国賊の末裔という出生のせいで、婚約者からこっぴどくフラれてしまった没落令嬢イングリッド。
自分は結婚に向いていないと悟った彼女は、穀潰しとして両親に迷惑をかけ続けることを厭って、唯一の取柄である剣術の冴えを武器に傭兵稼業に身を投じた。
それから二年。すっかり傭兵娘が板につき、気の許せる仲間たちとスリリングな毎日を謳歌していたイングリッドのもとに、なんと二度目の縁談が転がり込んでくる。
今回の求婚相手は〈王国最強の兵〉と名高いベルイマン伯爵家の次期当主マルクス。
英雄の末裔が国賊の末裔を娶りたいとは、一体どういう料簡なのか?
これは、いずれ剣聖に至る少女の――若き日の父と母の物語。
※カクヨム様にも掲載しています。
※序盤のストーリーの展開はゆっくりです。辛抱強くお付き合いいただければと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 21:00:00
13821文字
会話率:24%
『これはかつて世界を救った英雄アニマルたちの魂が獣神ロボとなって異世界の英雄の末裔とともに、アニマル王国を襲うアクマロボと戦う物語』
最終更新:2024-06-05 15:22:39
5180文字
会話率:33%
ガリアン・ルヴェルタリア。両の瞳に朝焼けの色を持つ、古い英雄にして北の王。
人々は畏怖と敬意を込め、霧に蝕まれた世界を救った彼を〝霧払い〟の二つ名で呼んだ。
◆
――……霧と英雄の戦いから千年。
過去を失った少年ユリウスと英雄の末裔が
出会う時、眠っていた世界の運命が動き出す。
〝十三体の精霊王〟〝四騎士〟〝霧払いの勇者〟そして〝古い霧〟
多くの伝説が残る世界ルヴェリアを旅する中、ユリウスは気付く。
遠く古い夕焼けに交わした約束こそが、すべての始まりであったのだと――……。
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第一部 一章~六章
第二部 七章~……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 01:05:26
1092122文字
会話率:30%
※乳首芸はありません。
私は山本優羽、14歳。
一応女子なのだけど、何で一応というのかは、まぁ顔は正直並み以下で身体も男子を釘付けするような部位もなく、どちらかといえば幼児体型寄りで地味だからなのだ。
ただ唯一自慢出来るのは乳首の色。
これだけは負けない自信があるのだけど、当然誰にも見せれる訳もなく、単なる地味で目立たない女子としてヒエラルキーの底辺で誰とも関わらずに生きようと決めていた。
しかし私の出生のせいで人生は思い通りにはいかない。
私のご先祖は英雄と言われていて、今もその影響力が残っているらしく、何かと話題にされたりして、不細工な女子がそんなことで目立ちたい訳もないので、必死にステルススキルを磨いて凌いできたのだ。
しかし、14歳になって進学となった時、英雄の末裔というだけで、試験免除で超難関な魔法学校に無理矢理入れられてしまう。
そこでは、学内で人気を二分する超美人で聡明な坂倉さんとイケメンで貴族の御曹司の斉藤さんに目をつけられて、まだ14年しか生きてないのに多分人生最大の試練が起こってしまうのですよ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-29 02:39:03
111057文字
会話率:34%
ここはソルファン帝国、東大陸の南部に覇を唱える大国である。
その帝国に六つある公爵家のうちの一つに一人の男が生まれる。公爵家の次期当主となるその男の名はアウグスト・フォン・クレイペウス、転生者だ。
この国の公爵家は昔、太陽神ソルに
邪悪な存在を倒すため特殊な武器、【神器】と【力】を与えられた英雄の末裔であり、数百年たった今でもその【神器】はその血筋に宿る【力】と共に受け継がれていた。
