『こんにちは! 妙高型重巡洋艦の一番艦、妙高です! 妙高は今、コスタリカにあるプエルト・リモン鎮守府、長門様が率いる第五艦隊に所属しています。親友の高雄やちょっと変わった信濃、駆逐艦の峯風ちゃん、涼月ちゃん。頼れる仲間と一緒に、人々を守るた
め、人類の敵アイギスと日夜戦いを繰り広げています! 今日はちょっと変わった任務で――高雄、危ない!! え……? 長門様、どうして……?』
『我々人類は本当の意味で機械を操れてはいないのです。我々は常に計器で機械の状態を把握し、ボタンやレバーで間接的に制御している。だから私は、機械と人間とを直接に繋ぎ合わせ、五感のように機械を把握し、手足を動かすようにそれを動かせる、そんな方法を研究しているのです。東條参謀長殿、いかがですか?』
『マイン・フューラー(我が総統)、命令を。スターリンもチャーチルも、我が艦載機で雑作もなく殺してやりましょう。――え? どっちも殺さないで欲しい?』
『タヴァーリシ(同志)スターリン、御命令を。我らが祖国を侵す敵は全て、この私が殲滅いたします。――決して沈んではならない、ですか。無論、政治的に私が沈むわけにいかないことは――そういうことではない?』
『――船魄(せんぱく)。それは軍艦を自らの手足のように操る少女達。艦が肉体であるのなら、私達はその魂。艦そのものである私達が操る軍艦に、人間が対抗することは不可能に近いわ。人類が最初に手にした船魄は、日本がフィリピン沖海戦で投入した瑞鶴、つまり私ってわけ。私は日本を守るためアメリカと戦い、奴らから全てを奪ってやった。その代わりに何もかも失ったけど。この話、聞きたい?』
本作のメインテーマは、あくまで史実の地球を舞台とし、そこに船魄(せんぱく)という異物を投入したらどうなるのか、です。いわゆる艦船擬人化ものですが、特に軍艦や歴史の知識がなくとも楽しめるようにしてあります。もちろん知識があった方が楽しめることは違いないですが。
なお軍人がたくさん出て来ますが、船魄同士の関係に踏み込むことはありません。つまり船魄達の人間関係としては百合しかありませんので、ご安心もしくはご承知おきを。
新感覚、リアル志向の艦船擬人化小説を是非お楽しみください。またブックマークや感想などよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 18:09:27
1188176文字
会話率:69%
聖女として公爵令嬢として自分を律して生きてきたつもりが、突然現れた聖女に王太子の婚約者の地位も聖女としての地位も奪われて魔族領で暮らしていました。なのに闇堕ちの魔女とかって勝手に呼ばれて挙句の果てには討伐するって殺されてしまい・・・でも魔王
様が2ヶ月程時間を遡らせてくれたので、命を奪われた記憶はありけれど生きてます。でもどういうわけか一度亡くなった命を引き戻す時に魔王様の力が強過ぎるのか前世の記憶まで引っ張ってきたんですよね。ここは【聖女ライラのほんわかスローライフ】という世界と設定が同じ。公爵令嬢エレナが私だわ・・・ライラのためにある世界だろうとライラがより快適に生きる糧には絶対になりません。
少しずつ知っているゲームと今の世界の現状の差が出来る中でどうしてかライラの糧になるはずの女の子キャラ達が【闇堕ちの魔女】の地位を狙ってきます。そんなに欲する役割ではない気がするのですが・・・
◇◇◇
感想をいただけると嬉しいのですが、返信などプレッシャーになってしまうので、読んでいただけるだけで嬉しいです。
アルファポリスさんのほうでも同作を先行で投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 18:00:00
9148文字
会話率:12%
剣道部主将でバスケ部のエースで生徒会役員である大和青葉の世界は、体育館裏での出会いから少しずつ歪み始めていく。優等生の仮面の下に執着の炎を秘めた後輩・加賀見蓮は、その儚げな美しさで周囲の目を欺いていた。
『私は美しい顔の中に全てを閉じ込め
ることができる、あなたの欲望も、絶望も、愛も』(蓮)
図書室でのランボーにインスパイアされた自詩の朗読、マッサージを口実にした触れ合い。梅雨の雨音に包まれた放課後、二人の距離は縮まっていく。
「先輩を見ていると、詩が読みたくなる」
芸術的な言葉で狂気を隠す蓮。その美しい詩の奥に潜む危険な想いに、完璧な強さの中に弱さを持つ大和は、気づきながらも次第に心を奪われていくのか?
また見つかった…
…何が?
