若き天才プログラマーの少女、とき博士は、お仕事で助手の少女、れいと一緒に白い月を観察していた。
最終更新:2025-02-17 19:07:49
2034文字
会話率:12%
エレニア王国の伯爵令嬢ライカは、冒険者になることに憧れていた。
それで奴隷のアーネストを誘い、冒険者になる!と、決意する。
無茶な話だと渋るアーネストだったが、9年後、彼らはまんまと冒険者になっていた。
旅立ってから半年ほど。
翡翠竜ヤー
デレーゲという美しい蛇竜の話を耳にしたライカは、ヤーデレーゲが棲む地レーネースに下船する。
するとこの地の冒険者ギルドの参事官(お偉いさん)が、依頼をしたいと申し出てきた。
インベル山の山頂に棲むヤーゲレーデの様子を見てきて欲しいというのだ。竜を観測しているキャンプから連絡が途絶えたらしい。
依頼を受けたライカとアーネストは、剣と魔法を駆使しながら登山する。
暗殺蜂、落ちた吊り橋、大ナマズ。
幾つかの脅威を乗り越え山頂に着くと、ヤーデレーゲの様子がおかしい。
加えて、観測所の中は血の惨劇が広がっていた。
魔術で周囲を感知するアーネストだが、鏡属性の魔力の痕跡のに仰天する。
この属性は、人類の魔術体系に無い、未解明の原始呪術。
今は滅びたとされてきた、蜥蜴人たちの術なのだ。
未知の脅威を確認するため、上級の感知魔術を放ったアーネストは、蓄積した疲労もあって倒れてしまう。
しかし気絶する前に「周囲の危険はない」とライカに伝えるのも忘れなかった。
ライカが主人として、アーネストに休めと告げた、ほんの少し後。
風がうなり、雨が降り、正体不明の奇声が上がった。
ライカが観測所から跳び出すと、案の定、奇声をあげたのはヤーデレーゲであった。
ライカは迷う。
彼女の仕事は、決めることと、斬り開くこと。
考えることはアーネストの仕事なのだ。
だが、寝ている従者を寝入りばなに起こして良いものか??
そこでふと、道中話に出たマナ・ポーションの事を思い出す。
高価な品だが魔力が戻る。魔力が戻ればアーネストが起きる。
寝ているアーネストに飲ませるためにやむを得ず口移しという方法を取ったライカは、即座にアーネストを叩き起こす。
アーネストは外に出て、竜が嵐を喚んでいると喝破すると、ライカがアーネストに「加速」の魔術を掛けてくれと命令する。
魔術の力で2倍速になり、麓まで危機を知らせるというのだ。
アーネストは迷うが、主人の命だ。
魔術を掛けるとライカは跳ぶように駆け降りて行った。
大雨の中の滑落行。しかしそのおかげで村は守られた。
以上、第一話あらすじ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-01 00:00:00
128625文字
会話率:38%
小説『反則少女による天空都市滅亡記~魔法都市バルスドーラの墜落~』のファンタジー世界設定集。
魔術師の住む天空都市「バルスドーラ」。しかしその都市は魔法だけで飛ぶことはできない。「星喰う悪魔アグマート」とも称される天空都市の正体とは?小説本
編と連動しながら、少しずつ謎は明かされていきます。
小説中に小設定集として挟んでおりましたが、量が長大になってきたためこちらへ分離しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 13:52:35
12216文字
会話率:1%
最終決戦がしたいだけの小説
『宙域生命体群』と命名された地球外生命体が襲来して20年。
地球人類はその人口を二割にまで減少させ、なおも彼らの攻勢に対し瀬戸際の防衛戦を強いられていた。いくつもの国がその国土ごと消滅するほどの苛烈な攻撃、そし
て質量と既知の科学を嘲笑う理外の障壁による防御能力、ただ蹂躙を許し、去るを祈るばかりの人類であったが、世界に散在する霊峰から噴出した鉱石が一筋の光明を齎した。
『スティアドール』の登場である。
核となる特殊な鉱石が適合者の生体電気と反応し『宙域生命体群』の障壁を中和する波動を発する人型兵器。あらゆる旧兵器を超える機動力と火力、防御力を有した超兵器の登場により、人類は地球圏外から飛来する脅威に対しようやく対抗手段を得たのである。
30mを超える昆虫然とした巨大な怪物と渡り合う鉄の巨人の姿は正に人類の、地球生命の守護者であった。
散発的な『宙域生命体群』襲来を撃退する日々が続くこと五年、宇宙観測を実施するとある研究所が俄かに信じ難い痕跡を発見する。
その頃、世界各地の防衛部隊では急増する出動に誰もが疲弊と不満の声を挙げていた。
