とある小宇宙に漂う名もなき星の片隅、さらに奥地の奥地にある寂れた村に一人の少年が暮らしていた.
その世界に住まう人々は8歳の春を迎えるまでにある属性の魔法かそうでなければスキルを授かり,それを生活の糧として暮らしていた.
しかし,少年はも
うすぐ8歳の春を迎えるというのに魔法はおろかスキル一つ手にしていなかった.
授かりものを何も手にすることのできなかった者は神に見捨てられた者と呼ばれ,表向きは授けられた者との間に差別されることは無かったが,現実的に日陰者として生きて行くのであった.
見捨てられた者として生きて行く覚悟をしたその少年は少しでも家の役に立とうと,早春の里山に山菜取りに入って行った.
その里山の更に奥には数百年前から少女の怨霊が住み着いているとの噂があった.
そう言った訳で普段から村人は里山の更に奥には立ち入らないようにしていたのだが.
山菜採りに夢中の少年はいつの間にか里山の奥地へ立ち入り,いや,少女の怨霊に呼ばれたかのようにさらに奥へ奥へと誘われて行った.
そして,少年はそこで運命の出会いを果たすのであった.
神に見捨てられた少年が運命的な出会いにより,その将来が大きく書き換えられていくのであった.
今後の展開に期待してください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 20:00:00
821840文字
会話率:16%
【第一章】
2年前、実の兄と姉代わりだった幼馴染が揃って失踪した。高千穂ナオル(直)は慕情とコンプレックスを引きずったまま16歳の春を迎える。心の通わない父親にある決意を告げ、入学式へと向かったナオルは、突如白い靄に包まれ、気が付いたら見知
らぬ森の中に居た。
そこで出会ったマルヴァスと名乗る青年から、自分が異世界からの訪問者、“渡り人”であると聞かされるナオル。
自分の居た世界に帰る為、彼と共に王都へ向かう決心をしたナオルは、最初に訪れた街の宿屋で看板娘のサーシャと知り合い、心を通わせてゆくのだが…………。
過酷な運命に翻弄される少年の、絆と成長を描く冒険ファンタジー開幕。
【第二章】
竜のもたらした暴虐と破壊は、街に甚大な被害と深い傷痕を残した。
心身に受けた悲痛も癒えないまま、ナオルは領主イーグルアイズの要請で、彼の娘メルエットと共に王都へ赴く事となる。
異世界における最初の友マルヴァス、かつて争った相手のローリス、そしてサーシャの弟であるゴブリンのコバも加わり、一行は王都を目指して旅立つ。
無力な少年が大切な人々を守るため、徐々に自らに眠る力を呼び覚ましていく第二章。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 18:40:47
930630文字
会話率:48%
玉華宮の冷宮には、誰も近づけない美しい姫がいた。
母を政争で失った悲しみから、自らの心を氷漬けにした白雪菱。
「触れれば凍える」と噂される彼女の診療を命じられたのは、温かな手技で知られる御医・煖明。
彼は姫の心の奥に、まだ凍っていない
何かを見出す。玉簪に秘められた想いと、冬至の祝宴という運命の日。
氷の城は溶けて春を迎えるのか。心温まる宮廷ラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 15:00:31
11192文字
会話率:54%
侯爵令嬢であるアンネマリーは、十五歳の時の魔力測定で聖女としての力を保有していることが判明し、聖女の力を失わない為にと王太子の婚約者候補を辞退することになる。
王太子を愛していたアンネマリーは反抗するが、同じ婚約者候補だった令嬢が王太子
と口づけをしているのを目の当たりにし、聖女になることを受け入れた。
これは、アンネマリーが長い長い人生の果てに新しい春を迎えるまでの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 16:20:48
4366文字
会話率:34%
「私は、地位や名誉に興味なんてない。
ただ、愛する人と春を迎えたいだけ──」
初雪の降る日、余命宣告を受けた女は春の訪れを待たず死ぬ運命にあった。
しかし、子供を助けようとして車に轢かれ、気がつくと──そこは辺り一面分厚い雪に覆われた、
グランクレストと呼ばれる異世界の辺境地。
女は、その白い大地を治めるグランクレスト辺境伯の妻・アベリアになっていた。
「夫を持つ身でありながら、他の男と密通するなど言語道断。その首、明日にはグランクレストの雪海に沈むものと思え──」
直後、氷よりも冷たい顔をした夫から告げられたのは、死刑宣告!?
