私、門若友歌(かどわか・ゆうか)はある日、よくわからないおじさん2人に攫われちゃいました!(笑えない!)
縛られて身代金誘拐で、2人の根城に連れ込まれたんだけど、そこの扉を開けたら──なんか異世界に迷い込んじゃった!?
決死の思いで抜け出し
た私は、フィルっていうキレイな男の人と出会ったり、その誘拐犯2人と仲直りして一緒に、この世界から脱出するって決めました!
なんだかとっても大変なことになっちゃったけど、今、私、とってもワクワクしてる!
破天荒で奇想天外──何が起こるか予想もつかない、そんな世界で、私は今日も、へんてこな仲間とともに、世界を巡る旅に出ます! ……そしていつか、元の世界に帰るんだ! 今はそれが、私の大きな夢っ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 23:00:00
18002文字
会話率:49%
魔法学院最後の一幕
ネーデラ王国魔法学院の広場には、卒業生たちの笑顔が溢れていた。その中央で、ひとつだけ異様な空気が漂っていた。
「これ以上、婚約関係を続けるつもりはない。悪いが、今日で終わりだ」
その言葉に、会場の空気が凍りついた。
「なに言ってるの?」
ロッテ伯爵令嬢。理知的な眼鏡越しに目を見開いていた。彼女の横に立つのは、かつての婚約者ハーグ。式典の途中、突然の婚約破棄宣言だった。
「俺様、もうアインと付き合ってる。あいつの方が魅力的さ」
そう言って彼が肩を抱いたのは、ピンクの髪を軽やかに揺らした少女。アイン。男爵家の令嬢。にやりと笑って言う。
「だってぇ、ロッテってお堅いん。男の人、楽しませなきゃ♡」
「一年後に、結婚って」
「気が変わったんだよ。俺様のせいにすんな」
「やめて」
振り返り、駆け出した。銀髪が宙に舞い、ドレスの裾が風を切る。群衆の視線を引き裂くように、ロッテは会場から飛び出して。
誰かに思い切りぶつかった。
「あっ、だ、大丈夫ですか?」
低く、どこか気の弱そうな声。ぶつかった相手は、金髪に分厚い眼鏡をかけたマルセルだった。物静かで目立たない、けれど学院でも知る人ぞ知る天才魔術師。実は隣国の伯爵家の三男だ。
「ご、ごめんなさい。いま、わたしっ」
「足をひねったみたいですね。すぐに医務室に」
「ダメ、式場に戻るなんていやなの」
「わかった。外に出ましょう。ボクが支えますから」
学院の門を抜けると、夕暮れが街を金色に染めていた。ロッテの歩幅に合わせて、マルセルはゆっくりと歩いた。街角に立つ、木造の看板。その文字がマルセルの視界に飛び込んだ。
魔酒とハーブの宿酒場
マルセルが小さく喉を鳴らした。無意識に、口元がゆるむ。彼の頬がわずかに赤くなる。
「飲みたいの?」
ロッテがふと、尋ねた。マルセルは慌てて視線を逸らした。
「い、いえっ、そんなことは!た、ただ、ちょっと看板が……気になっただけで!」
「ふふ。いいよ、わたし、おごってあげる」
「えっ?」
「わたしも今日はボロボロになって飲みたい気分なの。だから、付き合ってよ。先に酔いつぶれたら許さないから」
「は、はい!」
チリン、と澄んだ鈴の音が鳴った。夕暮れと、木の香りと、ほんのりと漂うハーブ酒の香りが、彼らを迎え入れた。
不思議な二人の、忘れられない夜が始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 21:10:00
11264文字
会話率:53%
すみれは恋をしていた。
高校時代、ただ遠くから見ているだけ。
だって、その人にはお似合いな彼女がいたから。
誰にも言ったことのない恋心。
ずっと憧れて好きだった先輩と、就職で再会する。
やっぱり好きだ。
彼女がいても好き。
見てるだけ
で声が聞けるだけで、幸せ。
なのに。
「そんなにアイツがいい?」
誰にも言ったことのない恋心を上司である理人に言い当てられて、酔った勢いで溜め込んでいた涙も全て吐き出してしまった。
「さっさと告白して振られたらいいのにと思ってる」なんて意地悪言うくせに、困っているところは助けてくれる。
ーーー新しい恋をして忘れるのはどう?