これは英雄の子孫として生を受けたアウグストが愛する家族のため、受け継がれてきた領地のため、守るべき国のために頑張るお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-04 23:00:00
11766文字
会話率:45%
建国の英雄の末裔アンデルは、男勝りな年上の幼馴染ハイリーに恋をしていた。しかし彼女は、将来を嘱望される兄・クラウシフの想い人。いずれ二人は結婚すると恋の成就は諦めていたのだが、祭りの夜、ハイリーがフラれるところに出くわしてしまう。
一
方、成人し軍人となったハイリーは自らの能力を活かし、魔族と血みどろの戦いを繰り広げていた。文通によりアンデルとの親交を深めつつ。
ある日、彼女のもとに、旧友クラウシフから手紙が届く。それは彼自身の死期を告げる手紙だった。
そして、宰相補佐に上り詰めたクラウシフは、望まぬままに祖国の暗い歴史に直面する。それは同時に、自身に流れる英雄の血のルーツを知ることでもあった。
◆
英雄の末裔三人が、謀略やら戦争やら過去のしがらみに絡め取られながらも、自分たちの答えを見つけようともがくお話。
R指定完結版はアルファポリス・ムーンライトノベルズにも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-26 21:00:00
414773文字
会話率:32%
この世は全てが別たれている。
光と影、白と黒、太陽と月。
相反するものが決して交わることがない。
それを如実に表すかのように終わらない戦争があった。
その発端は『Best Wish』という絵本に綴られている。
一本の剣と一
本の大樹が秩序を保つべく存在していた。
剣には4体の天魔が、大樹には妖精が宿っていた。
彼らは別世界を通じて、仲を深め合っていた。
けれど、人によって剣は抜かれ、大樹は切り落とされた。
剣を手にして英雄となった者。大樹を切り落とすことで妖精王となった者。
彼らは戦い、争った。
勝利を手にしたのは、英雄だった。
すると今度は、英雄の国で内乱が起きた。
剣はいつしか、二本の刀剣になり。
黒陰国と白陽国という対立し続ける国を生んだ。
そんな世界で遺物とされる『FEATHER』という背に翼を生やした人型生命体。
歴史の影に埋もれた、英雄の末裔とされる謎多き彼らを人々は忌み嫌う。
そして、黒陰国首都《レイヴン》に設立された黒陰国学院に通う平民『魅剣羽亮《みつるぎ・うりゅう》』(16歳)もまた、フェザーを嫌っていた。
貴族にも劣らぬ剣技と魔法を扱える彼の目的は、ただ一つ。
孤児として引き取られた教会で、4歳離れた姉のような『シスター・リリィ』と、同い年でありながら兄弟のように慕っていた者との三人暮らしを壊した元凶。そのフェザーへの復讐。
2年という時が過ぎた現在。
突如として訪れる自らの死。
目覚めた時、彼の身体は憎きフェザーと化していた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-16 20:03:13
134475文字
会話率:28%
この世は全てが別たれている。
光と影、白と黒、太陽と月。
相反するものが決して交わることがない。
それを如実に表すかのように終わらない戦争があった。
その発端は『Best Wish』という絵本に綴られている。
一本の剣と
一本の大樹が秩序を保つべく存在していた。
剣には4体の天魔が、大樹には妖精が宿っていた。
彼らは別世界を通じて、仲を深め合っていた。
けれど、人によって剣は抜かれ、大樹は切り落とされた。
剣を手にして英雄となった者。大樹を切り落とすことで妖精王となった者。
彼らは戦い、争った。
勝利を手にしたのは、英雄だった。
すると今度は、英雄の国で内乱が起きた。
剣はいつしか、二本の刀剣になり。
黒陰国と白陽国という対立し続ける国を生んだ。
そんな世界で遺物とされる『FEATHER』という背に翼を生やした人型生命体。
