問題児が多い県立高校の体育教師、麻倉 正樹(あさくら まさき)。
彼はその高校にてラグビー部の顧問と生徒指導を兼任しており、情に厚く全力で生徒一人ひとりに真正面からぶつかっていく今時珍しい熱血教師として県内でも有名であった。
しかし、時
は流れ教師生活四十年。
社会の風潮が彼のような熱い人物を必要とはしなくなっていった。心に流れる熱い血が冷める頃には、麻倉は還暦を過ぎて定年退職。
そこに追い打ちをかけるかの如く舞い込む不運な事故。
目を覚ますと、そこは自宅でも病院でもなく見知らぬ豪奢な室内。
ここは天国か、はたまた地獄か。
次第に状況を理解していった麻倉は自分がそのどちらでもない世界に転生したと悟る。
こうして麻倉はひょんなことから乙女ゲームのヒロインである聖女の前にライバルとして立ちはだかり、一妻多夫にて四大公爵家の子息たちを誑かしたのちに国家転覆を目論んだ叛逆罪で処刑される運命を課せられた悪役令嬢、ロザリア・マルグスとして第二の人生がスタートした。
見た目は悪役令嬢、中身は熱血教師。
その性質、交わるはずもなく。
「歯を食いしばれ!! 今からわたくしは貴方たちを殴りますわ!!」
〝この物語は、ある乙女ゲーム内での学園生活に真っ向から勝負を挑んだ悪役令嬢に転生した熱血教師の汗と涙の記録である〟折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 12:41:31
58240文字
会話率:46%
勇者連合軍が魔王を倒して十年が経つ。
魔獣含む、異種族は徹底的に忌み嫌われていた。
人間の、人間による、人間のための世界。
世界は人間たちのための平和が作り出されて、魔王の配下である魔獣たちは住処を追われ、迫害を受けていた。
そして死んだ
魔王には多くの子がいた。
ただ唯一生き残ったのは一人の末っ子のみ。
娘の名はレ=ゼラネジィ=バアクシリウス。
今の世界の風潮が作り出されたきっかけは、魔王の死で、勇者たちの功績によるものだ。
そんな勇者たちを、シリウスは許さない。
実の父を殺した彼らを殺すためだけに彼女は十年の間、魔術の腕を磨いてきた。
――やがて、復讐の時はやってくる。
これは魔王の娘による復讐のための物語。
※主人公は努力済み、初めから最強です。
戦闘シーンは多くなると思われますが、人間側の成長も書く予定です。
長い目で見てあげてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 00:01:10
345865文字
会話率:41%
父親と母親を一度に喪った少年、辰姫紅壱
祖父母に引き取られた紅壱は、酷いイジメに遭うも、此の世と彼の世の境目で魔王との出逢いを果たし、本当の強さを学ぶ
立派な不良となり、喧嘩三昧の中学生生活を送った彼は、何の因果か、超エリート校・天戯堂学園
に入学してしまう
そこで、女尊男卑の風潮の厳しさを嘆いていた紅壱、彼のズバ抜けた身体能力に、目を付けたのは生徒会長にして、女帝の獅子ヶ谷瑛だった
かくして、個性豊かなメンバーばかりの生徒会に籍を置く事になった紅壱だったが、実はこの生徒会、普通じゃなかった!!
業務は、まさかの化け物退治!?
