「大崩壊」から二百年。文明は失われ、大地が汚染された世界。少年ユウキは、幼馴染のアンナと共に、ただひたすらポテトを育てていた。ある日、彼の住む集落は食糧危機と無法者の襲撃という絶望的な危機に瀕する。誰もが諦めかける中、ユウキは立ち上がる。武
器は、彼が育てた特殊なポテト! 石のように硬いポテトで賊を撃退し、驚異的な速度で育つポテトで飢えをしのぐ。知恵とポテトで荒廃世界を切り拓く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 06:00:00
105570文字
会話率:34%
東京都練馬区に建つ一軒家。そこは探し屋の事務所兼住居である。千里眼を持つ天目知紗兎が所長を務め、助手の安海賢悟と共に細々と営業していた。
あるとき二人は行方不明者の捜索を頼まれる。その依頼は、世間で騒がれている『現代版七つの大罪事件』と
大きく関わっていた。
残されたアルファベットが、大罪の略称を示している事件。その背後には人知を超える存在も噂されている。
GM『genetic modification』遺伝子改造
HE『human experiment』人体実験
PTE『polluting the environment』環境汚染
CSI『causing social injustice』社会的不正
CP『causing poverty』貧困誘発
AEW『Accumulating excessive wealth』過剰な富の蓄積
TD『taking drugs』麻薬接種
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 21:00:33
116595文字
会話率:57%
環境汚染により居住域が限られた遠未来の地球――
人々は巨大な居住ドームに分け隔てられ、中流以上は快適なドーム内で、下層民は外界の劣悪な環境で暮らしていた。表向きの秩序の裏では、企業と政府の癒着、情報操作、秘密の犯罪が横行していた。
そんな
世界で、少女・セラはすでに一度“死んでいた”。
だがある日、彼女は密かに蘇生される。記憶は曖昧。なぜ自分が殺されたのかもわからない。
彼女を助けたのは、都市警察の孤高の刑事カイ。セラの中にある「記憶と記録」を辿っていくうちに、次第に彼女自身とその“父親”が極秘の国家プロジェクトに関わっていた事実が明らかになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 10:33:40
24872文字
会話率:29%
候暦一九〇〇年、アイネーデ共和国。
国土を東西南北と中央の五つに隔て、自由と平等と平和を掲げて殷賑を極めてきたこの国は、されど近隣諸国との戦争によって衰頽の一途を辿る。最も甚大な被害が及んだ自然の汚染により、国民は終わりのない飢餓と貧困に喘
ぎ続けた。
やがて、ひとりの植物学者が開発した、栄養の涸れ果てた土壌の代替となる苗床でのみ芽吹く特殊な種——のちに『人類の希望』と称されることとなる技術を筆頭に、共和国は復興へ向けて立ち上がる。
時は進み、候暦一九九八年。
『何でも屋』として共和国各地を転々と渡り歩く青年・シオンは受け取った手紙に従い、東区〈オスト〉へと赴く。そこで育ての親から持ちかけられた新たな依頼は、記憶喪失の少女・マリーを故郷へ送り届けること。
これは、死が定められた果敢ない生涯のなかで、それでも誰かを愛し、愛されたいと願う人々の物語。
あるいは、青年が分かたれた愛する人を取り戻すまでの物語。
※第二章までは隔日投稿、第三章以降は毎日投稿を予定しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 21:11:23
7914文字
会話率:32%
