ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、あ
る時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 17:42:44
544587文字
会話率:50%
アラン・フルーリーは兵士になった。
軍服を着たいと思ったことなどなかったが、それが、彼の暮らす国、イリス=オリヴィエ連合王国での[義務]なのだから、仕方がない。
マグナ・テラ大陸の南側に突き出た半島部と、そこに連なる島々を国土として
有する王国は、[連邦]と[帝国]という二大勢力に挟まれた永世中立国だった。
王国に暮らす人々には、誰かに押しつけたい思想も、誇示したい権威もない。
ただ、自分たちのありのままの姿で、平穏に暮らせればそれでよかった。
だから中立という立場を選び、連邦と帝国が度々、[大陸戦争]と呼ばれる大戦を引き起こしても、関わろうとはしなかった。
だが、一口に[中立]と言っても、それを維持することは簡単ではない。
連邦、あるいは帝国から、「我々に味方しないのであれば、お前も攻撃するぞ! 」と脅迫された時に、その恫喝を跳ねのけるだけの力が無ければならない。
だから、王国は国民皆兵を国是とし、徴兵制を施行している。
そこに暮らす人々はそれを、仕方のないことだと受け入れていた。
国力で圧倒的に勝る二大勢力に挟まれたこの国が中立を保ち、争いに巻き込まれないようにして平和を維持するためには、背伸びをしてでも干渉を拒否できるだけの備えを持たなければならなかったからだ。
アランは故郷での暮らしが好きだった。
牧歌的で、自然豊かな農村での暮らし。
家族と、愉快で愛らしい牧場の動物たち。
そこでの日々が性に合っていた。
軍隊生活は堅苦しくて、教官役の軍曹はしょっちゅう怒鳴り散らすし、早く元の生活に戻りたくて仕方がなかった。
だが、これも義務で、故郷の平穏を守るためなのだからと、受け入れた。
幸い、新しく配属になった分隊は悪くなかった。
そこの軍曹はおおらかな性格であまり怒鳴らなかったし、仲間たちもいい奴らだ。
この調子なら、後一年残っている兵役も無事に終えられるに違いない。
誕歴3698年、5月22日。
アランは、家に帰ったら母親が焼いてくれることになっているターキーの味わいを楽しみにしながら、兵役が終わる日を待ちわびていた。
これから王国と自身が直面することになる運命など、なにも知らないままに……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-23 12:00:00
117965文字
会話率:13%
管理職の苦悩?
否!うれしい悲鳴としたい!
鏡の存在
自己覚知
スキルアップ
最終更新:2024-08-12 20:52:12
1297文字
会話率:12%
気が弱い侯爵令嬢、エディット・アーノンは、第一王子ユリウスの婚約者候補として、教養を学びに王宮に通っていた。でも大事な時に緊張してしまうエディットは、本当は王子と結婚なんてしてくない。実はユリウス王子には、他に結婚をしたい伯爵令嬢がいて、
その子の家が反対勢力に潰されないように、目くらましとして婚約者候補のふりをしているのだ。ある日いつものいじめっ子たちが、小さな少年をイジメているのを目撃したエディットが勇気を出して注意をすると、「悪役令嬢」と呼ばれるようになってしまった。流行りの小説に出てくる、曲がったことが大嫌いで、誰に批判されようと、自分の好きな事をする悪役の令嬢エリザベス。そのエリザベスに似ていると言われたエディットは、その日から、悪役令嬢になり切って生活するようになる。「オーッホッホ。私はこの服が着たいから着ているの。流行なんて関係ないわ。あなたにはご自分の好みという物がないのかしら?」。悪役令嬢になり切って言いたいことを言うのは、思った以上に爽快で楽しくて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 11:47:19
10108文字
会話率:37%
半袖が着たい少女の話
キーワード:
最終更新:2024-06-20 12:40:03
1785文字
会話率:16%
十年前、母は六歳の私に、「お夕飯までには帰って来るからね」と言って仕事に行き、そのまま行方知れずになった。残された私は、大家さんの計らいで、大家さんの家で、大家さんの娘と一緒に、下町で暮らす事になった。残された母の持ち物の中には、立派なドレ
