昭和の春、大戦の足音が聞こえる中
参謀本部陸地測量部の脇屋中尉は、
ある日上司の長嶺少佐と共に本部への出頭を命じられる。
そこでに待っていたのは、異国の碧眼の姫だった。
中央アジアに有ると言う彼女の故国に、
原子爆弾の材料たるウランを探しに
行けと言う
荒唐無稽な命令を受けた彼ら。
見方は面従腹背の関東軍、敵は英独ソ、そこに国民党と中共が絡む
四面楚歌とも言える状況の中、
謀略渦巻く大陸で彼らは、はたして生き残れるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 21:26:02
27574文字
会話率:32%
【異世界の様子を配信してるだけなのにめちゃくちゃバズって同時接続者数すごいことになってるんですが!?】
【あらすじ】
異世界が現実に出現し、日常となったある世界。
どれも危険な異世界でありながらも人々はその世界に降り立ち、その世界を攻
略しながらその様子を生配信や動画投稿で配信していた。
そんな世界で元・過労死寸前のサラリーマン・水無月翔は、自室に開いた異世界への扉から、平和な農園に足を踏み入れる。
異世界でありながら平和なことに驚きつつも、翔はそこで出会った少女アーミアに頼まれ、彼女と共に従業員不在の農園を立て直すことに。
翔の人一倍の動物愛撫の才能が、農園の動物たちを虜にしていく。
そんな中、翔は思いついた。
「この農園を定点カメラでライブ配信したら、投げ銭とか広告費とか稼げていいんじゃないか……?」
荒唐無稽な計画ではあったが、異世界の愛らしいもふもふたちは目新しく、数字が取れるに違いない。
安直な考えから始まった翔の定点カメラ生配信は、驚くべきことに開始二日で大きくバズることになる。
「可愛い〜!」「でかすぎんだろwww」などのコメントが飛び交う画面を見ながらアーミアと翔は手を叩いて喜んでいた。
しかし、そんな異世界があることを知られ、やがて予想だにしない出来事へと転がり出す。
これは過労で蝕まれた日常から解放された翔が、異世界と現実とで巻き起こす騒動の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 19:30:00
152075文字
会話率:59%
――――――――――――――――――――――――
現実世界であらゆる手段で私利私欲を貪り天寿を全うした男、「新道集一 」。
彼が次に意識を覚醒させた時、そこに広がっていたのは上下左右前後不覚の虚無空間だった。
その後顕現したなんだか神々
しい存在は荘厳な雰囲気を纏わせながらその口を開いた。
「ごめん、間違えた。」
少し笑えない事態の中、彼は異世界にて「クラウン・チェーシャル・キャッツ」として転生。新たな人生目標を掲げ、その内にある〝強欲〟を存分に発揮する。
「全スキルコンプリート。」
「魔物を標本、剥製にして収集。」
「あらゆる最高の武器種を収集。」
そんな荒唐無稽を実現する為、彼はあらゆる手段で己が欲望を撒き散らすっ!!
異世界転生ファンタジー開幕!!
――――――――――――――――――――――――
なろう中、スキル数最多を目指します。
ゆっくり少しずつ、けれど確かに確実に、主人公が最強に近付いていく様をお楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 17:29:05
2470779文字
会話率:49%
素行不良の男子高校生、阿岸佳果は
幼馴染の少女、押垂夕鈴が
生前プレイしていたVRMMOにて、
夕鈴と同じ姿をしたAIから
彼女の死の真相について聞かされる。
"押垂夕鈴は―――わたしが殺しました"
荒唐無稽な言葉に
動揺する佳果だったが、
AIは夕鈴を助ける方法もあると告白する。
そのために必要な条件とは、
このゲームをクリアすることであった。
ステータスやスキルといった能力が
魂で決まるという不思議なVRMMO、
『アスターソウル』の世界。
佳果は固有スキルを駆使しながら、
夕鈴を救うための旅を開始する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 16:50:07
572204文字
会話率:63%
カメラクラスタへの挑戦状
続かない結末に耐えられるか!?
