のっぴきならない事情によって社畜でオタクな人生を過ごし、明日定年を迎える斧篠聡。
世界を管理する存在の失敗が原因で剣と魔法の世界へ転生する事になった彼は、オタク的願望通りに新たな人生でテンプレを満喫できるのだろうか。
これは貴族を目指して頑
張る一家の次男フィンリーとして生まれ変わった男の物語。話は辺境の開拓地から始まります。
小説を書くのは初めてなので突っ込みどころ満載が予想されますが、大らかな気持ちでお読みいただければ幸いです。
処女作はなろう系の王道長編に出来ればと思い筆を執りました。まず目標の10章100万字が達成できるように頑張りますので、応援よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 00:15:57
1411853文字
会話率:39%
十七年前。半島の覇権国アレッシアは海洋国家ハフモニとの戦いに勝利した。アレッシアの建国に寄与した名門中の名門、『ウェラテヌス』はこの戦いにおいて国家の助けとするべく私費で造船のみならず無産市民への武器の配布も決行。結果、名声は上がったが蔵
は空になり、一気に衰退への道をたどることになってしまった。
名門でありながら次男エスピラ・ウェラテヌスをまるで奉公のように同じ貴族であるセルクラウス一門に貸し出すほどに。
ウェラテヌスの不幸はまだ続く。
十二年前に父が戦地で死亡し、十一年前に長男が死ぬと心労が祟ったのか母も後を追うように居なくなった。一門を継いだ叔父も九年前に亡くなる。
こうして、若干十一歳にして一門の代表となったエスピラはアレッシア一の権力者タイリー・セルクラウスに取り入り、十九にしてその娘、メルア・セルクラウスを貰った。
そして今。
名門の復活を志すエスピラの物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 00:00:00
3582396文字
会話率:32%
伯爵令嬢のアディルは第三騎士団長のカイザーに恋をしている。本人からの了承をもらい、公認ストーカーを堂々と行う日々。
だが、アディルもそろそろ婚約者を決めなければならない年頃となった。カイザーは公爵家の次男で第三騎士団の団長。アディルは、
ただ領地が広いだけの伯爵家の三女。
諦めなくては……そう思うのに、諦められない。
「私をカイザー様の愛人にしてください」
その言葉が始まりだった。
『強面過ぎて結婚を諦めていた騎士団長×合法ロリのカイザー大好き暴走令嬢』による甘々両片思い、ラブコメディー
※甘さは徐々に増していきます
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 22:27:30
31321文字
会話率:44%
前世不慮の事故で亡くなった主人公は読みかけの小説の中へ転生した…。その転生先は冒頭で命を絶ったヒロインの妹、ザイラ・ローリーだった。
ストーリーに影響しないように、令嬢生活を捨てヒロイン達に関わらないように生きてきたのに…なぜかスト
ーリーは大幅に逸れに逸れて…
なぜかザイラはヒロインの運命の相手、フェルゲイン侯爵家の次男アイヴァンと政略結婚することになってしまった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 21:00:00
282103文字
会話率:20%
『呪い』のスキルを授かった主人公、ウル・べリントンは、名家べリントン家から追い出される。
それから十数年。
りっぱにおっさんになったウルは呪いを解く”|解呪師《ディスぺラー》”として
山奥でひっそりと暮らしていた。
時々訪れる呪われた物
や人を救って平穏に暮らしていたがある姫の呪いを解くことがきっかけに
国からの召集令状が届く。
解呪に秘められた真の力。
それは呪いを自分の力に転換できる”|放呪師《リリーサー》”としての能力だったのだ。
呪いをため込んだおっさんが放つドタバタ冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 18:18:47
581702文字
会話率:41%
ある日突然、両親が亡くなった。そして叔父夫婦に家を乗っ取られ、追い出されてしまった四兄弟。
元乳母に引き取られ平和に暮らしていた。長女と長男は冒険者に。次男は畑仕事や薬草を育てている。末っ子三男はまだちびっ子だ。それでも姉や兄を守りたい。そ
んな気持ちが、いつの間にか守護の付与ができるようになっていた。
実は三男、前世の記憶があった。
「ごめんなさいですぅぅー!!」とギャン泣きしながら謝っている、創世の女神でもある主神。その泣き虫女神にお詫びで貰った大きなワンちゃん(?)も一緒に、四兄弟が色んな事に巻き込まれながら挫けず生きていきます!
