いにしえの人は、何をきっかけに、人を愛しむという心の在り方に気づいたのだろう。
生きて行く中で、どのようにして種の保存という本能だけではなく、家族を作り子を守り育てようとする、心の存在を受け入れていったのだろうか。
いにしえの時、神は人
が人となる為に、思考する力を授けんと、降臨した。
そして今、人が人としてあるが為に、再び降臨する。
古事記に登場する三貴子と呼ばれる天照大神(アマテラスオオミカミ)・須佐之男尊(スサノオノミコト)・月読尊(ツクヨミノミコト)をはじめとする神々。
その神々がおりなすエピソードを現代に置き換え、命の根源を見直す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 13:00:00
579099文字
会話率:34%
日ノ国は乱れていた。
帝は享楽に溺れ、都は奸臣の専横まかり通る。
かたや地方では、氏族同士が領土を巡って争いを繰り返し、商人潤うも、民は乾くばかり。
人里を出れば賊が溢れ、野山は鬼が跳梁する魔境と化した。
天津神の遺した神器の一つ
、「剣」を密かに継承する須佐一族は、国家安寧のため祈祷を続けていた。
しかしある時、その力を欲した勢力の襲撃により、里は崩壊してしまう。
生き残りは、長の娘にして巫女である星子ただ一人。
離れた社にて祭祀を執り行っていたため難を逃れるも、里の惨状に慟哭する。
復讐の念に取り憑かれた星子の声に応えたのは、一振りの刀。
御神体と称される刀が発する思念は、星子の身を代償として仇討ちを請け負うと持ち掛けた。
無力な少女に選択の余地はなし。
かくして星子を依り代とした刀は、宿主の大願成就がために嬉々として業を振るう。
その道筋や、快刀乱麻の如し。
二者の出会いはやがて、更なる戦乱の火種となって飛び火してゆく事となる。
阻む者全てを斬って捨てたその先に、果たして何が見えるのか。
刀とあやかしが織り成す幻想活劇、ここに堂々開幕なり。
※和風要素の習作です。
日本神話がベースですが、時代は特定せずにごちゃ混ぜなので、舞台はほぼ異界です。
平安あたりの日本に似たどこか。そのくらいの認識で。
試験投稿につき、気軽に感想ご意見お寄せ頂けると嬉しいです。
続きが気になれば、応援よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 07:10:00
313906文字
会話率:32%
巳葺山の事件から十日。登山計画中に聡史の発案で決まった海合宿に向う神崎翔と仲村聡史は伊那美濱の駅で再び嵐に遭遇して目的地『須佐之原海岸』へのバスが運行不能となってしまう。
一方、横浜に残った雫は謎の『声』と不可思議なビジョンを受け倒れてしま
う。
雫の不調と同時期に伊豆半島東海岸から相模湾沿岸と三浦半島、房総半島の沿岸部で同様の幻聴と幻覚を見た多数の人間がその影響から錯乱状態に陥ってしまう。
特殊事例と判断され、秋月楓が呼ばれ事態の鎮静に動くが、その症状を診た楓により過去に世界規模で起こった類似事例を指摘され深山を通じて青嵐学院大学に調査依頼を行う事となる。
調査依頼を受けた水橋寛美により約百年前の大正期に寛美の曾祖父である水橋創玄教授が纏め、歴史の闇に葬った「調査書」が存在することが発覚する。
雫の介抱に現れた森澤麗香と、幻聴の除去法を教えにやって来た楓の弟子である深山忍を交え青嵐三女神により、隠蔽された「報告書」の発見と解読が成される。
嵐の海岸から山越えの道を選んだ翔達は途中、不思議な空間に入り翔が『神託』を受けそこで倒れていた少女をすくって空間を抜け出る。
再び幽玄世界とまみえる事になった翔達に待ち受ける出来事とは・・・
朧シリーズ第二段
※この作品は(株)東京創元社 著者 H・P・ラヴクラフト 訳 宇野利泰 「ラヴクラフト全集2」に掲載されている『クトゥルフの呼び声』をモチーフ・アレンジしています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 18:00:00
246319文字
会話率:38%
突然失踪した恋人美穂を追って、美穂の故郷を訪れた大輔。そこは歴史に埋もれた山陰の秘境、須佐之男命が八岐大蛇の血を洗ったという言い伝えのある尾呂血湖畔に広がる閉ざされた村だった。美穂は湖に身を投げて自殺したと村人に告げられるも信じられず、独自
