※カクヨム様でも掲載中です。
時は大正。明治の文明開化からさらに西洋文化が根付き、人々が新たな時代を謳歌している頃。
時代が移り変わり科学技術が進歩しても、人ならざるもの――妖(あやかし)の存在が消えることは無かった。
絵を描くことが大
好きな少女、上村松実(うえむら まつみ)は妖が見える特異な体質だった。それゆえ女学校の同級生や継母、それから異母妹から嘲笑や侮蔑の言葉を浴びせられていたが、華族特有の傲慢と身勝手さに呆れ果てる毎日を過ごす。
それに、彼女のそばにはいつも幼馴染の薊黎(あざみ れい)がいた。
彼もまた妖が見え、絵を描くことが好きな青年だった。ゆえに松実は彼に秘かな想いを寄せる。
だが黎はそんな彼女の想いを裏切り、姿を消してしまう。
失意に暮れ、死の淵に立たされた松実を救ったのは、松実の婚約者にして公爵子息、そして妖伐局一番隊隊長の肩書を持つ藤浪縁(ふじなみ えん)。どうやら彼は既に松実を知っているようで……?
妖を滅する女流絵師と妖伐局一番隊隊長の婚約バディが織りなす、和風怪異譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 20:56:13
78520文字
会話率:51%
明治時代
西洋文化とともに持ち込まれた〈怪異〉
突如現れた〈怪異〉に対抗しうる人間
それは〈文明怪化〉と呼ばれる
そんな世界のとある駆け出し探偵事務所の九鬼と柳が〈怪異〉に立ち向かう話
最終更新:2025-05-06 12:01:57
2122文字
会話率:50%
――煙の中は、神の領域。
「文明開化」と呼ばれた時代。西洋文化が流入し始め、目まぐるしく変わる東京。そこでは少しずつ、時代の流れによって、神や妖といった人ならざるモノの存在が薄れ始めていた。
そんな中、警視庁に所属する寒川と柴に
、『呪いの振袖』なる奇怪な事件が舞い込んだ。
商家の娘・綾子が、見合いで袖を通した振袖を着てから高熱に侵され、まるで呪われたかのように衰弱していくのだ。
寒川たちは、不思議な力を操る紙縒神社の巫女・椿姫の力を借りる事になる。
「ようこそ、お参りくださいました。絵馬、お守り、おみくじ、縁に関するご相談。何をお求めですか?」
見えない糸で結ばれし人とモノの縁。
和洋の文化が混じり合う動乱の時代に、神と人と妖と、モノもが織りなす、不思議なお話。
※カクヨム様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 10:46:41
62009文字
会話率:41%
聖書の内容や流れを知らない人たちのために、天使や悪魔などの話は本当に聖書に書かれてあるのか、キリスト教の西洋文化はどのようなものなのか、などに興味がある方々のために書いてみました。
最終更新:2025-01-16 21:35:39
12860文字
会話率:2%
時は明治時代。西洋文化と日本文化が混じりあう時代。
美形貴族である灰崎子爵が時代の混沌を斬る
最終更新:2023-12-13 23:18:13
26684文字
会話率:60%
時は大正。西洋文化が花開いた帝都。
警視庁中央部に赴任した若き警察官 龍彦は、正門前で食堂を営む女主人 満乃と出逢う。
満乃が作るのは、食に頓着しない龍彦をも惹きつける、ハイカラな西洋料理だった。
喧嘩っ早い龍彦と意思を曲げない満乃は、
時にぶつかり、時に認めあいながら交流を深めていく。
そんな二人に、不穏な企みが襲い掛かり……。
ケンカップル(未満)なふたりの、じれじれ甘い恋物語です。
※アルファポリス、ノベマ!、魔法のiらんどに同作掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-10 20:26:16
29038文字
会話率:47%
中世の西洋文化に近い雰囲気を持ちながらも、どこか違う世界。
ここでは、その利便性によって選ばれた物や何かしらの思い出が詰まった物など……人々が思い思いに持ち寄った多種多様な物へと新たな生命を吹き込むことで、自身で動き、立ち上がるチカラを
得たものを≪ドール≫と呼び、共に生活をしている。
それらは時に労働力として、またある時には友として……幼い頃より日常的に目に入る、仲の良い隣人の様なごくごく身近な存在。という形で人々は認識し、豊かな暮らしを送っていくうえでなくてはならない特別なものでもあった。
【リコレクト】
世界における主要都市の一つ……周囲を高い壁で囲まれた大きな街の、ちょうど中心に位置する厳かな大聖堂を有した建物の数々。
その敷地内にて、シスターや数名の子供達と共に変わることのない毎日を過ごしている一人の少女。
普段からあまり感情を表に出さないような、いつもどこかつまらなさそうにしている……そんな少女、リリーが紡いでいく物語。
優しく柔らかな環境の中で心から信頼出来る者と互いに名前を呼び合い、笑い合い……少しずつ絆を深めていく事によって、少女が歩んでいく道の先は今……静かに、色づき始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-24 13:19:24
143708文字
会話率:42%
明治時代。
西洋文化が流入した日本では、古来からの神への畏怖が薄れていた。
しかしこの国には昔から、神の声を聴くとされる家系が古くから伝わっていた。
その家系に生まれた新菜は、実母を亡くした後、家族から冷遇されてきた。
ある日新菜は、この三
年の少雨の解消の為に、贄として湖に沈むよう言い渡される。
覚悟を決めて湖に身を賭した新菜を救ったのは美しい青年で・・・!?
