幾千幾万負け続けていればそのココロがぽっきりと折れる、完全に擦り切れてしまうのはしょうがない。
そんな不条理で不幸で哀れで理不尽な役目など誰かに代わって貰いたくなるのは当然だ。
そんな呪いから解放されるには完全なる消滅しか道は無い。
さて、そんな消滅した者の代わりにじゃあその役目を、もしいきなり、何も分からずに背負わされたりすれば?
身代わりにさせられた者の考える最良の道は?
「そりゃもう、絶対に逃げるしか無いよね?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 21:19:06
210704文字
会話率:29%
美しい悪魔グレモリーはとても不機嫌であった、その理由は悪魔大元帥ルシファー様の命により、最近人材不足の陰府(ハデス)に赴き、亡者達の罪を審判する<大罪審査委員会>の委員として日々亡者達の罪状を書面にまとめるという過酷なデスクワークに勤しんで
いたからだ。
そんな仕事内容に不満を抱いていたグレモリーは、これほど地獄(ゲヘナ)に送る亡者の数が多いのは、地上界とやらの秩序が怠慢で、欲望と自己中心型の人間が蔓延しているからだと怒りを覚え、この際だから地上界全てを第2地獄界に変えてしまえば亡者達もここまで来る事は無くなり、オマケに部下の過酷な仕事も激減し、めでたく自分のお役目も終了(これまでの優雅な生活が帰って来る♪)と考え、急ぎ上層部へ長期休暇届を出し、とりあえず傲慢な王が居り、更に紛争も絶えず治安の悪い所から地獄に変えるのが手っ取り早いと考えたグレモリー、こうして意気揚々と魔界と地上界を繋ぐ扉を潜ったのだが、到着先はなんと2025年の平和な東京!…それが悪魔の彼女にとって予想外な生活の始まりだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 21:00:00
9136文字
会話率:49%
主人公の男子高校生は、これまでの人生最良の瞬間に頭上に開いた白く輝く空間に吸い込まれてしまいます。
そこで出会った女神に送り込まれた異世界は、美しい女性しかいない完全な世界。彼はそこで美少女アリスとして、何とか元の世界へ戻ろうと奮闘し
ます。
女神の示した条件は勇者に滅ぼされること。
その世界では世を乱す魔人を斃す役目を勇者が担っています。
ですが、勇者は魔人討伐から手を引きたい様子。
果たしてアリスは魔人となって無事に元の世界に帰れるのでしょうか?
アリスの活躍を読んでみてね! 絶対だよ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 18:41:04
276682文字
会話率:34%
「平和な世界を作る」神様の役目を終え、閉じた瞳をもう一度開いたら━━そこは新世界!?
創造神としての能力はそのままに。
創ったはずの「平和な世界」とは違うけれど、目新しさ満載!
魔物もいっぱい!
美味しいものもたくさん!
抑圧された生活
から解放された、もと神さまは自由気ままに第2の人生を謳歌する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 18:00:00
1216170文字
会話率:5%
帝国の皇女である主人公。帝都の外で育ち、十四歳の時に呼び戻される。帝国の使者としての役目を任されながら、国の重大な秘密にかかわっていくことになり、皇位継承戦に巻き込まれていく。
最終更新:2025-04-17 13:08:55
393181文字
会話率:27%
ともに大学生である流文字読真〈闘書士〉と字通真秀〈封書士〉。読真と真秀は、まだまだ嚙み合わない『闘封』ではあるが、必死に力を合わせて異生物に立ち向かう。
現代日本を襲う異生物と『闘封書』で戦う二人の物語。
闘書士・封書士は、異生物と闘い封殺
することのできる者たちの事を言う。
異生物とは、この世界とは違う次元世界が何かのきっかけで重なってしまったとき、別次元から現れる生物の総称だ。異生物は何をしても「死なない」。人々は古来からこの異生物に悩まされてきた。そして「闘封書」が編み出された。
「書」を以て異生物と闘い、弱らせる役目の「闘書士」。
「書」を以て異生物を封じ、この次元世界から追い出す役目の「封書士」。
この二つの役割の書士たちが、異生物の退治を担ってきているのである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 12:00:00
159092文字
会話率:40%
漫画や小説好きの少年「城山海斗」は、惰性で読み続けていた人気小説「召喚勇者の異世界冒険物語~オレ、世界を救いますのでどうぞよろしく~」の完結巻を読んでゲンナリしていた。
ありきたりなハーレム、主人公無双、テンプレな展開に飽き飽きしていた時だ
った。
突如として異世界に召喚されてしまい、なんと「救世主」として「魔神」を倒して欲しいと言われてしまう。
しかもどこかで見たこと、聞いたことのあるような展開……その世界はなんと、さっきまで読んでいたテンプレハーレム展開のラノベ世界だった。
海斗は、物語の「カイト」として召喚されるが、その役目は「もう一人の勇者リクトが覚醒するためだけに存在するやられ役」であると知っている。だが海斗は死ぬつもりなどない。
海斗は決意する。「原作知識で、ストーリー無視して俺好みのやり方で進めてやる」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 07:00:00
216782文字
会話率:48%
「アリシア、これを読めばいいのだ?」
「ええ。この役目はフレイアが適任なのよ」
「オレにまっかせるのだっ!」
これは、異世界に転生した桐生レイジが学園で寮生活し、美人なエルフと可愛い獣人に好かれ、無自覚ハーレムを築くのだ!