さる研究員が観測と実地のデータを突き合わせ、遂にそれは人類の知るところとなるのであった。
『宙域生命体群』の大軍勢が迫っている。
官民を問わない研究所、観測所等の協力の元、捕捉した個体数は―――100万。
過去五年間で確認された総数の実に万倍である。
選択の余地はなかった。
宇宙空間に防衛線を構築し、迎撃する。
地球の存亡を懸けた戦いがはじまろうとしていた―――。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 07:00:00
17618文字
会話率:39%
「母は夢の中で私を妊娠して、夢の中で私を出産したんです。だから、私は夢の中で生まれた人間で、ずっと夢の世界にいることができる。そういう理由で、この観測所の管理人をしてるんです」
最終更新:2023-02-17 22:23:06
8012文字
会話率:44%
明治時代、富士山頂に自費で気象観測所を建てて、冬季の観測を試みた人がいました。
気象学者・野中到の小説を書こうとする青年のお話です。
ありま氷炎様主催『第八回春節企画』参加作品です。
最終更新:2023-01-22 00:00:00
6699文字
会話率:35%
急激な海面上昇と共に現れた巨大な深海魚、世界中のどの図鑑で調べても乗っていないその怪獣とも呼ぶべき存在には地上の兵器では殆ど傷をつけるすら出来ず、人類は成す術も無く大きくその数を減らし海という大きなインフラを失う事になる。
このまま滅ぶ
のをただただ待つだけかと絶望の闇を心に落とした人類だったが、新たな海の支配者はある時突然深海へと沈んでいきその後数十年に渡って姿を現す事は無かった、その間に人類は再び巨大な深海魚による侵攻を事前に阻止する為に深海研究に力を注ぎ世界中の深海に観測所を設置した。
しかし既に数年間深海魚が現れなかった事で人類の心にはもうあんな怪獣は現れないのではないかという根拠の無い余裕が生まれ、命の危険のある観測所へ観測員として着任する事を希望する者は減っていき……このままでは次に深海魚が現れた際に人類は滅んでしまうと危惧した日本が新たに法律として制定したのは『ある条件』を満たしている人物を全国民の中から無作為に選び、一年という任期を定めて観測員とする事だった。
不幸にも白羽の矢が立った日々の中で小さな変化を見つける事を楽しみとしていた男は今日もコンビニで新商品と書かれたシールの貼られた変わり映えのしない商品を手に、いつも通りの日常を歩んでいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-15 20:02:58
250225文字
会話率:64%
現実世界と少し変わった異世界「楽園町」のイーストタウン。
そこでは、男と女が手を結び合い、愛を語らう「取り結びの儀式」と、人間工場「ゆりかご」によって、新たな命を育まれていた。
しかし、ゆりかご内部で殺人鬼が死んだことを契機に、人類悪が集め
られた「人間もどき」たちが町に放たれるようになる。
元ゆりかご観測所所属の前島乙矢は、寂れた駅にて、記憶を喪った状態で覚醒する。傍らには、美少女の死体がつまったトランク。ドヤ街の民宿の女子高生おかみの元へ厄介になることになった彼は、自分の正体について悶々とする。そこへ、連続児童殺人事件のニュースが報じられ……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-20 18:41:33
50149文字
会話率:53%
夏のホラー2022参加作品です。
こんな番組しか傍受出来ないのは名前のせい?
最終更新:2022-07-10 13:00:00
510文字
会話率:9%
極寒の地に突如として現れた「ボク博士」は雪の中を歩き、とある施設「ジブン観測所」を見つける。自分が何者かわからない彼を待ち受けるのは──。先が見えない現在(いま)を描くちっぽけでゆっくりとした物語。
最終更新:2021-03-14 01:46:14
1996文字
会話率:58%
俺たちは今日も、「日の出時刻」を観測する。
最終更新:2021-02-06 19:13:36
2167文字
会話率:32%
噂はどこにでも存在している。噂は噂のままであることが鉄則である。噂は人の力で姿を得て、現実となり怪異となる。噂は人を誑かし、唆し、狂わせ、惑わせる。そんな怪異から民を守るため、今日も噂を鎮圧する。
最終更新:2020-12-29 00:31:52
3535文字
会話率:67%
月の裏側の天体観測所が火星表面に人工物を発見!