私ったら、夫を裏切って不倫していたらしい。
……ちょっと待って、何一つ覚えてないんですけどーー!!!
──冬が永遠に続くこの大地で、半龍半人の辺境伯と勇者の血を継ぐ娘の、春を迎える物語が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 16:04:32
23953文字
会話率:30%
先輩に誘われて参加したボランティアは、一夜だけの少し不思議な清掃活動だった。
春を迎える、その前夜の話。
最終更新:2024-04-30 23:10:09
4374文字
会話率:41%
『――雪解けを探しなさい』
たったそれだけを書き残して、魔女は姿を消した。
消えた魔女や書置きの謎、そして自身の秘密を紐解くため。前向きで真っすぐな雪を呼ぶ少女「エルシー」は、お節介で心配性な世話焼き猫の「アウロラ」と共に、生まれ育った村を
旅立つ。
旅先での様々な出逢いは、みんなの心と彼女の生き方をゆっくり溶かして変えていくのだった。それはまるで、春を迎えるように――。
ふたりが織りなす、雪とファンタジー舞うほっこり温かいメルヘン旅物語!
「たいあっぷキャラクターコンテスト2021」受賞 & 声優朗読動画化作品♪
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超絶素敵なイラストは「ハレのちハレタ」様より
└ Pixiv:https://www.pixiv.net/users/1079498
声優・船戸ゆり絵様による朗読動画も、Youtubeにて公開中!
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https://youtu.be/-ymWI-OtTBE?si=gebAx3Jl4YF_cBvm折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-19 21:36:34
73307文字
会話率:48%
忍便--その名の通り便意を耐え忍ぶ競技--はその年の豊作を祈る神聖な儀式として、毎年欠かさず行われる。
便意を耐え忍ぶという、人として生を受けたのならば一度は経験した事のあるであろう状況。
競技としての忍便は、食物を鱈腹食べて起きた健
全且つ猛烈な便意を神様の前で耐え忍ぶ事を求められる。
豊作への祈り、艱難辛苦を乗り越えるという姿勢。そうした意義の元で紀元前より忍便が行われてきた事は、日本人であるのならばDNAに刻み込まれている程の常識である。
また、忍便をする競技者は毎年の春を迎える時期に、そのような苦難を耐え忍ぶ事により矜持を伴うような位の高い人間の中から無作為に選出される。
そして私の父はその競技に参加する事となり、公衆の面前で早々に脱糞して憤死した。
失敗した父は国恥として、弔われる事もなく。私は親族を含めて、名前を変え、隠れて生きる事を強要されたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-14 19:23:12
3820文字
会話率:3%
春を迎えるころ。
日本のお隣は韓国のソウルでも、人びとが春の到来に心を躍らせる中、ある事件が起きていた。
“連続人さらい事件”――
それも、被害者には“茶会の招待状”が届けられるという奇妙なものであり、その招待状も、花をモチーフに痛
覚を司る神経系や伝達物質などのイラストが描かれるという、悪趣味かつ不気味なものであった。
そんな不穏な香りの漂う案件を、“スタイル”ことカン・ソジュン率いるSPY探偵団が調査する中、神楽坂怪奇探偵コンサルタント事務所に相談することに……
