深い霧に包まれた森の中にある街、ティルナ・ノーグ。
イリスはそこで伯爵家の娘として生まれた。
14歳になったある日、彼女は王に挨拶する機会があり、そこで見初められてしまう。
そしてイリスを側室にという話が出ると、彼女の両親はそれを喜び、娘
の意見を聞くことなく男爵家の長男との婚約を解消してしまった。
あまりに身勝手な両親に、イリスは堪らず家を飛び出した。行く宛もなく森に迷い込んだ彼女は、そこで魔女と出会う。
森の魔女はイリスに街の真実の姿を語り、さらに森の外側の世界に触れる機会を与えた。
イリスは外側での生活の中で、多くの人と出会い、異なる文化に身を置くことで故郷の歪さを知ることになる。
やがて時は流れ、恋も経験し、成長したイリスが故郷に戻ったときに下す決断とは……。
4万字程度の作品になります。
ご都合な展開もありますが、細かいことは気にせずに雰囲気を楽しんで頂けたらと思います。
アルファポリス様の方でも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 22:21:50
48901文字
会話率:42%
百年の時を超え、運命に導かれるかのように再び交差する二つの魂。彼は新たな命として転生し、輝かしい未来へと歩み出す。一方、彼女は時の流れを司る神として、永遠の存在となった。しかし、互いに真実の姿を知らぬまま、ただ不思議な既視感と秘めた情熱だけ
が、二人を優しく結びつける。
この再会は、記憶を超えた運命の奇跡。時空を越えて微かに呼応する心の声が、新たな物語の幕を開ける――。次第に明かされる真実と、永遠に続く愛の行方はいかに?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 19:33:38
2179文字
会話率:14%
【私は人殺しです。三人のひとを殺しました。】
祖母の日記帳を開いて、最初に目に入った綺麗な文字。
意味が分かるまで少し時間がかかり。祖母は冗談を言うひとではなかったと思い返し。
私は、すうっと息を吸い込んでから読み進めた———。
吉田幸
世(よしださちよ)は、四年前に死去した祖母の家で遺品整理を任され、祖母の日記帳を見つける。
日記帳には、昭和初期、祖母名波ナナ(ななみなな)の若かりし頃の物語が記されていた。
幸世は祖母の物語に魅了され、没頭していき、祖母の真実の姿を知り。
自身の本当の姿を知ってしまう。
※この作品はフィクションです。実在の場所、人物とは一切関係ありません。
※残酷描写、暴力描写、流血描写があります。
※作者は犯罪を是とはしていません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 13:32:42
120345文字
会話率:45%
我が子を投げ捨てたのも、浮気相手の出産を邪魔したのも、愛人に夫の真実の姿を見せて焼き殺したのも、全部全部、夫・ゼウス様を愛するが故。
最高神にして超がつくほどの浮気性の男、ゼウスを夫に持つ結婚と家庭生活の女神ヘラは、今日もまた夫の浮気に
悩まされている。
「今のヘラの怒った顔を見た? なんて可愛いんだろうね」
夫を好きすぎるヘラの愛はまた、ゼウスの歪んだ愛で受け止められる……
※ギリシャ神話で(作者的には)最大の謎、なんで浮気性夫ゼウスと妻のヘラは離婚しないのか?(歴史的経緯とか小難しい話は全て脇に置いておいて)その謎を真面目に妄想してみた結果→ヘラはヤンデレ(メンヘラかも?)でゼウスがドSだったから。折角なので小説にしてみました(*´ ˘ `*)ウフフ♡
※この小説はギリシャ神話がベースとなっておりますが、忠実に再現したお話ではありませんのでご了承ください。特にギリシャ神話に詳しい方は突っ込みたくなる所がいっぱいあるかと思いますが、娯楽小説ですので目を瞑ってください(;´▽`)
※エブリスタ、カクヨムに先行して掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 20:33:24
195621文字
会話率:41%
老侯爵の愛人と噂され、『氷の悪女』と呼ばれるヒロインと結婚する羽目に陥ったヒーローが、「爵位と資産の為に結婚はするが、お前みたいな穢らわしい女に手は出さない。恋人がいて、その女を実質の妻として扱うからお前は出ていけ」と宣言して冷たくするが、
色々あってヒロインの真実の姿に気付いてごめんなさいするお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 17:11:06
72643文字
会話率:30%