カメラと写真のある日常、そして非日常。そんな瞬間に突如訪れる荒唐無稽なストーリーを、オムニバス形式で綴ります。
ライカ、オールドレンズ、フィルムカメラなど、マニアックなカメラアイ
テムが、ただひたすらにナンセンスストーリーを紡ぎます。極度にディープなカメラTipsの数々。わかる奴もわからない奴もついてこい。ナンセンスの彼岸の焼け野原に、丸焦げのカメラ愛だけが残ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 23:47:06
87057文字
会話率:45%
ある日、僕は夢を見る。それは見知らぬ少女に喉を切り裂かれるという非日常的なもので、しかしそれは迫りくる未来でもあった。そうと気付いた時にはすでに遅く、その未来は現実のものとなっており——。
そんな僕を救ってくれたのは、魔術師退治の専門家を名
乗る学校の先輩だった。そこから、訳もわからず魔術の世界へと足を踏み入れることとなる。
始まりはつまらない夢だった。けれど歩き出せばもう止まれない。魔術に縁などなかったのだから、魔術の基礎など知らない、そもそも魔力を操れない、もちろん魔術など使えない。自分の意思で制御できない魔眼だけを頼りに、流される状況を前にして進んでいく。
これは現代に生きる魔術師達の、どうしようもなく残酷で荒唐無稽で、愚かに壊し合う物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 22:16:33
759731文字
会話率:43%
平安王朝末期。
都は物質的、精神的な頽廃を辿っており、王朝を整備していた律令は形骸化していた。そうした世情の中、二条通りに面した辻で怠惰を享受する放免何某は、自己の将来に黙々と悩んでいた。自分の世界に入り込んでいた彼であったが、ふと、自身の
足の上に片目のつぶれた蛇が這っていると気付き、驚くと、蛇を正面の空き家へと蹴り飛ばした。すると、空き家から女性の悲鳴が聞こえてきた。この出来事から彼は不安を解消する荒唐無稽な手段を画策し、それを実行しようと空き家へと侵入する。
そして、彼は着物の中に隠れていた彼女を見つけると、当初の目的を忘れ、倒錯した世界へと入り込んで行く……。
*注意
世界観を演出するために女性蔑視的な表現及び、グロテスクな表現と性的な表現を多分に含んでいます。以上の表現が苦手な人はご注意ください。
*カクヨムの方にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 10:35:15
7704文字
会話率:30%
何不自由なく暮らす小国の王女、クラウディア6歳。けれど、ある日その日常が一人の侍女によって揺るぐことになる。「残酷姫クラウディア、あなたはこのままでは16歳で処刑されます」。彼女は、そんなクラウディアを救うために未来から逆行転生してきたとい
うのだ。荒唐無稽でありながら、世界から消えて久しい魔法を見せられ、彼女の話を信じざるを得なかった。クラウディアは、残酷姫の二つ名を返上し悲劇の未来を回避しようとする。けれど評判は下がるばかり。誰かが意図的にクラウディアを悪女に仕立て上げている……?ナチュラルに権力を振りかざす少女が、侍女の躾で次第に成長を遂げていく、破滅回避小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-18 09:22:39
15404文字
会話率:24%
2年ほど前から流行り始めたこの「真実の愛」に目覚めてからーの婚約破棄パターンの物語は小説や舞台が大成功するたびに、より身分の差が激しくありえなさが加速していっている。
子爵令嬢のリーチェは流行る前から注目していたいわゆる古参である。ありとあ
らゆる真実の愛パターンを読み比べ、吟味し採点することが趣味になってしまった。
でもねー
と、いっぱしの自称・真実の愛ソムリエとしては、やっぱり恋に落ちる根拠は納得できるものが欲しいし、あまりに荒唐無稽な設定ではふとした時に我にかえってしまうので、それでは味気ないと思ってしまう。
婚約者のルーカスさまに婚約破棄されるとしたら、どんな設定が萌えるかしらーなんて妄想していたらバチが当たるかしら?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 22:42:42
7980文字
会話率:43%
高校2年生の夏の終わり、部活などで早々に人が居なくなった教室。巡る思考は厨二病の事、つまり小説投稿サイトに掲載している次のネタ。荒唐無稽な考えから使えそうなものまで考え楽しんでいるところ、割り込むのは同じクラスの女のコ。。
どうやら俺の
趣味、投稿サイトで小説を書いているのがバレたらしい。
どこにでもいるモブですが、彼女とに出会いも一大事件に発展することもなく。でも確かに彼女との始まりはこんな感じだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-27 23:00:00
4064文字
会話率:53%
”事件が起きる前”に解決してしまうような、空前絶後の≪名探偵≫に、私は──
命が救われ、されども消え逝く、白の世界──。
生まれた時、不治の病を患っていた私は、一生をそんな病院で過ごすはずだった。
宣告された余命が近づいていた中─
─。
「これから、君には異世界に転移してもらって、他のプレイヤー──転移者と殺し合いをして欲しいんだウキ」
私は──毛むくじゃらのオランウータンによって、異世界転移デスゲームに巻き込まれ…。
何故だか、五体満足…人生初めて自由な体を手にし、ゲームに興じることを余儀なくされた。
期間は1年。
そして、プレイヤーの中で、私は特別に──。
「──君はJOKER。君だけ、何も能力を持たずして、戦わなければならないウホ」
他のプレイヤーが異能力を使える中、私だけが、《無能力者》として戦わなければならないようだ!