魔王と契約し、後に獄皇と呼ばれ、正義を敵に回す事になる少年の宿命が、今、加速するッッ
そして、初心な生徒会長の恋も急発進!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 22:33:09
2047935文字
会話率:29%
海の男に惚れて波止場に立つ女たち。行きかう漁船を目で追いながら、大海原で格闘する漁師たちの世界に思いをはせる。推し活が流行る現代の風潮を港町に置き換えた、ちょっぴり切ないラブストーリー……
最終更新:2025-03-27 08:16:17
2715文字
会話率:50%
長きに渡る世界大戦が終結し、環境が汚染された未来の地球。
戦火を辛くも生き抜いた人々は、戦争責任が「国家」という社会形態にあると断じ、同じ間違いを繰り返さないために国家を解体し、より小さなコミュニティの、しかし巨大な造形の「都市」を世界各地
に建造し、新たな生活を送り始めた。
だが、過酷な環境を生き抜くためか、戦時に発展したサイバネ技術を放棄するまでにはいかず、歴史の影で暗躍してきた呪術士たちの血も、途絶えてはいなかった。
巨大都市の一つである《プロメテウス》は、最先端のサイバネ技術と、太古より歴史の陰で編まれてきた呪術が共存するバベル型積層都市である。最上層・上層・中層・下層の4つの居住区域から成る格差社会都市。金があれば、誰もが機械の力を手にし、金がなくとも、気軽に他人を「呪える」都市。そんな風潮ゆえに、プロメテウスは複雑怪奇な事情を抱える人々でごった返していた。
人間になりたいアンドロイド。人の心を捨てたい機械混じりの青年。絶滅を免れた女吸血鬼。奇跡を叶えると豪語する異能の少女。都市の悪徳に苛まれて精神を病んだ元刑事。
幸せになりたい。誰もがそれだけを願い、しかし都市の暗黒に呑み込まれていく。
これは、閉ざされた、しかし限りなく広大な異形の箱庭世界で生きる、人と機械と怪物の物語。サイバーパンクとオカルトの融合を図ったSF群像小説。
※本作品は、1st Story、2nd Story、3rd Storyの全三部から構成される連作長編小説です。
※ただいま2nd Storyを書き進めています。投稿は不定期ですが、できる限り間を開けないように頑張っていきますので、どうかよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 20:10:00
968349文字
会話率:38%
「災害で被災した地方の切り捨てを『経済合理性』の名のもとに主張する風潮に対する批判的考察。筆者は政治的無関心を装っていた自身の姿勢を見つめ直し、2024年能登半島地震や大船渡の山林火災などの具体例を通じて、国家とは何かという根本的な問いを投
げかける。国家は単なる経済単位ではなく、すべての構成員の生存と尊厳を守る共同体であり、被災地支援はその最も基本的な責務であるとする。経済的「効率」だけを追求する論理の非人間性を指摘し、真の連帯の価値を再確認するとともに、影響力のあるインフルエンサーたちの責任ある発言を求める。右翼的・国粋主義的立場ではなく、人道的観点から国家の在り方を問い直す。」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-09 23:29:55
3338文字
会話率:4%
近頃の風潮について所感をば。
キーワード:
最終更新:2025-03-03 19:28:03
277文字
会話率:0%
終戦から3年半、ルノヴァナ共和国は内乱の危機にあった。革命の風潮が巻き起こり、若者は平和を掲げて政府に正面からぶつかり、国家保安隊はそれを阻止する。
主人公のガリナは国家保安隊へと入隊し、戦時中世話になった女性将校と再開した。彼女は国家
保安隊員として革命派グループとの抗争へと巻き込まれていく。
穏やかでない、戦後の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 14:05:49
15494文字
会話率:55%
卒業パーティーでの茶番、困惑を蔑ろにする浮気男とアバズレ女と普通の御令嬢。
現在この国ではダンスをして卒業できなければ王公貴族は一人前とは認めて貰えない風潮。
何なの、それ!?
