陽キャだがゲーセン通いが趣味でレトロな2D格ゲーマニアでもある田村映一は高校入学祝い金を握りしめて向かった行きつけのゲーセンで知ってしまった……推しゲーの筐体が無残にも撤去させられていたという事実を。
意気消沈した映一はその帰り道、小学校時
代からの顔見知りだがほぼ話したことのなかった陰キャの少年、町田良とばったり出会う。
良が格闘ゲームを自作しているということをその時はじめて知った映一は、実際にその制作中のゲームを見て衝撃を受ける。
「俺にも手伝わせてくれ!」と、そう告げた映一の言葉に、良は驚いてから「いいよ。一緒にやろう」と返した。
先生や家族や先輩たちを巻き込んで、彼らの無益で小規模な、健気で真剣な、目を開けたままで夢を見ているかのような闘いの日々が、幕を開けたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 06:08:59
23488文字
会話率:55%
将来、イラストレーターになりたいと本気で頑張っている女子高生、佐々木美鈴は、友達である武田鈴にある噂を聞いた。
その内容は、嘘くさいと思う程に現実味がなく、美鈴は信じていなかった。
それでも、鈴に強く誘われ、放課後に噂が流れている森林公園
へと向かうこととなる。
森林公園の奥には、深い林が続いていた。
進むと、噂として流れていた古い小屋がポツンとある。
二人は、この小屋の中に噂の正体があると、驚きつつも期待していた。
噂の内容は、なんでも願いが叶うというもの。
仮に噂が本当だったとすれば、鈴はお金持ちにしてもらうだと美鈴に話していた。
だが、それは泡となって消えた。
小屋の中には、片目を前髪で隠している青年、筐鍵明人《きょうがいあきと》がいた。
噂の内容を話すと、困ったように微笑み「願いは叶えられない」と言われてしまう。
断られてしまい、二人は帰るしかなかった。
その出会いがきっかけで繰り広げられる、負の感情と正の感情の絡み合い。
口にしなければ伝わらない。勝手な思い込みで広がる憎しみ。
無意識に閉じ込めてしまっている感情、行き場のない感情を吐き出せる場所とは――……
「お前の匣は、頂いた」
感情がすべてあふれ出た時、その人の運命が大きく変わる。
※アルファポリス、カクヨムでも公開中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 19:00:08
98697文字
会話率:30%
かつて夢中になった名作VRゲーム《メモリコ》。
それは“心の傷”を修復するという奇妙な設定のゲームだった――はずだった。
気がつくと、主人公は古びたゲームセンターで、すでにサービス終了したはずの《メモリコ》の筐体と再会する。
なぜここに?
という疑問もつかの間、彼は無意識にコインを投じていた。
そして始まる、記憶の修復。
舞台は情報次元に作られた都市「メモリーシティ」。
彼は自分の過去に向き合い、後悔と向き合い、ひとつずつ“記憶”を修復していくことになる。
それは“ただのゲーム”ではなかった。
これは、自分自身”を取り戻すための、魂の旅。
『メモリー・リコンストラクター』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 12:38:46
13743文字
会話率:31%
「俺の魂に眠る聖なる剣よ……今こそ勝利の為に大いなる切り札の力を与えたまえ! ――『Player Ability Soul』、プレイヤーの魂【PAS】発動!!」
ゲームセンターのゲーム筐体の前でコントローラーを離して詠唱する高校生ゲームプ
レイヤー。
ゲームに挑む者は皆人並み外れた異能力を持ち、ゲームで世界を動かす時代の人々はこう呼ばれた。
『ゲームに挑む魂に形を持つ者』=【ゲーム戦士】と。
それは剣・槍・刀・銃と、人の心に個性があるように、心即ち【魂】を武器に幾多のゲームに挑むプレイヤーの枠を超えた超戦士の事。
魂さえあれば難攻不落ゲームの1つや2つ、『切り札』『チートスキル』でちょちょいとクリア!!
そんな時、大阪に住むゲーム戦士『切り札騎士《エースナイト》』の桐山剣に、親友からの着信が届く……
『――僕達が待ちわびてた【GAMEWORLD ONLINE】が、復活したぞ!!!!!』
封印されていた幾多のゲームで創世されたVRMMO・電脳異世界への誘いが、壮大なストーリーの時を刻む!
これはゲームに熱い魂を秘めたゲーム戦士達が、伝説に名を残す英雄となる物語である!!
