若い頃から一生懸命働き、定年を迎えました。
妻と老後の生活を満喫していた主人公のアル。
ずっとお互い共働きで働きづめだったこともあり、妻のローズは重い病にかかってしまいます。私は「死」というものに直面しました。
祖父母や両親、もう随
分昔に他界しておりますが、これまでの別れとは比べようにならないのです。
愛する妻の「死」。これを受け止めなくてはいけません。でも、どうしても今のアルには受け止めることが出来ませんでした。
妻の体調が良くなるように祈ります。しかしそんな祈りとは裏腹に妻は日に日に衰えていきました。
今巷で話題の「シェルター事業」というものがあり、そこに入る事が出来れば未来永劫延命処置が働き、シェルターに入っている間は死ぬことはありません。
妻にそのシェルターに入って貰おう。それなら起きる事はなくとも、死ぬことはありません。
しかし一度入ってしまったものは、特別な方法でしか現世に戻る事は出来無くなってしまいます。
シェルターの先は異世界。その先で待ち受けているものは一体なんなのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 12:42:16
20439文字
会話率:36%
ヒック! と声を漏らし、夜道を歩く男。
泣いて顔を真っ赤に、というのはあながち間違いではないが
手に持っているのは缶ビール。酔っているのだ。
フラフラとした足取りでその男は公園に入り、ベンチに座った。
「なんだってんだもぉ……」
そう呟き、項垂れる男。それもそのはず、この男、本日定年退職。
晴れて自由の身……ではない。
定年退職と言っても早期定年退職。つまりは体のいいクビ。男は望んでいなかった。
退職金は割り増しだがそれでも妻と子を養い、さらに自分たちの老後の生活を支えるのは厳しい。
まだまだ働けると言ってもこの歳で再就職となると……という風に落ち込んでいたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-01 12:00:00
2987文字
会話率:50%
誰もがこの世でHappyLifeを送り、HappyEndで終わりたい。
一生で幸せな時間は何時間? そして、幸せな最期を迎えるには?
最終更新:2022-05-01 00:00:00
27238文字
会話率:34%
魔王を倒すために国から数々の英志たちが集まった。
そうして優秀にして最高のパーティーは勇者を筆頭にして魔王討伐隊として民衆の期待を一心に受け取り邁進していた。
魔王の部下、精霊との契約、ドラゴン退治。
優秀な仲間たちと勇者は
、魔王城に魔王を残すところまで追いつめていた。
そんな後寸前のところで悲劇がやってくる。
仲間たちから勇者が追放の憂き目にあう。
勇者がおっさんなのが悪かったのだろうか、おっさんにして勇者は悩んだ。
仕方ないので放浪することを決めたおっさんは、そこで色々にゃんにゃんすることになる。
あ、にゃんにゃんはしない、けど可愛い子は出る。
そんなおっさんの俺TUEEな旅が始まる、かもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-27 04:19:01
13031文字
会話率:61%
私はもうすぐ五十八歳になる。
そして、あと二年で定年を迎えるのであるが、私は入社当時と変わらない雑用に追われる毎日を過ごしていた。
そんないつもと同じように目覚めた朝、私は脳梗塞を発症し入院することになった。
病院のベッドの上で、自分
が年をとってしまったこと、もう若くないことにショックを感じ、そしてまたこれから始まる老後の生活に不安を感じると同時に、結婚してからずっと苦労をかけてきた家内のことが急に愛おしく感じるようになった。
脳梗塞による身体的な後遺症は幸いにも残らなかったが、頭の中に厄介な後遺症が残った、というか現れた。脳梗塞が原因かは良くわからないが、私の頭の中にもう一人の自分が現れた。そしてもう一人の自分は今までの私とは全く違った性格の持ち主であった。
私はもう一人の自分を『後遺症野郎』と呼ぶことにした。
私と後遺症野郎は歩けるようになると病棟内の散歩を始めたが、同じ病棟に入院している一人の老人の様子をみて、ああはなりたくないものだと話し合う。
もう目前に迫った老後の生活を、もう一人の自分である後遺症野郎と考えている時、私と後遺症野郎は病院の売店で一冊の本を見つけた。それは『小説の書き方』という本であった。
作文もまともに書いたことの無い私と後遺症野郎は、老後のボケ対策として無謀にも推理小説を書くことになった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-30 07:00:00
63814文字
会話率:57%
心配性な主人公は異世界に来てどうするか…生きる!それが俺の答えだ!…………老後の生活考えないとなー…。
最終更新:2015-08-06 19:35:04
6106文字
会話率:11%
若くして老後の生活に不安を抱え、現実をしっかり見据えながら計画的に潤沢な資金を貯めている鷲。
そんな鷲から、借金をしている上司の鳶。
返済が出来そうにないという鳶は、その金が鷲の“老後資金”の一部であると聞き、ある“借金の形”を提案し
てきた。
※登場人物のモデルは作者や身近な人物ですが、この話はフィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-31 21:00:00
8620文字
会話率:21%
老後の生活に慣れてきたころに病に倒れしまった男性の前に現われたのは…。
最終更新:2013-03-30 20:56:50
3208文字
会話率:15%