気が向いた時しか仕事をしない。好きな言葉は「一攫千金」。ぐうたら魔女のエファリューは、家賃滞納、ツケの踏み倒しの常習犯。とうとう首が回らなくなり、夜逃げ同然で街を抜け出した。
夜の闇にエファリューは嘆く。
「ああ! なんの見返りも求めず、た
だただわたしをひたすら甘やかして養ってくれる、都合のいいお貴族様をお恵みください!」
逃亡先で出会ったのは、隣国の姫君の側近を名乗る眉目秀麗な青年アルクェス。彼はエファリューに跪き、熱烈に彼女を求めるのだった。
「何もしなくていい。ただただ其処にいて、気が向いた時に微笑んでくれる程度でいい。だからどうかお願いいたします! これから一生、貴女を囲う許しをください!」
しかしそれは求婚でもパトロン宣言でもなくて
行方不明の姫君の身代わりを務めよとの脅迫であった──。
※舞台設定的に「六畳一間」の概念はありませんが、イメージが伝わりやすいようこの単語を使用しております。
※聖職者の階位等の名称は造語です。ふわっとファンタジー設定です。
※完結済。他サイトにも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 21:52:21
147923文字
会話率:42%
「ルーク様、本日はブリリアント王国のスターシャ様がお見えになられます」
俺の名前はルーク・フォン・フォレスティア。大陸で最も強国とされるフォレスティア王国の王子だ。容姿端麗、頭脳明晰、そんな完璧の俺には毎日、隣国の姫君が婚約を求めてやって
来る。
「そうか、準備せよ」
「いえ……それがもう来ていまして」
「ルーク様ぁ私と婚約しなさってぇー!」
俺の婚約者はいつ出来るのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-30 00:06:56
3401文字
会話率:94%
婚約者を大事にしろ。
第一王子イーサンはその言葉を素直に受け止めた。
しかし「大事」とはその人によって違ってくる。
なにが大事なのか。大事にするとはどういうことか。
イーサンは直接聞くことにした。
そしてイーサンの婚約者、公爵令嬢アメリアは
言った。
「わたくしには好きな人がおります。婚約を解消してください」
側妃から生まれた第一王子と正妃から生まれた第二王子。二人の王子とそれぞれの婚約者のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-21 07:00:00
24146文字
会話率:36%
――最っっ低!!!
王子を殺すための短剣を般若の形相で船縁に突き刺す。
背後にはベッドの上で隣国の姫君に寄り添って眠るクソ王子。しかも私は失恋したら泡になって死ぬ!?そして声が出ない!?最悪だわ!!
愛か死か―――突然始まったデスゲー
ム。
そんなの、愛を諦めるほうがいいに決まっている。なんたって私は――安易に期待して恋をして、そして処刑された冴えない田舎育ちの王女なのだから。
そう、思っていたのに。
「他の奴、好きになれよ」
「一緒に、俺の国に行こう、シャル」
「絶対に死なせない」
日に日に甘さの増す態度。握られた手。やめて、私耐性ないの!惚れたら泡になって死んじゃうから!
それに――あの方と婚約するんでしょう?私があなたの命を助けたことも、伝えられないまま。
―――これは、恋したくない田舎育ちの王女のシャルロッティと、そんなシャルロッティに恋してしまったシャイな根暗魔術師の、筆談と顔芸で突き進む、鈍感勘違い陰謀渦巻く恋愛不可避のじれったいお話。
シャルロッティは王太子の甘い誘惑や人魚の魔法の制約を掻い潜り、泡にならずに溺愛の沼にハマっていることに気がつけるのか!?(もちろんしばらく気付きません)
全30話完結まで執筆済みです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-01 08:54:57
183100文字
会話率:45%
皇后の姪である公爵令嬢エリーデには、武神の加護による天与の剣腕があった。その資質を見込まれて、従弟にあたる皇太子ディルフェイルが生まれると同時に侍従兼警護役を任される。エリーデはその期待に応え、刺客の魔の手から皇太子を護りながら、姉代わりと
してその成長を見守ってきた。
…年頃となったディルフェイルだが、婚約者は決まらないし諸国の姫との顔合わせも袖にしてばかり。まずは皇太子の結婚を見届けてから自分の番にしようと思っていたエリーデは、自身はそろそろ適齢期がすぎてしまう。
「わたくしが勝ったら、隣国の姫君との縁談を進めていただく」と決闘裁判に訴えたエリーデだが、ディルフェイルは「皇太子としての体面のために結婚しろだと? だったら格式は足りているから、おまえでいい」などと言い出した。
「世間体を繕うための妥協の女」呼ばわりされ、さすがにエリーデもキレてしまい…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-06 21:14:07
12025文字
会話率:36%