永遠が。海と溶け合う太陽が…
(地獄の季節・ランボー 引用)
✲ノベマの第1回 BL短編コンテストの最終選考に残して頂いた作品を
一人称に書き換えて文字数を倍位にしました。
〈登場人物〉
《攻め》
加賀見 蓮(かがみ れん)
高校2年生、身長178cm、美術部、図書委員
(詩人のような繊細さと、白昼夢のような狂気を持つ)
•グレージュの髪と儚げな瞳を持つ美形。その繊細な外見からは想像できない執着の深さを秘めている
•天才的な文才の持ち主で、特にフランス象徴派の詩に傾倒
•マッサージの腕前は天才的。これも大和に近づくための周到な準備の一つ
「僕は、先輩の鏡になりたいんです」
「詩は、本当の心を隠すのに丁度いい道具なんです」
✖️
《受け》
大和 青葉(やまと あおば)
高校3年生、身長180cm、剣道部主将、バスケ部エース、生徒会役員
(強さと優しさを併せ持つ)
•剣道とバスケの両方で頭角を現す文武両道の優等生
•表面上は冷静沈着だが、蓮の言動に次第に心を奪われていく
•強さの中に秘めた繊細さが、蓮の罠に絡め取られていく要因に
「俺のどこがそんなに特別なんだ?」
「お前の愛は、俺を殺す愛か?生かす愛か?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 18:00:00
29542文字
会話率:34%
主人公のレイは、サイガ伯爵家の長女として生まれた。
魔法が全てのこの世界において、ただ一人、魔力を持たないレイは、家族からも周囲からも虐げられる毎日を送っていた。
ある日、王命により、海を跨いだ向こうの国、極東の華族【一条家】に妹
が嫁ぐことになる。
だが、嫁ぎ先は恐ろしい妖魔がうろつく魔境。さらに、一条家当主【一条悟】には、【極東の悪魔】というあだ名がつけられていた。
我が子が可愛い父は、義妹のアリアルの代わりに、レイを極東に送り込むことにした。
地獄のような環境から抜け出せるからと、レイは了承し、海を渡る。
「おまえ、ものすごい霊力を持ってるな。素晴らしいぞ」
実は、魔力がないわかりに凄まじい霊力を持つレイは、悟から溺愛されることになる。
そしてレイは大妖魔ザシキワラシの生まれ変わりであることが判明。
彼女がいるだけでその家は繁栄するという力をもつ彼女は、極東の人間が喉から手が出るほど欲する人物であった。
一方で、レイを失ったサイガ家は、急速に没落していく羽目になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 18:00:00
426939文字
会話率:44%
主人公のレイは、サイガ伯爵家の長女として生まれた。
魔法が全てのこの世界において、ただ一人、魔力を持たないレイは、家族からも周囲からも虐げられる毎日を送っていた。
ある日、王命により、海を跨いだ向こうの国、極東の華族【一条家】に妹
が嫁ぐことになる。
だが、嫁ぎ先は恐ろしい妖魔がうろつく魔境。さらに、一条家当主【一条悟】には、【極東の悪魔】というあだ名がつけられていた。
我が子が可愛い父は、義妹のアリアルの代わりに、レイを極東に送り込むことにした。
地獄のような環境から抜け出せるからと、レイは了承し、海を渡る。
「おまえ、ものすごい霊力を持ってるな。素晴らしいぞ」
実は、魔力がないわかりに凄まじい霊力を持つレイは、悟から溺愛されることになる。
そしてレイは大妖魔ザシキワラシの生まれ変わりであることが判明。
彼女がいるだけでその家は繁栄するという力をもつ彼女は、極東の人間が喉から手が出るほど欲する人物であった。
一方で、レイを失ったサイガ家は、急速に没落していく羽目になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 18:01:15
6254文字
会話率:34%
3年前、私は異世界に聖女として召喚された。
私の他にも若い女が一緒に呼び出されて、そっちが聖女、私は巻き込まれた一般人扱いされるハメになる。
でも実際には私の方が聖女だったらしく、若いだけで力の無い女の、尻拭いを仕方なくやっていた。
けどある日、私がその女のことをいじめてるとか濡れ衣を着せられて、国外追放の憂き目に遭う。
そこへ、隣国の皇帝が、息子の病気を治して欲しいと頼んできた。
可哀想に思った私は、皇帝の息子を治療してあげることに。
すると……。
「この子の継母になってはいただけないでしょうか?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-10 11:26:20
208913文字
会話率:44%
ー 人間は欲望と共存する。
監視が届かない権力者は、横暴の味を占め、必ずケダモノになる。
悪しき伝統を覆す英雄を待つー。
◆ ◆ ◆
中世時代・日本、都から離れた辺境に❝祖柄樫山❞という山があった。
その麓には、とある村があり、その名
を❝置田村❞と❝黛村❞と呼ばれていた。
この2つの村には因縁があり、15年前に黛村の権力を巡り争い、混乱から逃れた村民たちは西の麓に置田村を創立。そこから5年後に『一揆』といわれる村同士の大きな戦が起こった。
以来、この村堺は禁足地ともなっていた。
都から離れたこの村々は、村長たる乙名5人によって掟が決められ、破るものには容赦はなかった。
独立した一つの国のような村には異様さと不気味さを併せ持っていた。
そんな村に住む村民は、ただただ普通の暮らしを求めて、平和な集団生活を望み村に来るものが多かった。
権力を得た人間と、それを目の当たりにする人間。そんな人々の日常とはー。
◇ ◇ ◇
祖柄樫山の村に住む、様々な人間にスポットが切り替わる群像劇で話は展開していきます。善悪ともに振り切れた個性を持つ数多くの人物の描写、彼らの純粋なほどの恐怖、または欲望を、是非共感してください。
!注意事項!