■■ 主な登場人物 ■■
● 神楽坂文(かぐらざか・ふみ)
事務所副所長の肩書を持つ妖狐。
北川景子似の美女の外見にして、性格はクズでキモキャラ。声色は子安武人似。
チートクラスの力を持つも、その妖力はリボ払い式。
● 綾羅木定祐(あやらぎ・ていすけ)
事務所所長の中年男。
人間嫌いで仕事嫌いのダメ人間。
● 上市理可(かみいち・りか)
事務所助手。
武田玲奈似の20代女子。
◆ SPY探偵団メンバー
● カン・ロウン
SPY探偵団団長。丸サングラスをした中年。コードネームは“スタイル”。
● パク・ソユン
モデル体型の美女で、ソウの芸名で兼業モデル。あだ名は“ソウ”、“ジグソウ・プリンセス”。
● ドン・ヨンフォ
黄色とピンクの組み合わせの奇妙なスーツを着た、長身の兼業実業家。あだ名は“フラワーマン”。
● キム・テヤン
中年男で兼業屋台のオヤジ。あだ名は“チジミ屋のおっさん”。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-10 13:16:57
119943文字
会話率:41%
新しく春を迎える〇〇高校の入学式が舞台。しかし突然の銃声と共にヤバい集団に300人の新入生が人質に取られてしまう‼︎そこから始まるサスペンスストーリーです。
最終更新:2023-02-20 01:54:04
8234文字
会話率:43%
アンナ・リシュリルは、妾(めかけ)の子だからという理由で幼い頃から迫害されて生きてきた。
そのせい、28歳になっても未婚。
貴族は20歳前後で結婚するのが当たり前であるなか、『行き遅れ』『売れ残り』などと妹たちから罵られる。
働き先も
なく、妹の嫁いだ屋敷で使用人として馬車馬のように働かされていた。
しかし、そんなある日。
神に選ばれたアンナは、数百年に一度しか現れない奇跡の存在・聖女と判定された。
しかも、『聖女は王子と結婚すること』と国の規定に定められており、アンナは王子の元へ嫁ぐこととなるーーーー。
「どうせ愛のない結婚よ! あたしですら落とせなかった王子が、あんたみたいな穢れた血の売れ残り令嬢に興味あるわけないでしょ」
過去に王子へ好意を寄せていた妹にはこう馬鹿にされ、自分でも愛などありえない白い結婚だと思っていたが…………
あれ、王子の様子がどうもおかしい?
なんで私と目を合わせるだけで頬を真っ赤にしてるの?
え、昔から妹じゃなくて、私のことを見てた?
辛い境遇で育つも、メンタル強めかつ実は美人(自覚なし)な行き遅れ令嬢がついに幸せな春を迎えるお話。
※短編版の続きです。
ざまぁも間接的なものではなく最終的には直接的なものになります。
溺愛も強化版!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-23 20:13:35
101268文字
会話率:29%
アンナ・リシュリルは、妾(めかけ)の子だからという理由で幼い頃から迫害されて生きてきた。
そのせい、28歳になっても未婚。
貴族は20歳前後で結婚するのが当たり前であるなか、『行き遅れ』などと妹たちから罵られていた。
しかし、そんな
ある日。
神に選ばれたアンナは、数百年に一度しか現れない奇跡の存在・聖女となった。
しかも、『聖女は王子と結婚すること』と国の規定に定められており、アンナは王子の元へ嫁ぐこととなるーーーー。
「どうせ愛のない結婚よ! あたしですら落とせなかった王子があんたなんかに興味あるわけないでしょ」
妹にはこう馬鹿にされ、自分でも白い結婚だと思っていたが…………
あれ、王子の様子がどうもおかしい?
なんで私と目を合わせるだけで頬を真っ赤にしてるの?
え、昔から私のことを見てた?