スが一着入っていた。ドレスを「お姫様のお洋服みたい!」と小さい頃から気に入っていた、大家さんの娘であるシャルロッテが、王子様の誕生祭の日に、どうしても着たいとお願いしてきたから、私は快く貸したのだ。……あくる日まで待っても、シャルロッテは家に帰ってこなかった。そしてやってきたのは、立派な身なりの貴族様で……公女様の面倒を見ていたお礼だと、たくさんの金貨を渡してきた。娘を返せと怒鳴った大家さんたちと一緒に、私は引っ立てられて行き……シャルロッテが、行方不明となっていた公女様の娘と勘違いされた事を知る。……たぶんそれ、私なんだけれども……って、母さん塔の中に幽閉されてんの!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 17:00:00
243664文字
会話率:48%
クラスでリア充グループに所属する高校生・水上蓮にはある悩みがあった。
舞台上のピエロであること。
蓮は過去のトラウマから自身を偽り、周囲に合わせるような生き方をしていた。そんな与えられた役割を演じる生活に疑問を持っている。
ある日、クラスの
友人たちと談笑していると、とあるクラスメイトが自分の事を嘲笑っていることに気が付く。
そのクラスメイトの名前は三木遥。前髪は目が隠れるくらい長く、近寄り難い雰囲気をもっているが、よく見ると容姿が整っている男子生徒。クラスではアンタッチャブルな存在として忌避されている。
三木遥に自身の道化を見破られ、そのことに対して恐怖を覚えた蓮は、放課後こっそりと彼の事を尾行することを決意した。
そして尾行をしていく中で、蓮は三木遥の重大な秘密を知ってしまう。
これは自分を偽る道化主人公と、自分を偽らない毒舌男子が紡ぐ、ドタバタ青春ラブコメディ(?)である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-18 12:21:44
115547文字
会話率:45%
昔々あるところにおじいさんとおばあさんの後ろに神さまがいました
古来より人間は神頼みをしてきましたが願いがかなったとき本気で神である自分たちを信じている人が少なくなっていると思った彼らは人々から離れて暮らすようになりました
その願いが叶った
ときあなたは神様のお陰だと思いますか?
神様を本気で信じる一人の少年 上社 玲 と神様のなりそこない ピウレ の物語です。
高校生最初の夏いつも通り学校から帰宅していた。すると、ある人に呼び止められた後ろを振り返るとそこには髪がオールバックのスーツを着たいかにもな人がそこにいた。
そこで玲がとった行動は「かみさまおねがいします」神頼みだった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-13 19:45:49
2201文字
会話率:34%
機械製作所の天才、といっても良いのだろうか……?
最終更新:2022-12-12 22:05:49
925文字
会話率:36%
ノミトの街に住むアブロは戦士になるべく日々修行をしているのだが一向に上達もせずいまだに街から出て冒険をすることができず、街で日々悶々と過ごしていた。
このままではまずい・・・。そう考えていたアブロはより厳しく修行をおこなっているのだが剣
の腕はもちろん、槍、斧、弓等全ての武器の腕も一向に上がっていかない。
これ以上はどうすればいいのか分からず途方に暮れていたのだが・・・。
そんなアブロの冒険が始まるのか始まらないのか、乞うご期待。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-12 19:47:08
213文字
会話率:0%
服多好雄は男ばかりの四人兄弟の末っ子であった。当然服は兄たちのおさがりばかり。そんなの嫌だ。僕だって新しい服が着たい。そんな好雄が秘策を思いついた。「僕は女の子の服が着たい!」そう言うことだった。もう新しい服が着れるなら女の子の服でもかま
わない。そして好恵と名乗って始まる小学三年生からの女装生活も気が付けばもう7年。いよいよ始まる高校生活。しかも女装したまま。
需要は無いかもだけど、そんなお話です。なお亀進行なのは仕様です。
なお女装や男の娘ものが嫌いな方は、そっとじ、もしくはブラウザバックをしてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-26 22:38:35
126818文字
会話率:55%
三遍の詩を詰めてみました。
*着たいもの
着たいもの着れないまま
自分らしさとは?
