共和制キルバレスの科学者カルロス。彼は、この国の行く末を案じていた。その彼は、ある事で三年間の謹慎処分となる。
そんな折、友人からパーラースワートロームの不思議な話を耳にする。その友人はその地へ行くのだという。好奇心からだった。やがて
その地へとキルバレスの軍勢も攻め入った。
それを機に、共和制キルバレス内でも不穏な動きが活発化してゆく。カルロスは、評議会議員ディステランテ・スワートの謀略に遭い謀反人の疑いを受け、遂には三等市民にまで降格させられた。
無期限の労働奴隷である。
それまで影ながらそんなカルロスを支えてきたアヴァイン・ルクシードは、カルロスの復権を願い行動を起こそうとするが、貴族員であるケイリング・メルキメデスの専属警護に命じられる。
事実上の左遷にさえ思われた。
しかし共和制キルバレス内でも力のあるメルキメデス家との信頼を得て、彼はそこで掛け替えのない心友との絆を深めてゆく。〔アクト=ファリアナの心友〕
そんな折り、彼のその後の人生そのものを変える事件は起こる……。
フォスター将軍の妻ルナが忙殺されたのだ。
しかもそれには評議会議員ディステランテ・スワートが裏で関わっていた。その事実を知ったアヴァインは、ケイリングの制止を振り払い、仇を討つべき行動を起こす!
が、結果として彼は生死を彷徨う程の深手を負い。更に彼自身もそれで謀反人の疑いを掛けられ、指名手配される。
もはや首都キルバレスに居場所を無くした彼は一路、傷もまだ癒えぬ中、貴族員であるメルキメデス家が治める領地へと向かう。だが彼はその時が来るまで自ら力をつけるべく新たな道を歩むことを決意する。
〔仮面の商人〕
数々の経験と多くの人脈を得た彼アヴァインは《聖霊兵器》を手に、いよいよ評議会議員ディステランテとの対決の時を迎えようとしていた!
【第一部、完結】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 13:17:56
311059文字
会話率:45%
『ゾンビかな?と思ったら』
自分がゾンビになったかも。そんな時、不安ですよね。
以下のチェックシートで3つ以上「YES」の方は、ゾンビの疑いがあります。
まずは当院にお越しください!
□最近死んだことがある
□皮膚が青緑色に変色している
□体から腐敗臭がする
□ケガをしてもすぐ治る
□無性に人を襲いたくなる
――――――――――――――
そんな怪しいサイトを頼りに病院にたどり着いた普通の女子高生、
村井ニニカは、意を決して告げる。
「私、ゾンビになっちゃったんです!」
「初診ですね?保険適用外ですが大丈夫ですか?あと、ゾンビかどうかは医者が判断するので、勝手に決めないでください」
――――最近、おかしな都市伝説が流行っている。
『死んでもゾンビとして甦る』
そして
『ゾンビ専門の医者に会えば治してくれる』
ゾンビ映画大好きな女子高生の村井ニニカは、ある日自分がゾンビになってしまった!
ネットで見つけた怪しいサイトを頼りにゾンビ専門の医者を訪ねたが、そこで出会ったのは
銀髪と褐色の肌の謎の美少女ドクターと、
その助手の、やる気のないおじさんゾンビだった。
そしてなぜか、ゾンビ同士の戦いにも巻き込まれていく。
だが美少女ドクターはこう言う。
「ゾンビじゃない。彼らは患者です。そして私は、彼らを必ず治療する!」
――――
この作品は「カクヨム様」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 12:10:00
186219文字
会話率:50%
鬼若を討ち取り、その時の活躍に応じそれぞれに恩賞が与えられた。さしたる恩賞もなく不興をかこっていた晴海の前に男が現れ、鬼若の変の話に花が咲いた。その中の言葉尻を捉えられ、晴海は芳川喜一郎を鬼と知りながら御所内に引き入れたとの疑いを掛けられる
。
晴海は雉の手引きで教を逃れ、九州を目指す。それを境源三を頭とする御庭廻組二番隊が追う。
行く先九州には・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 10:53:25
169901文字