兄弟は叔父から家を奪還できるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 18:12:16
456993文字
会話率:56%
大人気VRMMORPG『クレスト・オンライン』。
通称『クレオン』は、キャラクリエイト時に選択した紋章を武器とし、様々な強敵と戦っていくアクションゲームだ。
『クレオン』で世界ランク1位プレイヤーだった俺は、ある日突然、なんとゲーム世界の
1000年後に転生してしまう。
シルフィード侯爵家の次男ゼロスとして生まれ変わった俺は、15歳の誕生日、紋章授与の儀式「紋章天授」を受けることとなる。
だが、俺に与えられたのは誰もが「無能」と蔑む【無の紋章】だった。
家族からの失望、兄からの嘲笑。
そんな中、前世の記憶と知識を持つ俺だけが知っていた。
この【無の紋章】こそ、全てのスキルを習得できる“最強の才能”だということを。
「決まりだな。俺はこの世界でもう一度、世界最強になってやる!」
ゲーム知識と【無の紋章】を駆使し、俺は驚く程の速度で力を身に着けていく。
やがて前世の自分すら超える最強の力を手にした俺は、この世界でひたすらに無双するのだった――
別サイトでも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 18:00:00
13339文字
会話率:25%
かつて剣術の大家だった父の名誉回復をかけて、江湖の剣客に勝負を挑んでいる青年・律九珠。
ある日、竹林の隠者・簫無唱との戦いで九珠はあっさり敗れてしまう。ところが簫無唱は九珠を弟子にすると言い、最強の剣術と新たな「剣の道」を伝授して再び江湖に
送り出す。
一方、江湖では、九珠に伝説の剣客「李玉霞」の面影を見出した者たちが動き始めていた。様々な人々と交流するうちに、九珠はかつて繁栄を極め、内乱で滅亡した名門鏢局の真相を知ることとなる。
謎、名誉、伝説、凋落。
野心と陰謀が渦巻く江湖で、最後に九珠が見出した道とは——
【おもな登場人物】
・律九珠(りつ きゅうじゅ)
青年剣客。かつての誇りを取り戻すという父親の悲願のために江湖を渡り歩き、強者たちに勝負を挑んでいたが、簫無唱との出会いで変わり始める。
・簫無唱(しょう むしょう)
竹林の中の寂寧庵を守る女の隠者。圧倒的な実力を持ち、九珠の新たな道標となる。
・律峰戒(りつ ほうかい)
九珠の父。かつて江湖でその名を轟かせたが、大一番に敗れたことで落ちぶれ、その恨みを晴らすべく九人の息子たちに家伝の「律白剣譜」を仕込んでは名だたる剣客と戦わせている。
・飛雕(ひちょう)
大英雄になりたい弓使いの少年。九珠を兄と慕い、行動を共にする。
・常秋水(じょう しゅうすい)
江湖最強の剣客。律峰戒と同世代で、彼とは覇を競い合った好敵手同士。
・鄧令伯(とう れいはく)
商業都市・蘇口に拠点を置く大富豪。武術好きという一面を持ち、江湖の英雄たちとも交流がある。
・李玉霞(り ぎょくか)
かつて江湖の頂点に君臨した女剣客。その後鏢局を営む名門一族・公孫家の次男に嫁いだが、一族の滅亡とともに姿を消した。
※カクヨムからの転載です。カクヨムにて公開中の同名の短編を長編として加筆修正したものになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 16:00:00
95322文字
会話率:45%
ボーフォール侯爵家には、壁の中に住まう乙女がいる――
ラスガーナ王国の社交界では、そんな噂が流れている。
この国の有力貴族であるボーフォール家は、侯爵家でありながら三大公爵家に勝るとも劣らない影響力を持つ家柄。
その名家の一人娘・ウェンデ
ィは、家族に愛され可愛がられている、いわゆる『箱入り娘』。デビュタント以来、その姿を社交界に現したことがほとんどないので、謎に包まれているご令嬢だ。それゆえ『箱入り』よりもガードが固い『壁入り娘』と噂されていた。