――――いざとなったら魂を込めろ!! 力があふれる闘志を秘めたゲーム戦士の魂を!!!!!
※・前作【極限遊戯戦記 ゲーム・ウォーリアー】を読めばもっとこの作品が面白くなります!!
URL→https://ncode.syosetu.com/n1274gk/
・最初の山場は【GAME6】から!是非ここまで読んでゲーム・ウォーリアーの世界を体感してください!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 21:08:47
1572318文字
会話率:40%
人類の技術が発展し、人類の立場がAIにすり替わった時代。人類はほとんどの人間的活動をAIに任せ、娯楽の探求を始めていた。
そんな中、大手遊戯筐体製造企業より新しく発表されたゲーム『Rebellion』。
プレイヤーとNPCが物語を作り上
げていくこのゲームは自分だけの楽しみ方を追求できると謳われ、数多のプレイヤーが参加していった。
主人公であるカイも早速ゲームの世界へ入るのだが…
なんと、カイの姿は小さくてカワイイお人形だったのだ!
出くわす魔物や他プレイヤーは強敵ばかり。
カイはゲームの世界で生き残れるのか!
*****
近未来世界観のVRMMOモノです。
作者と主人公の軽いノリと勢いでシナリオがおかしくなっていきます。
毎週金曜日の18時に更新予定です。が、それは貯蓄があればです。
書き終えたら即刻上げることもありますし、全然投降しない時期もあるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-13 18:00:00
35064文字
会話率:20%
3日間、ただ一台の牙狼を打ち続けた。
飯も、睡眠も、金も、理性すらも投げ捨てて──
そしてついに迎えた、10,000回転目。
赤保留、牙狼剣、金タイトル、激熱演出。
“絶対に当たる”と信じたその一発は、あっけなくハズれた。
次の瞬間、
世界が止まった。
音も光も、人も玉も、すべてが消えたホールに、
残されたのは自分と牙狼の筐体だけ。
そこは、“保留は自分で回さなきゃ溜まらない”世界。
出玉もない。時間もない。
あるのはひたすら外れる演出と、自分の意志だけ。
何千回回しても当たらない台と、
壊れていく心と身体。
それでも主人公は、拳を握る。
「当たるまで、永遠に回してやる。」
狂気と執念が支配する、“誰にも邪魔されない攻略の部屋”。
その先に、何が待っているのか──
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-10 14:56:51
1362文字
会話率:12%
でも……姿は見えたり、見えなかったりで……」
廃れたアーケード街に残る、古いゲームセンター。
深夜だけ光る筐体と、誰かが更新し続ける“ハイスコア”。
ナズナはそこで、ひとりの少年と出会う。
ゲームの話、学校の話、家族のこと……
少しず
つ語られていく、誰にも届かなかった“本音”の数々。
これは、ただの心霊事件ではない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 08:22:04
2888文字
会話率:65%
(※本作の文章はChatGPTで生成しています)
この世界に、価値などない。
光が生まれ、影が生まれ、欲望と暴力が形を変えながら交差するだけの舞台装置。
──ただ一つ例外がある。
我がコードネームは**断章英雄(レガシー・セイヴ
ァー)**。
かつて電子の深界にて、“虚無を讃える配信者”として名を馳せた語り部。
名声は泡沫と消え、視聴者は消散した。
だが、それでいい。俺の言葉は、**万人に届くためではなく、魂を撃ち抜くためにある。**
いま俺がいるのは、《ファミリア》──
都市の片隅、あらゆるSNS地図からも消された、忘却のゲーセン。
ここでは、誰も笑わない。
ここでは、誰も泣かない。
ここでは、“拳と沈黙だけ”が、会話の媒体になる。
昼でも夜でもない、灰色の時間。
外界のノイズが届かぬ、時の狭間。
そこにぽつんと存在するこの空間に、今日もまた──
誰かが、“生きる前に、死なないための一撃”を放ちに来る。
筐体は黙して語らない。
だが、画面の中では断末魔が踊っている。
“なぜ誰も俺を見てくれなかったのか”
“どうしてこんなにも、痛いのか”
“このまま、終わっていいのか”──
俺は待つ。
その声を受け止めるために。
その拳に意味を与えるために。
俺は語る。
煙草の火を魔力に変え、灰を呪文に変え、
死にかけた命へ、ほんのわずか──
**“生きていてもいい理由”を送り込む。**
ようこそ、**敗者たちの魂の停留所**へ。