会話率:37%
世界は爬神族によって支配されていた。
爬神族にはドラゴンを象徴とする〝爬神教〟があり、すべての人種族はその教えに従い、爬神族を〝神に選ばれし民〟として崇めているのだった。
蛮狼族は爬神族に番民として仕え、賢烏族は爬神族に労働力を提供し
、霊兎族はドラゴンへの生贄を捧げた。
名もなき大陸では、爬神族の支配が長く続き、蛮狼族にとって、爬神族に尽くすのは当然の使命であり、賢烏族にとって、爬神族に労働力を提供するのは当然の義務であり、霊兎族にとって、爬神族に生贄を捧げるのは当然の献身であった。
その世界のすべてが当たり前のことで、爬神族による支配に疑いを持つ者などいなかった。
世界は、一見、平和だった。
どんな場所でも、どんな時代でも、そこに生の営みがあって、人に想いがあるならば、物語は生まれるものである。
そしてこの物語は、誰もが信じて疑わなかった〈当たり前の世界〉に反旗を翻した若者たちの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 09:20:00
709470文字
会話率:30%
*青木みふゆは23歳。両親も妹も失ってしまったみふゆは一人暮らしで、花屋の堀内花壇の支店に勤めている。花の仕事は好きで楽しいが、本店の事務を任されている二つ年上の林香苗に妬まれ嫌がらせを受けている。嫌がらせは徐々に増え、辟易しているみふゆ
は転職も思案中。
林香苗は堀内花壇社長の愛人でありながら、店のお得意様の、ヤクザ組織も持つ惣領家の当主・惣領貴之がみふゆを気に入ってかわいがっているのを妬んでいるのだ。
そして、惣領貴之の懐刀とされる若頭・仙道京司朗も海外から帰国し、みふゆが貴之に取り入ろうとしているのではないかと疑いをかけ、みふゆは自分の微妙な立場に悩み始める。
※この物語はフィクションです。実在する団体・企業・人物とはなんら関係ありません。
現在の関連作品
『邪眼の娘』
『月光に咲く花』(ショートショート)
みふゆの母親・水無瀬礼夏(青木礼夏)の物語。
『繚乱ロンド』の元になった2作品
『カサブランカ・ダディ(全五話)』『花冠はタンポポで(ショートショート)』
アルファポリスに掲載済みの作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 06:05:44
529598文字
会話率:35%
前の敗戦からちょうど100年後、2度目の敗戦を迎えた日本。
そこに占領軍の一員として赴任した僕は、一人の日本人女性と出会った。
最初、SNS上のバーチャルな存在だった彼女は、実体を伴った生身の存在として僕に少しずつ近づいてくる。やがてひとつ
、またひとつと、その正体が明らかになる。
同時に僕は軍の同僚の女性とも関係が進展し、二股状態に陥ってしまった。結婚相手としては申し分のない彼女なのだが、怪しい魅力の日本女性に惹かれていく僕。
そんな中、猟奇的殺人事件が発生する。ひょんな縁からそれを追っていくうち、同僚の関与の疑いが生じた。彼は犯人なのか、僕は彼を追い詰めるべきなのか見過ごすべきなのか。苦悩は深まるばかり。しかし悲劇的な結末からは逃げられなかった。
呪われた運命は二人の女性との関係にも影を落とす。好調だった関係に、やがて破局的な局面が訪れるのだった。
日本が再び独立するまでの占領統治の数年間、僕の青春物語が展開する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 05:30:04
123005文字
会話率:43%
孤児院から公爵家へ引き取られ、公爵令嬢となったオルタンシア。
しかし家族には馴染めず使用人にはいじめられ、つらい日々を送っていた。
やがて王子の婚約者候補として宮廷に上がるも、別の婚約者候補の暗殺未遂の疑いを掛けられ……。
「公爵家の恥さら
しめ。俺は一度もお前を妹などと思ったことはない」
唯一の家族である義兄に見捨てられ、あっさりと冤罪で処刑されてしまう。
だが次に目覚めた時には、公爵家に引き取られた日まで時間が巻き戻っていた!
今度こそ絶対に、穏やかな人生を送りたい……!