そんなウェンディの周りを固めるのは父と三人の兄たち。
第一の壁――父・アーサーは数多くの武勲を立てた伝説の総騎士団長。「剣聖」の称号を持ち、未だ国内最高の騎士と名高い。
第二の壁――長男・ブラッドリーは父の後を継ぎ、ボーフォール侯爵となっている。王立学院を過去最高の成績で卒業した秀才でもある。現在は国防省大臣。
第三の壁――次男・セシルはシャンベルタン侯爵家の婿養子で、近衛騎士団副団長。
第四の壁――三男・ドミニクは未だ独身だが国一番の商会を営んでおり、いずれ父が叙爵されていたラングル伯爵を受け継ぐ予定。
彼らは異母妹であるウェンディを溺愛し、外の脅威から守ってきた。
しかし兄たちの知らない間にウェンディの婚約が決まってしまった。相手は三大公爵家、スティルトン家の次男・ロードリック。国内の独身貴族令嬢の憧れの的だ。
兄たちは自分の眼鏡に適わない男には妹を渡せないと、ロードリックに試練を課すが――
ウェンディを巡る兄と婚約者の対立&共闘&溺愛のお話。
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ふんわり設定の世界観です。
R15は念のため。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 14:24:22
40731文字
会話率:40%
両親に先立たれたヒロイン。お隣さんは3人の息子のいる家で、女の子が欲しかったおばさんがヒロインを貰い受けてくれました。でも、ヒロインを育てたのは比較的時間の余裕のある次男。魔法の無い世界、いえ、最初魔法は無いと思われていた世界に料理魔法とい
うスキルを引っ提げて登場したヒロインの恋模様はどうなるのでしょうか。
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一晩で書き上げてしまった作品。
出来立てのほやほやです。
全20話です。毎日1話アップします。
ご都合主義が気にならない方に読んで頂ければ嬉しいです。
どうぞよろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 08:10:00
28360文字
会話率:21%
生まれながらに病弱な春一は華族でもある二ノ宮家の次男で軍人の父を持つ。
ーーーある春風の吹く日に春一は部屋の窓から物心付いた頃から誰も住んでいないはずの隣の屋敷の庭ではしゃぐ女の子、桜の姿に釘付けになる。
春一は桜と出逢い、桜に想いを寄せて
いくが病弱な自分では桜を幸せに出来ないと桜への想いを秘めたまま過ごしていた。
ーーーそんなある日、桜から思いもよらない事を告げられる。そして春一の兄であり尊敬する長男、冬彦の人知れずに抱えていた苦悩を知る事となった春一は、ある決断を下す。
春一と桜と冬彦、三人のそれぞれの儚い願いと切ない想いが交差する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 06:25:11
5222文字
会話率:44%
幼い頃から王女に恋をしている伯爵家次男の騎士レオンハルトはある日、占いで王女の命を脅かすと啓示され、人々から"魔女"と呼ばれる悪名高い公爵令嬢ルーナとの結婚を命じられる。
王女を守る為、ルーナと結婚することにしたレオンハ
ルトであったが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 01:10:09
33421文字
会話率:51%
眠りから目を覚ましたら、戦国時代の武田晴信の次男、武田信親の幼少期の体の中にいた。
何でこんな事になったのか?目を開く事も出来ないのに、どうやって生きて行けと言うのか?