茶番劇を見ている御令嬢視点でお送りします。
ジャンルは大枠で
恋愛枠ですので、ガッツリ恋愛ではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 00:00:00
2928文字
会話率:24%
――お前、○○みたいだな。
近頃、侮辱罪の厳罰化が進み、SNS上の誹謗中傷への法的対応が強化されたことで、露骨な悪口を言うことがはばかれる風潮になっている。
そんな中、私は今日、出張先で同僚からこう言われた。
「お前、トドみたいだ
な」
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最終更新:2025-02-14 11:00:00
1532文字
会話率:16%
科学技術の発展により、高度なAIとそれに見合う頑丈かつ繊細な作業が可能なボディを持つアンドロイドが世に出始めてから数十年。彼らは仕事だけでなくスポーツや芸術など、あらゆる分野に進出した。
人々は最初、彼らの躍進に嫌悪感を抱いていた。しか
し、『いいものはいい』『アンドロイドだからといって、正当な評価をしないのは差別だ』『負け惜しみはみっともない』などという、どことなく何者かに扇動されたような世論と作られた風潮に次第に押され、今では絵の分野でも人間は彼らアンドロイド画家たちに取って代わられていた。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-07 15:00:00
1241文字
会話率:37%
現代のWeb小説投稿サイトでは、長文タイトルが横行し、読者の注目を集めるための最適化が求められる一方で、本来の物語の質が適正に評価される機会は失われつつあった。この状況に疑問を抱いた**智野厚志(ちの あつし)**は、シリコンバレーで培った
データサイエンスの知識を活かし、小説の真の魅力を読者に届ける新たなランキングシステムの開発を試みる。
彼が提案するのは、読者の行動データを分析し、熟読された作品を適正に評価するアルゴリズムの導入であった。しかし、資本力の乏しい企業にとって、この試みは技術的・経営的リスクを伴うものであり、社内外の反発も強い。伝統的なランキングシステムを維持すべきか、それとも技術革新によって新たな市場を開拓すべきか——。
「長文タイトルに頼らずとも、良質な作品が評価される世界を作る」
その理念のもと、智野は小規模な出版社であるヒヨコプロダクションと共に、機械学習とABテストを駆使した新しいランキングアルゴリズムの実装に挑む。
果たして、この試みは読者に受け入れられ、業界の風潮を変革することができるのか? そして、ランキング革命の先に待ち受ける、さらなる社会変革の可能性とは——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 20:38:11
6151文字
会話率:36%
王都で「幸薄王女」と呼ばれるアニエスは、政略結婚で仮面皇帝のもとへ嫁がされる予定。しかし前世の記憶により、嫁いだ先でも冷遇されると知ってしまい、出奔を決意する。逃亡先は辺境の小都市。そこでは実力主義の風潮が強く、平等に扱われたアニエスは「こ
んなに楽しい生活があるの!?」と初めての自由を満喫。ところが噂を聞きつけた仮面皇帝が「このまま行方をくらます気か?」と追ってきて……? 自分らしく生きたい王女の解放冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 14:00:00
5588文字
会話率:49%
辺境に領地を持つマリエ・オリオール伯爵令嬢は、貴族学院の食堂で婚約者であるジョルジュ・ミラボーから婚約破棄をつきつけられた。二人の仲は険悪で修復不可能だったこともあり、マリエは快諾すると学院を相対して婚約者の家に向かい、その日のうちに婚約
が破棄された。辺境=田舎者という風潮によって居心地が悪くなっていたため、これを機に学院を退学して領地に引き籠ることにした。
魔法契約によりオリオール伯爵家やフォートレル辺境伯家は国から離反できないが、関わり合いを最低限にして独自路線を歩むことに――。 ※アルファポリスにて公開予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-23 15:43:50
127295文字
会話率:32%
乙女ゲームの世界に転生するなら、いまや“悪役令嬢”こそが主役!
――そんな風潮がすっかり定着した現代。
しかし、よりによって“ヒロイン”ポジションに転生してしまったエリカは、どうにも気が気じゃない。
なぜなら、悪役令嬢だったはずのク
ロエが、彼女を取り巻くイケメン達の注目を全部さらっているからだ。
学園の生徒たちまでも、「クロエがいちばん輝いてる!」と大盛り上がり。
「ヒロインのわたしが霞んじゃうなんて、こんなのあんまりですよ!」
王道ヒロインは、世間のニーズから外れてしまうのか?
ところがエリカは、クロエの芯の強さや秘密を知るうちに、憎めない彼女と友情が芽生えていく。
悪役令嬢ブーム全盛の世界で、ヒロインとしての矜持を貫こうとするエリカの物語は、友情も恋もバチバチの大混戦へと突入!
