこの行き倒れは悪落ちライバルキャラだ。
ちなみにこの世界は怪異に加えて人外や魔術師など魑魅魍魎が跋扈する現代日本である。それでいて本編が始まる前に原作崩壊をさせてしまったばかりか漫画未登場の怪異にも襲われる始末。
主人公はチートですか? いいえ。となりの異世界産魔法使い(ラスボス系悪役)がチートです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-06 18:46:39
102913文字
会話率:39%
魔術は二次元の御伽噺か。いや違う、魔術は夢だとか希望を与えてくれる素晴らしいモノなんだ――きっと。
あることを理由に魔術やオカルトの類を全く信じなくなった高校生、卯野原周也はある日魔術オタクの友人、井月伶の魔術実験に冗談半分で付き合っ
た結果、異世界に転送されてしまった。
そして彼が異世界に転送された本当の目的――それは勇者(肖像画と見た目が似てるだけ)として「どうにかしてこの国を救ってくれ」という滅茶苦茶なものであった。
「こういうのって、ラノベとかアニメではなんか神様からとんでもなく強い力貰えたり、かわいいヒロインが主人公のことを慕うイベントが始まるのがド定番なのだが」
「あははっ、あるわけねぇだろそんなもん」
今ここに慈悲など何一つ無い異世界生活が幕を開ける――
「異世界がみんなラノベの世界みたいなんて思うなよ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-19 21:10:21
120507文字
会話率:58%
オカルトショップを経営している上原蒼の元に刑事が現れた。
「事件にかかわっている怪異を退治してほしい」
依頼を受けた上原蒼はお金の為に奮闘する。
頑張れ上原蒼。負けるな上原蒼。お金を稼いで明日もお店を開くんだ。
最終更新:2022-12-24 21:00:00
23420文字
会話率:55%
魔術学院で起こる様々な事件を学園長である〈その者〉始点でつづられるオカルティックミステリーヒューマンドラマ!?
舞台である英国魔術学院おこる大小様々な事件を学園長である〈その者〉が魔法を使いながら解決していくお話。事件を通して生徒や先生の心
情が明らかになっていき..?
作者的にはヒューマンドラマを重きとした作品にしていきたいと考えています。実際の魔術本などを元にして描いているので考察とかも考えてくれればうれしいです!。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-12 03:20:50
2424文字
会話率:38%
剣と魔法のファンタジー世界が魔導科学の力で発展した未来でオカルト扱いになった魔術や呪術、その他不思議な事件を担当することになったとある大帝国の新人捜査官のお話。主人公は容姿能力共に平凡ですが周りはチート。主人公や主軸は同じですが事件ごとに話
が分かれておりそれぞれゲストキャラ(?)が登場します。※自分設定の天使や悪魔が出てきます。全体的に世界観はふんわりとしていますのでご注意下さい。事件とはいえミステリー色は薄めです。R15は念のためでBLGLは展開によってそう見える可能性がある為です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-17 20:31:39
89802文字
会話率:40%
生まれつき「視える」能力を持つ青年、長南天明(おさなみてんめい)はある一件の相談をきっかけに万屋の魔術師である風宮千鶴(かぜのみやちづる)と知り合い、パートナーとして魔術や妖魔、霊などが関わる事件の調査に乗り出すことになる。
未完ですが一話
完結方式。
気まぐれに書き始めた自作magus hunterの勝手にスピンオフです。
東京を舞台にしたオカルトホラー・サスペンスで、基本的に一話完結です。
※元々書いてたやつに統合するかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-30 18:26:34
160175文字
会話率:14%
〝悪魔が教える、教訓は……。〟 悪魔ものショートショートです。
最終更新:2021-12-04 21:42:06
489文字
会話率:11%
探偵が摩訶不思議な事件を解決していく。
最終更新:2021-10-30 13:21:40
928文字
会話率:5%
これは、運命に翻弄される主人公が、自分なりの正義を探す物語。
代わりに誰かを救う事が出来るなら、あなたは戦うことを選びますか?
*
主人公・能源(のうげん)章(あきら)は、最寄りの古びた図書館で、“喋る魔導書”リリスと出逢う。そ
して、その直後、魔獣に襲われ、彼女と魔法の契約をする嵌めに。
魔導書でもあり、天使でもある存在、“守護天使”との魔法契約……それは、大昔に恐竜から進化した生命体、“竜人族(ノガルドティアン)”との戦争、“幻想戦争”に巻き込まれることを意味していた。
章は、持ち前の知能、リリスの持っている魔法の知識を使い、危なげながらも、彼らとの戦闘を切り抜けていく。
*
――竜人族(ノガルドティアン)とは、まだ恐竜が闊歩していた時代、幾つもの偶然が重なり、知的生命体への進化を果たした旧人類である。彼らはかつて地球上に文明を作り広く繁栄した。
神への深い信仰心を持っていた彼らは、スピリチュアルの研究にも熱心だった。その副産物として、彼らは魔術を手に入れた。
しかし彼らが深く信仰していた唯一神は、生物に急激な進化をもたらすことを目的として、隕石を落とし地球を壊滅させた。長過ぎる程の年月は、やがて彼等の文明の跡すらも根絶させた。
ある者たちは憤り反逆し、ある者たちはそれでも信仰を捨てなかった。反逆者は地獄(ゲヘンナ)へと送られ、信仰を捨てなかった者は天界へと送られた。また天界人の中でも、堕天する者は少なくなかった。
そして何千万年という時を経て、ホモ・サピエンスが第二の知的生命体として高度な文明を作り、繁栄した。
地獄へと送られた反逆者達は、ここぞとばかりに天界に宣戦布告した。こうして、竜人(ノガルドティアン)と、天界人がサポートする現人類(ホモ・サピエンス)の、隠匿されし戦争が始まる事になった。
*
※不定期更新と謳っておりますが、隔週の土曜日五時の更新が基本になります。
※記号が黒塗りになっている話だけを読んでも話の流れは掴めます。白塗りになっている部分も読むとより一層お楽しみ頂けます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-16 18:00:00
296817文字
会話率:47%
閉じ込められた!
