カルロス・バベッジの解析機関の発明によって、爆発的な発展を遂げた巨大国家・ヴァングラトリア。
巨大国家の繁栄の裏では、蒸気文明の発展により消えた神に代わり、神託を得る上流階級の姿があった。
神託が蔓延る不変の社交界に身を置くダニエラ・ディ
アス。
神託に名前を奪われ裏社会に身を置くエルヴィタ・ディアス。
生きる場所もやり方も違う二人は、お互いを思い合うことで自身に降りかかる運命に立ち向かう。
これはその片割れである、ダニエラ・ディアスの記録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-03 18:00:00
11925文字
会話率:37%
蒸気の都モルガノ・シティで、下級の技師見習いとして働くアレッサは、彼女を後見する叔父夫婦に疎まれながら、薄給に甘んじて先の見えない日々を送っていた。
そんな彼女の前に現れたのは、かつて世間を騒がした蒸気科学者にして稀代の犯罪芸術家、ジョセフ
・カッセルバンク。脱獄囚として特務警察に追われる彼は、かつてアレッサの母と深い関係にあったらしいのだが……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-16 00:02:36
7419文字
会話率:42%
不定期連載
蒸気文明が発達した世界で起こった戦火はやがて世界規模へと発展した。
それから何年経ったのか誰も判らなくなった頃、戦う事が出来る大人がいなくなり、国家は戦争を続ける為、子供に高い税金を掛け跡継ぎにならない女児や路上で暮らす男児が
兵士として送り出された。
こうして戦争の主役は子供たちに移り、否応なしに最前線へと駆り出された。
これはそんな子供たちの話である…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-19 16:00:00
63076文字
会話率:52%
幸せって? 綺麗なものだけが幸せになれるの?
原因不明の震災によって隔絶され、先のない蒸気文明の発展を続けるバラール国。
元々の国民は優先して保護され「上層民」、たまたま巻き込まれ取り残された異国人は「下層民」となり、一見は華やかなも
のの確実な閉塞感に包まれていた。
下層の青年イデは生まれゆえに人生につまづき、やさぐれていた。
そんなある日、彼は文明に否定されたはずのモノに出逢う。怪奇。人の飢えに応えて現れる獣に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-07 17:25:28
599376文字
会話率:28%
[召喚術師の少年 × 飼われたい獣化種]
希少な銀獅子を従える召喚術師の少年。
ことあるごとに彼に会いにくる、黒髪の偉大な魔術師。
召喚をためらって瓦礫の下敷きになった少年を、『呼んでもいない』魔獣が現れて助け、そして。
***
そこ
かしこから、和やかな談笑の声。
賑やかな広間の片隅で、黒髪の男は小さく呟く。
「……飼われたいのは、」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-04 18:00:00
11379文字
会話率:25%
蒸気文明の街で、ゴロツキと軍人と空賊が共闘して、魔族の召喚を続ける奴らをやっつける話。
前後編の全2話短編。
***
「いっ……!」
慌ててブレーキを踏みハンドルを切る、運転席の少女。
馬上の軍人は迫りくる鉄の塊に表情一つ変えず、腰の
拳銃を引き抜いた。
「石炭および蒸気車窃盗の現行犯でーーぶべっ」
声が途切れる。落馬した軍人が、石畳をぶさまに転がった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-05 16:57:08
7600文字
会話率:36%
<あらすじ>
大江戸連邦が蒸気文明の最盛期を迎える最中、黒鉄蜂と呼称される蜂の怪物が地下より目覚め、人間を襲い始めた。
黒鉄蜂との戦争で戦果を挙げたのは、蒸気を噴射して空を飛翔する『蒸気背嚢』を装備した空挺部隊、通称雲雀部隊であった。し
かし雲雀部隊でさえも、軍の上層部の失策により大敗北を喫し、連邦の首都である江戸の存続すらも危うくなっていた。
残存する雲雀部隊の隊長となった島津帯刀は、大江戸連邦を支配する徳川家の一人娘の徳川葵を、安全な京都まで送り届ける任務を受ける。
電撃大賞の四次落ち作品です。
スチームパンク架空戦記SFっぽいものを目指しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-16 18:43:40
133079文字
会話率:30%
州都からの逃亡犯が飢えて起こした惨劇で、故郷の家族を失った郷紳階級の末娘リズベル。
人にあらざる幻想種を認識できる瞳を持つため、厄介者扱いの彼女が身売りされたのは異国由来の蒸気文明が花開く、ロンドン近郊のシュピー島にある完全環境型の独
立都市ノア。
農奴のような非正規の二等市民として所有者の下、過酷な労働にもめげず、家族の分まで生きていこうとするが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-04 22:19:26
13406文字
会話率:32%
蒸気文明の発達した世界。
身分を超え上昇したいと願う少年。