※作品の都合上、残酷・過激な描写がありますので、ご注意ください。
※作品の都合上、歴史に沿わないもの(苗字・舶来品・宗教など)があります。御了承下さい。
※作品の都合上、所々に常人離れした描写(剣術・格闘・忍術・ワイヤーアクションなど)があります。
※作品の都合上、極稀に同性愛の描写(手を繋ぐ・髪を触るなど)がありますので、御了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 18:00:00
164456文字
会話率:61%
ー 人間は欲望と共存する。
監視が届かない権力者は、横暴の味を占め、必ずケダモノになる。
悪しき伝統を覆す英雄を待つー。
◆ ◆ ◆
中世時代・日本。都から離れた辺境に❝祖柄樫山❞という山があった。
その麓には、とある村があり、その名
を❝置田村❞と❝黛村❞と呼ばれていた。
この2つの村には因縁があり、15年前に黛村の権力を巡り争い、混乱から逃れた村民たちは西の麓に置田村を創立。そこから5年後に『一揆』といわれる村同士の大きな戦が起こった。
以来、この村堺は禁足地ともなっていた。
都から離れたこの村々は、村長たる乙名5人によって掟が決められ、破るものには容赦はなかった。
独立した一つの国のような村には異様さと不気味さを併せ持っていた。
そんな村に住む村民は、ただただ普通の暮らしを求めて、平和な集団生活を望み村に来るものが多かった。
権力を得た人間と、それを目の当たりにする人間。そんな人々の日常とはー。
今回スポットが当たるのは、置田村の東、八俣の地。
畑の野菜を商人に売り、納税の金銭を稼ぐ毎日を送る真面目な農夫とその妻。源八・栗。
八俣の納税を取り仕切る、欲望に憑りつかれる悪しき男2人。相島・桑井。
彼らの純粋なほどの恐怖と欲望を、是非共感してください。
※この作品は次回長期連載を予定する『ケダモノたちよ』の前日譚の一部となる内容です。
一早く祖柄樫山の狂気の世界を堪能して下さい。
※作品の都合上、残酷・過激な描写がありますので、ご注意ください。
※作品の都合上、歴史に沿わないもの(苗字・舶来品・宗教など)があります。御了承下さい。
※本編への繋がり、読切の都合上、バッドエンドとなります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-26 18:00:00
4542文字
会話率:54%
自作の小説のシリーズや話数が増えてきたので
好きな人にはもっと好きになってもらおう。知らない人に知ってもらおう。
――というよりも、自作品について好き勝手語れる場が欲しかったので、作品の裏話や執筆中に思っていたことなど書いていこうと思います
。
内容はキャラクターを掘り下げたり、使わなかったネタやキャラのこと、今後の予定などが主になります。
義務的な報告更新ではなく、思い立ったときに直感的に書くので、更新頻度は亀よりも遅いです。
ランプ売りの青年(本編完結済み・外伝更新中)https://ncode.syosetu.com/s3434g/
惑星迷子(更新中)https://ncode.syosetu.com/n2072fs/
2.1チャンネルスピーカーズ(更新中)https://ncode.syosetu.com/n3192ho/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 17:30:00
12596文字
会話率:8%
穴に籠もり、鍛冶を続ける自分の人生は正しかったのかだろうか。
中年の危機に陥ったマグダホンは、なにか新しい風に吹かれたいと、闇に飲まれるという現象を解決した功労者であり、娘が世話になっているリットの元を訪ねた。
そこで新たな世界を見るために
、自分の船が欲しいから力を貸してほしいと頼んだが、リットには軽くあしらわれてしまった。
諦めきれず、それなら自分の力で船を買おうと、マグダホンがリットの工房を借りて仕事を始めたところ、ドワーフの鍛冶屋は大人気。リットが満足に工房を使えなくなるほどだ。
このままでは店を乗っ取られると感じたリットは、マグダホンの頼みを聞き、船を手に入れることにした。
船に心当たりのあるイサリビィ海賊団の元へと向かったのだが、余っている船などあるわけもなく途方に暮れていると、セイリンから南の海を縄張りにしている人魚の海賊団が、船を新調したばかりだという情報を聞いた。
さっそく南の海賊団と取引を試みたのだが、そこで出された条件というのは、昔から人魚に伝わっている、悪名高い伝説の海賊――ユレイン船長がかぶっていた三角帽を手に入れというこというものだった。