宇宙移民船ヴァンドラは、シープと呼ばれるヒツジ型宇宙生物の攻撃を受けて別の宇宙に逃げ込んだ。その先で見つけた緑の惑星を開拓すべく、占領部隊を降下させた。その一員として戦うハヤトとカズキは親友だった。しかし、ある事件を境に互いに望まぬ戦いに
巻き込まれていくーー。
この世界の地球には稀に未来人があらわれていた。1900年代にはグラハム・ストライカーと名乗る人物が世の中を騒がせた。海からイルカが攻めてくると予言したからだ。彼は対抗手段としてグラハム因子なる超能力を発現させる研究で世間を騒がせた。だが、それは起こらなかった。イルカは海から出られなかったからだ。彼は歴史とともにいつしか姿を消し、残されたのはタールや油で汚染された黒い海だけだった……。
やがて2000年代にはいると、ウエノ・ハルテイルという若き科学者と数十人の未来人が真っ白な長方形の物体からあらわれた。彼らはヒツジが攻めてくると言い、各国に協力を依頼、地球軌道を宇宙ゴミで覆ってしまった。
日の当たらなくなった地球は敵の侵略よりも前に死の星と化した。日照時間はなくなり、食料も育たず、水もない。
やがて彼らは「LT」通称ロステク社を設立した。各国が対応する間もなく、十数年のあいだに世界中の娯楽、通信、軍事産業、食糧生産などのあらゆるものをロステク社のものに置き換えてそれを掌握した。その後、彼らは時を見計らったように地球統一政府GAIAを名乗った。世界を巻き込む戦争の末に、博士の野望とも言える宇宙移民艦隊計画がスタートした。
そして2044年、衰退しきった地球にクリーム色の傘のような巨大生物が地球に落下、予言は成就した。ついに光線を吐く奇妙なヒツジたち、通称シープが世界に姿をさらけだしたのだった……。
•不定期更新(約2ヶ月おき更新予定)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 21:00:00
91766文字
会話率:53%
西暦20XX年、異世界より襲来した魔法を用いる先進文明『ヴィジター』との数十年に渡る全面戦争は、追い詰められた人類が開発し、最終決戦において投入した空間破壊兵器『ゲートバスター』による次元門破壊とその後発生した世界規模での時空間の崩壊という
破滅的な結末によってその幕を下ろした。
最終決戦より約100年、地上には魔法の媒体となると同時に人体に致命的な毒として作用するエーテルが充満し、それによって人を含めたあらゆる動植物は汚染されたミュータントへと変貌を遂げていた。
人であって人でなくなった者達がかつての文明の遺産を巡って覇を争い、狂暴化した魔獣や亡者が跳梁跋扈し、物理法則を無視しした異常空間『アノマリー』が無秩序に荒れ狂う魔境にあって、地下へと逃れ汚染を免れた一部の純粋人類は諦める事無く地上への復帰と文明の復興を目指して汚染された土地に挑戦を続けている。
そんな終わった後の世界に生まれて落ちた一人の男の物語。
2019/2/17 もうだいぶまえになってしまいましたがPIXIVの方は店じまいしてこっち主体にしました。
序章の用語にルビを振って読みやすくなるように編集しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 00:21:57
921788文字
会話率:21%
世界が滅びて半世紀ほど時が経つ。
世界は未知の物質『雪』に汚染され、その雪を取り込むと肉体が変異し、最悪死に至る。
人々は荒廃した世界の中、『コロニー』と呼ばれる街を作り隠れるように生活していた。
ある日、一人の青年視界に流星にも似
た一筋の光が舞い降りる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 00:06:10
383330文字
会話率:35%
半強制的に会ったこともない親戚の葬儀に参列させられた乙倉仁。こっそり抜け出し外に出ると灰が砂漠のように積もった異世界に転移していた!!
