概要
地球にはたくさんの生命で溢れている。それぞれの生命は命ある限りは日々を懸命に生きているのだが……しかし、そこにある日常は、その安寧は、決して永遠に約束されたものではない。いつ立っている地面が割れて地底からマグマが噴き出すかもしれ
ない。地球外生命体の侵略によって生命が滅びるかもしれない。下手をすると、地球に暮らす人類の手によって滅びの道を歩むことになってしまうかもしれないのである。地球の生命は、常に砂上の城として存在するのだった。
そんな地球の生命を守護すべく、自ら手を下すことのできない神は、人類から亜井(あい)葵(あおい)という人間を見出す。直面するだろうそれぞれの危機を打開するであろうキーパーソンを導き、見事に危機回避に導く補佐役として、葵に活躍を期待したのである。
ただし、ただの人間である葵には世界を守るといった自覚はない。詳しい事情もこれといって聞かされることなく、神のよって導かれるように入学した星城(せいじょう)高等学校で、卒業のために必要な学校行事をこなすように、日々その身を粉にしていく。訳の分からない状態に陥ったとしても、ほとんど洗脳と呼べる神の力によって『まあ、いいか』とあっさり受け入れるようにして。
葵は、入学早々に葵のクラスメートである地底人と噴火エネルギーの抑制に尽力したり、スパイとともに人類滅亡のトリガーとなるウイルスを奪取したり……その行動に対する葵の意思こそ希薄なものの、それでも直面する生命の危機を乗り越えることで、今日という平和と明日の希望を守りつづけていくのだった。
そうしてまた生まれる新たな地球に危機に、葵は渋々と立ち上がる。それはもちろん入学した星城高等学校を卒業するため。ただそれだけのために。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 20:10:00
37766文字
会話率:52%
産業革命によって生まれた文明が衰退して数百年。
人々は旧世界のテクノロジーを発掘調査しながら部族社会を形成していた。
オーストラリア東部、かつてバイロンベイと呼ばれた地域は小規模ながら安定した集落を形成していた。
電子技術技師の青年ミュナ
・カジマはゴールドコーストの部族長にいいなづけのパチャとの婚姻の承認を得て、仲間の通信士アスタとブレインボックス制御のダチョウを駆り帰路についていた。
バイロンまであと2日の距離となった夕方、アスタは部族識別コードの無い所属不明の救難信号を受信する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 16:31:36
1041文字
会話率:25%
仕事帰りの事故で死んでしまったわたしは転生先を聞いてきた神様にこう答えた。
『次は自由な鳥になりたいです!』
そうして始まった新しい人生(鳥生?)だけど、転生先は托卵?食べ物はワーム⁉︎いきなり迷子‼︎と波乱万丈な出だし。
今度こそ無事
、寿命まで生きられるかな?
転生鳥類は異世界を必死に生き延びます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 00:00:00
392480文字
会話率:19%
たった一つの願い事
あなたは何を願いますか?
キーワード:
最終更新:2025-06-17 20:00:00
1116文字
会話率:0%
あなたの身近に、寝てばかりいる猫はいませんか?
もしかして、その猫の正体は全く別の生き物では、ありませんか?
最終更新:2025-03-22 10:13:32
1820文字
会話率:0%
俺、山口隆太郎は、大学在学中に起業したが――仲間の裏切りによって、すべてを失った。
絶望の果て、不慮の事故で命を落とした俺は、気がつくと見知らぬ世界にいた。
記憶を持ったままの転生。これは、よくある“異世界ファンタジー”の始まり――
かと
思いきや、
そこは剣も魔法も存在しない、“砂漠と戦争”の島だった。
魔法? チート? そんなものは、どこにもない。
転生先は帝国・共和国・連合の三勢力が覇を競い、終わらぬ戦争が繰り返される地。
今は束の間の平穏に包まれていたが、その静寂も長くは続かなかった。
――帝国臣民・橿原春綺として生まれ変わった俺のもとに、連合軍の影が迫る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 09:42:46
132016文字
会話率:69%
日本武道館を熱狂させた、トップVTuber「虹崎るな」。
ライブの後、彼女は突然、謎の“死”を迎える。
事件を解く唯一の手掛かり――それは、わずか10秒のゲリラ配信。
容疑者は虹崎るなが所属するVTuberグループのメンバー。
さあ、そこの
リスナーのあなた。どうかこの謎を解き明かしてください――――
全六話 予約投稿済
1~5 隔日18:00投稿
最終話 5月4日 18:00折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 18:00:00
5411文字
会話率:5%
あたり一面に砂漠が広がる国で、“踊り”で生計を立てていた青年シェグレは満月が煌々と輝く夜に、危険で美しい男と出会い、突然さらわれてしまう。シェグレをさらった男はリーフと名乗り、異常なまでの執着をシェグレへ示すのだった___。
「うーん
、すごく君な気がする。君を僕の花嫁にしてあげるよ。」
「…みて、わかるだろうが…俺は男だ。」
「そうだね?」
「…はなせ…!?」
___これは二人が“愛”を見つけるまでの物語である。
2万字ほどの短編小説となります。少し過激な描写があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-08 22:02:30
20517文字
会話率:70%
雲の端に手をかけて、ピラミッドの三段目に飛び移る。
キーワード:
最終更新:2025-01-13 22:51:58
525文字
会話率:0%
「特等席に、招待してあげるよっ!」
モーングローブ学院が誇る催しである学院祭。そのイベントの一つである闘技祭に関して、一つの噂が流れていた。
――『最強』は芸術科の生徒である。
戦士科に所属するアルフレッドはどうしてもその噂が気に
なり、個性的な生徒が集う芸術科を訪問する。