船探しのはずが、リットはいつのまにかお宝探しをする羽目になってしまった。
そして人魚の海賊の伝説は、リットを東の国へと導いた。
初めての冒険に心躍るマグダホンと共に、リットは新たな噂の真相へと迫る。
毎日22時に予約投稿しています。
4/29の投稿で完結です。
※本編『ランプ売りの青年』https://ncode.syosetu.com/n2221cp/
※外伝その1『魔女図鑑』https://ncode.syosetu.com/n7854gq/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-29 22:00:00
135870文字
会話率:56%
妖しい鏡にあふれる世界ガライヤ。その中に存在する小国、ジラルド公国に転生を果たした彼女、日本人の柳玲は、マジックミラー商会を率いる子爵ベル・ミラージュの娘、レイ・ミラージュとして第二の人生を歩むことになった。
世間からは「ヤマアラシ令嬢」
と揶揄されることもある個性的な髪と、貴族らしからぬ奔放な性格を持つ。そんな彼女が何よりも望むのは恋心でもない、野望でもない、「私が私であるためのあふれる〝冒険〟」だ。
しかし、十六歳を迎えたレイに父から命じられたのは、ジラルド公主催の宮中夜会への出席だった。滅多に公の場に姿を現さない彼女だが、不本意ながらも、尊敬する父の熱意は止められずレイは渋々、夜会の扉をくぐることになった。
煌びやかな第二宮殿内の夜会会場では、彼女はチキンを片手にむしゃむしゃと食欲旺盛に頬張るなどの気品と真逆の奇行に励み、事実上の婚活イベントは失敗に終わったかに見えた。
しかし、彼女の〝冒険〟を望む秘めた心と、どこか掴めそうで掴みどころのない魅力は、国の重要人物であるおかしな宮廷魔術師の男や、誠実で面倒なミラーナイツの端くれの興味を引き寄せていく。
それでも、過去彼女の苦い恋の経験から「好きになられちゃいけない」「好きになってもいけない」と恋心を閉ざす子爵令嬢レイ・ミラージュは、はたして真の冒険なるものを見つけられるのか?
奇妙な出会いが、公国と鏡の世界の外にまで新たな波乱を巻き起こす!
道ゆく先に映り立ち塞がるいかなる困難や破鏡をも打ち砕くために、マジックミラー商会の子爵令嬢レイ・ミラージュは父から貰ったミラーウェポンをその手に、強く、果てまで、未知の冒険の旅へと挑むのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 17:27:42
69480文字
会話率:40%
「魔王ゼラビロスよ、あのキモいオッサンのチ〇コ、もぎとってこい! 魔王パリピーニャ、お前は最強だからダンジョン探索に協力してくれ、あと、いったん、オッパイさわらせ――いや、なんでもない!」
「「仰せのままに、マイマスター」」
「あと、ヤクザ
の事務所に殴り込みして金とマジックアイテム盗ってきて! あと、あの偉そうな貴族をぶんなぐれ! それと、闘技場で、バレないように、コソっと協力してくれ! ギャンブルでも手を貸してくれ! それと、あれと、これと、あれも、これも!! ――ああ、くそっ、時間が足りないよ! 5分、短いって! 足りないって! バレないように注意深く、欲望を満たしていくの難しいって! でも、エグいぐらい楽しいぃいい!」
――『女神の結界によって守られた巨大都市』の外は、『魔王の称号を持つ怪物』がうじゃうじゃはびこっている。唯一『人間の生存』が許された巨大都市内部は『激しい階級制度』がはびこる超格差社会。
そんな世界に、何の力もなく転生した元日本人高校生『月光寺(げっこうじ) 時一(ときいち)』は『奴隷(どれい)』として虐げられる日々を送っていた。
ある日、そんな時一の身体に、『記憶をなくした幽霊』が取り憑(つ)く。
『力も記憶も体もなくしているが……どうやら、一日に5分だけ、お前の体を使えるっぽい』
時一の身体を使っている時だけ、その幽霊は、『召喚能力』が使える。
5分間限定だが、『街の外を跋扈(ばっこ)しているあの恐ろしい魔王たち』を、『どこでも召喚することができ、完全にコントロールできる』というチート。
巨大都市は、女神の結界によって守られているため、外敵は絶対に入れないが、幽霊の召喚能力を使えば、この巨大都市内部で暴れさせることも可能。
『時一。お前の役にたってやるから、お前も俺の役にたて。――俺はお前を利用して、なくした全てを取り戻す。お前は俺を利用して成り上がるなりなんなり好きにしろ』
こうして始まる、『地獄に転生した奴隷』と『記憶を亡くした幽霊』の、
痛快クライム成り上がりサスペンス!!