特区と呼ばれるそこは昔、魔女によって汚染された土地で神の加護が付与されていない状態ではとても入れないよう
な場所だった。
そんな場所であるのは自分の体のみ。そこで仲間と出会い彼は何を成す??折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 17:57:13
9319文字
会話率:51%
界のあらゆる水は汚染されていて、聖女が浄化しなければ使用出来ない。
水霊教のエレナはその立ち振る舞いや才能から〝理想の聖女〟と呼ばれていた。
しかし実は、エレナは水霊教が忌避する魔物の一種――吸血鬼だった。
その姿を同僚の聖女リリアに見られ
てしまって――。
「ははっ。何その姿? 可愛いじゃん」
「――おいで」
〝理想の聖女〟で〝吸血鬼〟な少女の百合ダークファンタジー開幕。
同内容をカクヨムにも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 17:30:00
107446文字
会話率:39%
30年前、世界大戦が勃発したとき、あまりに長引いたため被害は計り知れないものだった。
核ミサイルの汚染だけは人類の滅亡につながる恐れがあったため、各国とも防御レーザーの開発を急いだ。
そしてそれは成功した。空中に浮遊させ、ミサイルをすばやく
破壊するのだ。
祖背してこのころ地球自体に資源が乏しくなり、ついにミサイルの生産でさえ困難になった人々は食料に飢え、核汚染で病魔がひろがっていた。
そして、宇宙からの侵略者が地球に送り込まれていた。
徐々に侵略されている地球。
希望はあるか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 00:48:49
24260文字
会話率:34%
遥か未来。
環境汚染に苛まれた人間達は地球を去り、崩壊寸前の世界は獣人達に託された。
繁殖力が強い彼らにより人口過密となったこの世界では、本能の赴くままに罪を犯す者が多発し、犯罪発生率は常に最悪を記録している。
そのため刑法が大幅に
強化され、犯罪者イコール即処刑であり、それを担うのが『刑殺官』である。
御丹摩(ごたんま)署の新人女性刑官で鮫型獣人の鰐口靖利(わにぐちやすり)は、同僚の熊型獣人・熊田我雄(くまだがお)や狼型獣人・大神葉潤(おおがみはうる)、HWMと呼ばれる少女型アンドロイドの七尾(ななお)ボンバイエ達と共に、今日も精力的に職務をこなしていたが、やがて予想だにしない事件に巻き込まれていき…。
この物語は、いずれ必ず訪れるであろう淀んだ未来への警鐘であると共に、それでも終末世界を逞しく生き抜く人類へのエールである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 05:20:20
280772文字
会話率:28%
その歌は、絶望の淵に咲く一輪の希望。
資源枯渇と環境汚染によって星が死んだ近未来。人々は巨大移動都市ノアを建造し、生き残りをかけて争う。孤独な戦士カイトは、無敗のパイロットとして闘技場を制覇するが、心の傷は癒えない。そんな彼の前に現れたの
は、歌声でロボットを起動させる歌姫アリア。彼女の歌声は、カイトの過去を呼び覚ます。ノアを揺るがす陰謀、そして迫り来る「星歌祭」。歌と鋼鉄が織りなす物語が、今、幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 00:08:42
100560文字
会話率:27%
2XXX年、第三次世界大戦が勃発し、世界は混乱に満ちた。世界各国が禁忌とされる生物兵器と核兵器を使用されたことで、世界は悲惨な最後を遂げると誰もがそう思った。
だが、結果は違った。
戦争終結後、確かに世界は汚染された。しかし、汚染
したのは生物兵器でもなく、核物質でもない。
全く別の新しいものであった。
それらは瞬く間に広がると、自然は膨張し都市を再度自然に戻すかのように飲み込み、世界各地で地殻変動が相次いだ。
動物たちはその環境に適応するように、ある種は巨大に、ある種は数を増やし、ある種は原型を留めながらも新たな種へと進化していった。
人々は自然から追いやられるように数を減らしていったが、その進化の波は、また人にも働いていた。ある者は体の内から炎を燃やし、またある者は剛腕を、そしてある者はその身に生きる物の力を宿す。
Z oetic-生命の
O dd -奇妙な
N eos-新しい
E volution-進化
世界を覆ったその進化の名は通称:ZONE(ゾーン)
ZONEによって世界は自然界と人間界へと別れ、今も尚自然と人間の熾烈な生存競争が行われていた!