の捜索を開始する。村に残る数々の不気味な風習。やがて、国家の中枢を揺るがすような新事実が明らかになってくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-19 15:00:03
52836文字
会話率:43%
突然失踪した恋人美穂を追って、美穂の故郷を訪れた大輔。そこは歴史に埋もれた山陰の秘境、須佐之男命が八岐大蛇の血を洗ったという言い伝えのある尾呂血湖畔に広がる閉ざされた村だった。美穂は湖に身を投げて自殺したと村人に告げられるも信じられず、独自
の捜索を開始する。村に残る数々の不気味な風習。やがて、国家の中枢を揺るがすような新事実が明らかになってくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-19 14:57:33
66027文字
会話率:51%
突然失踪した恋人美穂を追って、美穂の故郷を訪れた大輔。そこは歴史に埋もれた山陰の秘境、須佐之男命が八岐大蛇の血を洗ったという言い伝えのある尾呂血湖畔に広がる閉ざされた村だった。美穂は湖に身を投げて自殺したと村人に告げられるも信じられず、独自
の捜索を開始する。村に残る数々の不気味な風習。やがて、国家の中枢を揺るがすような新事実が明らかになってくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-19 14:52:00
53403文字
会話率:47%
月を追うように、私の願いは叶わないのでしょうか――
太陽の昇らない幻想的な異世界で、一人の巫女と使婢たちが織り成す和風ファンタジー。
ある満月の夜、眠りにつこうとしていた美月睡蓮は不思議な声を聞く。その声を追ってやって来た近隣にある石上稲
荷大社で、人の姿に変えた八咫烏の太秦から、陽の巫女(ひのみこ)であることを告げられた睡蓮は、幼馴染みの石上昂と一緒に「ヤマト」と「ハヤト」の思想が二分する、使婢に護られた世界・倭に顕現した。
元の世界に戻る条件でもある、太陽の化身の大御神を再び降臨させるため、須佐神が生んだ怨霊の浄化をすることになった睡蓮だが、須佐神側のヤマトが見せる理想郷に、倭の民衆は随分救われている様子だった。
太秦率いるハヤトの一員として暗躍しつつ、睡蓮は夢を介して大御神の言葉を貰いながら浄化を進めていくも、それは時として、須佐神によって病魔から解放された者や、息を吹き返した者の命、そしてその家族の幸せを奪うことに等しかった。
心が折れそうになっても身の危険にさらされても、健気に振る舞う睡蓮に、使婢たちは次第に心から信頼を置き、惹かれていく。しかし両親を事故で失っている睡蓮の気持ちを察する昂は、ハヤトの思想に疑念を抱いてしまうようになり……。
※逆ハーレムもので、ややセクシャルな表現もあります。
ノベルアップ+、ラノベストリートにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-03 19:42:21
38923文字
会話率:51%
日向と平太は山中で迷い、この世のものでないものを見る。そこを声を掛けてきたのが地元の尼僧に助けられる。しかし、日向は「どうもおかしい・・・」と違和感を感じる。
最終更新:2023-07-20 10:00:00
7459文字
会話率:35%
戦国の知られざる平戸の歴史。
最終更新:2023-05-11 13:00:00
9466文字
会話率:34%
山中に鬼が棲むと云う。その鬼たちは赤ん坊を誘拐し、喰うのだと云う。たまたま寄った小邑で日向は聞いた。その真相を解明するため、立ち上がった。
最終更新:2023-01-15 14:00:00
8385文字
会話率:28%
二つの未知の存在、彼らの言葉にはすべての宇宙の一部の起源が記述されている。
そこにプロメテウスがいるのでしょうか?
最終更新:2023-07-06 17:15:47
1649文字
会話率:0%
リバースプロキシの一寸した番外編です。
主人公は島津家配下の家の次男・蜂須佐助。
彼の父親に予告状が届き、遺産相続をめぐって異母兄弟・兄の太助に妹の律子が集い事件が。
そこには謎の人物・箱嶋飛鶴も登場して…予告状は誰が?事件は誰が?