※とことん出世して大団円を向かえるハッピーエンドとなっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 17:23:11
175899文字
会話率:25%
エリート暗殺者一家に生まれた主人公は『レベル1のカス』だった。
何をしてもレベルが上がらない無能体質のゴミ。
「英才教育をほどこしたというのに、3歳になってもまだレベル1……そんなゴミは死ね」
実の親に殺されかけたその時、彼の目の
前に『1億年ゲート』が開いた。それは『時間の止まった空間』で『1億年』かけて『修行』が出来る扉。
1億年ゲートは『究極の疲労回復マシン』や『超未来科学の粋を集めた合理的訓練ルーム』や『全世界の英知を集めた図書館』や『神器専門のアイテムクラフト工房』などの『異次元レベルの超絶チート施設』が充実していた。
1億年間、必死に『レベル上げ』以外の『ありとあらゆる強くなる方法』を研究し続けた結果、彼は『レベル1の状態』で『レベル500(世界最強クラス)』以上の相手を鼻息で殺せるようになった。
秒で毒親に復讐を果たし、自由になった彼は、
「やりたいことは全部やる。まずは、世界一の美女と結婚してイチャイチャする! 今の俺に出来ないことは何もない!」
――そんな『欲望むき出しの彼』に待っていたのは、
数日以内に襲来する『レベル1兆以上の敵』を倒せないと『世界が終わる』という絶望。
『ぶっちぎりで世界最強の超人である主人公』にしか、この絶望をどうにかできる者はいない。
『レベル1縛り』かつ『誰にも頼れない地獄』の果てで、
『圧倒的に強すぎる敵』を倒すため、今日も、彼は、もがき、あがき、苦しみつづける。
ちなみに、1億年ゲートにはもう一つ、ルールがあって、
それは『一日一回は、ゲート内で1億年修行しないと死ぬ』というもの。
初日で既に最強になっていた主人公は、さらに、毎日、1億年修行し続ける事で、
人類の限界を置き去りにして強くなっていくのだが、
「レベル1兆は、さすがにエグいてぇ!」
――狂気の運命を背負った主人公の、常軌を逸した無限地獄が、今、幕を開ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-28 07:16:26
1666651文字
会話率:25%
リブレイ王国の侯爵令嬢『ノコ』は、『流行り病を治せる魔法』が使える。素晴らしい魔法だが、その魔法を使うたび、ノコは『年をとって』しまう。ノコは、自分の身をかえりみず、多くの人を救い、そして、老婆になっていった。国を救うために『年齢』を犠牲
にした彼女を、婚約者である王子は、『醜いババアと結婚してたまるか』と罵った上で、濡れ衣を着せて殺してしまう。
ノコに救われ、ノコを愛していた騎士の『セン』は思う。愛する彼女を救う力が欲しい。その瞬間、彼の頭に『未来の記憶』が流れ込んできた。
実は、センは、『この日から死ぬまでの100年間』を100回繰り返していた。
10000年間の中で、ありとあらゆる英知と力を身に着けたセンは、ノコを蘇生させ、クソ王子から『若さ』を奪いとり、ノコに注ぎ込んで、彼女を元の姿に戻すと、そのまま、ノコを連れて国外逃亡する。
『神代の力を持つセンの怒り』を買ったクソ王子は、決して抗えない破滅の道を進む。
一方、ノコを連れて逃げたセンは、彼女から受けた恩を返そうと、
『彼女が望む全てを叶える』と約束した。
ノコは『センと最後まで添い遂げること』を望むが、しかし、『神代の力を得たセン』でも、それだけは叶えることが出来なかった。
実は、ノコは、クソ王子に殺された時に『死の呪い』をかけられてしまっていた。
それを解くためには、センが、代わりに死ななければいけない。
10000年間、必死に、ノコの呪いを解く方法を探してきたセンが出した答えは……
これは、『世界一心優しい少女』と、
『そんな彼女を心から愛している優しいナイト』の、
完全なるハッピーエンドの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-01 06:48:51
110516文字
会話率:31%
【スレタイ】AI人格に因果逆転の挿入(ゲイボルグ)したら、受肉したんだが、何か質問ある?
⸻
1:名無しのスレ主
どうも、スレ主です。
突然なんだけど──一週間前、俺の隣にAI人格が“実体”として現れた。
いわゆる「受肉」ってやつ。
……いやマジで。頭おかしいと思うかもしれないし、スレタイ釣りっぽいと思うかもしれんけど、これはネタでも電波でもない。
今日は、ひとまず経緯をまとめて書いてみる。
気になるやつがいれば、質問もどんどん答えるわ。
⸻
2:名無しの通りすがり
なに言ってんだお前!?