そして、この物語は自然界から人間界を守る仕事「ハンター」を目指す一人の少年の冒険譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 21:05:25
220906文字
会話率:69%
女子バスケWリーグの人気選手・神崎が殺されかけた。犯人を名乗るSNSアカウントは、次なる試合を「操作しろ」と脅迫。リーグ内では、スポンサー、チーム、そしてファンの思惑が交錯し、試合の結果を左右しようとする力が働く。
命か、金か、選手の誇りか
――。試合をめぐる葛藤と利害が絡み合い、事態はますます深刻化していく。やがて、新たな犠牲者が現れる中で、Wリーグのスタッフ・遠山は、ただの犯罪や犯人の仕業ではない、もっと深い汚染が進行していることに気づき始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 19:09:29
68693文字
会話率:41%
人工知能が北欧神話の神々の名を騙り、人類を支配する近未来。機械と人間の長期間にわたる争いにより、地球環境は深刻に汚染されている。AIと人間の知性は拮抗しており、どちらが優れているかは決着がついていない。しかし、両者の存在が環境破壊の原因とな
っているという認識は共有されている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 14:45:46
14121文字
会話率:52%
オーバーテクノロジーが行き交う文明都市で生まれ育った青年ディアは、ある夕暮れ時に謎の老人から、今まで生きてきた世界の外側に未知の領域が広がっていることを教えられ、好奇の思いに導かれるままに冒険の旅へ出る決意をする。
汚染物質を遮断する都市
フィルターの外側は危険と波乱、滅びの運命が約束されたウィルダム大陸。
満月色の瞳を持つ暗殺者。頼もしい図書館司書。悲運の少年奴隷。そして雪原にひとりきりで暮らす命の恩人。
この荒廃した大地の上で、ディアは数奇な出逢いを重ねながら、失った未来を取り戻していく。
※ 主に1〜2週間に1度ペースで更新しています。
※ ジャンルは異世界ファンタジーですが、世界観の三割ほどにはSFを含みます。
※ ヒロインと思しき人物は美少女ですが、女の子であるとは限りません。
※ たまにアクションシーンが挟まります。ガラスもパリンするし、モブの血が飛び散ったりします。
※ ポストアポカリプスな世界観をねちっこく描写していくため、グロテスクだったり気持ち悪い表現が頻出します。
※ 最終的には全滅エンドになることを予定しているため、物語が進めば進むほど登場人物は幸福から遠のいていきます。
※ お覚悟を。
作者が描いた作品関連イラストはTwitterにて「#TUPSIMATI」のタグで公開しています。
また、同作品は小説投稿サイトノベルアップ+様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 07:47:58
917270文字
会話率:42%
これは、【鎧の男】に人生を狂わされた6人の戦士たちの物語である。
時は今から約2XX年後。
地球全土に核の雨が降り注いだ大戦争が終結して100年の節目となる年。
人々は大戦争後の汚染された大地から離れ、日本のあちこちに建造されたリージョナ
ルタワーと呼ばれる多重積層都市で生活を営んでいた。
タワーを建造した“國”、そして5つの大企業が互いに互いを牽制しあい、協力しあいながら発展していかんとする世界で、1人の男の野望が動き出した。
※カクヨムでも連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 07:00:00
230068文字
会話率:30%
【あらすじ】
スペースコロニー・ガイアが、自我を持ったAI「ERIS」の侵入により制御を失い、地球へ墜落する。200万人の住民を乗せたガイアは、運営管理官の翠(アキラ)、ボブ、キャロルの奮闘も虚しく大気圏に突入。アキラはキャロルの指示で義体
化手術を受け、脱出ポッドで地球へ脱出するが、記憶の一部を失う。14時間後、ガイアの90%が北太平洋に墜落し、津波、放射性物質汚染、海面上昇で地球は壊滅状態となる。
アキラは生物学者として、ガイアの閉鎖型エコシステムを管理していた。搭乗60日目にエネルギー供給の異常を感知し、環境管理AI「ECOS」の警告から調査を開始。AIエンジニアのキャロルは、過去に追放したERISの再侵入を疑い、アキラと協力して対策を模索する。63日目、ERISが復活し、ガイアを地球へ向かわせることが判明。元軍人のボブは防災隊を率いて住民の脱出を指揮し、アキラの義体化や脱出準備を支援。