最終更新:2020-08-28 16:57:44
2784文字
会話率:0%
鬼ヶ島に封印された『悪路王』を封じる一族、朝日家、十六夜家、青海家。
そのうちの一つ、朝日家の当主の息子として生まれた男、朝日・辰巳は、かつて才能も無く、努力が何一つ報われない剣士として、周囲の人間から見下されて育つ。
そんな中、自分と
同様に才能も無く結口先だけは大きく結果も出ないが、それでも人一倍努力だけは重ねて生きる剣士、海堂・甚甚兵衛と出会い、人生観を一変させる。
しかし、そんな甚兵衛が鬼ヶ島の剣士に見捨てられて死亡した事で、辰巳は鬼ヶ島を出奔する事を決意し、成人の儀に敗北する事で、鬼ヶ島を追放される形で出奔する。
その後、ある事件を機に今までの迷いを断ち切り、強くなる事を決意する。
「俺は生きる。生きる為に戦う。それを邪魔する奴は殺す」
一方、魔導蒸気文明が発達し、列強諸国が勢力を伸ばす中に在って、多数の勢力が更なる力を求めて鬼ヶ島へと手を伸ばしつつあった。
そんな列強諸国に対して、朝日家の次期当主となった辰巳の弟であるドラコは強く反発する。
「我らの為すべきは、五千年よりも前よりこの封印を守ることである。その使命を邪魔せんとする者は、身命を賭して戦うのみ!」
そんなドラコの信念が世界を揺るがし、その信念に巻き込まれる形で辰巳はドラコと再会する。
「使命を捨てた俗物は、我が手によって処断する!」
「生きるのを邪魔するなら、殺すだけだ」
これは、一人の男が剣士として生き、己の生きざまを貫く物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-01 06:00:00
11654文字
会話率:22%
マジカルスチームパンクお仕事短編集です。
魔術暦1752年。
魔法によって劇的に発達した蒸気機関が主役と成った魔術蒸気文明社会。
その中で、火、水、土、風、光、闇、それぞれの魔法属性を極めた偉大なる六賢者によって第七の魔法属性、雷
が発見された。
数十年の時を経て、雷魔法の研究期間も終わり、とうとう実用段階へと移った。
これによって現代魔術社会は蒸気文明社会から電子文明社会へと変革していく。
この物語はそんな蒸気と電子が入り交じる魔術社会で働いた魔術師達の労働の記録である。
第一弾 カトリーナ・フェニックスは燃やしたい!
東コヤナカ製鉄所で働くカトリーナのとある週末の話に成ります。
第二弾 アカガネ・ツチミカドは拓きたい!
ミチガネマテリアル社長、アカガネの鉱山発掘の話に成ります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-07 18:21:27
31585文字
会話率:31%
西の隣国の支援によって日々目覚ましい発展を遂げる大陸中部の小国メロディア。その王都を少女は自由を求めて蒸気機関車を凌ぐ速さで疾走する。目的地など無く、ただ本能の突き動かすままに走り続けた先で、少女はとある少年と邂逅を果たす。
二人は共通
の目的から行動を共にし、この排煙立ち込める蒸気文明の恩恵に与る都市を離れて旅に出る。その先に待ち受ける数々の苦難に、二人は時に協力しつつ、反対に反発しながらも、未知の世界へと心を躍らせる。
この作品は『カクヨム』様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-01 20:17:22
48202文字
会話率:38%
〖あらすじ〗
失われた嘗ての電子文明世界。新たに発展を遂げた蒸気動力を柱とする科学技術体系。そんな蒸気文明都市の一つであるシャングリラ・シティで起こる不可解なテロ事件。それは滅びたはずの旧科学文明によって生み出された魔物の仕業であった。
その脅威に恐れ戦く人心は魔法科学なる新興宗教を崇め、抗う者達は蒸気科学を駆使する半機械化人間”ギア・ハンター”を生み出した。
――望んだのは新たなヒーロー! その矜持と爽快バトルに皆、涙せよ!!――
皮のトップハットにパイロットゴーグル。リベット打ちの海賊風フロックコートを纏い、機械仕掛けの左腕を持つ男。
黒いシルクハットにツインテールの黒紅髪。コルセット&フィッシュテールスカートに身を包み、自らを悪魔と呼ぶ赤褐色の瞳の少女。
キメラ魔導士を追う二人の運命が交錯する!!
†* † *†* † *†* † *†
*既存の枠には囚われず、アリだと思う方w是非応援を♪
*2016年夏秋連載を改稿推敲掲載
【小説家になろうランキング】空想科学〔SF〕最高位
*日間10/05第5位
*週間10/07第8位
*月間10/28第17位
*四半期12/12第45位折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-05 01:38:07
70299文字
会話率:33%
蒸気文明の発達したレトロな未来。避けられなかった核戦争により人類文明は荒廃した。都市は壊れ大地は汚された。シェルターにいたことで難を逃れた主人公は唯一の家族である妹と、無二の親友に再び出会うべく、シェルターに居たガイノイドと協力するのであっ
た。
(暫定)
ハーメルンでも連載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-16 01:08:15
17638文字
会話率:41%