生き残るためにお義兄さまに好かれようと頑張ったら……。
「どうしたシア、何故泣いている? 誰がお前を悲しませた。消してやるから言ってみろ」
何故か過保護に愛されて、こんなの想定外です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 22:46:38
288347文字
会話率:29%
「皇帝陛下が行方不明になった!」
若き皇帝が支配するザクセント帝国は、そんな衝撃の事件に震撼した。
事件から一週間後、帝国の森に住み母と暮らすミネルヴァは、今日も商品を持ってお客の屋敷に向かっていた。
お客は魔女のサリア。彼女の屋敷には美し
い人間の石像が飾れていた。
その石像が、実は石にされた人間ではないかと疑いを抱いていたミネルヴァは、皇帝もサリアによって石像にされたのではないかと疑っていた。
屋敷に招き入れられたミネルヴァ。
見せられたのはやはり思った通り、石像になった皇帝だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 22:42:39
214141文字
会話率:43%
リゼは王都で工房を経営する若き経営者だ。日々忙しく過ごしている。
売り上げ以上に気にかかるのは、夫キッドの健康だった。病弱な彼には主夫業を頼むが、無理はさせられない。その分リゼが頑張って生活をカバーしてきた。二人の暮らしでそれが彼女の幸せ
だった。
「ご主人を甘やかせ過ぎでは?」
周囲の声もある。でも何がいけないのか? キッドのことはもちろん自分が一番わかっている。彼の家蔵の問題もあるが、大丈夫。それが結婚というものだから。リゼは信じている。
彼が体調を崩したことがきっかけで、キッドの世話を頼む看護人を雇い入れことにした。フランという女性で、キッドとは話も合い和気藹々とした様子だ。気の利く彼女にリゼも負担が減りほっと安堵していた。
しかし、自宅の上の階に住む老婦人が忠告する。キッドとフランの仲が普通ではないようだ、と。更に疑いのない真実を突きつけられてしまう。衝撃を受けてうろたえるリゼに老婦人が親切に諭す。
「お別れなさい。あなたのお父様も結婚に反対だった。あなたに相応しくない人よ」
そこへ偶然、老婦人の甥という紳士が現れた。
「エル、リゼを助けてあげて頂戴」
リゼはエルと共にキッドとフランに対峙することになる。そこでは夫の信じられない企みが発覚して———————。
※アルファポリス様にも投稿させていただいております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 21:17:36
118903文字
会話率:44%
あらぬ疑いをかけられて一方的に離婚を言い渡された私は、半ば結婚を諦めていたのだが、そんな私に公爵家の御曹司が結婚を申し込んできた。彼はイケメンで知的で性格もよく仕事もできるスーパーマンであったが唯一の欠点は若いのに髪が薄いことだった。
最終更新:2025-01-12 20:09:32
3040文字
会話率:53%
S級ハンターのゼレットは、どんな魔物も一撃で倒せる超優秀な狙撃手。
特にSランクの魔物を倒す事に並々ならぬ執念を持っていたが、ある時Sランクの魔物から村を救ったにもかかわらず、魔物の保護を訴える貴族から「殺す必要はなかった」「眠らせばよか
ったのだ」「魔物がかわいそう」という理不尽なクレームを受ける。
ついにはSランクの魔物を倒す事を禁じられたゼレットは、ハンターギルドを離職することを決意する。
無職になったゼレットは、幼馴染みのパメラに相談すると、思いがけない提案がなされる。
「だったら、料理ギルドに入らない?」
魔物を獲れる食材提供者を探しているという。
最初は疑いを持っていたゼレットだったが、料理ギルドはハンターギルドより遥かに快適だった。
「あの~、竜を倒してほしいのですが、報酬はこれぐらいで」
「げ? 桁一桁違うぞ」
「深海の奥底に潜るから、危険手当が付きますよ」
「手当ってなんだ? 回復薬か?」
「クラーケンの刺身ができました。無料です」
「タダで飯が食べられるだと!?」
最初はSランクの魔獣を倒せれば満足だったゼレットも、料理ギルドの好待遇に感動する。
一方その頃、ゼレットがハンターギルドをやめて、Sランクの魔物を狩るハンターがいなくなったギルドは、徐々に増えていくSランクの魔物に戦々恐々としていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 12:10:00
622533文字
会話率:38%
神からチートな力を授かり、幾度も世界を救ってきた大聖女ミレニア。しかし、その結末はいつも人間に処刑されるという悲惨な最期だった。
ついにミレニアは神に「チートはいらない」「普通の暮らしがしたい」と願い出て、さらにこう付け加える。
「ただし言
語に不自由がないようにしてね。勉強するの面倒だし」
その不必要な一言が、ミレニアの人生を狂わせる。
平凡な子爵家で、普通に暮らすはずのミレニアだったが、言葉を交わせるという理由だけで、伝説の神鳥シームルグと契約を交わし、たまたま読んでた本が誰も解読したことがない古代魔術書だったり、おまけにその古代魔術書から出てきた魔王(黒猫)に気に入られる。
そんなミレニアの才能を他の人間たちが黙っているはずもなく、隣国の王子に、魔術師団長、勇者たちが現れ、ミレニアを聖女ではないかと疑い始める。
果たしてミレニアに普通の暮らしはやってくるのか……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-26 00:04:51
181905文字
会話率:31%
俺の名前は前野貴明、自分で言うのも何だけど特徴の無い…周りに合わせて賑やかし役に徹する何処にでもいるような普通の男子高校生だ…。
そんな俺が通う学校には銀色にも見える金髪を持つ北欧系の血を引く美少女、イリナ・ミハイロフ・八葉という子がいる