僕へそう告げた少女こそ、境海の不思議探偵リリィーナがはるばる捜索しに来た家出娘だった。
この少女は、家族の元からいなくなったその日から、ここに隠れ住んでいたという。
けれど、そんなことは誰も知らない。僕が泊まってい
るホテルの部屋から忽然と姿を消したことも、そんな僕を今頃慌てて探しているだろう探偵リリィーナでさえも、気付かないのだ。
だが、僕だって新米魔法使いだ。ぼんやり助けを待つより、自力で脱出するべく道を探してやる。だが、大昔の地下道は果てしない暗闇が広がる世界だと少女は言い、僕を引き留めるのだ……。*****『魔法学園物語~サー・トールの恋愛事情』のサー・トールくんのスピンオフ短編です。独立したお話ですので、本編を知らなくてもわかります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-26 23:00:00
10590文字
会話率:26%
夜明け前、田舎の某高校へ通う真葛 一の元に一本の電話が掛かってきた。
通話相手の同級生、茶本 京一から告げられた内容は実に不穏なものだった。
真葛達のクラスメイトが、宣戦布告とばかりに他校の不良生徒に襲撃されるという事件が発生したらし
い。
その出来事を基に、自然に囲まれた豊かな小岳街で真葛を中心に次々と問題が相次いでいく事となる。
その問題の最中、『龍』と名乗る人物が突如現れ、それを契機に『日常』が『不日常』の色彩へと塗り潰されてーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-05 15:21:52
20695文字
会話率:34%
オカルト。
人類が再びそれを思い出したのは、西暦二〇〇〇年のことだった。
存在しないと思われた『魔術師』による大事件により、皮肉にも人類は新たなる可能性を入手したのだ。
オカルトの研究開発を担う技術員養成という名目の下、今年も、上境館高等学
校には『魔法』を扱う、いわゆる『魔法使い』と、呼ばれる新入生が続々と入学した。
真葛 一は『素人』でありながら、自身の持つ説明しがたい身体能力の謎を解くべく、魔法使いだらけの世界に身を投じる。
…が、喧嘩っ早い性格のお陰で、争い事が次々と発生する事に…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-08 12:05:54
1775文字
会話率:0%
「本と人との出会いは時に魔術めいて、一種の奇跡、あるいは災禍を引き起こす」
地元住民から「幽霊屋敷」と呼ばれる、鬱蒼とした雑木林に周囲を囲まれた町はずれの私立図書館・黄昏堂《こうこんどう》。
そこで働く図書館司書・湊(みなと)はとあ
る問題に頭を悩ませていた。
膨大な蔵書を有する図書館にも関わらず、不気味な外観と立地の悪さから来館者がとにかく少ないこと。
当の館長が黄昏堂に利用者を増やす気が全くないこと。
博識で偏屈な若き館長・空汽(うつろぎ)と黄昏堂の飼い猫・クロ、数少ない常連客たちに囲まれ、湊は現状に不満を抱きつつも仕事にいそしんでいた。
そんなある日、常連客の紹介で、黄昏堂にとある病気に苦しむ男子大学生が訪れる。
しかし湊が目を離したわずかな間に、来客は忽然と姿を消してしまい――――?
偏屈でぐうたらな館長と、苦労人司書が織りなすオカルト× お仕事 の新感覚ビブリオファンタジー。
※カクヨムでも連載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-06 21:37:44
81866文字
会話率:39%
突如発生した魔法陣でどこかに飛ばされた悠登。出た先はまさかの上空も現代の魔術師にはギリギリ関係ない!
誰もいない森に落ちた悠登は、得意の悪魔召喚を実行するも失敗しそこが異世界であると気付く。自慢の悪魔も人もいない孤独に震える悠登は――まさ
かの泣いちゃった!?
普段はクールで頼れるけれど時々泣いちゃう主人公と、天然元気っ娘なポンコツ女神が出会ったとき、世界救済の幕が上がる!
迫る厄災の到来とその裏で蠢く者たちとの戦いに巻き込まれるなか、持ち前の魔術、新たな使い魔と新たな魔法で全てを薙ぎ払っていくも――あー!また泣かせてしまいましたー!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-14 18:06:31
51279文字
会話率:39%