時が満ちる時、時が輪を成す。時の輪を閉じて時の向こうと今の現(おつつ)を繋げよ。不可思議な言葉に導かれた香川瑞穂は、己に託された言の葉の送り先を友人とともに探していく。万葉集の歌と現代の4人が繋がった時、万葉集最大の悲恋の真実の姿が浮かび上
がる。
どうしても彼女の誤解を解きたくて書き始めました。遅々として進まないかもしれませんが、わかりにくいとかここがくどいとか、感想いただければ嬉しいです。書き直し多めになるだろうと思います。すみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-29 00:49:43
7754文字
会話率:32%
主人公は綺病に苦しむ女の子たちを救うため、幼馴染から受け継いだ特殊な病原体の力を使う。彼の治療方法は、個々の心の奥底に隠された闇や悩みを紐解き、真実の自己と向き合うことだった。しかし、その治療手段には驚くべき秘密があった。彼は相手とキスを
することで、心と心をつなぎ、病原体を通じて彼女たちの病いを癒すのだ。
主人公は少しずつ、女の子たちの心に入り込んでいく。彼女たちは最初は戸惑いや恥じらいを感じながらも、主人公の温かな思いやりに触れ、徐々に心を許していく。彼の優しさと共感力によって、彼女たちは自分自身と向き合い、過去の出来事や心の葛藤と向き合う勇気を持つようになる。
それぞれの治療の過程で、主人公は彼女たちの真実の姿や悲しみ、喜びを知る。彼は彼女たちとのキスを通じて、心の奥底に閉じ込められた感情やトラウマを解き放つ。そして、その解放された感情が病原体を通じて身体に影響を及ぼし、綺病の症状が徐々に軽減されていく。
主人公と女の子たちの心のつながりは次第に深まり、彼らは互いを支え合い、成長していく。困難な過去や心の傷に向き合いながら、彼らは新たな希望と勇気を見つけるのだ。この特殊な治療方法を通じて、主人公は女の子たちに光を与え、彼女らの綺麗な未来を紡いでいくのだった。
愛と勇気の物語が綴られる中で、主人公と女の子たちは互いの心を癒し、絆を深めていく。彼らが直面する困難や葛藤はあるかもしれないが、彼らは希望を胸に進んでいく。主人公の特殊な治療手段がもたらす奇跡によって、女の子たちは新たな人生の道を歩み始めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-22 11:57:32
7549文字
会話率:34%
就職活動に失敗した主人公は自暴自棄になりゲーム三昧のフリーターとなって不摂生がたたり死んでしまう。それを哀れに思ったサークルの先輩である女神は、鑑定スキルを付与して異世界へ転生をさせてあげる。
転生者の主人公はひょんなことから異世界のバ
グを発見。ついに自宅で寝ててもレベルアップしてしまうようになった。あっという間にレベルアップを繰り返し、世界最強になってしまった主人公。剣を抜いたら出てきた魔人を奴隷にしたり、パーティーに荷物持ちでついて行った先のダンジョンでひそかに大活躍したり、異世界の楽しい無双ライフを満喫していた。
そんな主人公に立ちふさがるのは街の英雄『勇者』。人気者だがその実態は女の子を喰いものにするほとんどヤクザな犯罪者。ヒロインをさらわれた主人公は勇者を懲らしめるために立ち上がる。主人公は最高の晴れ舞台、武闘会にてついに勇者をコテンパンにすることに成功した。しかし、それは物語のほんの始まりに過ぎなかった。
そもそも異世界って何? 魔法って何? それは転生前の地球とどう違うの? そんな素朴な疑問が主人公をとんでもない真実へと導いていく。
宇宙を目指した主人公が地上に見たのは、なんと日本列島だった。
悩む主人公にドラゴンが告げる、異世界も地球も同じ海王星にあるコンピューターによって合成された世界だと。
腑に落ちない中にも物語は進み、主人公はヒロインとの結婚を決め、愛を深める。
しかし、バグを突いて異常に強くなったことが、世界を動かすシステムの管理者にばれ、主人公は力をすべて奪われてしまう。そして、罰としてヒロインも奪われる。システムの管理者は全知全能で最強であり人が敵うような存在ではない。しかし、それでも主人公は命を懸けてヒロインの奪還に乗り出す。
サーバーのある海王星に強引に行き、ヒロインの活躍などもあって無事管理者を倒すも今度は管理者の置き土産である200kmサイズの巨大蜘蛛に襲われることになる。
最終的に女神達の助けを得て危機を回避し、東京でハッピーエンドを迎える。
AIの発展の先に現れるであろう世界から逆に現代日本の真実の姿を炙り出す、科学的考察の上で紡がれたお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-30 09:45:27