ここは、
**すべての“生きそこね”に贈る最終章。**
命の価値など、**50円**で足りる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 03:30:00
63472文字
会話率:20%
1890年代英国の田舎町。
とある狭い路地に隠れるように建っている小さな喫茶店、『アルエット』。
そこは"魔女"が営む喫茶店。長い時を生きる"魔女"の末裔の青年ロベルタと、彼を「お師匠さま」と慕う9歳
の人間の少女アリスの、
すこしの魔法と不思議にいろどられた穏やかな日々の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 18:41:58
7718文字
会話率:31%
京都・宝筐院の見事な紅葉、それには誰も知らない純粋な想いがあった。
最終更新:2024-10-29 15:00:00
24334文字
会話率:53%
かつて一世を風靡したゲームがあった。
多くのゲーム好きが待望してやまない仮想世界へ自分自身が入り込んだと、そう錯覚するほどのゲーム。
これまで視覚を外部から切り離し、没頭しやすい、それだけでVRゲームと呼ばれていた物とは一線を画したそのゲー
ム。
プレイヤーは専用の筐体を利用することで、完全な五感をゲームから得ることができた。
月代典仁もそのゲーム「Viva la Fantasia」に大いに時間を使った一人であった。
彼はその死の間際もそのゲームを思い出す。
そこで彼は多くの友人を作り、語らい、大いに楽しんだ。
彼が自分の人生を振り返る、その時にそれは欠かせないものであった。
満足感と共に目を閉じ、その人生に幕を下ろした彼に、ある問いかけがなされる。
「あなたが憧れた世界で、もう一度人生を送ってみませんか」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 18:00:00
4832328文字
会話率:59%
とある村の共有物として育つ翔太朗が、親切な村人たちと過ごす「ひと夏」。
村の数少ない子供の中で最年長の女子のいたずらにより性に目覚めた翔太朗は、次第に過去に置き忘れていた記憶を呼び覚まし、「僕」なりのやり方でそれらを克服していく。
最終更新:2024-09-08 20:58:43
26494文字
会話率:21%
呪解士(じゅかいし)である好海(このみ)ちひろは、毎晩悪夢を見ることを、同級生の三鶴城(みつるぎ)ゆりから相談を受ける。
その内容はやっかいなもので、ちひろは渋々調査に乗り出すのだった。
最終更新:2024-09-08 15:15:40
1446文字
会話率:18%
西栄多谷高等学校2年の片桐智也は毎週ゲーセンに通うほどのゲーム好き、ある日いつもの通りゲーセンに行くと普段見かけない初心者らしき美少女が筐体の周りでウロウロしていた。
(いきなり話しかけるのもなぁ…)
そう思った智也は筐体に座りプレイを始め
た。
するとしばらく経った後
「あの、経験者さんですよね!私に格闘ゲームを教えてくれませんか!」
と突然頼み込まれてしまった。
ゲームセンターを通じて出会った二人のドキドキラブコメ!(多分)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 21:55:55
3974文字
会話率:52%
シャルちゃんプレゼント
キーワード:
最終更新:2024-06-08 15:23:54
10195文字
会話率:100%
あらゆる感情と感情のぶつかり合い。曝け出された本性で唾を吐き散らしながらも真剣な様は、醜くも美しい。
殺意と悲しみ。復讐心と絶望。快楽と理性。向上心と怠惰。諦観と愛情。肉欲と愛情。嫉妬と愛情。
どんな場面であれ感情が感情を叩き潰して相手を顧
みず、喰らいつくしてなお足りず膨れ上がる様はまるで自己増殖するスライムか細菌でも見ているようだが、それが我々の中に隙間なく蔓延り、隙あらば皮を突き破り噴出しようかというマグマの如きもので、そしてそれがあればこそ我々が我々であるという証……人間というものだとすれば、あぁ、真なる決着はどこにあるのか。
さて、これは解答のただ一例にして、模範例。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-26 01:15:19
6630文字
会話率:50%
またぞろ、守矢の連中が何か始めたらしい。魔理沙を皮切りに、色んな妖怪たちが私を誘 いにくる。
行くわけないじゃない。充分だもの。薄くないってば!
こうなったら乗り込んでいって、ひとこと言ってやるしかないわね!!