そもそも、このまま時間が経過したら確実に織田信長の甲斐侵攻時に殺
される。
不幸中の幸いと言うべきか、自分には多少の知識はある。これを利用して、何とか生き延びよう。
これは後に『今荀彧』と呼ばれる事になる、男の物語。
注意
①主人公は盲目の為、たまに現代日本では差別用語となる言葉(盲:めくら)等が出る事があります。また主人公は全盲ではありません。いわゆる奇形の一種で、瞼が少ししか開かない、という設定です(視野が凄く狭い)。
②武田家が中心になる為、割を食う御家が多々出ます。
③戦争描写は少なめ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-06 22:00:00
1790318文字
会話率:42%
「貴様は出来損ないだ、二度と我が家の敷居を跨ぐなぁ!」魔法が全ての国、とりわけ貴族だけが生まれつき持つ『血統魔法』の能力で全てが決まる王国でのこと。とある貴族の次男として生まれたエルメスは、高い魔法の才能がありながらも血統魔法を持たない『出
来損ない』だと判明し、家を追放されてしまう。失意の底で殺されそうになったエルメスだったがーー「血統魔法は祝福じゃない、呪いだよ」「君は魔法に呪われていない、全ての魔法を扱える可能性を持った唯一人の魔法使いだ」そんな時に出会った『魔女』ローズに拾われ、才能を見込まれて弟子となる。そしてエルメスは知る、王国の魔法に対する価値観が全くの誤りということに。5年間の修行の後に『全ての魔法を再現する』という最強の魔法を身につけ王都に戻った彼は、かつて扱えなかったあらゆる魔法を習得する。そして国に蔓延る間違った考えを正し、魔法で苦しむ幼馴染を救い、自分を追放した血統魔法頼りの無能の立場を壊し、やがて王国の救世主として名を馳せることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-06 20:07:27
1232395文字
会話率:32%
帝国北部に所領を持つローゼリア伯フランツが納めるローゼリアには2人の子がいた。
長男アレクスは優しく穏やかな気質ゆえ荒事を嫌い、次男アルザスは武芸が好きな反面、武芸が苦手な兄をうとんでいた。
兄が家を継ぎ、弟が兄を支える。
そんな未来を夢
み、父は次男に北方領を託す。
時は進み、穏やかならぬ北方領に戦雲の気配ます帝国南部。
時代の荒波に揉まれ沈みゆくアレクス。
彼の中に、若くして悲運な最後を遂げた前王国の”最高傑作”の魂が宿る事は誰も知らない。
本作品に使用されるテキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-06 15:01:50
222083文字
会話率:33%
俺、桐崎護は十人家族の三男である。そして我が家はとてつもなく貧乏なのだ…それもこれも全部計画無く子作りをした親父と母ちゃんのせいだ…。
長男は自分の夢を追いかける事に夢中で俺たちの事など眼中にないし、長女はとてもハイスペックだがいつも音信不
通、噂ではギルドマスターをやっているらしいが実際よくわからん…頼りの次男は自分の生活で精一杯だ…。
そこで俺が目を付けたのは…ダンジョンビジネスである。一昔前にダンジョンが世界中で出現し、今では金儲けするならダンジョン探索は外せない選択肢となっている…ま、ダンジョン探索ってめっちゃ危険なんだけどな。
それを踏まえても魅力ある選択肢と言えよう。
一山当たるため!今日も桐崎護は頑張る!…どんな目に合うかも分からないまま。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-06 12:27:20
1103443文字
会話率:37%
ユベール帝国皇帝は頭痛を堪え、次男とその連れを見下ろした。留学先から帰国した第二皇子が、同盟国の公爵令嬢(しかも王太子の婚約者)を連れて帰ってきてしまったのだ。……ちょっと意味が分からない。
長年の献身虚しく王太子が愛妾を迎え入れると。は
あ、そうですか。それと我が国が何の関係が?え、輿入れ?うちの次男に?余、何も聞いてないんですけど。
大体次男お前、昔から支えてくれてる婚約者いるだろ?あの子の献身は?まさか無視??
頭に砂糖菓子が詰まった二人へ、皇帝は頭とお腹の痛みに耐えつつ馬鹿すぎる勘違いを一つずつ訂正していくのであった……。
帝国に連れ去られたとしても、ハッピーエンドを迎えるのは中々難しいよね、と言うお話。
※公爵令嬢・第二皇子ざまあなので苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-06 12:00:00
10330文字
会話率:33%
隣国の侵略に遭い、領民を救うため20歳で処刑されることになったたソリス男爵タクヒール。
処刑の瞬間、彼を思う領民の祈りを受け、目覚める事のなかった領主としての【権限】と【スキル(時空魔法)】に目覚める。命が尽きる直前、【権限】で得た情報と共
に【スキル】で自身を転送する。
気が付くと彼の魂は時空を遡り、ソリス男爵家次男として生まれた直後に戻っていた。