女友達の多い男の人は簡単にそんなことも言えるのね。なんて思いながら、辛い恋を忘れてしまいたい自分もいて…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 18:00:00
16231文字
会話率:42%
大学生の奈緒は男の人が苦手だ。
小柄な奈緒には男の人が大きく見えるのだ。
親友は友達が多いのに、内気な性格も手伝って、彼氏なんて夢のまた夢。
そんな奈緒に、男友達ができた。
親友に声をかけるついでに、奈緒にも声をかけてくれるクラスの男の
子。
「わたし、男友達ってできたの初めて」と言えば、変な顔をされた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-08 12:00:00
36754文字
会話率:52%
霊などが見える男が、私的な理由もあって探偵稼業を始める。
普通の探偵ではできない様な調査活動を通じて、人助けをしたり、警察の捜査に協力したりするというお話。
不定期投稿ながら、できれば月曜日午後8時に投稿したいと考えています。
なお、「小説を読もう」さん以外に、「アルファポリス」さんと「カクヨム」さんにも同時投稿の予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 20:00:00
317005文字
会話率:6%
時は平安時代。
言わずと知れた『源氏物語』の主人公、光は元服を控えた十二歳のある日、夢でひとりの男の人生を描いた物語を見る。
たくさんの女性と恋に落ちるも、満たされない男はやがて老い、ひとりぼっちになってしまう。
これは一体誰なんだろうと
男の顔を見た光はぎょっとした。
なんと男は光自身だったのだ!
汗びっしょりになって目を覚ますと、その日は奇しくも正妻となる葵の上との婚姻の前日だった。
光は夢の男を反面教師に、葵一人を大切にしようと決める。全ては平穏な人生を送るためにーーー。
夢の中では、ついぞ光と打ち解けることのなかった葵と、何とか仲良くなろうと奮闘する日々の始まりである。
一方、葵も夢で光の人生を見ていてーーー?
夢で得た知識を総動員して葵以外の人とのフラグを叩き折る光と、夢と違いすぎる夫の姿に戸惑う葵。
光は無事に、夢で見た未来、『源氏物語』を変えることができるのか?
お互いが同じ夢を見ているとは知らない二人の、すれ違い、両片想いな結婚生活のお話。
たまーにシリアスですが、ほとんどコメディです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 20:47:57
79899文字
会話率:22%
15年前、天原衛は自分の命よりも大切な双子の妹を失い生きる屍となった。
人と触れ合う生活に耐えられなかった衛は、北海道の山奥に引きこもり世捨て人のような生活を送っていた。
ある日、衛は山中で人知を超えたマモノ同士の戦いを目撃することになる。
戦いの後、その場に残ったマモノに接触ると、マモノは衛が失った双子の妹、天原恵子に瓜二つだった。
――果たして彼女は本当に衛の双子の妹なのか。
――彼女を追って現れる政府の特殊部隊の追跡。
――そして大破壊をもたらす強大なマモノの出現。
生きる屍となっていた男の人生がいまゆっくりと動き出そうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 15:12:15
454041文字
会話率:35%
バレー選手としてオリンピックを目指すスパイカー・鷲尾翼。
高一の春に病気で男性機能を失い、選手生命をも絶たれた彼の選んだ道は…
…性転換して女子バレー選手になること。
だがそれは二年間の雌伏と、意思とは反する人生の始まりでもあった。
そん
な翼の生まれながらの相棒でセッターの鷹村広海。
相棒のためできることを模索し続けた彼は選手として人間として成長し、
…やがて翼の先んじて世界への道を歩み出すことに。
だが相棒と同じくらいバレーを愛するようになった彼は決断を迫られる。
人生をバレーに賭けるか…郷里の医療を支える兄との約束を果たすか…
そんな彼に課せられた過酷な運命とは…
彼らと仲間たちの男前な成長物語を逆説的に描くバレー小説。
現在より若者が真摯だった一昔前の昭和を舞台に、コメディーベースで軽めに描きます。
火曜日朝11時に定期掲載予定。
なお私の小説では「」は男声、『』は女声です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 11:00:00
1512594文字
会話率:33%
とある噂を調査すべく訪れた廃神社で出会った神を名乗る存在!?稲荷の神ナヨと名乗る神との出会いが男の人生を狂わせる!!