――『玉ねぎ姫』
隣国の姫君にそう名付けられた私は今日も使用人の仕事を終え、畑に向かいますが……。
荒らされた畑の前に立つ場に似つかわしくない青年。
話をするうちに気づくのですが、どうやら私を訪ねてきたようで。
不愛想ですが不思議
と惹かれる想いもあり――。
「懇親会の間は決して皆の前に現れないように」
城主様に言われた言葉が引っかかります。
再開した青年にはハンカチを常に持っておくように言われ良くない予感が強くなります。
「……お願いします。私の大切なもの渡します。だから私たちを助けて」
「契約成立だ」
これは一人の少女が真実と向き合う物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-03 13:34:14
10013文字
会話率:56%
一つの国で、貴族の男と隣国の姫君が許されない恋に落ち、姫君が身ごもった。だが結ばれることの許されない二人は引き裂かれ、生まれてくる子供は男の元で育てられることになる。そして、姫君の身代わりとして同じ髪と目の色をした侍女が、男の妻と仕立てら
れるべく選ばれた――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-16 20:00:00
67590文字
会話率:27%
密かに王家の血を引く娘レイラ・カサブランカ。彼女は森奥で薬草を栽培し静かに暮らしていた。楽しい田舎暮らしの最中、可愛い異父弟が士官学校に入学するための資金がないレイア。
このピンチに魔女が王宮の庭番の仕事を紹介してくれた。
どうせ身分がバ
レないと踏んだ彼女は高給に惹かれてその仕事をする。
王宮の庭には何かあるというが彼女は弟のために私は何があっても粘って居座る覚悟。
そんな王宮の花園にはルイと名乗る口うるさい庭男がいた。私は意地悪なルイと二人で一緒に薬草の手入れをしていたのだけれど、ある時、ルイの本当の姿はユリウス王子だと知る。彼は王子職のストレスによるもう一人の王子であった。
気難しいルイは悪魔のように意地悪。ユリウス様は心優しい天使のような性格。面倒臭い二人に振り回されるけれど、ユリウス様に隣国の姫君との結婚の話が舞い込んでくる。
居場所がないルイと、困っているユリウス。憎めない彼らのためにレイアは薬草の力で彼らを一人に戻そうと奮闘する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-24 20:00:00
93160文字
会話率:63%
エリック王子は12歳の時に、絵姿で選んだ婚約者がいた。姫君はアメジスティーナという名前である。銀の巻毛に夜明けの紫をした瞳がとても美しい。
ところが17歳の時、王子はガーデンパーティーで隣国の姫と出会ってしまう。美味しいお菓子と魔法の音楽で
、2人はすぐに仲良くなった。
エリック王子と隣国の姫君デイジーは、次第に心を近づけて行く。友情はいつしか恋に変わり、王子は父王に婚約破棄を申し出る。王は非常に驚いて、王子の言い分を聞くのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-04 22:09:45
7664文字
会話率:58%
隣国の姫君という婚約者がいるのに手酷く扱ったとして幽閉された王子。そんな彼が閉じ込められるのは“幽霊の塔”。そしてそんな王子の世話係を命じられたとあるメイド、シーラ。長い年月を経て変わっていく二人であるが……。
※暴力、性的暴行(男→女、
男→男)、死の描写があります、ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-13 17:33:11
13345文字
会話率:42%
フロディシア・アルバイン公爵令嬢はそれはもう美しい令嬢だった。
そんなフロディシアはとある日、王立学園でレイノール皇太子殿下から昼食を誘われるが…
彼は隣国の姫君と婚約をしている身でありながら、フロディシアに付きまとう皇太子だった。
側室
にはなりたくない。フロディシアは隣国へ留学を決めるのだが…そこへレイノール皇太子がやってきて。どうなる?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-31 13:06:05
3849文字
会話率:33%
私は公爵家令嬢のエリザベート。弟と妹がおりますわ。嫡男の弟には隣国の姫君。妹には侯爵子息。私には皇太子様の婚約者がおります。勿論、政略結婚です。でもこればかりは仕方が有りません。貴族としての義務ですから。ですから私は私なりに、婚約者様の良い
所を見つけようと努力をして参りました。尊敬し寄り添える様にと努力を重ねたのです。でも無理!ムリ!絶対に嫌!あからさまな変態加減。更には引きこもりの妹から明かされる真実?もう開いた口が塞がらない。
ヒロインに隠しキャラ?妹も私も悪役令嬢?ならばそちらから婚約破棄して下さい。私だけなら国外追放喜んで!なのに何故か執着されている。
ヒロイン!死ぬ気で攻略しろ!