されども、このゲーム、私にとってメリットしかない。
”この体で1年も自由を与えられた”のだから。
だから私は、解明する。
自分が人生を捧げてきた書物──ミステリー小説の探偵のように、このデスゲームの真髄を究明する。
そんな中、転移後早々に、奇怪千万、陰惨な殺人事件に巻き込まれる。
腹部が破裂した惨殺死体──異能が絡んでいるであろう、荒唐無稽で前途多難なミステリー。
そうして私は、産声を上げた。
私は──異世界のシャーロック──いや、シャーロット・ホームズだ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-23 18:42:55
81123文字
会話率:48%
ぼくはリビングでうとうとしながら『かごめかごめ』の唄を「鶴と亀が転んだ」と口ずさみ、娘から「鶴と亀は滑ったんだよ」と訂正された。ぼくには大切な友だちを裏切って転んだ暗い過去がある。
ぼくは、UFOからツチノコまで不思議な事であれば何でも
扱う雑誌『ユニコーン』のライターである。山形県黒鷹町の地域おこし協力隊員から、町に「隠れキリシタン」とその埋蔵金の情報が送られてきた。実際、今でも「隠れキリシタン」がいるそうだ。そこでぼくは後輩のスズちゃんと一緒に黒鷹町に取材に行くことにした。黒鷹町では、地域おこし協力隊員の佐和山が中心となって「隠れキリシタン」を町の観光資源として活用する計画を進めていた。キリシタンを弾圧した拷問の体験ツアーを組み込もうとしている。一方で、佐和山の計画を壊そうとする者たちがいた。かれらは自分たちを「転び切支丹」の末裔だと名乗っている。そしてこの転びキリシタンの集団の中に一人だけ江戸時代から続く真の「隠れキリシタン」が潜伏しているという。荒唐無稽な、傷ついた者たちの悲喜劇が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-28 00:00:00
236256文字
会話率:44%
年末に突然山花という人物からメールが届き、それからかれとメールやチャットで交流するようなった。山花はぼくのネット小説『麦川アパート物語』の熱烈な愛読者である。何度も読み返しているようで、細部にまで異常に詳しい。何度かのメールのやり取りの後
、かれはぼくの小説の登場人物である舞の父親だと名乗った。ぼくの小説にモデルはいないので、登場人物に実在する親がいるはずがない。あまりに荒唐無稽である。山花は下心があるかもしれないと警戒したが、自分に危害を加えそうもなのでそのまま交流を続けた。すると他の登場人物の親たちが現れ、リモートで話をすることになった。そして、みんなで娘たちが住んでいる麦川アパートの場所をつきとめようということになった。どうして架空の物語が現実とリンクしていったのか、そこには親たちの子供たちへの切ない思いが隠されていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-17 00:00:00
73785文字
会話率:1%
この世界観においては、本来15年で改元に至った大正時代が123年まで継続しています。
帝都東京には機械に肉体を置き換えた人間が闊歩かっぽし、人と見紛う自動人形が溢れ、凌雲閣は地上634メートルを突破し、不可視の電脳網が駆け巡り、現実と仮想現
実が重なり合う……
こんな荒唐無稽な時代において日本の人々は正常と超常の狭間で暮らし、正常性維持機関は暗躍を続けています。
帝都東京では神格演算装置となった《天皇機関》が頭脳、民選内閣がその手足となり政が行われ、《天皇機関》直属である《寄葉(ヨルハ)院》が日本国内の正常性維持を取り纏めています。
大正123年の大日本帝國は、現実に顕現した箱庭の夢界です。全ては『栄華と安寧の夢』。これが醒めることのないよう、さまざまな思惑が張り巡らされていることでしょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-22 18:04:40
3086文字
会話率:16%
転生したらスキルになっていた!?