このお話は、「アルファポリス」さま、「ノベマ!」さま、「エブリスタ」さまにも掲載しております。
素敵な表紙絵は向蒼さま(@timukai)さまに描いて頂きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-28 22:00:00
90783文字
会話率:44%
時は明治の半ばです。
西洋文化の洗礼を受け、されど生活の中には今まで通りの和が多く残る和洋折衷の時代設定です。
移り行き、やがて時のはざまに消えていく美しいものを思いながら書きました。
よろしくお願いします。
武 頼庵(藤谷 K介)様主催
の【春企画 第3回『初恋企画』】参加しています。
ノベルデイズに投稿したものを加筆したものです。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-01 09:23:14
3453文字
会話率:11%
閉鎖的だった日本。だが、15代将軍、徳川慶喜が、国外に対して門戸を開けたのをきっかけに、西洋文化を初めとして、様々な異文化が次々と舞い込み、日本は大きく変貌を遂げていった。
徳川慶喜は生涯をかけて国外と対等な関係を築き上げた。
結果、その
功績は大きいとされ、今もなお、日本は徳川家が代々治める武家政権が続いていた。
そして。
徳川幕府に続き、日本にはとある組織が存在し続けていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-09 18:00:00
9807文字
会話率:44%
文明開化の音がする、なんて。そんな文言が流行った頃からか、海の向こうからやってきた人外を“外来種”なんて敵視したのが古来から日本に住んでいた妖怪達。人の文化が西洋文化と混じり合うその裏で、人でないもの達はいつか戦争じみた事にまで発展したけれ
ど、今ではもう昔の話。けれど今でなお、和妖怪と西洋の人外でのいざこざは絶えない様子……───これはそんな現代日本が舞台。死なない呪いをかけられた人間が解呪の方法求めて彷徨い友人(人外)とお茶をしたり、時には奇妙な事件を解決したりもするほのぼの話譚でございます。
※BLGL表現はメインではありませんが、苦手な方はご注意下さい。残酷描写は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-28 22:45:27
2273文字
会話率:37%
※敢えてかなりモラル低めに書いています。
※身体障害者を蔑んだり馬鹿にする表現があります。
※性差別的な表現があります。
※残酷な表現があります。
ご閲覧の際は上記をご理解いただいた上でお願い致します。閲覧中にご気分を害されましたら、速やか
に読むのをやめて下さい。
こちらは10年ぐらい前に舞台演劇用の脚本として執筆したものです。
公演することがありませんでしたので、こちらにサルベージさせていただきます。
なお、舞台の上でそれっぽく見せる事だけを考えて書いたものなので、身体障害者のことや当時の時代背景などはあまり裏を取っていません。イメージ重視です。
○舞台背景
戦前、カメラ一台が家一軒と同じ値段であった頃。
西洋文化が浸透しつつはあったが、田舎は今だ未開の地が多く閉鎖的で、地方であればあるほど偏見は根強かった。
文化は混沌と混ざり合い、今では都市伝説と化しているような話も、また実際に起こり得た時代。
体に不自由を持った人間は今ほど市民権を得ることが出来ず、親族にたらい回しにされた挙句、見世物一座に身を寄せるものもいた。
そんなとある見世物一座と、それに魅入られたカメラマンの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-18 22:00:00
25974文字
会話率:60%
(※現実世界の文化等の個人的資料集【ふんわりまとめ】を作っています。少々、構成を修正中)
作家志望の本好きエルフの覚え書。
勉強したことや、思った事などを、徒然なるままに書いている。
(本編前半が資料集【ふんわりまとめ】。
後半は、前半
の資料をネタにした短編小説。
自分のための資料集作成と、小説の練習を兼ねて、書いています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-03 18:58:38
45938文字
会話率:29%
極東にある島国---日の国と言われる所の首都は江戸と言う。
この江戸だが、世界三大都市---ロンドン、パリ、北京を越えて人口が世界一となった。
更に言えば地理的な要素も重なり、江戸は世界でも有数の貿易国となり、様々な西洋の品や建物で覆い
尽くされている。
つい数十年前---3代将軍家光の時代までは鎖国状態だったが、今では面影すら残していないのは驚くべき事だった。
今は西洋文化と東洋文化が混ざり合い、そして独自の文化が花開いているのだからな。
しかし、それもそうだろう。
何せ彼の島国は今から・・・・・・・・・・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-11 21:41:20
36813文字
会話率:42%
西洋史学科の面々はクリスマスだからといって、日々の日常が変わるわけではないことを知っている。今日も彼らは四方山話をし、ついでにちょっとした謎を解く。
最終更新:2014-12-25 12:35:28
9619文字
会話率:75%
某大学西洋史学科生たちの四方山話。友人の持ってきた手紙はまるで暗号で…
最終更新:2014-12-16 08:11:33
5480文字
会話率:71%
現代日本において、大和撫子は絶滅したと云われている。
西洋文化をふんだんに取り込み、男女平等を謳う今の世では致し方ないだろう。
しかし、居るところには居たのだった。
その者の名は――宵乃宮:靜《よいのみや:しずか》。
頭脳明晰。
容姿、
家柄トップクラス。
性格も優しさの中に凜とした強さを持つという、云うこと無し。
楚々とした雰囲気と名前から、『御前様』などという大層なあだ名で呼ばれている。
あ、ちなみに俺の名は月杜:御影《つきもり:みかげ》。
付属要素は――霊能力者です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-16 22:00:44
40941文字
会話率:28%