211056文字
会話率:41%
陶冶俊一は15歳にして異世界に召喚された。そこは魔王至上主義の世界。召喚された子どもたちはみな魔法学院で教育を受けなければならない。しかし、俊一を除く少年・少女たちは、幼少期に召喚され、魔法の英才教育を受けた者たちばかり。そのため、彼は落
ちこぼれの生徒になってしまう。
そんなある日、俊一は1人の男に出会う。彼は、胡散臭げに思いながらも、その男から魔法を学び始める。次第に力をつけ始める俊一。しかし、それは世界の真実の姿が露わになる始まりだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-12 20:22:13
62030文字
会話率:29%
※この作品は『すなもり共通プロット企画』参加作品であり、提供されたプロットで創作した作品です※
幼い頃から仲の良かった王子さまとお姫さま、成長するにつれてギクシャクしてきました。一年後には結婚式のある日、不安になったお姫さまは王子さまに『真
実の姿をさらけ出す薬』を飲ませたのですが……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-20 05:00:10
2142文字
会話率:36%
美形一家きっての美少女、深窓の美姫と巷で噂される主人公。だがその実態は、一家唯一の超絶地味顔であった。しかし彼女を溺愛する家族によって、誤った噂はどんどん広められていく。実像と乖離していく虚飾に満ちた噂の独り歩きに恐れをなして半引きこもり状
態でいたら、噂に尾鰭背鰭羽までついて、ついには美丈夫と聞く王太子との婚約に至ってしまった。顔合わせ前日、詐欺だと告訴されることを恐れて婚約破棄を願い逃亡した主人公は森の中で貧弱な青年に出会う。彼もまた噂と真実の姿の乖離に苦しんでいるようで意気投合。二人で生きていこうと決めたのだが、そこへ連れ戻しに来た家族が現れて……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-12 21:40:10
8920文字
会話率:48%
魔王軍四天王のひとりモルガンは魔王への想いを抑えきれずに塵になる覚悟で告白した。
家系に混じる光属性の部分が出てしまい、勇者みたいな元気な告白になってしまったが想いは届き、その日のうちに一夜を共にすると次の日には結婚することに。
魔王のイメ
ージを守るために、魔王の相棒のオウム以外には誰にも秘密の結婚生活が始まった。その日々を守るにはさらなる力と魔王に相応しい姿が必要だと頑張るモルガンを、魔王は心配して過保護に溺愛してくる。そして普通の青年のような顔を見せてきて、魔王というものを愛していたモルガンだが、真実の姿も愛するようになっていく。
部下と魔王夫婦が普通の幸せを手に入れるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 22:30:15
31023文字
会話率:42%
その男は、深い森の中で目覚めた。
何故ここに居るのか、どうやって来たのか、ここは何処なのかはおろか、己が何者なのかすらも思い出せぬまま。
そして、森を彷徨う男は、運命的な出会いを果たす。――巨大なドラゴンに襲われる、白い猫の顔をした
獣人の娘と。
ドラゴンに立ち向かわければならなくなった男は、眩い光と共に顕現した“コンセプト・ディスク・ドライブ”を、まるで使い方を知っている様に操り、光に包まれる。
そして、光の中から現れたのは――
「装甲戦士(アームド・ファイター)テラ・タイプ・ウィンディウルフ! 完・装ッ!」
正義のヒーロー・装甲戦士テラの姿だった。
その圧倒的な力でドラゴンを倒した男は、助けた猫獣人の少女――ミアン王国第三王女・フラニィとの会話の中で、自分が装甲戦士テラの装着者・焔良疾風(ほむらはやて)である事を思い出す。
――だが、気を落ち着ける間もなく、新たな襲撃者――装甲戦士(アームド・ファイター)ツールズが現れた。
テラとなったハヤテは、ツールズと激しい戦いを繰り広げるが、力及ばず敗北し、気を失ってしまう。
ハヤテを捕らえたのは、自らを“オチビト”と呼ぶ、人間の男たち。
彼らによってハヤテは、驚くべき事実を知らされる――。
強敵たちとの戦い、
猫獣人たちとの出会い、
そして、時折見る、奇妙な夢、
焔良疾風は、様々な困難に立ち向かいながら、自分の真実の姿と、この奇妙な異世界に隠された事実を、少しずつ知っていく――。
◆ ◆ ◆ ◆
異世界へと転移し、過酷な運命に翻弄される、記憶を喪った仮面の戦士の戦いを描く、異色の異世界転移アクション、ここに開幕!