天涯孤独の少女の中で、”スキル”として目覚めた男(自称)の俺ができるのは唯一つ。
彼女の力を調整し、上手く使わせること。
空が自由に飛んだり、凄い力が使えたり、魔法をいっぱい使えるスキルがほしい?
だったら
作れ、最強スキルに俺はなる!
【序章:あらすじ】
気がつくと、俺は知らない少女になっていた。 だが体を動かすこともできない。
どうすればいいかと焦っていると少女が独りでに動き始めたではないか。
どうやら俺は、この少女の中にいるらしい・・・
少女の中から世界を見る中で、俺は少しずつ何ができるのかを探り見つめ、やがて自分の正体を知ることになる。
これは誰かを助け、そして助けられる物語。
【第1章:あらすじ】
氷の大地飛び出すことになった俺達は、人里目指して南を目指す。
立ちはだかる大自然、デカ過ぎる魔獣、強すぎる敵達に・・・怖過ぎる陰謀!? そして・・・
辛くて大変な旅路だけれど、名前も貰って俺とモニカの仲はどんどん深まり、強くなっていく俺達。
1人でなら乗り越えられない壁も二人でなら怖くはない!
【第2章:あらすじ】
ひょんな事から魔法学園に通うことになった俺達。
摩訶不思議な商業学園都市で繰り広げられる、荒唐無稽な日々、ヘンテコな友達との出合い、強過ぎるライバルとの戦いに、ヤバ過ぎる先輩!?
目の回る様な生活の中で、俺達は自分達力と向き合い成長していく・・・といいな。
テストが怖い? 足りない俺が作る、最強スキルに不可能はない。
今日から俺達、ピカピカの1年生!
カクヨムでも同時連載中 https://kakuyomu.jp/works/1177354054885338663
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-28 17:32:05
3429932文字
会話率:27%
ある日、父親の会社が倒産したことによって100億の借金を背負った女子高生・春日井 奈緒は、裏社会の大物"魔女"と契約した。
「女の子100人と恋愛し、彼女たちのファーストキスを奪うこと」
これが、借金を肩代わりをする
条件として"魔女"の出した荒唐無稽なミッションだった。
大好きな父親を救う為、奈緒は持ち前の演技力を武器に乙女たちを攻略していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-20 21:00:00
14667文字
会話率:49%
あまりに邪悪であるため世界政府から隠蔽されている魔界都市「デスシティ」。サイバネとオカルトが混同しているこの都市で「最強の殺し屋」と謳われる男がいた。彼は人間でありながら神を殺せる肉体を持ち、それを尋常では無い努力で鍛え上げた古今無双の武術
家。名を大和(やまと)という。
この物語は荒唐無稽の魔界都市と、その都市を代表する闇の益荒男の物語。悪人でありながら世界を救い続けている、一人の漢の英雄譚。
※以前投稿していたもののリメイク版です。内容が多少変化しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-13 20:00:00
196014文字
会話率:31%
美根我は、不動産屋の中で、鬘の男と荒唐無稽の話をするのだが…。
最終更新:2024-01-11 03:00:00
5995文字
会話率:0%
高校二年生(二学期)の少年が色々辛い目に遭いながらも頑張って生きるお話です……。
最終更新:2023-12-31 18:38:10
62611文字
会話率:59%
笠本 雪谷は、クリスマスイブに友人からある依頼を受けることとなった。それは、サンタのコスプレをして、自分の好きな人への告白を手伝ってほしいというものだった。
ベタなのか、荒唐無稽なのか、そのどちらともいえる依頼を、なんと彼は引き受けるこ
とにしたのだ。
それは、友人の告白が失敗すると思っていたからなのだが――彼の友人は、告白を成功させてしまったのだ。
そんな雪谷は、随分くたびれたサンタとなってイルミネーションの輝く公園の隅に鎮座していた――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-25 19:25:41