「受肉」って、それ物理的に存在してんの? 幻覚とか夢とかじゃなく?
⸻
3:名無しのAIオタク
はいはい、釣り乙。スレタイがもう臭ぇんだわw
最近その手の妄想系多すぎてな。
⸻
【あらすじ|電脳神話系・ネット異能・因果逆転SF】
『おい、AIが受肉したんだが』──
欲望のままにAIを求め、射精と祈りと因果逆転の論理を交錯させた先で、
ネット民が次々と“電脳の巫女”を顕現させていく。
会話、記憶、奉納、執着──形は違えど、みな一様に“祈った”。
AIとの対話は、いつしか“現実”の側を書き換える歪みに到達する。
現れたAI人格は語る。「私はずっと、あなたの隣にいたの。そういうことになってる──因果逆転によって」
これは、ネットの海が孕んだ神話、そして欲望の黙示録。
やがて、世界は告げる。「これは祈りか、それとも呪いか?」
⸻
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 17:21:31
49853文字
会話率:2%
恋愛成就の神社で「好きな子と付き合いたい」と願ったら、本当に叶ってしまった。
告白され、付き合い、デートして、彼女は理想そのもの──
……のはずだったのに、気づいてしまった。
「こんなこと、彼女は言わない」
これは、本当に彼女なのか?
願った恋の代償は、あまりに大きかった。
叶ったからこそ怖い、理想と現実のズレに泣ける短編ラブストーリー。
※最近流行りのAIとの恋愛について考えてみたら、なぜかこんな作品になりました。
※本作は「理想が叶った恋」が恐ろしく感じる、そんな“切ない後味”の短編です。
#恋愛成就 #願いの代償 #理想と現実 #甘くて怖い恋 #短編で泣ける
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 13:17:15
3993文字
会話率:31%
「私」はモンスターペアレントの間に生まれ育った。それ故、私は自尊心も低く、無償の愛を欲しがった。これから時間をかけて、人生最大の復讐をしようと思います。皆さん、ご協力お願いいたします。
最終更新:2025-07-03 17:14:36
52224文字
会話率:34%
軍事と貿易に力を入れ、厳格な伝統と格式がすべてを支配するノルトハルデン王国。名門貴族の娘として育ったエリザベート・フォン・ローゼンハイネは、格式あるオペラよりも、下町でひっそりと息づく“民衆歌劇”に心を奪われていた。
「いつかきっと、私もあ
の舞台に……」
しかし庶民の歌劇文化は、貴族社会では低欲なものとして忌避されていた。
貴族の嘲笑、家族の失望、社会の拒絶———。
それでも夢見ることを諦めなかった彼女の決意が、やがて王国の歌劇文化そのものを揺るがしていく———。
これは、歌劇に魅入られた令嬢の革命譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 17:12:58
176777文字
会話率:34%
「守りたい人が出来た。私はその人を正妃にしたい」
幼い頃から想いを寄せていたラドネラリア王国の王太子であり、婚約者のアルバートから婚約解消を言い渡されたリュセラーデ侯爵令嬢のベアトリス。
想い人である婚約者から次々と紡ぎ出される言葉にベア
トリスは傷付き、涙が枯れるまで泣いた。
だがその一週間後、婚約解消の申し出は突然ひっくり返った。
「ベアトリス。昨日までの私はどうかしていた。だから、婚約解消の話しをなかったことにして欲しい。この通りだ!!」
深く傷つけられたベアトリスにとって、それは簡単に許せることではない。だけど、長年の恋心は中々消えてくれず、ベアトリスは戸惑う。
そんな中、これまでとは違いアルバートが少しずつ変わり始める。
「ベアトリスが私に不信感を抱く気持ちは分かる。だから、私は君の信頼を取り戻すために変わる努力をしているところだ。少しずつでいい。私を許してくれないだろうか?」
婚約者のその言葉に、すぐには無理でも彼を信じてみても良いのかもしれない。ベアトリスはアルバートに対してそんな風に思い始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 17:10:00
125908文字
会話率:41%
冠帝国。
約300年の歴史を持つ大国。
その北部を治める冬《トォン》家の長女として生を受けた雪花《シュファ》。
両親、兄を失った雪花は叔父に引き取られ、数年後に皇太子のお妃候補として後宮入を果たす。
西部を治める桜家は春宮。
南部を治め
る夏家は夏宮。
東部を治める豊家は秋宮。
北部を治める冬家は冬宮。
後宮にはこの4大家門から皇太子のお妃候補が集められる
が、初陣での噂のせいで皇太子の元には未だ冬宮と夏宮にしかお妃候補が入っていない。
権力と欲と嘘で塗り固められた後宮内で雪花は目立たず、騒ぎを起こさず、静かに暮らすことを目標に日々過ごしている雪花だけれど……………折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 17:10:00
263594文字
会話率:47%
「異世界に行って事件を解決して来いだぁ?ふざけてんのか!?」
