雲居十志郎は霊に憑かれ易い体質をしていた。学生時分に悪霊に憑かれ、自分の意志に反する行動を取らされていた。 そんな雲居を補導し、ある場所に放り込んだのが、警察官の狩谷宗介だった。
その場所で雲居は修行し、己の身に神の力を宿す方法学んだ。
そして、その力を使って、主に霊に悩まされている人を救う仕事に就いたのだった。もちろん、それだけで日々の生計の全てを賄える訳はなく、なんでも屋のような仕事もしていた。
ある日、京都と兵庫の境の福知山で事件が起きた。女子中学生の拉致事件である。
女子中学生の清水佳奈は地元の半グレに山へ連れていかれ、そこで10数人の男の慰みものにされてしまった。
佳奈を拉致した半グレのほとんどが、山中で遺体となって発見された。また車やバイクもめちゃくちゃに壊されていた。
しかし佳奈は家に帰ってこず、佳奈の姉の華美は精神的ショックを受けている両親に代わって警察に捜索願を出しにいった。一向に佳奈は見つからず、華美は警察署に嘆願に出掛けた。華美は雲居の知り合いの狩谷にで会った。
狩谷は、これは不可思議な事が起きているのではないかと、華美にそのような事の専門家に相談する事を勧めた。そして狩谷を経由して雲居に仕事が回ってきたのだった。
雲居は神社、御札、御守りに二礼二拍一礼をする事によってその身に神の力を受ける事が出来る。それを使い悪霊に動物霊に悩まされている男、酒蔵の経営者が抱える悩みを解決していった。
狩谷の頼みを聞くのが不本意ではない雲居だが、仕方なく福知山へ向かう事にしたのだった。そこでこの事件がただならぬ状況になっている事を知った雲居は、福知山の山中に華美を伴って向かったのだった。
果たして雲井達は山で佳奈と、佳奈に憑りついている酒吞童子と邂逅した。驚いた事に、佳奈と酒吞童子は華美を殺そうとしてきた。
佳奈は小さい頃から華美にコンプレックスを抱いており、酒吞童子の力を借りてその恨みを解消しようとしていたのだった。
雲居は華美から遠く離れた神戸の地、雲井の本拠地で酒吞童子を迎え撃つ事になった。地の利があって圧倒的有利になると思いきや、酒吞童子は道中で自分をパワーアップさせてくれる酒を手に入れており、雲井を圧倒してきた。
絶体絶命の状況に陥った雲井だったが、鬼に強い神の力を偶然借りる事が出来、辛くも酒吞童子を佳奈から祓う事に成功したのだった。
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最終更新:2024-09-15 23:10:07
90206文字
会話率:41%
私の知人はよく静的な話題を提示する人だった。
この間もそれで周りをドン引きさせた事は記憶に新しい。
けれどもそれは、人類に対する復讐であると彼は言った。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意
事項2
なんでも許せる方向けの暗い話。
生々しいのかは分かりません。
でも、胸糞悪い話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-05 11:02:56
1385文字
会話率:45%
作者の日常に感じたことを思いつくままに書く手慰みもの
キーワード:
最終更新:2022-09-19 22:00:00
461文字
会話率:0%
かつて嶺月国《れいげつこく》に“撈月《ろうげつ》”という女戦士の集団がいた。彼女達は、使い物にならなくなった女兵士を慰みものにする嶺月国の軍に反旗を翻し、女性の権利侵害を訴え戦った伝説の存在。
だが、撈月は敗れた。
その敗北が、皮
肉にも、後に嶺月帝国となった大国で暮らす女たちを大いに苦しめる事となる。
これは、撈月が敗れてから200年後の嶺月帝国のお話。
森で暮らす孤児の少女『水晶』と“撈月甲《ろうげつこう》”というビキニアーマーを纏った女戦士『潘紅玉』。
2人の出会いが、男尊女卑の腐り切った世界を動かし始める!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-25 21:00:00
52172文字
会話率:47%
蛙の子は蛙、出来損ないの子は出来損ない。
『自分なんて生まれてこなければよかった』が口癖だった女が、たった今死んだ。
気まぐれで拾って傍に置いていただけの女だった、いてもいなくてもどうでもいいその女は慰みものとしては手軽でちょうどよか
った。
別にいつ殺してもいいと思っていた、いついなくなってもいいと思っていた。
けれど実際目の前で壊れたそれを見て、ほんのわずかに感じた未練にこう思った。
お前の言った通りだ、お前なんて生まれてこなければよかった、と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-14 02:22:04
1892文字
会話率:3%
忌み子で慰みもののローズ。自殺未遂の末に前世の記憶を思い出す。
そして、この世界で自分は悪役令嬢で最後は殺されると知った彼女は.........
最終更新:2020-03-25 08:43:36
3848文字
会話率:38%
平凡なエルフの少女・リンデスはある日、理由もわからないまま集落を襲われ、唯一の生存者とはなったものの奴隷として人間の市場へ投げ出された。
人好みで老化の遅い彼女は労力に、愛玩動物に、慰みものにと多様な扱いを受け続けていた。理解の外を超えた
人間という種からの暴力。彼女は考える事をやめ、その時の主人が悦ぶことに従事する生活を送る。
感情を捨ててどれほど経った頃か、いつものように飽きられ売りに出された時のこと。リンデスのオークションは一人の少年とその仲間によって壊された。
震える彼女に差し伸べられた手を取り、一介の奴隷から「勇者の仲間」へと成り上がってみせる。
――そこでリンデスが抱いた感情は「感謝」ではなく、「ニンゲンへの報復」であった。
何の変哲もないエルフの少女が憎悪に取りつかれる(多分)ダークファンタジー、お楽しみくださいませ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-01 07:48:21
15305文字
会話率:23%
オーク。
それは獰猛で野蛮な魔物。
人間を喰らい、女を慰みものにする人類の敵。
そんなオークの頂点いるオークの王、ガルディアス。
その力は強大で、単騎で一国を滅ぼし、魔王ですら一目を置くほど。
しかし、そんなガルディアスにはとっても面倒な
こだわりがあった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-27 17:32:08
5659文字
会話率:59%
【夏のホラー2017参加作品です。】
不吉な噂のせいで廃園に追い込まれた「裏野ドリームランド」。守衛として勤めていた『サジ』は、静かに死に絶えていく裏野ドリームランドをただ見守る事しかできなかった。
廃園となってから間もなく、サジは交
通事故で死亡してしまう。その魂は裏野ドリームランドに憑いた地縛霊となってしまった。彼は裏野ドリームランドが廃園となるのを見ているしかできなかった事に、強い未練を感じていたのだった。
かつての夢の国は、酷い有様だった。心霊スポットとして暇を持て余した若者たちの慰みものとされ、あちこちにラクガキやゴミが散乱していた。
心無い噂に殺された裏野ドリームランドが、再び心の無い者たちの手によって穢されている。その事を良しとしないサジは、仲間(幽霊)たちと共にこの地を守る事を決意する。
夜な夜な訪れる招かれざる来園者を驚かし、撃退する日々を送るサジたち。
そんなある日の夜、今までとは一風変わった来園者が訪れる。成人男性と8才くらいの女の子の組み合わせ。
「親子か? なぜ廃園された遊園地に?」と訝しむサジたち。
二人の正体は? 来園の目的は――?
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금지합니다折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-03 05:51:48
25283文字
会話率:33%