精霊の祝福を受け、騎士は色を授かる。
その中において、【黒騎士】は最悪の象徴だった。
いつの時代も、黒騎士は悪役で、騒乱を引き起こす。
ろくでなしの代名詞、それが黒騎士。
……そして、どう言う訳か。
偉大なる英雄の末裔であるはずの青年、ミ
ッソはその黒騎士になってしまった!
なにこいつマジ忌み子、と父から即座に事実上の廃嫡を突き付けられ、王都から放逐。
ミッソは北方のド田舎へ左遷される事に。
だがしかし、ミッソは挫けない。
なにせ彼の座右の銘は「ノブリス・オブリージュ」。
故にミッソは腐っていじけたりしない。しないったらしない。例えしたってすぐ持ち直して優雅かつ風雅に取り繕ってみせる。
黒騎士だからなんだって言うんだ! 俺は貴族だぞ!?
ノブリス・オブリージュを心の支えに、
ミッソは極寒の地にて、できるだけ高貴な感じに頑張り続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-26 20:27:01
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