隠し味に、シ
リアスとコメディをちょっぴり入れてるのだ!
「アリシア、これでいいのだ?」
「……まだ続きが残っているわよ」
「本当なのだっ!」
だから、他のサイトでも読めるのだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 04:26:32
48851文字
会話率:48%
“時の子”・“空の子”。
2人が願ったりした時に「時空の扉」と呼ばれる、
この世とは違うその人自身が望む世界へと行ける扉。
この力は、元々危険なもので“桜庭家”で代々厳重に封印されてきた。
大昔、戦争があった。その戦争を止めたとされるのが
“時空の神”だった。これ以降、姿を現さなくなった
“時空の神”。何処へ行ってしまったのか。
現代になり、再び力を宿したとされる双子が現れた。
双子は本来の役目を思い出し進み始めるのか…。
それとも…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 23:27:06
7627文字
会話率:49%
とある酒場に【ナナシ】と呼ばれる道化師がいた。その道化師は明日の日銭を稼ぐため、今日も今日とて多くの人に演奏を届けていく。そんな道化師には素敵な相棒がいた。その名は【ミュウリン】であり、小柄な体形で枝分かれした巻角が特徴の少女だ。
少女
が歌手となり素敵な歌声を届けていくのは日銭を稼ぐためでもあるが、同時に趣味であった。なぜなら、二人とも人々が楽しそうに笑っている光景が好きだから。
しかし、歌声を届ける少女にはとある秘密があった。それが「魔族」という秘密だ。
数年前、魔族と他種族で結成された人類との間で大きな戦争があった。「人魔大戦」と呼ばれるこの世界の命運を決めるような大きな戦いだ。その戦いの結果は人類側に召喚された勇者に魔王が倒されたことによって戦いが終わったが、それが終ろうとも物語は終わりではない。むしろ、続いていくばかりだ。
敗戦した魔族は人類から隠れて生き延びるが、中には弔い合戦を企てようとする魔族もいる。その魔族を排除するための制度を敷いた人類によって、魔族が生き伸びる環境は増々難しくなる。
そんな環境の中、魔族の少女は魔族の象徴たる禍々しい角をそのままに人間社会に溶け込もうと頑張る。その相棒を支援し、より楽しく笑える日々にするのが道化師の役目であった。
そして、道化師は今日も今日とて相棒と一緒に歌越えを届けながら、人類と魔族が手を取り合い本当の意味で「平和」を紡ぐための旅をしていくのだった。
※「喜劇道」と書いて「ハッピーロード」と読みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 23:15:20
590162文字
会話率:33%
怪物がいて当然の寂華の国。そこで人ならざる力を持った少女は日夜怪物を狩っていた。しかし、人間の愚かな策謀によって、彼女は洞窟の中でその命を儚く散らすことになる。
少女の魂は廻り巡って異世界へ。またも、少女の体へと。
伯爵令嬢フェナリ・メイフ
ェアスとしての生を得た少女は、前世のように命令を与えてくる人間を失い、自らの役目を見失う。自分は何をしていけばいいのか。それが分からなくなった彼女に、旧知の仲である『烏』はフェナリ自身の『望み』を見つけるように、と言う。
自分の『望み』とは何なのか。それを模索しながら少女は――異世界でも怪物を狩る!!