*なんにも
無知無力な自分に呆れる
何も知らない 何も出来ない
*シリウス
暗がりの部屋にやってきたのは
シリウスのように輝く君でした
最終更新:2022-04-09 22:00:00
335文字
会話率:100%
ある日、サグマイアはあるニュース記事を見て疑問を抱き、そして悲しくなった。
男の子だって着物着たいのに…
着物男子が人気あるように見せかけて、全く普及しない理由を、ネット記事だけで分析する!
最終更新:2021-07-01 21:00:00
2835文字
会話率:0%
一日の"帳尻"を合わせたくなること、ありませんか?
真面目に働いた後は、ダラっとしたい。
おしゃれをした後は、ゆるい部屋着を着たい。
ヘルシーな食事の後は、ジャンキーなものが食べたい。
"自分の程度"以上に頑張った後は、その帳尻を合わせ
るようにダメな事をしたくなる。
それが、『帳尻合わせ』。
そして、その『帳尻合わせ』における最も画期的で効果的な方法が……
お夜食、なのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-05 23:03:13
3406文字
会話率:1%
蟹そっくりに生まれた女の子。
可愛い服着たい、恋だってしない。
でも全部無理。
蟹なんだもん。
最終更新:2021-03-22 22:53:09
1964文字
会話率:15%
あなたは今日何を着ていますか?着たい服があるけど人の目が気になって着られない…………そんな服ありませんか?
自分が着たい服を着る、ただそれだけで変わるものがあるのではないでしょうか。
最終更新:2020-12-01 21:21:50
896文字
会話率:34%
好きな服を着たいのに着れない女の子が、個性や普通について考える話。
最終更新:2019-09-28 19:53:59
2744文字
会話率:0%
四つの大国に囲まれた小国、タロトス。
その国には剣も魔法も政治もダメだが、顔だけは超絶イケメンの王子がいた。
さらにその王子は女の子が大好きで、幼少の頃から女性を口説きまくっていたクズだった。
その幼き毒牙は同い年だった、大国の
四人の姫を熱に浮かせた。
そして互いが十六歳になり結婚可能になった時、その毒は王子に返ってきた。
杖の国グラブレシアの破壊の魔法の天才でもある十六歳の姫、ワドリス。
「王子、わ、私達も結婚、適齢期ですわ、ね。そろそろみ、身を固めるこ……え、浮気? 許しませんわ! そんなことをすれば国ごと王子を破壊してやります!!」
剣の国スペディロスの剣技の天才でもある十六歳の姫、ソディレア。
「さあ、王子。幼少の頃の約束、果たす時が来たようだね。……浮気? 我が剣技は雲すら斬り飛ばします。それで王子、国ごと真っ二つが望みなのかな?」
杯の国ハートノアの水の魔法の天才でもある十六歳の姫、カプノア。
「……王子、不束者ですが……、……? ……浮気? あの、王子? 王子と一緒に国を、どこまで沈めればよろしいのでしょうか?」
金の国ダイヤクの鉱石の魔法の天才でもある十六歳の姫、コイフィ。
「お・う・じ。私も十六歳になったから、そ・ろ・そ・ろ、花嫁衣装を着たいかなぁって、……え、浮気? ……ねえ、王子。いっそ国ごと金に変化したら、裏切らなくなるよね?」
これは自分の国と、自分の命を守るため。顔だけが良いタロトスの国の王子フールレが、部下達と共に迷走する物語である。
「助けてくれ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-04 03:11:58
133242文字
会話率:39%
書籍版三巻目が5/30にモンスター文庫さんから発売するようです。
銃を持ったコンビニ強盗相手にモップ一本で立ち向かうような高校生の主人公。彼はバイト先のコンビニが閉店してしまったので新しいバイトを探していた。
すると、尖り帽子にローブを着た
いかにも魔女な外見の美女が道端で項垂れている。何事かと様子を見に行くと美女の周りにはチラシが散乱していた。
「異世界の役所でアルバイト……?」
「あっ、時給高い」
こうして主人公はファンタジー&ハーレムな職場に飛び込んだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-16 00:09:24
620027文字
会話率:53%
星を捕まえられる噂を聞いた男の子は、流星群の夜に星を捕まえました。そこへ黒いフードを着たいきものがやってきて、星を返してくれと頼んできたのですが…
最終更新:2014-09-12 23:10:44
1149文字
会話率:8%