「この世界には、まだ剣がある」
廃刀令のなかった日本。
帯刀は法の下で管理され、剣を学ぶ高校すら存在する。
父が人を斬った──。
忘れられない事件の真実を探すため、黒江柊弥は剣を手に再び歩き出す。
心の鞘に、もう一度、剣を収めるために。
最終更新:2025-07-16 15:29:09
12048文字
会話率:23%
斬り足りない。
斬るのが好きだった。斬れれば何でもよかった。何でも斬りたかった。
戦争は良かった。斬っても斬っても斬る相手に困らない。問題はその後、戦争が終わっちまったことだ。廃刀令? 馬鹿馬鹿しい。誰にも俺の刀は奪わせない。
丁度いい機会だ。一度、国とやらを斬ってみたかったんだ。
和の国において國墜《くにおとし》と呼ばれた最凶最悪の辻斬り、東堂閃花。
戦火の果てに命を落とした彼は少年の姿となり、異世界で目を覚ます。
魔術や魔物。元の世界では夢物語であった存在を斬るため彼は冒険者を目指すのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 21:27:05
31220文字
会話率:35%
士族の家に生まれた女子高生の岩屋茉穂の勉強部屋には、旧暦仕様のカレンダーが架けられていました。
それは茉穂の細やかな失敗談に起因しているようで…
(※本作品は武 頼庵様御主催の24冬企画『冬の星座(と)の物語』企画と第6回なろうラジオ大賞の
参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 07:10:32
1000文字
会話率:16%
廃刀令が公布される事なく21世紀を迎えた日本において、士族階級の人々は任意で帯刀を選択する事が許されている。
士族の娘である岩屋茉穂は、進学先の高校での登校スタイルに些細な不満を抱えていた。
何故ならば、彼女の進学した高校では大小の二本差し
が校則で禁じられていたからだ…
(本作品は、しいな ここみ様御主催の「500文字小説企画」の参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 17:25:02
500文字
会話率:19%
廃刀令が公布される事なく21世紀を迎えた日本において、士族階級の人々は帯刀するか否かを任意で選択する事が出来た。
若年層を中心に無刀で過ごす士族が増えれば、その反動として保守層が帯刀振興を主張するのもまた必然。
堺県岸和田市の五風高校で六月
に開催された校内演武会も、そうした保守派士族による帯刀振興運動の一環と言えた。
五風高校の新入生である先山千光もまた、旧岸和田藩士の末裔として校内演武会への参加を要請される。
校庭に設けられた特設会場に立った千光は、愛刀を用いた居合術を通じて武士の誇りを再認識するのだった…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-19 09:03:06
3260文字
会話率:21%
剣に生きた令嬢の物語。
剣と共に在ることを望んだ令嬢の物語。
最終更新:2024-04-29 23:51:06
1880文字
会話率:38%
異人により別世界の技術【魔法】が伝来し、その優秀さに取って代わられすっかり剣術が廃れた時代。
廃刀令により刀の所持すら禁忌となったにもかかわらず、未だ剣術の道を志す少年・須川順三は、無能として周囲から蔑みの目を向けられていた。
そんなある
日。
順三は偶然、来日中の要人が暗殺されそうになっている現場に遭遇する。
次々と倒れる護衛の魔法使いたち。
やがて最後に生き残った少女の命も尽き果てる……と思われたその時。
順三は禁忌を破り刀を抜き、『魔法に劣っているはずの』剣術で襲撃者を切り伏せてしまう!
そして救われた少女──異人の姫君・モニカは言う。
「その腕前に惚れ込みました。婿になりませんか?」
「えっ?」
剣術で強さの頂点を目指す順三と、魔法使いたる異人の姫君・モニカ。
出会うはずがなかった二人の婚姻から、国を揺るがす大波乱が幕を開ける!!
※カクヨムにも同タイトルで掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-09 20:00:00
100091文字
会話率:37%
【神風連の乱に参加した男が対峙したのは見覚えのある若い兵士だった・・・。歴史アクション】
■あらすじ
廃刀令や秩禄処分が布告される明治初期、熊本で起きた神風連の乱に参加した一人の侍がいた。
仲間たちとともに熊本城に突入し、陸軍の兵士たちを斬
って回るが、夜が明ける頃になり、陸軍からの反撃を受け、味方は総崩れになった。その中で、物陰に隠れて一人でも多くの敵を殺してやろうとする二見盛久は、若い兵士と対峙することになる。
※400字詰め原稿用紙換算枚数:25枚
※非ラノベ作品です。
※こちらの作品はエブリスタ、カクヨム、小説家になろう、ノベルデイズの各小説サイトにも掲載予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-12 18:00:00
7982文字
会話率:13%
棒振り小六はある日、友から仇討ちへ行くと打ち明けられる。
残される母を想い、助太刀を申し出ることの出来なかった彼は、悔恨を抱えながらも家へと戻る。けれど母は、その話を聞いて小六を叱咤した。
「彼がお前に仇討ちの事を打ち明けたのは、お前に助力
を願いたかったからではありませんか?」
必死に友の元へと駆けた小六だったが、彼は返り討ちに合い、死に絶えた。
時は明治、廃刀令の治世にあり、侍としての在り方に迷う小六が見出すものは? 明治剣客異聞、開幕開幕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-19 21:31:41
14702文字
会話率:21%
鶴瑞葡萄ノ進は弘化3年(1846)から南町奉行所の同心であった。文久4年(1864)36歳の春、18歳の飾り職人我孫子の黎明、20歳の瓦版屋甲府の慎と裏稼業をはじめる。1876年(明治9)までの13年間に50人余りを闇に葬ったが、廃刀令を機
に解散。葡萄ノ進48歳の時であった。19年の時が流れ、日清戦争が終わった1895年、3人は偶然にも再開する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-10 01:59:13
8570文字
会話率:60%
時は明治18年、幕末の時代はとうに過ぎ去り、あの日あの時己が魂である刀を腰に吊り下げ歩いていた士族らは廃刀令により、またあるいは軍人への転職により、姿を消した。
そんな剣の廃れた世の中の、ちっぽけな剣道道場にて。二人はある日衝突した。
一人は桐野利明。その道場にて師範代を勤める老人。
もう一人は小早川匠。その桐野の強さに惹かれた弟子。
その衝突を機に辞めていった匠を、いつか戻ってくるだろうと楽観的考えで見送った桐野。
まさか異世界で勇者になっていたなんて、思っているはずもなく。
それで神から相談されるなんて、予想が付くわけも無かったのだ。
これは最強の力を欲しいがままにした弟子を止めようと奮闘する一人の老人のお話。
その昔、最強と謳われていた剣豪のお話。
9/25から学校再開に伴って書ける時に書いて出します。
友人にバレました。が書きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-03 23:06:45
113576文字
会話率:53%
明治になって、廃刀令が出された。もはや刀を必要としない時代に、その男はまだ刀を打ち続ける。そんな生き方しか男は知らないのだから。
最終更新:2017-05-04 17:15:45
2872文字
会話率:25%
明治初期の、今の高層ビル群の光景からは想像もつかない、新宿の原っぱで行われた果たし合いの様子。
歴史上の出来事などは出てきますが、この果たし合い自体はフィクションです。果たし合いを行う登場人物たちも架空です。
最終更新:2017-02-23 10:17:43
1091文字
会話率:17%