ふと気づいたときには、前世では縁のなかったはずの王子と婚約していて……と思ったら破棄され――?! 今世の人生もまた、前世とは違う方向性で、波乱万丈らしいです……!!
※R15は保険です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 21:00:00
283661文字
会話率:37%
『私は殺戮の神、アルコアなり……。私は誰の命令も受けぬ……ただしラズリーちゃんは除く……』
私、ラズリーは聖女である。
私の役目は『女神アルコア様』にお祈りという形で『お願い』し、国に祝福をもたらしてもらうこと。私はアルコア様と直接会話
することができるのだ。そんな力を買われ、恩義もあったから『聖女』として300年もお国に仕えてきた訳。
けれどある日、『女神様は人間に対して皆平等である! 祈ることなど誰にでもできる!!』って言われて国を追放されちゃった。
あーあ、女神様はあんた達の思うような『優しい』神様なんかじゃないのに。ご先祖様の伝承も忘れちゃったあんたたちにもう未来はないよ。
けど、まあいっか。300年も繁栄したんだしもう十分でしょ。
さあて、せっかく自由になったんだしスローライフでも送ろうかな?
うん、アルコア様もスローライフしたいと申しておりますしね!
この作品は、『女神様と唯一会話ができる聖女、『神に祈るなど誰にでもできる!』と神聖帝国を追放される~その女神様、私の言うこと以外聞かない殺戮の神ですけど大丈夫ですか?~』《https://ncode.syosetu.com/n2897jn/》
の連載版です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 20:59:11
150186文字
会話率:35%
私、ラズリーは聖女である。
私の役目は『女神アルコア様』にお祈りという形で『お願い』し、国に祝福をもたらしてもらうこと。私はアルコア様と直接会話することができるのだ。そんな力を買われて『聖女』として300年もお国に仕えてきた訳。
けれど
ある日、『女神様は人間に対して皆平等である! 祈ることなど誰にでもできる!!』って言われて国を追放されちゃった。
あーあ、女神様はあんた達の思うような『優しい』神様なんかじゃないのに。
けど、まあいっか。300年も繁栄したんだしもう十分でしょ。
(残酷な描写を含みます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 18:19:45
5960文字
会話率:30%
無職が転生したらチートボーナスがもらえるって思ってたことが僕にもありました!!!
ついさっきまでやってた超王道RPG~アルティア・クロニクル~
《ERROR: 無効な仮初の未来》
《ERROR: 潜在的な矛盾の発生》
大魔王を倒す寸
前でバグとエラーに塗れた画面。
気づいたらその世界に迷い込んだ28歳童貞ニート。
異世界転生!? いや、これは召喚!?
この見覚えのある容姿、見覚えのある村……って…
「最初の村で焚き火してるモブじゃねーか!!」
目の前にはゲームで主人公で勇者だったエミルと作中最強設定の兄貴ベルギス。
木が豆腐のように刻まれたり、一瞬で回復する下級治癒魔術。
ちくしょう! 普通異世界くるなら俺がそっちだろ!
対する俺はチートもない。ハーレムもできそうにない。
唯一いるのはバキバキツンデレの幼馴染らしい年下の女の子。
物語はどうやら勇者がこの最初の村にいるところかららしい。
チュートリアルじゃん。
《ERROR: 化ãが欠損しています》
《MALFUNCTION: 残留��が未解決のままです》
《INCONSISTENCY:���̃の改変が必要です》
俺の役目は多分エラーを解決する為に色々とフラグを改変していかないといけないっぽいのだが、理由が不明すぎる!