※エロイベントは殆どなし
カクヨムに投稿あり
ボツを投稿後、修正版を投稿予定。
最終更新:2025-06-03 01:06:18
86307文字
会話率:25%
単純作業の仕事の際には、小説の事を考えている事が多い。最近は専ら恋愛小説を書いているので、そればかりが浮かんでしまう。
男の人が好きなタイプ。明るくて、華があって、可愛くて、私とは程遠い。
私は所詮、慰みもの。
注意事項1
起承転結はあ
りません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
今日も自分に優しくしないと。
誰も私の事責めてないけど、今日も息苦しいな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 18:01:17
1024文字
会話率:29%
同性から見ると凄い良い奴だけど、異性からはそうでも無い。なんて子は沢山いる。
現にそんな子に勉強を教えて貰いながら、今日もせっせと問題を解く。
モテるでしょ?
モテないよ。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳
御座いません。
注意事項2
お世話する時期もあったような。
でもやっぱり、お世話される側ですね。
『もうっ!! 君って奴は!!』と言われながら。
なんかガールズラブっぽいので、タグを付けました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 18:13:12
948文字
会話率:48%
人間は自分と似た人を好きになるらしい。
夜が明けると彼女は何時も小説を読んでいる。
その中に登場人物が何よりもお気に入りらしい。
そしてある一言を聞いた時、縛り付けるものが必要だと感じた。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に
思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
恋愛です。R15です。
苦手な方はご注意下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 08:20:36
970文字
会話率:27%
うだつの上がらない男の人生が終わり、異世界にてすべてを取り戻すべく人生をやり直す物語
最終更新:2025-05-28 21:20:19
385644文字
会話率:17%
星鷹山《ほしたかやま》の仄暗い夜空の下で、ひとつの恋が静かに芽生える――。
手を取り合い、視線を重ねたふたり。だがそのとき、男の脳裏に突然精神的な途切れが走る。
すべてが変わり、ふたりの関係だけでなく、男の人生までもが狂い始めた。
村人たち
の視線は冷たく、今や彼は「村一番の嫌われ者」。
一体何があの夜に起こったんだ!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 09:48:49
3149文字
会話率:28%
裏社会と化した街(デサート)にて、孤独に生きる青年・エラー。
幼少期より両親に捨てられ、生き残るために喧嘩と窃盗を繰り返す日々を過ごしていた。
ある日、とある男との出会いから、エラーの人生は大きく動き始める。出会いと別れ、勝利と敗北、信頼
と裏切り、それらが表裏一体として繰り広げられる男の人生を描いた物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 21:03:46
4773文字
会話率:70%
クラスメイトが男の人と会っていた。それは許される恋ではなかった。
最終更新:2025-05-11 22:48:15
5283文字
会話率:52%
恋人がいたことなんて、一度もない。
26年間、誰かに手を繋がれたこともなければ、「好きだよ」なんて言葉をかけられたこともない。
それが私、町山ミカ。
職場には男の人がひとりだけいるけど、課長だから、業務連絡しか話さない。
雑
談なんて、する必要もないし、されたくもない。
別に嫌ってるわけじゃない。向こうだって私に興味なんてないだろうし。
私はただ、今日も静かにデスクに向かって、黙々とExcelをいじってる。それだけ。