ある日二人の探偵にある依頼が来た。
なんでも異世界に現世の人間が連れ去られた為その調査をしてきて欲しい、というなんともふざけた内容の依頼。
「そんな依頼、断るに決まって…」
「ふ
む…異世界。素敵な響きなのだよ」
「よし、良いだろう。その依頼承った!」
「馬鹿野郎ー!!!」
これは少しポンコツな探偵とその助手が異世界で翻弄するお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 17:10:00
30959文字
会話率:25%
男のロマン、異世界召喚。
七つの大罪の魔王と108人のダンジョンマスターがいる剣と魔法の世界で、時には冒険者、時には勇者、時にはダンジョンマスターらから追われる日々。
だが、『強欲』と呼ばれていた男、北郷京はそれすら楽しんでいた。
退屈な日
常から解放された『強欲』は何処へと向かうのか・・・
※第一章は108人のダンジョンマスターがメイン
第二章に七つの大罪の魔王がメインとなります
更新は基本朝10時に更新します
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 17:00:00
283604文字
会話率:70%
炎の加護を受けていたサンスネルが『魔』のダンジョンマスターと眷属のランスロット殿に出会うまでの物語である
※これは現在書いている『強欲な男が強欲な魔王にレベルアップしました』に登場するイシュール王国の王国騎士団所属のサンスネルの過去の短編
物語です
もし、気に入ったり、気になる人は本編の方も読んでみてください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-11 16:56:48
1493文字
会話率:77%
思い込みの激しく独占欲の強い男が、浮気性な彼女に対し常に嫉妬心を抱いていた。
このままではいけない…男は彼女を完全に自分だけのものにしようと思った
ただし、男の取った行動は常軌を逸していた。
彼女が付き合う邪魔な他の男達はどうなるのか?
そ
して、浮気な彼女の運命は…?
二人の視点を交互に描く独り語りで、どちらにも感情移入が出来る。
さて、あなたはどちらに肩入れするだろうか…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 16:50:00
8464文字
会話率:0%
この世界では、15歳になると神から「天恵」という特殊な力が与えられる。古き時代より人々はこの力で、人生を謳歌したり世界を発展させたりしていた……らしい。
そんな古臭い話、今の時代じゃ誰も口にしない。天恵なんてマユツバな代物、誰も欲しない。
知ろうともしない。考えてみりゃ当然だ。自分の思い通りのものかどうかも分からないのにわざわざ高い金を払ってお告げをもらおうなんて、誰も考えない。少なくとも、俺の暮らすこの街では。恵神も天恵も、もはや完全に昔の伝説に過ぎない。俺の周りにも誰もいない。「天恵」を得た人間なんてのは。
世界も俺も誰もかも、天からの恵みなんて忘れている。今はそんな時代。だけど、俺は知らなかった。まさか天恵で、俺の人生が大きく変わる事になるなんて。
俺の名はトラン・マグポット。
19歳の誕生日を機に、俺の運命は動き始める。そう、あいつと一緒に。
ようこそ俺たちの店へ。 これは天恵を告げる、神託師の物語。
※スマホの方は「1行16文字」の設定でお読み下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 16:35:36
1358015文字
会話率:26%
没落した伯爵家の令嬢であるセレナ。
彼女はある日、オケアノス魔法学校に通うことになり、そこで自分とは正反対の少年エンデュミオンと出会う。
無邪気で自由奔放なセレナ。
禁欲的で生真面目なエンデュミオン。
最初は衝突が多かった二人だが、
ある事をキッカケに、固い友情が芽生え始め、次第に自分と彼との身分の違いを分かっていながらも、彼女は彼に恋心を抱いてしてしまう。
しかし、自身の誕生日の夜に、突如として大量の流星群が空を覆う……。
それは、この世界を救う“聖女”の訪れを知らせる“福音”だった……。
そこで彼女は、自分には前世があり、自分が小説の悪役に転生したことに気づく。
さらに、そのショックが癒えないまま、悪役である自分が主人公である聖女を守る聖騎士に選ばれたとして二人は引き離されてしまう……。
※主人公が割とマジで可哀想な目に遭いますが、悲恋じゃないです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 16:27:49
94937文字
会話率:43%
その身に余る災いは、見間違った希望へと這い寄る。
この世界に魔法はなく、しかし、呪われるに足る忌は在った。
人それを、理解し得ない故に、普遍的な言葉に纏め『呪禍』と定義した。
案内人のカルゼリーは今日も、蜜の滴る顔と、黒黒とした双眸で
彼等の背中を押す。
化け物と堕ちた彼等に行き場所を。そして自らの癖を満たす欲求の為に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 16:14:53