はぁ、もういい。
村人Aなら村人Aらしく生きよう。
テンプレツンデレ幼馴染もいることだし、それなりに楽しくのんびりやれていけそうだ。
とか思ってゆっくりしてたら、村は滅びました。
バッドエンドだろ…これ…。
これは、モブの俺が勇者の裏で人知れず世界を救う物語――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 19:04:14
429360文字
会話率:28%
松崎祐介は父が急激に巨大化する新興ブラック企業を経営する社長の子だったが、父の過酷なノルマで友達の父が自殺して、皆から後ろ指をさされるような扱いを受けて、本当に世の中が嫌になっていた。
そして、ある日、心臓発作を起こしたが父のイメージの
せいか誰も助けてくれずに亡くなった。
彼が意識を取り戻すと、中世ヨーロッパのような転移者がたまに現れる世界のシェーンブルグ伯爵家の双子の姉弟の弟に生まれ変わっていた。
ところが、その世界では転生者は忌避されていた上に、父のシェーンブルグ伯爵が転生者を取り締まる役目をしていた。
転生者は役に立つこともあるが害も多いので、転生者を見つけたら皇国では隔離して軟禁して研究させられるような犯罪者のような扱いをしていた。
そして、祐介の生まれた家は、その取り締まりを一手に任されていたシェーンブルグ伯爵家であった。
そのシェーンブルグ伯爵家は本来は転生者を管理する家として、転生者の技術を独り占めしている事もあり非常に金持ちの伯爵家だけれども皇国の貴族たちからは軽蔑されて軽く見られていた。
姉は可愛らしくて頭が良かったが、性格がやばくて弟の本来は長男であるマクシミリアンを転生者として記憶が戻ったのを、すぐに見ぬき、黙っているかわりに自分の着せ替え人形として女装させて喜ぶようになっていた。
だが、それは父と姉の策略だった。
父は男の娘を生涯の研究テーマにしていたのだ。
そして、同じ<男の娘>を研究する同志として皇帝も参加して、マクシミリアンが冷血と言われる皇太子のフィードリッヒに双子の妹のマグダレーネとして嫁ぐことになった。
果たして、やっていけるのだろうか。
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カクヨムだけで投稿してた作品です。
スマホがぼろくてポケットに入れてる間に画面に触ってしまって、第一部第二章が消える恐怖を味わいました。
バックアップとかの取り方がいろいろと違うために、また消えると怖いので、なろうにも投稿することにしました。
一応、カクヨムのみで投稿したいとやってたのもあるので、カクヨムの三話遅れくらいで投稿します。
すいません。
なろうのシステムって凄いね。
マジで。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 16:24:40
260628文字
会話率:30%
十三歳になったマスキュラーはある日、地球で暮らしていた前世の記憶を取り戻す。
そして彼は自分がいるのが大好きだった冒険RPG『ソード・オブ・ファンタジア』の世界であることを知る。
ゲームの中でマスキュラーは、物理特化の脳筋不遇キャラだった。
アタッカーとして序盤は活躍するくせに、魔法戦がメインになる後半では役割を失っていき、最終的にはストーリーにしか登場しなくなる公式ネタキャラ。
そんなネタキャラのまま一生を終えるなんてあんまりだと思ったが、どうやらこの世界はゲームとは異なる法則で動いているらしい。
それなら物理特化のマスキュラーにも、生きていく術があるかもしれない。
「せっかく大好きな『ソード・オブ・ファンタジア』の世界にやってきたんだ……なんとしてでもこの世界を満喫してやる!」
マスキュラーはこの世界を、圧倒的筋トレとゲーム知識で攻略していく。
物理で道理をねじ曲げ、拳で魔法を打ち破る、物理特化ファンタジー開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 12:00:00
131576文字
会話率:25%
死の大地により異界生物と戦い続ける男――大魔導士アルベルト・バーゲン。彼は孫のメルルとともにデリバリーサービスを利用して優雅な生活を満喫していた。
そんな折、騎士団のドロシー・ヒルトンが彼のもとを訪ねる。ドロシーの目的は高齢である大魔導士
アルベルトの代わりに守人の役目を引き継ぐことであった。
こうして大魔導士アルベルトとメルル、ドロシーの慌ただしい日常が始まった。
目標:週二回更新(最低でも1回)
どこまで続けるか分かりませんが最低限、霧のいいところまでは書く予定です。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-16 12:00:00