ヒロインと悪役令嬢、それぞれの“主役”の座はいったい誰のものなのか?
王道だったはずだったのに、乙女ゲームのヒロインが、今では斜め上な転生学園ファンタジーとなってしまう。
そんな物語がいま幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-01-13 22:00:00
27935文字
会話率:36%
美の意識が強くなり、皆当たり前のように整形する時代。
医療は発達し、ダウンタイムの期間も少なく、傷跡も目立たなくなった。
憧れのテレビに出ている女優もトップモデルも当たり前のように整形をしている。
女性は整形をして可愛くなることがすべてだ
と、そんな風潮が漂っていた。
その時政府は、整形をするための費用をすべて出す代わりに、整形を受ける人たちの選別をするという政策を打ち出した。
そんな世界に生まれた女子高校生の愛子は、大学の受験を控えながらも、整形をして新たな世界に飛び出したい気持ちを持ちつづけていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 12:58:39
9093文字
会話率:24%
大学2年生の神無月葵が19歳最後の日に異世界転移に巻き込まれる。
転移した異世界は、亜人や魔法そしてモンスターが存在する世界、よくあるフツーの異世界。何故か日本人のみが転移してくる現象が広く知られていたが、間違った認識も多く、過去転移した日
本人は迫害を受けた者も少なくなかった。女神の代行者である皇女の呼びかけで、日本人保護の風潮がやっと根付きはじめた頃に葵は転移した。
葵は、ロスビナス皇国騎士団の斥候隊隊長の文月梔子(ふみつきくちなし)に救われる。梔子の幼なじみで、騎士長の如月(きさらぎ)マノーリアとも知り合い、騎士見習いとして異世界生活をスタートする。出会った仲間と転移の真相究明とこの世界を滅ぼそうとする邪神と魔族とのの戦い。葵とマノーリアの恋の行方。
主人公の葵が目指すのは、フツーの生活。自立して生計が立てられ、平均収入より、少々高額な給料の仕事をしたい。本人の思いとは裏腹に、この世界は彼に力を与え守星を望む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 15:02:27
1498728文字
会話率:70%
◇コンセプト
「きっと誰もが、『こんな主人公が見たかった!』と思っていた(であろう)努力系主人公を詰め込んだ作品」
「なろう系の皮を被った王道ド直球ジャンプ漫画(小説)」
「努力・友情・勝利を体現した主人公が、ズタボロになりながらも、心の強
さで泥臭く困難を乗り越えていく、超ド級の熱血ストーリー!」
◇あらすじ
ステータスが存在するファンタジー世界。自身の能力が数値化され、明確に格付けされる苛烈な競争社会で、『どれだけレベルを上げてもステータスが上昇しない』という特性を背負った主人公、ルース・マゾースキーが、とある女冒険者パーティーとの出会いをきっかけに、社会の最底辺から英雄へと成り上がっていく超王道の熱血ファンタジーバトル小説。
下の人間には何をやっても良いと言う風潮が蔓延した世界の中で、環境にも才能にも恵まれなかった最弱の少年が、知恵と勇気と仲間の絆で様々な困難を乗り越えていく。そんなワンパ〇マンの無〇ライダーが主人公張ってるような作品です。
努力は才能を超えることはできないのか? 結局人生は運なのか?