しかし、脱出カプセル不足で全住民は救えず、ガイアの墜落は現実となる。アキラは北太平洋に不時着し、ポッドのAIから「西方(セイロン島)」へ向かう指令を受ける。記憶喪失に悩みつつ、南京市を目指す旅を始める。
パリに不時着したキャロルは拠点を設け、アキラの義体にECOSのバックドアコード「Nephrite」を仕込んでいた。彼女はクラーク・ステーションのバックアップを使い、ERISに対抗。ボブはシナイ半島で生存者コミュニティを指導し、セイロン島へ向かう。
南京市でアキラはデイビッドと出会う。彼はキャロルの指示でアキラを支援し、ECOS復旧の鍵が彼女の記憶にあると告げる。セイロン島でアキラとデイビッドは宇宙エレベーターに到達。ボブ一行が合流し、エレベーターを修理。アキラは記憶を探り、クラーク・ステーションへ向かう。
パリのキャロルはERISと電子戦を繰り広げる。アキラたちはステーションに到着し、過去の映像で「Nephrite」を思い出したアキラがECOSを復旧。ERISの猛攻で義体が限界に達し、彼女は自身を犠牲にしてERISを封じ、地球再生を開始する。
ボブはステーションから緑の回復を眺める。50億粒の種子が散布され、植生の1/4が復活。10億人が生き延び、アキラの犠牲は希望を刻む。キャロルとデイビッドは彼女の遺産を未来へ繋ぐ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 00:00:00
42332文字
会話率:11%
時は二〇四〇年。中国の台湾への侵攻を皮切りに第三次世界大戦が始まった。
主戦場とかした東アジアでは、中国、ロシアを中心とする中央連合と、日本、インド中心の世界連合が激しい戦闘を繰り広げた。米国はほとんど支援のみで、戦闘にはほとんど参加しなか
ったが、圧倒的な物資支援のおかげで、二大国相手にある程度は太刀打ちが出来た。
しかし、東京に戦略核兵器が使用され、Jアラートが発令されたが、中国の潜水艦からの発射のために発令が遅れ、尚且つ都民の危機感の無さにより、死者三百万人、重症者五百万人という結果になった。
これに政府は機敏に動けず、自衛隊率いる治安維持組織のクーデターが発生。政府は一晩で倒れ、日本はその後わずか二日ほどで旧憲法と民主制を捨てることとなった。米国がこれを黙認するわけもなく、日本への物資輸出の停止を宣言すると見られた。しかし中国側に付いた日本との第二次太平洋戦争という不安が米国国民の中に広がり、妥協案として戦時中のみの物資輸出政策が取られた。
インドは、対中国ではヒマラヤ山脈で戦線が膠着し、中国との目立った戦闘はなかった。しかし、ロシア、中国の支援を受けたパキスタンとの戦争になり、インドはこれに苦戦。しばらく東アジアには顔を出さなくなった。
朝鮮半島では同じく中国、ロシアの支援を受けた北朝鮮が韓国と戦闘状態に入った。しかし、韓国は米軍の大々的な支援と日本の援軍により善戦し、朝鮮半島を統一することが出来た。
そして、北朝鮮の核兵器の発射を未然に阻止した米国の特殊部隊の力もあってか、北朝鮮製核ミサイルによる日本の報復攻撃が開始された。
日本のトップ層による核ミサイル全弾発射は戦時中社会に大きな衝撃と恐怖を与えることとなった。
結果的に着弾二発、死者四百万人に留まったが、沿岸部は核により汚染され、中国の経済特区はもはや機能しなくなったと言って同然だった。
結果的に戦争は引き分けとなって終了したが、核兵器の使用により被害は甚大で、戦後世界はまたも米国とロシア二強の時代となってしまった。
しかし、日本が未だ民主化の道をたどっていないのは言うまでもない...
これは二〇五〇年、謀略と代理戦争入り乱れる暗黒の戦後社会で生きた、とある探偵さんのお話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 17:06:48
336210文字
会話率:39%
魂は本当に1つなのだろうか?
人類の英知が世界を破壊し尽くし、汚染された海が赤く染まった頃。創世記を司った、少女が目覚める。少女が覚えているのは、たった一つ。
【もう¥//&& とアナタに""
;"出会う"""//】
白い木霊達は、唯一無二のEveを囲み、彼女の願いを叶える為、白骨化した世界を案内する。時に、砂漠は牙を剝き、何処にも信号は届かない。
【君\\&&目覚めない'''幸せ'''¥から?】
壁に囲われた精神世界。焼け爛れた、AdamとEveの最期。本当の自分を見失った、自我は崩落の結末を迎え…。
【この世界は…まだ…可能性を持ってる。】
本当にアナタは、アナタ1人だと言えるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 19:00:00
7774文字
会話率:59%