歴史の影に埋もれた、英雄の末裔とされる謎多き彼らを人々は忌み嫌う。
そして、黒陰国首都《レイヴン》に設立された黒陰国学院に通う平民『魅剣羽亮《みつるぎ・うりゅう》』(16歳)もまた、フェザーを嫌っていた。
貴族にも劣らぬ剣技と魔法を扱える彼の目的は、ただ一つ。
孤児として引き取られた教会で、4歳離れた姉のような『シスター・リリィ』と、同い年でありながら兄弟のように慕っていた者との三人暮らしを壊した元凶。そのフェザーへの復讐。
2年という時が過ぎた現在。
突如として訪れる自らの死。
目覚めた時、彼の身体は憎きフェザーと化していた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-16 20:00:00
134509文字
会話率:28%
人界と魔界を隔てる門が開かれ、四人の英雄の末裔が城に呼ばれた。
勇者、賢者、戦士、僧侶――英雄が残した加護を持つ彼らは魔王を討伐するべく魔界に旅立った。
それから早五年。
魔王討伐の暁には勇者に嫁ぐはずだった王女は、いつものごとく勇者を見
守っていたある日、勇者と賢者の逢瀬を目撃してしまう。
傷心の王女は八つ当たりをするために魔界にて魔王と三日三晩の死闘を繰り広げ――自らの拳によって打ち倒した魔王に求婚した。
だがしかし、王女に待っていたのは無情な断りの文句であった。
勇者に振られ魔王に振られ、こうなったら魔界でよりよい男を手に入れてやると王女は魔界に留まることにしたのだが、なぜか魔王は腑抜け、勇者は週に一度は現れ、魔王の子に求愛されることに――
※不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-21 21:50:36
26943文字
会話率:32%
飛竜たちが飛び交い、モンスターが行きかうこの世界。
剣と魔法が発展し、人々は冒険とロマンに満ちながら平和に暮らしていた。
しかし、ある日、空に巨大な穴が開き、強烈な漆黒の闇とともに敵が侵略してきた。
宇宙からの侵略者、その名を、ギルバート
・オズボーン卿。
ギルバート卿は数多の宇宙生物を解き放った。
宇宙生物たちはギルバート卿の闇の力により凶悪なデーモンと化した。
闇に屈した民たちは闇落ち人となりギルバート卿の支配下となった。
圧倒的な力の前に太陽の王国アルティナは敗れ去り、世界は闇に包まれた。
人々は今もなお照らし続ける月明りに希望を抱いた。
太陽を取り戻すために、打倒ギルバート卿のために、
伝承の英雄の末裔たちが今、立ち上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-26 18:34:02
49038文字
会話率:55%
どちらも、かつて世界を救った英雄の末裔。でも生活は真反対。いつも英雄の末裔であることに誇りを持っていて、それに縛られている少女。かたや魔法の殆どを使えず、英雄の末裔の自覚なしな自由気ままな毎日を過ごす自由人。そんな真逆の性格な二人の日常です
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-07 22:59:54
3021文字
会話率:41%
精霊の祝福を受け、騎士は色を授かる。
その中において、【黒騎士】は最悪の象徴だった。
いつの時代も、黒騎士は悪役で、騒乱を引き起こす。
ろくでなしの代名詞、それが黒騎士。
……そして、どう言う訳か。
偉大なる英雄の末裔であるはずの青年、ミ
ッソはその黒騎士になってしまった!
なにこいつマジ忌み子、と父から即座に事実上の廃嫡を突き付けられ、王都から放逐。
ミッソは北方のド田舎へ左遷される事に。
だがしかし、ミッソは挫けない。
なにせ彼の座右の銘は「ノブリス・オブリージュ」。
故にミッソは腐っていじけたりしない。しないったらしない。例えしたってすぐ持ち直して優雅かつ風雅に取り繕ってみせる。
黒騎士だからなんだって言うんだ! 俺は貴族だぞ!?