*2020年4月5日、ツギクルに外部サイト小説登録をしました。
*2020年4月5日、ノベルアップ+版も公開しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-17 21:09:59
877919文字
会話率:49%
ここではないどこか、今ではないいつか。
人類は自らの愚かな行いで地上を追われ、地下に生活の場を移していた。
地下世界の片隅で修理屋を営む傍らヤミ医者として働く博士。
どこか頼りない「博士」と、博士を支えるしっかり者の銀髪アンドロイド「スピ
カ」に、お調子者のトンボ型ドローン「カノープス」。
三人はささやかだけれど十分幸せに暮らしてた。
そんな当たり前の日々は、ある日突然終わりを告げる。
修理屋にやってきた『仮称楽園計画』の役人たち。
そして、明かされた博士の真実の姿。
スピカとカノープスを守るため、博士は役人たちとともに修理屋を去った。
「僕にとっては人工の楽園なんかより、君たちのいるこの世界こそ楽園なんだよ」
そう言い残して。
「勝手に一人で納得して! 意味が分かりません! こちとら言いたいことが山ほどあるんです!」
「行きましょう! 博士に文句を言いに!」
銀髪アンドロイドはトンボ型ドローンと旅にでた。
博士に一言文句を言うために。
※博士にアンドロイドにロボット、地下世界にスチームパンク、そして、謎の組織と世界の秘密、自分の好きなものを目一杯盛り込んだ小説(になる予定)です。異世界転生も悪役令嬢もチートもハーレムもでてきませんが、それでもよければお付き合いいただけたら嬉しいです。
※「小説家になろう」のみで公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-28 19:18:58
185805文字
会話率:51%
それは、辿らざるを得ない光跡《うんめい》なのか───
同居人の真人が、仕事先の海外で事故死したことを知る悠仁。その後、彼の遺品のPCの中から『僕を助けてくれ』というメッセージと場所と時間を記したメモを発見する。その場所へ行くと信じ難
い姿で真人が現れ、自分は元天使のルシファーで人間になりすましていたと告白される。改めて『助けてほしい』と言われる悠仁だが、その理由がわからないまま突然記憶が途切れてしまう。
気が付いた時には、天使の姿で遥か昔の天界にいた。一時的に記憶を失っていたが、ひょんなことから天使「ハビエル」として熾天使ルシファーに仕えることになる。やがて記憶を取り戻すと、託された願いの為に模索していく。
ところが、天界を総轄する中枢機関の統御議会の議長をルシファーが辞職したことで、議会の正しさが歪み始める。そしてある書状が届いたことをきっかけに、ハビエルはルシファーたちと共に新生議会の“裏”を探っていくこととなるが……。
本当は誰も見たことのない天使たちの真実の姿。そして、神に最も愛され、全ての天使からの敬愛を集めたルシファーの堕天の真相とは。
一人の人間の視点から知る、知られざる天使たちの物語。前編。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-24 14:18:39
274412文字
会話率:55%
わたくし、ネアリーは、長年の婚約者だったアルゴ様から婚約破棄を言い渡された。しかも、王宮主催のパーティ会場でだ。わたくしをエスコートしてくださっている、クアトロス先生にまで暴言を吐いたりして、アルゴ様大丈夫ですか。ケンカを売るなら、時と場所
と相手の真実の姿を、見極める必要があるのではないですか?
ケガのシーンがあるので、R15は保険でつけています。
尚本作は、柴野いずみ様主催「ざまぁ企画」参加作品です。
※投稿当時、ジャンル日間3位、日間総合5位をいただきました。皆様に感謝です! いくつかのご指摘がありましたので、元婚約者sideを追加しています。
冒頭と文末に挿絵があります。邪魔と思われる方は設定をお願いいたします。冒頭の作成はちはやれいめい様、文末の作成は管澤捻様です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-12 10:22:21
6466文字
会話率:22%
「…よく分からないが、いやなことがある日はここに来ればいい。君は私の声が好きなんだろう。」
昔々、覗き込んだ者の真実の姿を映し出すという『|真姿《ますがた》の池』がありました。月夜の晩に覗き込んだ化け物の姿は美しく、化け物は意中の皇子に愛
されたといいます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-03 20:48:54
806文字
会話率:37%
「私は父に疎まれておりました。妹に婚約者を取られても父は助けてくれないばかりか、『醜悪公』と呼ばれている評判最悪の男のところへ嫁ぐよう命じてきたのです。ああ、なんて――楽しそうなんでしょう!」
幼いころから虐げられすぎたルクレツィアは、こ
れも愛ゆえの試練だと見当外れのポジティブ思考を発揮して、言われるまま醜悪公のもとへ旅立った。
しかし出迎えてくれた男は面白おかしく噂されているような人物とは全く違っており、様子がおかしい。
――あら? この方、どこもお悪くないのでは?