その時初めて、自身は日本人で転生し、この世界に来たこと、処刑されたのは2回目の人生で、今は3回目の人生を生きていることに気付く。
前回(2回目)生きた知識、転生前(日本:1回目)の知識を活用し、これから訪れる男爵家の不幸を回避し、家族の命を救う事を決意する。
とはいえ、何の力も持たない子供の立場、できる事は限られていた。
歴史を知っている、というチートをどう役に立てるか、簡単な一発逆転なんてない。
内政という地道な作戦と根回し、努力で歴史に抗い不幸の回避を試みます。
タクヒールは歴史を変えることができるのか、辺境の男爵家次男坊の奮闘がはじまります。
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ご覧いただきありがとうございます。
初めての投稿で要領を得ず、不慣れな部分はご容赦ください。
誤字や修正などご指摘があればありがたく頂戴いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-06 10:00:00
1562560文字
会話率:27%
ワタシは、たとえ雲海になることが出来なかったとしても、この里の家族を守る・・・。
里の長、雲海の息子である時雨の夢は、いつか東の里の長、雲海の名を受け継ぐことだった。しかし、雲海の名は、里の絶対的な掟により、長男しか受け継ぐことができない
。双子の兄がいる時雨にはどうやっても、叶わぬ夢だ・・・。
運命と宿命、時雨にとって本当に大切なものは何なのか、ゆずれないものは何なのか?また、銀色の髪と青い目を持つ時雨に隠された謎とは・・・。
この物語は、運命と宿命を乗り越え前向きに生きる忍び達の物語。
※物語の大筋は、時雨(しぐれ)が主人公になりますが、短編、短編で進めていくので、その物語によって主人公が変わります。
※毎回、物語の始めに前回の物語のあらすじを書いていますが、途中から読むと内容が分からない場合もございます。
【主な登場人物】
・時雨→本流の村の長(雲海)の次男、氷雨の双子の弟。本人も知らない謎に包まれた少年。
・氷雨→時雨の双子の兄。人知れず、心に葛藤を抱く悩める少年。
・ホタル→氷雨の許嫁。親が勝手に決めた運命に翻弄される少女。
・一平→清流の村の長(威風)の息子。だれも知らない過去を背負う少年。
・ネネ→一平の許嫁。・・・姉御肌な少女。失った記憶と戦いながらも、一途に一平を思い続ける。
・泡沫(うたかた)→5人の師。戦火の狼と言われた謎多き、甲賀の忍。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-06 09:00:00
462402文字
会話率:52%
底辺国家・魔境隣接領・開拓都市長の三男、ロイ。
あらゆることに問題と改善点とを思案して少しの街歩きと屋敷の書庫に住まう少年。
開拓都市と言う名のモンスターの跋扈する魔境を抑える前線都市。
一代で男爵となり、開拓都市長の父親の職業は将軍。長
男も将軍。次男は戦略家。
男子家族が適性『ジェネラル』
母親は適性『オフィサー』で職業は参謀。
家族全員が上級軍人職だった。
父親の人柄もあり、市民も兵士も笑顔に過ごしていた。
10歳の時にロイは教会で適性職業『クラフター』と告げられ、歯車は狂い始める。
兄たちは『クラフター』でも、書庫に籠る生活をしていたロイの状況から、『発明家』や『兵器職人』などの職業スキルが発現すると言い、父親もロイに対して、一層に勉学に励むように期待して肩を叩き、書庫の本を大幅に増やした。
それから5年。
15歳になり、特別に教会の個室で受けた『祝福』で、ロイに発現した職業スキルが、『夢想家』だった。
教会の聖職者も知らない職業スキルであり、教会本部に問い合わせても、記録に無い職業スキルであることが判明した。
家族は愕然としたが、叱責することは無かったが、市民には『開拓者』と言う存在しない職業スキルが発現した、と公表。
市民の中には、開拓を手伝いたいと申し出る者もいたが、どちらも意味不明な職業スキルであることから、それが露見することを恐れ、教会も職業スキルの確認の為、と言うことで申し出を断る事態に。
しかし、街歩きで市民に広く認知されていたロイの扱いに苦慮し、父親は必要物資を持っての、開拓価値は無いが、危険の少ない地域の独立開拓を命じた。
秘密裏に出立するロイに、長男は追加物資と馬車を、次男は年下の従順なソルジャー適性の奴隷少年を、父親には内緒で用意し、母親に至っては金貨10枚と国境通行許可書を渡し、国外での生活をするように指示してきた。
出立後、今後を思案するロイに、新たなスキルを得る感覚、天啓が頭に通った。
目の前に現れたのは、聖職者の持つ『確認』のスキルでしか見られないはずのステータスが浮かび上がっていた。
『確認』よりも詳細な情報だった。
ロイには職業スキルを新たな職業スキルに変更することを進めるメッセージが表示されていた。
それは、『創造』だった。
ロイは思案しつつ、国境ではなく、開拓の地へと向かうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-06 01:59:26
164555文字
会話率:26%