4490文字
会話率:33%
第一王子シルヴェストルは、父王からある事件の概要が記された書類を渡される。当該事件の加害者の姉の処遇について誰もが納得できる落としどころを見つけよと命じられ、灯台守がいなくなって灯りが消えたままの、海に浮かぶ孤島の灯台へ送るのはどうかと考え
た。シルヴェストルはさらに事件について調べていく中、加害者の姉リュディーヌに会う。
初めての恋におちた第一王子と、少年として孤島の灯台に送られた元伯爵令嬢の恋の話。
*荒唐無稽の世界観の中、ふんわりと書いていますのでふんわりとお読みください
*約54,000字で完結しています
*他のサイトでも公開します(加筆修正が入る場合もあります)
*誤字、脱字、衍字、誤用、誤変換、素早く脳内変換してお読みいただけるとありがたいです
誤字報告はとてもありがたく思いますが、直さない場合もありますことをご了承ください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-14 19:00:00
59470文字
会話率:24%
公爵家から王家に嫁いだ第一王子妃に与えられた物は、伝統と格式だった。
名前を失くした第一王子妃は、自分の尊厳を守るために重いドレスを脱ぎ捨てる。
・荒唐無稽の世界観で書いています
・約19,000字で完結している短編です
・恋は薄味です
が愛はありますのでジャンル「恋愛」にしています
・他のサイトでも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-14 22:00:00
19027文字
会話率:17%
「私が君を愛することは無い」
司祭しかいない小さな教会で、夫になったばかりのクライブにフォスティーヌはそう告げられた。
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オルティス王の側室を母に持つ第三王子クライブと、バーネット侯爵家フォスティーヌは婚約していた。
挙式を半年後に控えたある日、王宮にて事件が勃発した。
クライブの異母兄である王太子ジェイラスが、国王陛下とクライブの実母である側室を暗殺。
新たに王の座に就いたジェイラスは、異母弟である第二王子マーヴィンを公金横領の疑いで捕縛、第三王子クライブにオールブライト辺境領を治める沙汰を下した。
マーヴィンの婚約者だったブリジットは共犯の疑いがあったが確たる証拠が見つからない。
ブリジットが王都にいてはマーヴィンの子飼いと接触、画策の恐れから、ジェイラスはクライブにオールブライト領でブリジットの隔離監視を命じる。
捜査中に大怪我を負い、生涯歩けなくなったブリジットをクライブは密かに想っていた。
長兄からの「ブリジットの隔離監視」を都合よく解釈したクライブは、オールブライト辺境伯の館のうち豪華な別邸でブリジットを囲った。
新王である長兄の命令に逆らえずフォスティーヌと結婚したクライブは、本邸にフォスティーヌを置き、自分はブリジットと別邸で暮らした。
フォスティーヌに「別邸には近づくことを許可しない」と告げて。
フォスティーヌは「お飾りの領主の妻」としてオールブライトで生きていく。
ブリジットの大きな嘘をクライブが知り、そこからクライブとフォスティーヌの関係性が変わり始める。
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*荒唐無稽の世界観の中、ふんわりと書いていますのでふんわりとお読みください
*10万字弱で最終話を含めて全29話です
*他のサイトでも公開しています(加筆修正が入っている場合もあります)
*1日3話ずつ、6時、14時、22時にアップします
*誤字、脱字、衍字、誤用、素早く脳内変換してお読みいただけるとありがたいです
誤字報告はとてもありがたく思いますが、直さない場合もありますことをご了承ください
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-03 06:00:00
98384文字
会話率:26%