。
容姿端麗て成績優秀な彼女は当たり前の様にクラスの垣根を越え、学校中で人気者だ。
しかし彼女は誰とも必要以上に仲良くしたがらないし告白も全て断っている。
義務的なやり取り以外誰かと接する事が基本的に無い、だからか彼女は皆から余計に敬われ持ち上げられていく。
まさに高嶺の花…そんな彼女についたら通り名が銀天使なんて厨二チックな物だった。
皆にとっての憧れ…。
敬われ、持ち上げられ、尊敬され、嫉妬され、如何わしい目で見られ、恋い焦がれられて…それでも手の届かない偶像的な存在だった。
そんな彼女にある疑いがかけられる。
クラスのグループラインに貼り付けられた短い一つの動画。
そこにはイリナ・ミハイロフ・八葉が小学生程の幼い男児に抱き着いているという決定的な瞬間が映し出されていた。
学校中の皆はコレを気に一気に彼女への態度を改めていく…ショタコン、性犯罪者と罵声を飛ばし信じていたのに、崇高な人だと思っていたのにと勝手な事を言う。
しかし前野貴明はある違和感に気付き、それをクラスメイトや学校側に指摘する。
しかし相手にされず結果的に彼もまた学校で孤立して行く事となるが何故か日に日にイリナ・ミハイロフ・八葉からの信頼は分厚く強固な物になっていく。
学校1の美貌を持つ北欧美少女にめっちゃ懐かれていく事となるのだ…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 08:32:52
54128文字
会話率:40%
「無能な探偵に、居場所などない」
冷たい雨が降りしきるなか、僕ことハロウ・オーリンは探偵事務所を飛び出した。
事務所きっての花形探偵ギル・フォックスから追放宣言を受けてしまったのだ。その場にいた仲間の探偵たちもなにも言われずに。
そ
の晩のことだった――何者かに、ギルは殺されてしまう。
当然、疑いは僕へ向かった。僕は街のなかを逃走し、真犯人を見つけようとするが……。
一人の青年が探偵の道へ進む、友情と決意の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 23:20:00
364749文字
会話率:31%
生まれた時から膨大な魔力量を持ち、神童と呼ばれ周りから大切に育てられてきた少女、ユア・ルクタス。
墓守の家に生まれつき、世間から不吉・穢れた存在と忌み嫌われてきた少年、クラル・エイベルト。
二人が初めて出会ったのは、墓地の入り口へと続く
道の途中にある大きな木の下。木陰に隠れて泣いているクラルをユアが見つけ、声をかけたのが始まりだった。
年の近い二人はすぐに仲良くなり、遊ぶ時はいつも一緒だった。
ところが今から八年ほど前、国を覆う結界が破壊され、近隣の魔物が町に攻め込み人々を襲う事件が発生した。
多くの被害者を出したこの事件で活躍を見せたのは、クラルを含む墓守一族だった。彼らは被災地に赴き、今まで散々忌み嫌われ、避けられてきた弔いを行い、送り火を上げて残された被災者の心の傷を癒した。
そのことが高く評価され、特にクラルの活躍を目の当たりにした国王は、エイベルト家に栄誉を与えた。
しかしそれと同時に、この事件を引き起こした張本人としてユアに疑いがかけられてしまう。
この事がきっかけで、今までユアに向けられていた羨望は悪意に、クラルが受け続けてきた誹謗は称賛へと逆転し、二人を取り巻く環境が大きく変化してしまったのだ。
これは、元神童と呼ばれていた少女ユアと、墓守の息子クラルの、二人のその後のお話――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 02:03:32
128007文字
会話率:36%
アラサー会社員・五十崎啓助は、美貌の聖女の力により異世界転移をしてしまう。
魂が乗り移った相手は、謀反の疑いを掛けられている王弟・ギルロード(十八歳)
国王に王都を追放され、幻獣の住む僻地の島へ行くハメになるのだが……。
冒険コメディフ
ァンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 22:46:49
66052文字
会話率:40%
平安時代風の異世界ファンタジー。虹霓国の物語。
虹霓国では王座には代々男性がつくものであった。だが王の子は内親王榠樝ただ一人。前例無き女東宮。
賢王と名高い父王の御代ならば、という貴族たちの承認のもとの、異例の立場であった。
十年二十年と
父王の政を学び、その上での即位の筈だった。誰も彼もが疑いもしない平穏な日々。
だが父王の急逝により王座は突然転がり込んできた。榠樝の即位を前に様々な難関が立ちはだかる。
女東宮である榠樝は王座に相応しいのか。貴族たちの品定めに始まり、婿選びから、外国との軋轢、果ては命までも狙われることに。
誰が味方で誰が敵か。見定めることはできるのか。果たして榠樝は無事王座につくことはできるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 19:00:00
104721文字
会話率:41%
10人の男女が「役立たない」異能力を抱えたまま、密室の施設で殺し合いを強要されるデスゲームが開幕。自分の影を1秒だけ操れる高坂宏太や、ジャンプの着地音が楽曲になる宝生ルカなど、奇妙な力は戦闘には不向き。それでも出口を探し、殺し合いを避けよう
ともがくが、追加ルールの圧力で仲間を疑い、裏切りが続出。深まる恐怖の中、眠れぬ苦悩やカレーしか嗅ぎ取れない感覚、ピンクに染まる服など、能力の呪縛が悲劇を呼び起こす。次々と血が流れ、管理室を巡る死闘が激化していくなか、最後まで生き残る者は誰なのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 13:06:20
84339文字
会話率:16%
今度の小学生は、家事が出来て、勉強が出来て、仕事が出来る!?しかも多数の資格持ちで、女装もお手の物!!??