最終更新:2014-03-02 15:24:16
17513文字
会話率:52%
「花筐(はながたみ)」を初句にしている俳句です。
文字数を埋めるためにお見苦しい点はあると思いますが、ご容赦ください。
最終更新:2024-06-06 00:00:00
245文字
会話率:25%
横須賀中央で主人公が筐体のゲームをやったり、祈ったりする話です
キーワード:
最終更新:2024-03-20 12:23:14
1296文字
会話率:0%
時々、小さな箱の中に入りたいと思うことがある。
膝を抱えて丸くなると、体がぴったり収まるくらいの箱。光も、音も、何もなくて、そこには自分しかいない――
わたし(吉村希咲)は高校一年の、いたって平凡な人間だ。性格も、容姿も、頭の出来だっ
て。それでも時々、そんなことを思ってしまう。何があったわけでも、特別な理由がなくても。
日増しに暑さが厳しくなっていく、六月のこと。わたしはある女子生徒のことが気になってしまう。図書室で見かけたその女の子の、ある特徴が頭から離れなくて。
それから些細なことをきっかけに、わたしたちは親しくなる。少なくとも、話くらいはできるように。そうしてある雨の日、わたしは彼女に、とても重要なことを質問するのだけど――
「心の正しい置き場所を探すの」
ある人は、わたしにそう言った。心が傷ついたり、悩んだり、苦しんだりしているときは、そうするのだと。
わたしはその言葉を思い出して、その場所のことを想像する。自分の形がよくわかる、その場所のことを。
――そこは、小さな神様がいるところに似ている。
(21/5/6~21/5/24)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-23 00:00:00
31697文字
会話率:29%
いつの間にか現れたフルダイブVRゲーム
医療用として開発されたそれが、ある時一般向けにリリース
多くの人が興味を持ちながらも未だ実験を繰り返し、認可を受けつつ少しづつ広がる世界
偶然にも親戚が通院生活中β版をプレイしていた為、
誘われ、
ゲームと言うには高すぎる筐体は痛い出費だったものの、まだ世の中の殆どの人が触れていない世界に心躍らせた
フルダイブの名の通り完全にプレイヤー視点、プレイヤーが体を動かすのと同じ感覚で操作可能なキャラクター
ゲーム内にもかかわらず五感を刺激するのだと言う話
しかしそれは、画面越しにゲームをするのとは全く違う、もう一つの現実
作られたアバター越しだというのにはっきり伝わる悪意
そして刻まれる恐怖
普通のプレイが出来なくなった主人公は復讐と言う歪んだ道を歩き出す
しかしそれは恐怖に打ち勝つ一歩に過ぎない
悪と戦う彼をいつしか他人はヒーローと呼ぶようになる
このストーリーは作者前作『MONOローグ~ブラック企業勤めのおっさんがVRMMOにはまった場合~』の別主人公視点の話になります。
https://ncode.syosetu.com/n1898em/
シリーズには『MONOローグ~夢なき子~』も連載中です。
https://ncode.syosetu.com/n8019hp/
シリーズ全体通してややグロ表現がありますが、今作は強めの予定です。
明るい雰囲気を求めてる読者様には向かない内容となっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-27 08:00:00
272013文字
会話率:48%
総合格闘家・茄子原タケシは23歳の若さにして人類最強とまで呼ばれる強さを誇っていた。そんな彼は、事ある毎に「敗北を知りたい」だの「俺より強い奴に会いたい」だのとイキり散らかす発言を連発していたのであった。ある日、事故に遭い死にかけたタケシ
が目覚めると、彼は知らない世界にいた。目の前にはパワードスーツの男!襲いかかってくる男を避けようにも後ろと前にしか移動出来無い。相手の攻撃を食らって仰け反ると、頭上には減ってゆく体力ゲージが。なんとタケシは2D格闘ゲーム「ギャラクシアン・バーリトゥード3」の世界に入り込んでいた。そして、あろうことか彼は同ゲーム最弱キャラと悪名高い「ビッグバン・ボイジャー」になっているではないか。ゲーセンの筐体の中、彼は来る日も来る日も負け続け、ゲームで遊ぶ小学生達にクソキ ャラと罵られ続けた。そんな中、ゲーセンに現れた一人の女子高生がタケシことビッグバンボイジャーを選び、ストーリーモードを難なくクリアーしてみせたではないか。あっという間にボイジャー使いとして有名になったJKゲーマー・すばるとクソキャラに転生した格闘家タケシはビッグバンボイジャーの強さを知らしめる為、ギャラバリ3全国大会に挑むのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-10 23:56:24
19603文字
会話率:41%