楽しい試練が待っていると思っていたのに全然その兆しはなく、『醜悪公』も真の姿を取り戻し、幸せそのもの。
一方で、ルクレツィアを失った実家と元婚約者は、いなくなってから彼女がいかに重要な役割を果たしていたのかに気づくが、時すでに遅く、王国ごと破滅に向かっていくのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-24 20:12:30
110036文字
会話率:38%
<黄昏時の革命>が起こって以来、アントラ神王国は大きな混乱の時代を迎えていた。
かつて、この国を治めていた<黄金の種族>は、<青の種族>、<赤の種族>の先導のもとに集結した革命軍に敗れた。国政から排除されたこの種族は、いまでは各地で激しい迫
害を受ける対象となり、その数を減らしていた。
青年アルベルトは、数少ない<黄金の種族>の生き残りであり、幼い頃に父と母を亡くして以来、父の友人で錬金術師のユーナのもとで生活を送っていた。
あるとき、ユーナの仕事でクロワード伯爵領グロウバーグに同行することになったアルベルト。しかしその町では前代未聞の連続猟奇事件が発生していた––––。
迫りくる凄惨な事件、狂気が入り乱れた町のなか、アルベルトは隠された驚愕の真相と大きな陰謀、そして自身に隠された真実の姿を発見する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-25 00:00:00
1956文字
会話率:0%
「獣臭い御姉様が、お嫁に行けば良いのよっ!」
義父と義母に、甘やかされて育った義妹。血縁がないという事で日々虐められていた養子の私。そんな私は飼っている動物達だけが心の拠り所でした。そんな私を義妹は「獣臭い」と蔑んできます。そして過酷な扱
いを受けてきたのです。
そんな時の事でした。巷で『醜悪な野獣』と噂されている『辺境伯様』から嫁探しの手紙が届くのです。
義妹がそんな相手に嫁ぐはずもありませんでした。
我儘な義妹のその一言によって、私が嫁入りする事に。義妹も義母も厄介払いができると大喜びでした。
辺境伯様は噂通りの野獣のような見た目をしていました。しかし私は彼の美しい心に惹かれ、結婚する事を心に決めたのです。
「あなたのような心の美しい方と結ばれたかったのです」
すると辺境伯様は本来の姿を私に見せるのです。本当の辺境伯様は絶世の美丈夫だったのです。
彼は見た目に惑わされない心の清い女性を探し求めていたそうです。
辺境に現れた絶世の美丈夫の噂を聞きつけ、日夜女性達が集まってきます。
その中には義妹の姿も。義妹は辺境伯様に熱心にアプローチをしますが相手にもされません。
挙句の果てに嫁入りを代わって欲しいといってきます。ですが今更言われても、もう遅いです。
彼は私以外には目もくれずに、決して離れないのです。
これは、獣臭いと蔑まれていた私が実は見た目も心も美しい『辺境伯様』に溺愛され、幸せになる話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-04 18:00:00
25651文字
会話率:48%
「獣臭い御姉様が、お嫁に行けば良いのよっ!」
義父と義母に、甘やかされて育った義妹。血縁がないという事で日々虐められていた養子の私。そんな私は飼っている動物達だけが心の拠り所でした。そんな私を義妹は「獣臭い」と蔑んできます。そして過酷な扱
いを受けてきたのです。
そんな時の事でした。巷で『醜悪な野獣』と噂されている『辺境伯様』から嫁探しの手紙が届くのです。
義妹がそんな相手に嫁ぐはずもありませんでした。
我儘な義妹のその一言によって、私が嫁入りする事に。義妹も義母も厄介払いができると大喜びでした。
辺境伯様は噂通りの野獣のような見た目をしていました。しかし私は彼の美しい心に惹かれ、結婚する事を心に決めたのです。
「あなたのような心の美しい方と結ばれたかったのです」
すると辺境伯様は本来の姿を見せます。本当の辺境伯様は絶世の美丈夫だったのです。
彼は魔女に呪いをかけられていたのです。そして、その呪いは彼を心より愛する女性が現れるまで決して解けないものでした。こうして彼にかかった呪いが解けるのです。
辺境に現れた絶世の美丈夫の噂を聞きつけ、日夜女性達が集まってきます。
その中には義妹の姿も。義妹は辺境伯様に熱心にアプローチをしますが相手にもされません。
挙句の果てに嫁入りを代わって欲しいといってきます。ですが今更言われても、もう遅いです。
彼は私以外には目もくれずに、決して離れないのです。
これは、獣臭いと蔑まれていた私が実は見た目も心も美しい『辺境伯様』に溺愛され、幸せになる話です。
アルファポリスでも掲載してます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-20 21:16:40
18221文字
会話率:43%