友達がゼロってわけじゃない。アニメの話だけできるオタク友達、月イチで映画を観に行く子、カラオケで90年代ソングばかり歌う子。
それぞれと、それぞれの時間を過ごす。でも、どの子にも、「今日ちょっと落ち込んじゃってさ」ってメッセージできるほどの距離感じゃない。
みんな、予定があるときだけ会う人。
私の生活には、そういう人しかいない。
たまに思う。
私の人生って、薄いなって。
日向で誰かと笑い合うような、ああいう感じ。たぶん、最初から私には向いてなかったんだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 12:39:04
9157文字
会話率:10%
美人すぎるが故に男運のない令嬢エリーゼ。彼女は勝手に男の人に好かれる見た目のせいで家から修道院へ送られることに。その途中で盗賊に襲われるが、そこで助けてくれたのはエリーゼの見た目にも動じない、筋肉命の男だったーーー。
最終更新:2025-05-08 07:00:00
20470文字
会話率:50%
ネットで知り合った男の人に告白された主人公。
勢いで付き合ってしまったが男に対する主人公の気持ちはわからないまま…
最終更新:2025-05-07 22:39:29
689文字
会話率:16%
わたしはゆき!うさぎじゅうじんだよ。
きょうはおたんじょうび!5さいになったの!
『おかあさんとおなじ耳』
ゆきちゃんは、はじめてのおつかい上手にできるかな?
『おとうさんとおなじ色』
忙しいおかあさんのおてつだい。そこで出会った男の人
は?
『おねえちゃんになるの!』
6さいになったゆきちゃん。おねえちゃんになれるかな?
『5さいのわたしへ』
おとなになったゆきから、5さいのゆきちゃんへ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 15:00:00
6857文字
会話率:34%
勇者という称号を持つマサヨシはクズである。
三大欲求を満たすためだけに生きており、人のためだとか正義のためだとかなどの綺麗事を嫌う。
そんなクズ男の人生を描く物語である。
カクヨムにて先行配信中です
最終更新:2025-05-02 07:00:00
111761文字
会話率:66%
日々の労働に追われて心身ともに疲労し切った男の下にあるアプリが送信されてきた。
『~Angel War エンジェル・ウォー~その身を天使へと変え、戦え! 全く新しい戦いがここにある! 選ばれた者達よ、武器を手に取るのだ!』
それは男
の人生を劇的に変える転機となって、戦いの日常へと誘う招待状だった。
『ハーメルン』にも投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 18:00:00
111461文字
会話率:25%
プロローグ
―ショーケースの向こう側―
ガラス越しに並ぶケーキたちは、まるで誰かの物語の断片のようだった。
とろけるように柔らかなモンブラン。
少し背伸びをしたくなるような艶やかなチョコレートタルト。
苺のショートケーキには、どこか懐か
しい笑顔がよく似合う。
白井菫(しらい すみれ)、21歳。大学では栄養学を学びながら、週に数回、小さな洋菓子店でアルバイトをしている。夢はある。でも、その輪郭はまだ曖昧で、未来に立ちすくむ日もある。
その男の人が最初に店に来たのは、4月のまだ風が冷たい頃だった。
黒いスーツにグレーのコート。ネクタイは地味で、髪には少し白いものが混じっていた。年齢は――きっと、自分の父より少し若いくらい。何も語らず、ただ「おすすめを一つ」とだけ言って、指差したケーキを買って帰っていった。
それが彼女と彼の、最初の「会話」だった。
彼は毎週、同じ曜日、同じ時間にやってくる。
そして彼女は、少しずつ「おすすめ」を選ぶのに時間をかけるようになった。
どんなケーキを渡したら、あの人は少しでも笑うだろうか。
そんなことを、ほんの少しだけ考えるようになった。
ケーキと沈黙のあいだに芽生えた、静かな関係。
これは、「ショーケースの向こう側」にいるふたりが紡ぐ、ちいさな物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-23 01:42:12
7948文字
会話率:28%