そんな疑問を抱いた事がある人は是非本作をお読みください。
※キーワードにはヒロインたちの見た目属性を書いています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 07:00:00
64344文字
会話率:39%
高二の夏休みを利用して一人ぶらり旅を実行した天神 典人(あまがみ のりと)。
三重県伊勢志摩を周って、ゴール間近の山梨県甲府市のとある森の中で、懐かしい童歌で遊んでいる子供たちの声が聞こえてきた。すると次の瞬間には異世界に飛ばされ、気が
付けば宙に浮かぶ光る石と周りには和服の少女たちがいた。
話を聞くとどうやらこの子たちも典人と同じように飛ばされて来た様だ。そしてその子たちは人間じゃなかった! 妖怪・精霊・神……。
典人はこの子たち魑魅魍魎とともに、この世界での生き残りと元の日本への帰還を目指す。
サブタイトルに共通の『気』は『き』であり『鬼』に通じます。
諸事情により不定期投稿となりますので、気長にお付き合い下さい。
同じく、諸事情により感想等の返信は、あまりできないかもしれませんのでご容赦下さい。(何らかで対応したいとは思いますので、感想・意見・評価を頂けると助かります。わがままですみません)
なお、この物語はフィクションです。登場する人物・団体名・商品名等は架空の物です。
作中に出て来る童謡は調べて本文に書くのに問題のないものを使っています。
作中に出て来る魑魅魍魎の名前は本体名は元の文献そのままに表記しているものを、外見や成り立ち・振る舞いなど基本は参考にしていますが、オリジナル解釈でキャラとして変質した存在となっています。
魑魅魍魎の中には成り立ち上、現代の風潮にそぐわない呼び方のものも有るかもしれませんが、出来るだけご理解とご寛容を持って呼んでいただけると幸いです。
全体を通して残酷な表現があります。苦手な方はご注意下さい。
同じく全体を通して「寸止めエロ」や「微エロ」的表現があるかもしれませんので苦手な方はご注意下さい。
☆評価をお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 06:00:00
318177文字
会話率:38%
闇を切り裂く暗殺者の少女、AIに支配された異世界で反逆の刃を振るう。
異世界転生した男によって作られたAIロボットが支配する帝国。それに対抗する最後の王国。そこでは帝国の元凶となった転生者を迫害する風潮があった。
異世界転生したルシアは
暗殺者だった前世の経験を活かして、断罪者(ジャッジメント)として王国に侵攻するAIロボットを排除していた。
ある日、外出した彼女はルイスと呼ばれる男に断罪者と断定されてしまう。慌てた彼女は彼の手を引き、人目のない所へと連れ込み追及する。
その結果、彼は王国最強戦力である門番(ゲートキーパー)であった。
親しくしようとする彼に対して、警戒心を強める彼女。その時、街にAIロボットが侵攻してきた。それに対抗するために二人は一時的に共闘をすることにした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-21 12:10:00
9219文字
会話率:64%
晴れて高校一年生となった僕、春山勝喜(はるやま かつき)は早くも新生活に悩んでいた。特に社交的でも明るいというわけでもない。
むしろ消極的引っ込み思案な僕は、クラスに上手くなじめない。そうこうしているうちに、部活動を選択し入部届の提出期限が
迫ってきた。
部活が盛んで必ずどこかに所属しなければならない風潮のこの高校で。
スポーツ万能というわけでもなく、かといって芸術的才能も音楽センスにも秀でているわけでもない。
そんな僕が部活選びに苦心していると、アイドル顔負けの美少女に勧誘された。
「ねぇ、『主人公』になってみない?」
「茶道部には入れば、誰でも『主役』になれるよ」
黒く長い髪をなびかせた2年生の茶道部部長、秋芳香奈衣(あきよし かなえ)先輩に優しく声をかけられた。
思えばそれがすべての始まりだった。
そして今日の部活でも……
「春山くん、今まで黙ってたんだけどね。本当は女の子しか茶道部に入れないのよ」
「そんなこと、あるわけないじゃないですか」
「だからね、これからは、バレないように女装してきて」
「……何言ってるんですか? 部長?」
「ここに女子用の制服あるから着てみて」
「嫌ですよ。っていうか、どこから用意したんです? その制服」
黙っていれば美少女の部長。でも、急にからかってきたり、隙あらばくっ付いてきたり、たまに年上っぽく振舞ったり、時折可愛くみせたり。部活のたびに部長にもてあそばれる僕。
部活の先輩後輩であり、友達でもあり、仲間でもあり、姉弟でもあるような。
そんな恋人?ではないような関係……
つかずはなれず、ゆっくりと過ぎていく時間。今日はいったいどんな事件が起きるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 17:34:24
961395文字
会話率:46%