短編。仏教風味の観念的スペースオペラ。
突如出現した宇宙破滅のエネルギー現象『仏陀降臨』。銀河の諸王は対策を講じるため一堂に会するが……?
※本作は作者「おどぅ~ん」自身が「カクヨム」から重複掲載しています。
カクヨム版→https:/
/kakuyomu.jp/works/1177354055419872053/episodes/1177354055419976434折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 07:00:00
5924文字
会話率:34%
リュウの右眼には、漫才師の歪な[間]が、ハッキリと見えている。
ボケの[間]も、ツッコミの[間]も、イマイチ歪つ。
経験を積んだ、面白い漫才師は、[間]が適度な大きさ広さで、円みを帯びている。
リュウの右眼は、完全白眼。
瞳が無い、黒い部
分が無い。
血走っているような血管も、無い。
完全、真っ白。
が、良く見ると、境は、ある。
瞳に相当する白眼部分は、心なしか、赤っぽい。
それ以外の部分は、心なしか、黒っぽい。
動き方も、異なっている。
赤っぽい白眼部分と、黒っぽい白眼部分は、別々に、独自に、動いている。
連動していない。
それが、境を、更に、際立たせている。
リュウの右眼は、見えない。
通常の風景は、見えない。
が、あるものは、見える。
それが、[間]。
[間]とか[空間の空き]とか例えられる、スペースの空き部分が、視覚的に、見える。
観念的な[間]も、物理的な[間]も、見える。
観念的な[間]で云えば、今のように、漫才師のボケとツッコミの[間]が、見える。
家族間、夫婦間、恋人間、友人間等の、心の隙[間]も、見える。
物理的には、建物の[間]とか、家具の[間]とか、物品の[間]とか、そう云ったものの隙[間]が、クローズアップされたように、見える。
その様は、SF映画やロボットアニメの、コックピット画面やゴーグル画面を、思い浮かべてもらえばいい。
よって、リュウの右眼と左眼は、全く違うものを、映し出している。
その整合性を取るのは、難しい。
脳が、混乱を来たす。
リュウは、もう、慣れてしまったが。
所謂、産まれた時から、半失明。
所謂、産まれた時から、かたわ者。
所謂、産まれた時から、中途半端。
神社を訪れる度、リュウは、左右半身を、引き裂かれる。
リュウの身体そのもの土台を、青色とするならば、
右眼を中心とした右半身は、ディープ・ブルーに、
左眼を中心とした左半身は、ライト・ブルーに、
色濃く、分けられる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-15 09:51:15
28651文字
会話率:20%
高名な大学教授が、ある日やってきた清水という片脚の男から相談を持ちかけられる…。
(15日より毎日19時投稿。全五章)
自分で読んだ感じ、観念的すぎるという印象ですが、もう過去の作品なのでアップします。
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最終更新:2022-08-19 19:00:00
30085文字
会話率:48%
ロイヤルブルー シリーズを観念的にまとめた資料集です。
最終更新:2022-05-04 19:00:55
2783文字
会話率:0%
多才かつ優秀、なんでも人並み以上にできてしまう先輩、深雲さん。
そして、持ち前の不器用さと視野の狭さからいつも損をしている霧島海。
たまたま同じ大学で出会っただけの縁、それでも観念的な話に花を咲かせられる不思議な間柄。
そんなふたりの感
情が、何気なく交差するとき、街には奇怪な現象が起こり始める。
夕闇のオレンジの向こう側に、猟奇的な影が滲む。
『あなたの青は、どんな色ですか?』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-17 21:20:56
36091文字
会話率:25%
『思想としての簡略化』
思想が簡略化されるということは、観念的ではなく、実感として、その思想が分かる、という状態のことを指す。まさに、簡略化されることで、人間内部で、実感として到達した時のことを言うという、思想の思想的文章。
最終更新:2021-06-16 05:58:26
234文字
会話率:15%
『世界異見文録』
自分が知っている世界、その外側の世界には、自己の知らない、世界の異見がある。それを、言葉を巧みに使用していると思い込んで、とにかく、文章にした、世界異見文録を執筆する。観念的小説の域に、形を収めた、連作の小説。
最終更新:2021-05-17 04:00:00
1839文字
会話率:25%
『自立思想の観念的行方』・・・『詩の群れ』から
何を言いたいのか分からないのが、詩の特徴だとしたら、例えばこの様な詩も、形作られる訳である。詩集『詩の群れ』、から。
最終更新:2021-05-17 03:40:22
334文字
会話率:0%
――ジャミングの果てに待つのは凍結だ。
低温純文。観念的。
この作品は自サイト・ノベプラにも掲載しています。
最終更新:2021-05-10 18:00:00
1025文字
会話率:0%
「――あなたは生まれるべきではなかったと思いますよ。どうしてこの世界に生まれてきたのですか」
自殺の権利が認められ、市役所で自殺薬が配られるようになった未来。
その自殺薬を利用して市長の娘は児童養護施設の子供二十八人を毒殺した。
父である
市長は十四階から飛び降り、娘である十六歳の少女は『箱入り』という刑罰を受ける最初の囚人となる。
社会から隔絶され、残りの一生を箱のような監獄で過ごすことになった少女とその監視人の長い会話の行方。
(十年以上前に未完成のまま放置した小説のデータが目に入ったので、手直ししながら完成を目指します)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-23 17:18:48
12859文字
会話率:43%
アベンジャーズを見てきて、すごく語りたくなったのです。
ヒーローっていいよね。
最終更新:2019-04-29 07:45:15
4813文字
会話率:0%
曲にならなかった歌詞たち
最終更新:2019-04-24 08:48:35
696文字
会話率:0%