ノブリス・オブリージュを心の支えに、
ミッソは極寒の地にて、できるだけ高貴な感じに頑張り続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-26 20:27:01
161174文字
会話率:29%
没落した英雄の末裔は全てを奪われる。
十三歳の若さで当主の座を継がざるを得なかった少年テオドール。
周囲から侮られ、それでも国に尽くそうとした彼はその忠義にすら裏切られる。
失意の彼に魔女は語りかける。
復讐。復権。それともさらな
る裏切り。
おまえは何を望む?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-24 19:58:58
206457文字
会話率:40%
「伝説の魔術王を復活させようと目論む者が、英雄の子孫を狙っている」。そんな寝物語の続きみたいな話を聞かされたところで、「それは大変だ」と協力する気にはなかなかなれないものだ。戦士シュナードは、その子孫とやらに剣を教えてほしいという依頼を断っ
た。そのはずだった。
〈魔術王〉禁術師エレスタンと、それを倒した英雄アストールの伝説が、縁のなかった彼らをつなげていくことになる。
(全1話、四章構成で完結)(全39回・毎日更新予定)
※カクヨム、NOVEL DAYSにて同時掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-13 19:00:00
130531文字
会話率:53%
ヴァルテンブルク家は、その昔すごい魔物を倒したすごい英雄の末裔……と言われているが、今はど田舎で小さな領地を経営している貧乏領主だ。
ある日、そこに神託を受けたという戦神の司祭が訪ねてきて……。
「」→通常のセリフ
【】→呪文詠唱
そんな
くくりでお送りしています。
以前投稿して半端になっていた同名の作品を直してあげています。旧作は現在凍結しておりますが、そのうち削除します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-21 11:03:08
89844文字
会話率:40%
英雄の末裔として様々な種族が織り成すファンタジー
エルフ、人間、ホビット、ドワーフ、ドラゴン…
何処かでみたことが有るかも知れない
何処かで聞いたかも知れない
似たような話はこの世に溢れている
ただ、全てが同じではない
9つの英雄と9
つの伝説
全てに物語が有り、いつ終わるかも分からない幻想
消えないよう、此処に記す
あなた様も、この幻想を垣間見て
お気に召すことを祈ります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-13 05:16:29
2372文字
会話率:12%
不愛想な図書委員、桜沢文音。
彼女は自ら孤独を望み、人々を拒絶し続けていた。
ある春の日。
図書館に一人の少女が訪れる。
伝説に語られる英雄の末裔、大富豪のお嬢様。
――あなたを笑顔にするまで、私はあきらめません。
その少女、棘科輝羽
。
いくら傷つけ、突き放しても。
文音を解き明かそうと迫り続ける。
なぜ人を拒むのか。
なぜ孤独を望むのか。
閉ざした心に触れたとき、一つの光が蘇る。
冷たい先輩と小さな後輩が紡ぐ、桜色のものがたり。
※2015年公開『針ノ木さんの天使さま』から数ヶ月後を描いたスピンオフ作品。
『針ノ木さんの天使さま』の既読・未読関係なくお読みいただけます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-19 15:00:00
328707文字
会話率:39%
――刀術師。
それは、とある少年に付けられた蔑称。
魔術を碌に使えない、刀を振る事だけが取り柄。そんな魔術師に付けられたものだ。
とある一通の手紙が彼のもとに届いた。 それは彼の運命を変えるきっかけ。
翌日、彼は亡き父の言葉を思い出す。
それは彼の弱った心を奮い立たせるのに十分な言葉だった。
亡き父の言葉を胸に、桜ノ宮一刀流の剣技を駆使し、彼は挑む。
三か月後。 彼は魔術学院へと入学を果たした。
学院で様々な人々と関わり、変わっていく少年の日常。
かけがえのない仲間と絆を育み、勉学に励み、今まで経験してこなかった当たり前の生活を手にする。
新たな生活の中で色々な出来事を経験し、彼は人として、剣士として成長していく。
そして、少年は想う。 かの理想は遠いと。 かの理想は彼方にあると。
それでも、少年は想う。 父の背を見て育ち、その最後を見た彼は想う。
たとえ、己の理想が遥か遠き彼方にあろうとも、かの英雄の至った場所に辿りつくと。
たとえ、己の理想が困難な道の先にあろうとも、必ずその領域に辿り着いてやると。
これは、亡き父より受け継いだ刀を手に、少年が道を切り拓く、
――『刀術師の物語』――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-25 21:00:00
198598文字
会話率:26%
西暦1940年。世界を混沌の渦へと巻き込んでいた第二次世界大戦は大日本帝国の事実上の勝利を以て終止符が打たれた。
それを影で支えた4人の英雄。彼らは世界の平定を理念に掲げ、無血での終戦を画策し、翌年には『100年の間地球上での一切の武力行
使、及び武力と成る戦力の保持、またはそれに準ずる開発を禁止する』と定めた国際規約を締結させる。
それから時が流れる事100年弱。
西暦2040年4月。その英雄達の子孫が統括をする都市──天和。
そこに存在する天和帝国大学院に、英雄の末裔の1人である二宮彩華が入学すると同時に様々な陰謀が交錯し始める。
英雄の末裔を狙う謎の預言。
それに対抗するは英雄の末裔4人の持つ異能。
謎多き少女、志波なつきとの出会いを経て二宮彩華は果たしてどの様に成長いくのか!?