会合周期ごとの詳細観測で、それは徐々に広がっていき街ほどの大きさになる。何なのか? どこの誰が何の目的で建造したのか??? 地球では様々な憶測が飛び交い、現地へ出向き調査を行うべきとする意
見と、余計なちょっかいは出さないほうが良いとする慎重派に別れて大論争が巻き起こる。どう対応するのが正しいのか……
2020.10Up
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-30 11:13:14
14988文字
会話率:62%
とある観測所の所長へのロングインタビューより、一部を抜粋。
最終更新:2020-10-07 19:00:00
3164文字
会話率:39%
またもや短編です。
世界を観測する場所でのちょっとしたトラブル的なもの。
前の話と繋がってたり繋がってなかったり
最終更新:2020-07-16 03:39:47
554文字
会話率:0%
詩。星月夜や電車で逃走する人、ロボットなどについて。
最終更新:2020-03-08 17:10:45
314文字
会話率:0%
*この作品は、物語修復機構のオムニバス形式の作品です。
気になった方は本編
https://ncode.syosetu.com/n6834fg/
もぜひ御覧ください。
あとで本編に組み込む予定となっております。
世界中のありとあらゆる物語
が集まる不思議な本棚がある。
所蔵数は無限、いつでも取り出し可能なその本棚はとある異空間の書斎にある。
そこは物語の観測所であり、観測者が存在する。
プログラムがバグにより突然エラーを引き起こすように、物語にもバグが存在して、本来の物語から改変されてしまうことがある。
プログラムを修正するデバッガーが存在するように、物語も修正するリオルガーが存在する。
今いるリオルガーは三人で、わたし、後輩(コーハイ)、愛弟子(マナちゃん)。
バグを治すために、今日も彼らは物語を修復する――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-06 09:18:11
37190文字
会話率:46%
*キリが良いので完結済にしていますが、一応続きを考えています。
『物語修復機構 -梶井基次郎『檸檬』編-』(全10話)他、ある程度まとまったら再び投稿します。
2109.03.21追加しました
世界中のありとあらゆる物語が集まる不思議な本
棚がある。
所蔵数は無限、いつでも取り出し可能なその本棚はとある異空間の書斎にある。
そこは物語の観測所であり、観測者が存在する。
プログラムがバグにより突然エラーを引き起こすように、物語にもバグが存在して、本来の物語から改変されてしまうことがある。
プログラムを修正するデバッガーが存在するように、物語も修正するリオルガーが存在する。
今いるリオルガーは三人で、わたし、後輩(コーハイ)、愛弟子(マナちゃん)。
バグを治すために、今日も彼らは物語を修復する――。
って書いたら真面目な作品っぽく見えますね。
一話が大体2000字弱を目安に載せています。
『檸檬』篇など、001から始まっているものはそれから読み始めても問題ないようにしている、はずです
この作品は『カクヨム』様でも掲載しています。
2019.02.17 0話を追加しました
2019.03.04 完結カッコカリ
2019.03.21 章追加折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-21 23:04:31
100818文字
会話率:58%
*この作品は、物語修復機構 -その間違った洪水神話、正します-のオムニバス形式の作品です。
気になった方は本編
https://ncode.syosetu.com/n6834fg/
もぜひ御覧ください。
あとで本編に組み込む予定となっており
ます。
世界中のありとあらゆる物語が集まる不思議な本棚がある。
所蔵数は無限、いつでも取り出し可能なその本棚はとある異空間の書斎にある。
そこは物語の観測所であり、観測者が存在する。
プログラムがバグにより突然エラーを引き起こすように、物語にもバグが存在して、本来の物語から改変されてしまうことがある。
プログラムを修正するデバッガーが存在するように、物語も修正するリオルガーが存在する。
今いるリオルガーは三人で、わたし、後輩(コーハイ)、愛弟子(マナちゃん)。
バグを治すために、今日も彼らは物語を修復する――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-28 19:39:42
22604文字
会話率:48%
どこかの次元のとある空間観測所から、地球からループという虚無を伴う事象が観測された。
虚無に飲まれるまえにループの特異点を探す地球への転生の旅に出た観測所の存在たち。
虚無の波から逃れるためには一体何が必要なのか。
最終更新:2019-06-19 04:36:20
5663文字
会話率:12%
霧の中の観測所の話
カワカザ所長が長い階段で帰って来るところから話が始まる
最終更新:2018-07-24 20:27:23
2546文字
会話率:82%
月の観測所からです。
最終更新:2018-01-08 15:39:52
280文字
会話率:72%