辛い境遇で育つも、メンタル強めかつ実は美人(自覚なし)な行き遅れ令嬢がついに幸せな春を迎えるお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-12 18:10:44
15788文字
会話率:23%
裕福な人々が暮らす「街」。それは富と幸福の象徴であり、ゆとりあるファミリーが暮らす「城」であった。彼はそんな「街」で、ひとり孤独に生きていた。決して不満はない。例え配偶者の姿も見えない怪しい中年の男と奇異の目を向けられたとしても、彼にとって
はそれが彼の人生なのだ。彼を認める人々がいて、彼の青春を凝縮したバイクであって、彼の言葉の代わりに歌うギターがある。それ以上の幸せなど、どうして望むというのだろう。
だがそんな彼の日々は、一人の幼子との出会いから変わってゆく。もし本当に彼女が恋心を抱いていたとして、彼女が青春を迎える頃には老いていく彼はなにをすればよいのだろうか――
※ 本作品は同一題材を扱った複数の中長編からなる作品集です
※ 本作品は途中までカクヨムにて連載していたものです
※ 完結後、「はるかのおはなしのおはなし」にも掲載します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-19 18:00:00
28287文字
会話率:33%
思い出ははあの青空の向こうにあります。
そしてまた春を迎えるのです。
それが青春。
最終更新:2022-07-11 00:30:53
200文字
会話率:0%
「春になったら、紅晴花を見に行こう」
久礼野華燈は、春を迎えるたびに同じ夢をみる。そして、同じ夢をみるたびに涙を流す。
誰かと約束をしている夢だ。
しかし、「誰か」がいるのは分かるが、顔も姿も分からない。何を約束しているのかは分かるが、
声も分からない。
分からないことだらけなのが気持ち悪い。でも、分かることはいくつかある。
約束の相手は穏やかに笑っていて、その人を前にする私は、ひどく悲しくなるのだ。
そして、20回目の春。
約束の相手が誰なのか、判明する。
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設定はある程度定まっているのですが、投稿するのが初めてと言うこともありほぼ見切り発車です。書いている途中で内容がおかしくなる部分もあると思いますがご都合主義ということでよろしくお願いします...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-02 00:21:55
1832文字
会話率:11%
裕福な家に生まれ育った引きこもり気味の少年、天海菜音(アマミナオト)には、果音(カノン)という妹がいた。
彼が高校3年の春を迎える直前、彼の家族と親戚縁者が乗り合わせた飛行機が事故に遭う。その結果、彼の血縁者は彼と妹を残して、そのほとんど
が他界してしまった。
菜音が悲しみに暮れる中、妹の果音は、ひとりで生きると宣言して家を出る。豪邸に残された菜音は、現実を受け入れられずに妹の帰りを待つが、妹がその期待に応えることはなかった。
そして、1週間が経過し、打ちひしがれた彼の前に見知らぬ少女が現れる。
「あんたは今日から私の兄貴になるのよ!」
かくして、天海菜音と妹たちの戦いの日々が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-12 21:00:00
181676文字
会話率:68%
桜に魅了された男は桜に寄り添う。
またひとつ歳を取り、春を迎えると、
またひとつ歳を取り、春を待ち遠しく想う。
最終更新:2021-04-05 12:53:18
2413文字
会話率:11%
私立鈴谷学園(しりつすずたにがくえん)に通う舘野浩平(たてのこうへい)は、二年目の春を迎える。
高校生活に慣れたからか、変わりのない日常が繰り返されることに退屈と閉塞感のようなものを感じていた。
進級して一週間後、クラスメートの森崎美鈴(も
りさきみれい)が浩平に『おせっかい』をかけたことから、彼の高校生活がゆっくりと変わっていくことになる。
そして、浩平は美鈴の友達である望月結花(もちづきゆうか)と出会い、恋に落ち、退屈と閉塞感のようなものが払拭されていくのだった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-21 18:00:00
14189文字
会話率:50%
春を迎えるみんなへ
河川敷でのお話
最終更新:2021-03-20 08:58:51
5066文字
会話率:28%
とあるケーキ屋で見つけたお気に入りのチョコレートケーキ。それに合う飲み物を探し求めて、春を迎える。
最終更新:2021-02-01 14:14:05
1100文字
会話率:0%
冬の訪れと共に森は冬の王女の王国となり、一歩でも足を踏み入れば二度と戻れはしない。
そんな教訓じみたおとぎ話が伝わる街で異変が起こっていた。
春を迎える季節になっても一向に雪が降り止まなかったのだ。
街の大人が自分の子供たちを守るため家
に閉じ込め、何かにつけて安否を気にする中、街に住む一人の少年が夢で冬の王女と出会う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-17 02:00:00
2953文字
会話率:13%