とある事情で長い間学校を休み続けた小さな少年、早乙女優。
休学中、ずっと会社で勤務しながらも、なんでも出来て優が大好きな女性、菊
池美奈。酒と酒のつまみが大好きな男性、工藤直紀。目つきが鋭すぎて、室内でもサングラスをかけて目元を隠している男性社員、橘寛人。優が学校に通学し始めたその年に入社してきた新人社員、桐谷杏奈。この職場の人達を初めとした様々な大人達に囲まれ、優は勉強、技術等、様々な力を付けていった。そして、人とのつながりも増えていく。それは、普通に学校生活を送ったのでは得られないほどに。そして優は、自分をここまで育ててくれた恩を返すため、自ら働くことを志願する。当然、菊池や工藤を初めとする大人達は反対したが、優の固い決意と、社長の一言により、休学期間のほとんどを会社貢献のために費やす。優は必死に会社の業務を覚え、たった数か月で1人前の働きを見せ、数年も経過すれば、会社になくてはならない貴重な戦力となっていた。その仕事ぶりは単なる平社員で収まるほどのものではなかった。そんな成長ぶりを見せられた大人達は、自然と優に頼るようになり、優もまた、大人達の期待の応えようと奮闘した。取引先の人にも気に入られ、まさに会社では当たり前の存在となっていく。だが、優はさらに、生活面でも恩を返そうと、料理、掃除、洗濯と、家事においても必死に勉強するようになり、いつの間にかプロと遜色ないクオリティまで引き上げられていた。それでも優は留まらず。より恩を返せるようになるため、今後のことを考え、資格をとるようになる。そして、様々な資格を取得する。そんなことを小学生で成し遂げることができたのは、本人の覚悟と菊池の献身的な教育の賜物であった。
そんな休学期間を過ごすこと数年。優の生活にも多少のゆとりが出てきたため、優は学校に通うように告げられる。だが、学校に通い始めてすぐに同級生から目をつけられ、カンニングの疑いをかけられてしまう。そしてそれ以外の場でも、見た目から判断され、冷遇されてしまうことが多くなっていた。それでも優は培ってきた知恵と技術で、それらを乗り越えようと奮闘する。
時には助け、そして助けられる。
そんな新たな生活が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 00:00:00
1386878文字
会話率:54%
伯爵家に産まれたフィオーレは何不自由なく過ごしていた。
そんなある日、突然にその日常は崩壊した。
これは、あらぬ疑いをかけられた少女・フィオーレの復讐の物語である。
最終更新:2025-01-09 11:45:24
973672文字
会話率:43%
これは医学部に入学したばかりの医者を目指す若く未熟な学生たちの物語。
主人公の糸倉翔(いとくらかける)は恋愛なんてくだらない、そんな想いを胸に秘めた真面目で勉強家なちょっとお堅いクールな青年。対する同級生たちは、こいつら本当に医者になる気あ
んのか?目を疑いたくなるようなハチャメチャな奴らだった。
そんな時、桜並木に一人たたずむ女性に心惹かれていく翔。願いが叶う桜の花に春花(はるか)が込めた願いとは?春花の大切な人を襲った突然の事故と病気。診断とは時に高次な方程式だった。僕たちだって初めから医学生らしかったわけじゃない。たくさんの人と出会い、様々な経験を経て人として医療人として成長していく僕らの等身大の青春ラブストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-08 16:30:08
165883文字
会話率:27%