『セイケン』という言葉を鍵に、科学の発展した未来都市で少女達が迫り来る難題に立ち向かって行く、戦闘あり恋愛ありの空想科学作品となっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-26 23:05:46
211526文字
会話率:34%
※以下、ネタバレを含みます
国王の病を癒すため、年老いた妖術師の助言を受け、王子たちは竜の鱗を求めて旅立つ。
末の王子が竜を仕留め、鱗を食べた国王の病は癒えるが、竜の呪いが末代に降りかかるのを防ぐため、その子竜たちを育てることとなった
。
うち一匹は王女の飼い竜となるよう定められ、翼の筋を切られて飛べなくなる。竜の面倒を見ていた奴隷の少女は、自らの境遇を竜と重ね合わせて可愛がる。やがて王女の手に渡った竜は、玩具として弄ばれるが、ひょんなことから奴隷がその世話係となり、一人と一匹は互いを慰め合う。
国王の崩御と末の王子への禅譲をきっかけに、他の王子たちが反乱を起こし、平和な日々は終わる。制御されていた兄弟の竜たちが暴走して国は荒廃した。
竜と奴隷は生き別れになり、竜は秘密の地下室に閉じ込められる。竜の飼育費を賄うための増税により蓄積した国民の不安も爆発し、王族は殺され、国は完全に崩壊する。
誰にも見つけられず飢えていた竜は、迷い込んでくる人間を食らって生き延びた。長い年月の後、成長した竜を迎えに来たのは、魔力を身につけ魔女となったあの奴隷だった。一人と一匹は各地を襲う。一匹はその飢えを満たすため、一人は復讐のため。やがて二人は国境を越え、殺戮を続ける。
隣国の国王は竜を倒すことのできる者を探し求めた。
ある純朴な若者は夢のお告げを受け、国を救う英雄としての宿命を帯び旅に出る。途中、謎の老婆から授けられた聖なる剣を手に英雄は竜に立ち向かい、殺すことに成功する。
英雄は魔女を殺そうとするが、情けを掛けて立ち去った。国王は彼に位を譲り、英雄は竜を殺した者として歴史に名を残す。
一方、折れてしまった聖なる剣を拾った魔女は密かに王家に呪いをかけ、復讐のときを待つ。
数百年後、人々が歴史を忘れ去ったとき、英雄の末裔である国王が呪いによって奇病に倒れた。魔女は妖術師として、国王の前に姿を現わす。(冒頭に戻る)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-03 23:11:31
12773文字
会話率:0%
アルヴェニスウェールでは、ここ数年、不審な殺人事件が度々繰り返されていた。
両親を失ったセイモア家の長女・フェリシアは、事件の真相解明を目指し奔走する。
最終更新:2014-04-28 22:37:24
67405文字
会話率:52%