15042文字
会話率:68%
ある日、唐突に異世界トリップを体験した香坂御月。彼女はオタク故に順応も早かった。仕方が無いので魔導師として生活中。
本来の世界の知識と言語の自動翻訳という恩恵を駆使して異世界で生きる彼女。ところが現実は厳しかった。
癖があるどころか乙女の夢
をぶち壊す美形連中と異世界人の扱いを知った彼女は痛感する。
「恋愛フラグは立たない、絶対に……!」
……保護された国は天才(=非凡)+異様に綺麗→壮絶なマイナス要素あり、という実力至上主義な国だった。
――これは何の役目もなく異世界に辿り着き、これまでの知識をフル活用して障害を取り除こうとする枯れた女性の物語である。
※基本的に主人公最強です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 07:00:00
3732233文字
会話率:36%
海に囲まれた小さな島《ヒノモト》で、平穏な日々を過ごしていた少年・ミナト。
しかし、突如現れた“煌(こう)”と呼ばれる巨大な異形によって、すべては飲み込まれた。
目を覚ました先は異世界《モトユラ》。
失われた故郷。奪われた日常。
混乱の中
でミナトは、ひとりの少女・シズクと出会う。
彼女は「逝導(ゆきしるべ)」と呼ばれ、煌を“浄化”するため、旅を続けていた。
希望を奪う光と、希望を灯す意志。
その狭間で、少年は問い直す。「生きる」とは何かを――。
命を継ぐ旅の果てに、彼が辿り着く答えとは。
美しくも残酷な異世界叙事詩。
《ミナト》
本作の主人公。ヒノモトという島の神社の跡取りで、かつて神主だった父・カナギリの代わりに祈りを捧げていた。穏やかで思慮深く、周囲の人をよく見ている。
ある日、「煌(こう)」と呼ばれる異変の影響で異世界・モトユラに足を踏み入れることとなり、逝導の少女シズクと出会う。煌の浄化の旅に巻き込まれていく中で、世界の理や命の重さと向き合っていく。
《シズク》
「逝導(ゆきしるべ)」と呼ばれる存在で、煌の浄化を使命とする少女。先代からその役目を継承し、命を代価とした“妖異降ろし”という儀式を通じて、煌を浄化する手段を知っている。
冷静で芯の強い性格だが、仲間への想いを深く抱いており、ミナトに対しても時折、素の優しさを見せる。妖異降ろしには贄が必要であり、それが多くの命を奪うことに葛藤も抱いている。
《カナギリ》
ミナトの父で、かつてヒノモトの神社の神主だった。数年前に神主の座をミナトに譲り、どこかへ姿を消している。ミナトにとっては不思議で掴みどころのない存在だが、幼いころから彼に対して複雑な感情を抱いていた。
ミナトの夢に登場し、彼を煌の視点へと引き込むような謎めいた言葉をかける。
《煌(こう)》
この世界に突如として現れた「存在」。美しく、巨大な龍のような身体を持つ。禍々しくも神々しい光を放つ一方で、人々の命や記憶、土地を破壊する災厄的な存在。
その正体や目的は明かされていないが、「浄化」することによって消すことができるとされている。討滅団などによって物理的な攻撃も試みられているが、根本的な解決には至っていない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 22:06:12
21414文字
会話率:33%
クロイ・シリルはある日、勇者として一人旅に出た。
勇者としての役目……。それは、魔王を倒すということ。
だが、クロイは魔王という存在が、人々を脅かしている理由なのかと。
クロイは真実を知るために、旅に出ることを決意した。
旅の途中、
一人の少女と出逢う。
少女の名は「シエル」。
シエルとの出逢いがきっかけにより、クロイは世界の真実を知り尽くしてしまう。
己の役目を果たすか、それとも己の役目に抗うのか。
───まぁ、どちらにせよ。君には救いがない。選び給え。
君の√〈ルート〉を折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 20:18:11
17873文字
会話率:49%
世界には、避けられない終わりが存在する。
その終わりを退けるのが、「勇者」の役目である。
──あの人は宿命づけられているのだ。
『終わりなき永遠』を。
勇者と呼ばれ、その命を賭して代償を救う使命を背負った魔族の少女ラナ。
その使命を否定し
、ただこの世界で生を全うする事を少女に望む冒険者ヨミエル。
二人の旅はやがて、避けられない終わりへと抗う物語となっていく。
◼️ノベルアップでも投稿しております◼️折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 18:00:35
84572文字
会話率:48%