そこで先生から逃げ回っていた少女、リリアンと出会うのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 17:10:00
30620文字
会話率:33%
それがはかないものでも、気にしない。
あなたにはそう思えても、そうでないと思う存在は他にいるかもしれないのだから。
最終更新:2023-09-10 18:00:00
3238文字
会話率:0%
世界一嫌いな奴と決別した。そこまではよかったんだが、一人になれる時間を手に入れたと思いきや世にも奇妙な"性転換症"なる病気を患い女になってしまった。
なんでだろうなあ。腑に落ちず、男の頃との変化や将来への不安に押し
つぶされそうになって引きこもっていたら、決別したはずの嫌いな奴に正体を勘付かれてしまう。
俺が世界一嫌っていた幼馴染は、俺が女になってる間に俺が手に入れた地位を横取りした。
友達も俺の家族も、全員アイツに信頼を寄せていた。
アイツは俺を嘲笑った。お前には何も無いと、お前に築けたものなんて砂上の楼閣だったと見下してきやがった。
俺は女で、アイツは男だ。俺から全てを奪ったのなら、全てからアイツを奪って、最後にアイツを捨ててやる。理由は単純だ、シンプルにムカつくから。
最低最悪の心中をして、同じ穴の狢にしてやる。そう決意した女体化男のゆるゆるな愛憎劇が今、繰り広げられればいいなと思う。
(ハーメルンにも投稿してますけど、複数同時投稿するのって面倒いんですね)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-13 03:45:08
32097文字
会話率:59%
砂上の楼閣の土台でしか無い
ただの砂粒でしかないと思ってた。
最終更新:2023-08-01 18:05:56
480文字
会話率:12%
努力なしで手に入れた成功。願いを残らず叶える能力。しかし現実の裏付けがない力など砂上の楼閣だ。チートに頼る者はチート故に自滅する。自己責任の貧困にどんな装飾を施してもそれはただの言い訳だ。現実からは絶対に逃れられない。
最終更新:2023-01-05 19:00:00
120285文字
会話率:52%
長き道の繁栄の中にあった
砂上の 石垣の上の建築は今や 旅人の記憶の中に還りけり
最終更新:2022-11-17 23:36:45
227文字
会話率:0%
栄花を手にした藤原道長は、人臣の最高権威者が皇室とつながって権力を手にし国政を操作する仕組みこそがこの国を安定化させ国民生活を向上させるとの核心のもと、藤原摂関政治を永続的なものとさせるために藤原氏の世襲を断念することまで考えた。最終的には
藤原頼通を後継者とするが、敵をも味方に引き入れ、全ての言論の自由を認める延長で、藤原摂関政治を源氏に譲り渡すことまで考える。
しかし、時代はそれを許さない。
藤原道長の引退直後に関東地方で平忠常の乱が発生し、九州では刀伊の入寇で多くの日本人が拉致されるという事件が起こった。藤原道長は自らの築き上げた権勢が安定したものではなく砂上の楼閣で会ったことを思い知りながら死を迎え、藤原氏の勢いはピークを過ぎて下り坂へと向かうこととなる。
本作品は2015年6月より2016年4月まで「いささめ (https://ameblo.jp/tokunagi-reiki/)」にて公開した「平安時代叢書 第十一集 欠けたる望月」を再編した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-13 22:58:32
204106文字
会話率:0%
突如現れた生物「モーンストルム」との戦いに敗北し、人類は狭い国土で恐怖の中で生きていた。
そんな世界で、生きていく少年・海斗は術師となり、最愛の女性とともにモーンストルムの侵略により、命を落としてしまう。
次に目を覚ますと、過去に回帰を
していた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-17 20:00:00
577文字
会話率:5%
何気ない会話に、ハッとさせられる事がある。
そんな些細で何てことない話。
最終更新:2022-03-24 20:36:38
2203文字
会話率:2%
私が大学三年になる年、確信をもった事がある。私の後輩はタイムリープしている!
二個下の後輩、砂上 夢見 (さじょう ゆめみ)はまるで未来を見たように私の失態や苦汁を舐めるような選択の場に必ず顔をだす。
これは未来を知っているとしか考えようが
ない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-24 12:14:15
896文字
会話率:0%
大きなオアシスが、国と国のあいだの緩衝地帯に現れた。そこを手に入れようと各国が動き出す。平和が陰り始めた世界に、20代日本人女性がトリップして来て─。古代エジプトやヒッタイト等を題材にしたファンタジー。R15は保険。ハッピーエンドを目指し
ます。ご都合主義なので時代考証的な矛盾にはご容赦下さい。……………………………
場所や時代によって視点が変わります。実在の人物や団体に関係はありません。不定期亀更新、初投稿。誤字訂正や改稿の際報告しませんので、予めご了承下さい。小心のため感想は受付ておりませんがブクマ・評価大歓迎です。11月25日おかげさまで累計31,000PV7500ユニーク突破。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-02 19:47:05
168195文字
会話率:33%
とある国で起きた物語。
最終更新:2021-12-13 12:00:00
11923文字
会話率:68%
令和と言う年号も耳に馴染むようになった202X年。
この年の九月、東京は例年に比べてかなり涼しいと言う話であった。
だが、瑠夏《ルカ》には正直ピンとこない。大学のキャンパスが東京にありながら、数ヶ月単位で東京に住んでいなかったからだ。何
ならつい先日まで日本国内にすらいなかった。
瑠夏《ルカ》が過ごしていたの都は砂上の都市カイロであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-03 10:01:33
4400文字
会話率:61%