勿論、やられたら倍返ししますけど。
(異世界転生者が登場しますが、主人公は異世界での転生者では有りません)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-28 18:00:00
213608文字
会話率:50%
戦闘力0の平凡な青年ハノは、国境を守る辺境伯爵。他の貴族に馬鹿にされながらも、大好きな妹や親友、使用人たちと領地を守る毎日。
そんなある日、国王から命じられたのは隣国の姫君との婚約。 『どうしてウチみたいな弱小辺境伯家が…?』 お相手の姫君
は月の女神のように美しいのに、ガラスのように冷たい瞳をしていて。不自然な婚約にはやっぱりワケがありました!
辺境の地で姫君と平和に暮らしたいハノ。けれど周りがそれをなかなか許してくれなくて……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-14 01:51:00
110911文字
会話率:46%
家臣の反逆で滅んだ王国の美しき王女、アウレーリア。平民に堕ちた幼い彼女を救った隣国ナザレア帝国で、元王女は名をアリアと改め、側仕えとして第二皇子シリウスに仕える。彼への叶わぬ想いを秘め続けたアリアはある日、シリウスと隣国の姫君ヴァネッサと
の婚約の話を知る…………
王道の逆シンデレラからの身分差恋愛モノです。切なくなりたい日のお供にどうぞ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-22 20:01:43
32626文字
会話率:36%
桜の花を家紋とする王族が治めるキルシュ国。その国には昔から愛され続けている【創国の英雄譚】という実話を元にした物語があった。
それは遥か昔、キルシュ国がキルシュ国になる以前のお話。とある小さい国は軍国という好戦的な国に負け、国を支配され
てしまった。そして小さい国の王子だった青年は、国の期待を背負い一人逃げ出す。
国も、民も、家族も失い、全てを失った若き王子は必ずや軍国を退け、母国の再建を誓い、旅に出る。そして、とある農村で一人の青年と出逢う。
魔物が跋扈する時代。何処の村の男手もそれなりに剣を扱えたものだったが、その中でもその青年は飛びぬけて剣の腕が立ち、誰よりも高潔で崇高な意志を持った誠実な青年だった。
そして、若き王子は青年の前に跪き言った。
「祖国を取り戻す為に、その剣を、力を貸してくれまいか」と。
そして、農民だった青年は若き王の騎士になることを誓い、王と共に様々な困難を退け軍国を追い出して、母国を再建し、キルシュ国を創国したという、ありがちな平民の立身出世を描いた英雄譚。
この物語は【創国の英雄譚】に憧れ、全てを捨てて【英雄騎士】になることを本気で目指した馬鹿な三人の少年が、キルシュ国の王子と出逢いその命を救い、国に蔓延る盗賊を壊滅させ、隣国の姫君を助け、ドラゴンを倒し、軍国からキルシュ国を守り、【第二の英雄騎士】【救国の三騎士】【三華の騎士】と呼ばれる英雄になるまでの、夢を追い続けた少年達の立身出世の物語。
以前書いていた話を最初から書き直している最中だったのですが、息抜きに書いていたらプロットが完成してしまったので、こちらも書いてみました。息抜きに書いているので、更新は遅くなると思います。
また、この小説は自分の趣味に走ったもので、ありきたりな英雄譚を目指しているので、設定自体はよく見かけるものばかりだし、話のどんでん返しもありませんのでお気を付け下さい。
あらすじ通り、騎士を目指して家出同然で出てきた少年達が、王都で王子様と出逢い、王子様を主君とし、盗賊を倒したり、お姫様を助けたりするお話です。主人公達ご都合主義で進んでまいりますので、そういった物語がお嫌いな方はご不快になるかもしれませんが、暇つぶしにでも読んでいただけると幸いです。
タグの二次創作は保険でつけさせていただいてます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-30 20:39:37
33809文字
会話率:40%
正妻は愛らしいと評判の隣国の姫君。しかし愛するのは側室である彼の人……。年下陛下×年上側室のじれじれものの予定。
最終更新:2013-03-30 03:38:46
41033文字
会話率:35%
騎士団団長の家に保護された少女は隣国の姫君だった。隣国の戦争を食い止めるべく、青年は少女を隣国へと送り届けなければならない。
誇りを失った元騎士と、誇りを心から大切にしている王女のお話。
1話1話短く分かりやすくを心がけて掲載しております。
末永くお付き合いください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-13 02:54:13
19993文字
会話率:35%