男の平穏極まる日常は、突如襲いかかった津波によって押し流された。男はその衝撃で頭をぶつけたのか何も思い出せなくなっていた。男が大洋に流されてゆく孤島に一人取り残されていた。事態を了解した時、男は、生きたいと切望し始める。孤独と海と太陽に取り
囲まれて、死に向かいながら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-26 20:19:50
23323文字
会話率:0%
ひらけ!新たな岩戸。新時代のフィクションエンタテインメント登場。
宮崎県に住むごくふつうの青年テルヒコは、日々を脅かす怪異から逃れていた・・・。
ある組織に、日本を創始した裏側に眠るおおいなる秘密を知ってしまったと勘違いをされた彼に待ち受け
る日常は、生か死か、それとも新たな彼の誕生(リヴァイバル)か?!青年を導く少女のその圧倒的すぎる力と、現実を塗り替えかねない原始神道、そして様々な遺跡の中に隠されたアイテムを連装&無限大にわたる神霊のパワーを降神することで主人公たちの闘いは変わり、出会いと別れは鮮烈におとづれる-!哀しい過去が物語るあの古代の記憶が、強迫観念的に彼を呼び覚ます。新しい時代人間の上に、太陽はのぼるか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-29 01:16:27
52184文字
会話率:23%
純文学、観念小説。梗概に拘泥せず、純粋な観念のみで織り上げた短編。
題名にはあるが、宗教とは関係がない。
芸術性と読みやすさに重きを置きつつ、現代の日常を非日常的に捉え直した。観念的になりすぎるきらいを避けるべく、描写も適度の量を用意した。
高校生の処女作。
遠慮のない批評をしてくれると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-01 10:49:20
3232文字
会話率:0%
未だ浅い夜の虚空に一点の月が輝いている。男はそれを喪失した!(栄光の喪失) / 恋人にも仕事にも恵まれた迫水が愛するものは写真だった。そんな彼はある日、陽炎のような幻の女を、彼岸に輝く一瞬の光彩を写真に切り取ってしまう。(静物の運動) /
地の底に還れ、鉄の棺桶よ。小説に、そして自分というものに向き合う少年少女の物語。 (God Only Knows)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-04 20:00:00
50658文字
会話率:39%
宇宙開拓全盛の人類達にとり、金星で鉱脈採掘をすることが普通となった近未来。
金星の鉱脈で起こる不可解な現象についてとあるゴシップ誌の記者が調査を依頼された。
調査に際し、様々なレポートを参照するうちに、ある観念的な特徴があることに気づく。
しかし、実際に現地に降り立った金星ではレポートより更に辛辣な状況にあり、科学者や各宗教の専門家による討論が開かれる。
そんな中、「預言者」と呼ばれる人物が現れ、記者に重大な警告を与える。
さあ、この事件の結末は!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-11 00:15:18
20716文字
会話率:15%
祖母の死をうけて、死の普遍的認知という意識に苛まれた少年。
最終更新:2017-06-23 23:46:31
1508文字
会話率:13%
大親友が帰ったあとの土曜日の観念的な孤独。
最終更新:2016-06-12 01:26:52
2172文字
会話率:8%
ゆめぜっと作観念ミステリ第二弾。
掌屠数(YUMEZ Short Storyz)Alternative ver,A~密室物~、第六段ミステリの転載。
現代の禅問答、かなりの観念的な推理小説になっております。
白磁の道端で…
最終更新:2015-08-29 03:02:12
9490文字
会話率:67%
もう終わった話ではあるが、映子と樹里亜にはそれぞれの形で混野との間に私生活上の関係をとりむすんでいた時期があった。そのころ混野の気性はいまよりも荒く、なにものかに追われているかのような深刻さがたえず表情のなかにあり、神経過敏にしておよそ心安
まる暇などないといった具合のものだったのだけれど、よくこのような人間のみが放つような独特の香気に彼もまたみちていて、おそろしいがゆえになにか人の心を痲酔させるようなところがあったのである。かれらはともに愛し合い、またそれ以上に烈しく憎み合っていた。――それらは終わった。彼は樹里亜との疑似相互所有契約において観念的な合一を志向しながらも、その余剰物であるところの肉体的奔逸を映子の身体に向けていたことについて、そうするしかなかったと後に語った。
嵐のような烈しさが過ぎ去り、日々が平穏をとりもどしていくころになると、森のひきだしの奥深くにしまわれている湖のさざなみにも等しくなったかれらの関係性には「元」という接頭辞がもたらされた、それはかれら自身の外から降ってきて付け加わる一種の前科であり、不本意とするところといえども、そういう烙印が世間に存在するかぎり、かれらもそれについて無自覚であるわけにはいかなかった、その様子はどこかパントマイム役者にも似ていて、実体をもたない関係について芝居のようなものを演じなければならないのだが、実体をもたないがゆえに、おのおの喜劇と化してしまうのである。以前の楚々とした自己像にますます固執するようになった樹里亜は、彼女とは逆に、もはや存在理由のなくなった演劇部をみずから性的混乱に陥れて潰そうとした映子のことを憂えていた。だが映子は映子で、樹里亜がちゃっかり中世の修道女のまねごとのようなことをしているのを見抜いている。そして混野は彼女たちがつくりだすとともにそこへ落ちてゆくところの空洞そのものだった。それは充分な後処理のされなかった火鉢にも似て、消し炭がなお底のほうでしずかな熱をもっている。
(「frozen chameleon in the love」パラレルワールド後日譚かつ、独立した短編)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-14 06:04:01
11787文字
会話率:50%
明治の中期頃まで、日本の山々には、霊力を持つとされる日本狼がたくさん生息していた。これは日本で最期に確認された狼の、悲しく儚い物語である。
最終更新:2014-02-28 09:34:08
12433文字
会話率:51%