最終更新:2023-05-05 11:27:52
6586文字
会話率:45%
「あんたがたどこさ」の手毬唄にある船場山。その船場山のタヌキが現代でも生きている。人間の姿に化けて。
船場清四郎はタヌキの一族だが、現代社会にすっかり溶け込み、熊本の不動産会社で働いている。会社には先輩の高瀬や秋山玲子、それに同期入社の須佐
美桃子がいた。
何気ない日常を続ける清四郎だったが、ある時、桃子に危機が襲い掛かる。その時、清四郎は。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-27 23:25:54
16190文字
会話率:33%
太陽神・天照大御神は、天の岩戸の一件以来、引きこもるのが癖になってしまっていた。今日も今日とて部屋にこもってゲームをしていると、弟の須佐之男命が姉を何とか部屋からだそうとして……。
最終更新:2022-03-24 18:41:28
4453文字
会話率:45%
天逆毎(あまのざこ)との戦いで、日本は人も化け物も死に絶え、山も川も人の生きた証さえも失った。須佐之男命の力を失った和也を連れ、芹那は再び奈良時代へと戻る。
最終更新:2021-11-26 13:27:31
62938文字
会話率:55%
酒呑童子の手によって甦った大怪獣メカ大蛇。富士の裾野を舞台に最終決戦の火蓋が切られる!
最終更新:2021-07-01 08:28:19
28528文字
会話率:54%
神樹神話体系―第2作― 須佐は、一人神樹の麓にて酒を飲んでいた、彼に声をかけたのは一人の麗人であった。
最終更新:2021-06-22 09:00:00
4966文字
会話率:32%
武人、須佐は北へ向かう、蝦夷との国境へ向けて。
最終更新:2021-06-17 22:00:00
4985文字
会話率:31%
地方公務員を定年退職した俺、須佐尊(すさ みこと)は、女神ウィンザーに、女神の世界の秩序を取り戻すため、転生することを頼まれた。
前世としての日本のスマホの使用と、通販の使用を可としてくれるよう頼むと、その他にも、某国武器商人との取引、
そして、剣や魔法のスキルも最大限授けてくれるとのこと。
転生は、15才の成人の儀から始めると言われ、俺は、剣と魔法の世界へ向かった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-07 11:00:00
50054文字
会話率:28%
はるか未来、世界には人の心を喰らい血肉を啜る怪物、心喰獣(ナイトメア)が溢れていた。
残された人類が僅かな生存圏で暮らす中、須佐純一(すさじゅんいち)は幼馴染の少女を護る力を手にするため、外の世界に旅立つ。
必ず戻ってくる、そう約束して。
心を力に変えて戦う少年少女たちの学園無双ファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-23 07:00:00
67502文字
会話率:42%
私立高天原学園。それは学園長の国守 須佐之男が両親を失った子供達を世界中から集め、無償で英才教育を施している学校である。
だがこの学園にはもうひとつ、別の素顔があった。異界から侵略してくる魔物デモンからこの国の人々を守る、八百万防衛隊
という防人の役目である。今日も彼らは戦い続ける、少しだけ周囲に迷惑をかけながら……。
時々天照大神にメタ発言をさせますが、大目に見てください。
この作品はノベルアップ+、アルファポリス ツギクルでも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-25 15:00:00
31931文字
会話率:61%
大学生のトシアキは就活をきっかけに恋人が欲しいと思い行動する。
最終更新:2021-01-17 12:14:07
1682文字
会話率:0%
日本神話が罰当たりレベルで汚い……!!
でもお正月だから許して……!!
(*´д`*)
最終更新:2021-01-02 00:00:00
665文字
会話率:20%
現代に転生した須佐之男命が、同じく転生した姉の天照大御神と紡ぐ新たな世界改変からの学園の日常
最終更新:2020-09-26 15:18:19
30745文字
会話率:0%
渋谷の街に新たにできたスクランブルガーデン。この屋上のサーチライトに導かれて、異星人とギリシャの神々がやってきてしまった。その上彼らの言葉が分からない日本人は通訳として日本の神を呼び出そうとして須佐之男命を召喚してしまい、神道に対抗心を持っ
た仏教界は阿修羅王を召喚してしまう。宇宙人とギリシャ神と日本の神々がスクランブルして渋谷での生活が始まる。須佐之男とバッカスの日々の宴会、アポロンやヴィーナスのCM起用など、入り乱れる中で、スクランブルビルのオーナーは限界を訴え、政府の予算も限界となる。居住地を失う訪問者たち、それを救おうと降臨する天照、伊勢への移住をとどめに現れる月読。その混乱と共に異星人たちの運命が明かされる。地球人は何を選ぶか・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-20 14:57:03
40935文字
会話率:40%