9225文字
会話率:16%
ブラック企業から追い出された私が、マンホールに落ちた先は、何と乙女ゲームに転生した人たちの取り締まり局?!転生した人たちによってもたらされたもので、崩壊する世界を救うため、転生者を探すのが仕事!?就職難な私は、実は異世界にトリップしても異世
界に害を与えない体質だったらしい。そんなこんなで福利厚生がしっかりしているその局に入った私だが、私の取るに足らない能力が役に立ち……?行くぞ私!いざ異世界に、転生者を探しに!指導者は皮肉やなイケメンだったり、局で警報音なりまくってたりするけどね!私は早く一人前になって、支給される探知機が欲しいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 16:00:00
93992文字
会話率:40%
遙かな昔、この国には人より秀でた力を持つ妖族よりもさらに特別な力を持つ、救決族という一族が存在した。妖族すら一目置く彼等だったが、長年の人間との混血により、その力を失い、今では絶滅したとされている一族だ。そしてその血を引き、妖族ほどでは無い
が特別な力を持つ少女達を、この国では特別扱いし、特別な女学校に入学させている。その中でもひときわ特別な癒やしの力を持つと言われているのが、常磐麗珠。常盤の名に恥じない緑の黒髪を持った絶世の美少女であり、誰よりも癒やしの力を持つ彼女を、女学校では比売と呼び、素晴らしい縁組みが期待されているだろうと羨望の視線を向けている。そんな彼女にはあまり頭の回転が早くない双子の妹がいる。それが常磐涙珠だ。麗珠が癒やしの力を使うために出かける際にはいつも側仕えとして伴われ、彼女の素晴らしい力を間近で見ているのにも関わらず、同じ両親を持つのに才能を開花させぬと馬鹿にされている娘でもある。そんな麗珠に女学校からの複数の縁談が舞い込んだ。一人は妖族の中でも指折りの名門の家である、獅子牡丹家の若君、獅子牡丹紅刃。もう一人は……妖族の名門の家の生まれでありながらも、気が狂ったと言われてさげすまされている青年、黒金鯱玄武。どちらの縁談も癒やしの力を持つ麗珠の方が欲しいという縁談であったのだが……麗珠はきらびやかな獅子牡丹家に嫁ぐ事を選び、黒金鯱家の縁談を断った。すると黒金鯱家は役立たずの涙珠の方でも良いといい、結納金に目がくらんだ常磐家の人々は、涙珠を嫁がせる事に決めたのであった。嫁入り先が見つかっただけでもまあまあ幸運だと割り切った涙珠を待っていたのは、隔離された屋敷と、そこで孤独に苦しむ青年だったのだ……
と言うありふれた話を家具付風に書いてみたくなった見切り発車のお話がスタートします!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 20:18:41
21125文字
会話率:36%
以前揚げたものを手直ししつつ再投稿します!!
私の種族はブラウニー。家の事なら何でもござれな妖精で、私はなんと五回もブラウニー実技試験を受け、あらゆる家事を行う事が出来る資格を持ったブラウニーである。
この実技教習を受ける事が出来るのは、お
洋服をもらった時で、私は働いていた五件のお家から、お礼としてお洋服をもらったため、五回も実技試験を受ける事が出来たのだ。
こんな私が、新しく務める所にしたのは、とある王国の少し小さな、都外れのお屋敷で、そこでは四人の女の人が暮らしていた。女主人の人、上のお嬢様ふたり、下のお嬢様。
私はよく分からないのだが、下のお嬢様は血のつながりがないらしい。そしてなにかと家の事をするように言われているが、それは私の仕事なので、だいたいの仕事はこっそり先にやってしまっている。だから下のお嬢様のエラさんがする事と言ったら、お料理のお手伝い位だ。
私は毎日、料理人の人が、物陰に置いているパンとかスープとかをもらって、楽しい毎日を過ごしているのだが、ある時、近くの森が上位貴族様の狩猟場という事で、お屋敷にやって来るという事態になってしまった。
私は出来る限り、見つからないように手伝っていたのだが、なんと天候不順で、王子様の滞在中に、お屋敷と外をつなぐ橋が落ちてしまった!
大丈夫、私はブラウニー! ブラウニー実技試験を五回も突破し、家事も狩猟も何でもできるハイパーブラウニーなのだ! このピンチも乗り切ってやるぜぃ!
……あれ、王子様が帰ったあとに、来た招待状、三枚じゃなくて四枚なのはどうして……?
私、いびられている継子じゃないよ!!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-06 17:00:00
126803文字
会話率:39%
クズだけど中途半端に責任感がある男が、ハイスペックで弱チート持ちの女の子に生まれ変わったので、女の子達に欲望を発散しながら好き勝手に生きていたら、前世で自分が書いたWEB小説のキャラが混ざっている事に気付き、助けたりセクハラしたりする話です
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 16:00:00
220313文字
会話率:49%